ここでは、 に関する情報を紹介しています。
ちづる家のお彼岸の墓参りの帰りにはいつも温泉に寄ってくる。
枕草子で日本三名泉と言われた榊原の湯と地下でつながっているであろう温泉だ。
私は体を洗わないが、それでもお肌がスベスベになる。
更にサウナで体を絞る。

ここのサウナは小さい。
座れるのは5人ぐらいだ。
この狭い密室に汗まみれのおっさんが無言で集う。
景色も見えずテレビもないのでただ時計を見ている。

サウナの時計は12分計だ。
数字は普通の時計と同じように12まであるが、短針と長針はない。
赤針と黒針というか早針と遅針というか、ともかく同じ長さの針が二本ある。
赤い針が1分で一周すると黒い針が数字一個分進む。
黒い針は12分で一周することになる。


さて、ここからはちょっとわかりにくい説明になるのでよく読むように。
この時計にも『7』という数字がある。
幸いここに表示されているのと同じような字体だ。
つまり、左側に短い縦棒が無く、横棒と斜めの直線だけで構成された『7』だ。

サウナの熱で蒸されてぼんやりこの時計を眺めていてふと考えた。
この『7』の斜め棒、回ってくる針とピッタリ重なるのではないか。
何しろ『7』は最下部にある『6』の次だ。
理屈で行けば『7』を指し示すときの針の傾斜はおよそ60度。
『7』の縦棒もそのぐらいの傾斜ではないのか。

確認できるのは遅くても数十秒後。
1分に一度は赤い針が回ってくる。
3・2・1・ピッタリ!
…だと思う。
でも早すぎて本当にピッタリなのかどうかわからない。

だったらもう一本ゆっくり来る針があるではないか。
黒い針が回ってくるのは遅くても12分以内。
スピードは赤い針の12分の1だ。
さ~~ん・にぃ~い・いぃ~ち・ピーッタリ!

なんだかささやかだが感動があった。
よくぞアラビア数字の七番目をこの形にしたことぞ。
そしてこの数字の形をこのようにデザインしたことぞ。
これこそ奇跡なのではないか。

いや、ただの偶然ではないだろう。
時計職人が何らかの手心を加えたに違いない。
この字体だってもうちょっと丸いのや横長のがあったはずだ。
そこから彼は、ピッタリ合うものをわざわざ選んだのだ。
ひょっとしたら、ピッタリ合うようにわずかながら数字が傾けてあるかもしれない。

そしてもう一つの感動は、
普通の生活の中で、リアルタイムとスローモーションを体験できたことだ。
まるでテレビの科学番組のように、一度見た映像を12分の1のスピードで、
もう一度繰り返して見られたのだ。
そういう体験ができることもあるのだなあ、と感慨を受けた。


ってなことでも考えていないと、
汗まみれのおっさんだらけの密室で黙って座ってはいられないのだ。





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針はオプション
なにやら3月は忙しい。
ちょっと暖かくなって人々が動き出そうとしているのか。
ともかくそのせいで私は疲れている。
だからすぐにホットカーペットで寝てしまう。

まずは仕事面。
年に3度のバーゲンが先週あった。
私は接客するわけではないからそれほど忙しくないと思われがちだが、
実は仕入れる商品がバーゲン価格なので、ドッサリまとめ買いされる。
棚に上げたり、段ボールをつぶしたりでずいぶん時間を奪われる。

次に畑面。
冬野菜が終り、春野菜に移り始める忙しい時期だ。
終わりかけの野菜を処分し、耕して豆を植えた。
引っこ抜いたダイコンの始末にも手がかかる。
寸胴鍋いっぱいおでんを作ったが、残った小ダイコンが玄関で柔らかくなっていた。
きのうシッポを切ってみずに浸けたのが35本もあった。


そして今月はホワイトデーがあった。
お返しを買いに行ったり、それを配りに行ったり、
お返しという名目の飲み会があったりで大変だ。
先日はその飲み会で人間関係がごたごたした。
誰を誘うとか、誰を呼ばないかとかでいろいろもめごとの種になる。

その飲み会に行ったあとスキンヘッド4号が別の飲み会を企画した。
お隣の市の鶏料理店に何度か行ったことがあるのだが、
そこに1号と2号を誘った。
なぜか3号には内緒なのだそうだ。

お隣の市に行くのには電車に乗らなくてはならないので、
休日がいいということになり、昨日を予定していた。
が、4号が予約を取ろうとしたらなんと臨時休業だった。
仕方ないので延期になった。

そしたら1号が、
「じゃあ、焼き肉にでも行くか」
と言い出した。
これは3号には内緒だった。
3号は体が悪いのであまり飲みに誘ってはいけないのだ。

この話を聞いていたのが70過ぎのおじいさんだ。
ワシも行きたいと言い出したのだが、発案者が1号なので勝手に誘うわけにはいかない。
だからどこに行くかは秘密だ。

結局昨日焼き肉に行ったのは私と1号2号とバイトのAりだ。
で、焼き肉のあといつもの居酒屋に行った。
いたのが、3号とおじいさん、あとから来たのが4号だ。
何と気の悪い。

来週の木曜に隣の市の鶏料理に行くことになった。
そういう話が落ち着いたあと、Mえの恋の悩み相談だ。
なぜか私がMえとAりの間にはさまれ、二人に責められる形になった。
そして帰って来てからホットカーペットで寝てしまった。

そんなわけで今日のネタはまとまりが無く文章が雑だ。
今から墓参りだ。
明日は畑を耕す予定。
寝たい。
お金もない。





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長く寝てたい
ゾウは特別な動物だと思う。
たぶん記憶にも残っていないほど小さい時から、ゾウは特別だと脳に刷り込まれてきた。

ともかくゾウに似ている動物が他にいない。
例えばキリンは長い首という特徴を備えているが、全体的にはウマやシカに似ている。
サイやカバはゾウに近いようだが、やはり別物という感じだ。
何しろゾウにはインパクトの強い特徴がいっぱいある。
それをゾウ自身に訊いてみよう。

「ゾウの特徴を言えるゾウ、鼻を上げて」

「ぱお」

「はい、ゾウ田くん」

「鼻が長いです」

「そうですね、他にあるゾウ」

「ぱお」

「はい、ゾウ川さん」

「耳が大きいです」

「それも正解です、他には?」

「ぱお」

「はい、リーダーのゾウ島くん」

「体が大きいです」

「はいそうですね」

このように彼らは特徴の集合体のように特徴がたくさんある。
あまりに特徴が多すぎて些細な特徴は特徴として捉えられていない。
私は以前からもう一つの特徴に気付いていた。
それは、下クチビルがとんがっている、ということだ。
あんなにとんがった下クチビルを持った動物は他にいない。

あのクチビル、本当は鼻のように伸びたかったのではないか。
伸びよう伸びようとして前に出て行ったのだが、残念ながら伸びる素質が無かった。
鼻の方は穴が通っている。
空洞であることが伸びる理由となっているのだ。

なんであれ、下クチビルが鼻のように伸びなくてよかった。
もしそうなっていたら、動物の中で特別になり過ぎて怖くなってしまっただろう。

「みなさん、よかったですね」

「ぱお」


     ※


書くことが無くて、「よし『ゾウ』で書くぞ」と決めて、
やっぱり書くことが無くて、時間が無くなってきて、
こんなざまになりました。
まあ、休日ですから。





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連休はゾウに乗りに
私が書の道に足を踏み入れてからおよそ半月、
というほど大層なものではないが、何回か原稿用紙に筆ペンで字を書いた。
日本語の文字の造形美に打ちのめされ、
というほどわかったつもりにもなってはいないが、
得意な字、苦手な字というのがはっきりしてきた。

だいたい漢字は楽なものだ。
上手に書けるかどうかは別にして、どうしたらいいのか理解できる。
ヘタだった字でも、縦棒が曲がっただとか、間隔に広い狭いができたとか、
はらいが短かったとか、枠に収まらなかったとか、直す手立てがわかりやすい。

画数が多い字はなんとなく上手に見えるのだそうだ。
だから漢字はそこそこうまく見える。
ややこしいのはひらがなだ。
どうしてうまく書けないのかが理解できない。
どこをどうしたら上手な字となるのか謎なのだ。

私はひらがなを三つに分類した。
①なぜか上手に書けるひらがな。
②決して上手に書けないひらがな。
③筆文字なのにかわいくなっちゃうひらがな。

どうしてだろう、最初に書いた時からほれぼれするほどうまく書ける文字がある。
え・か・す・て・ふ、などだ。
なんというか失敗なしにいつでもうまく書けている。
相性がいいという感じだ。

これに引きかえどうしてもうまくならない字がある。
まずは画数の少ない単純な文字だ。
く・し・つ・と・ひ、などだ。
簡単なだけに形をとるのも、大きさのバランスなんかもむずかしい。
どう書けたら正解なのかもわからない。

あと、ち・ら・ろ、の最後が難しい。
シュッと最後のカーブを書くと、必ずおかしな方向に行っている。
これらの字の『つ』の部分が、巻き過ぎたり開き過ぎたり、
大きかったり小さかったりしてしまうのだ。
なんとかして。

れ、もいやだ。
最後のはらいをちょうどいい角度に持って行こうとすると、
二マス目まで伸びていってしまう。
それを直そうと早くカーブさせると貴族の襟足みたいにクルンと巻いてしまうのだ。


そして問題なのが③のかわいくなっちゃう字だ。
お・ぬ・む・ね・は・ほ・な・よ、など一回転のある字がそうなる。
回転がが大きくなってしまって丸文字みたいになってしまうのだ。
それでは書道ではない。

う・こ・の・も・ゆ・り・ん、もそうだ。
冬場のすずめみたいにふっくらして、かわいいイメージをあたえてしまう。
いっそこんな文字ばかりが並んでいるのならいいのだが、
筆文字として上手に書ける字と並ぶと違和感が半端ではない。
漢字との合わせ技もうまく決まらない。

と、列挙してみてわかったのだが、「ゆうこりん」ってうまく名付けたものだなあ。
自然とかわいく丸文字になる字ばかりで構成されているではないか。
ちなみに今日のは時事ネタではありません。





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枠に納まらないし
世の中の男どもがホワイトデーのお返しに四苦八苦している中、
「オレはそんな面倒なことはしたくない」
なんてことを言いだす人もいる。
スキンヘッド1号だ。

彼はこう考えた。
バレンタインデーにチョコをくれたいつもの居酒屋のバイトの子たちを、
お礼にまとめて飲みに連れていこうではないか、と。
それで、3月15日水曜日に焼き鳥屋に行くことになった。


メンバーは1号・2号・私・Mえ・Aり・K子さんだ。
以前、私と1号が二人だけでできたばかりの網焼き屋さんに行ったら、
「みんなで行ったらええんちゃうんかー」
と3号がすねた。

ちなみにこの時は、私が1号を誘ったのだ。
以前焼き肉に連れってもらったことがあって、けっこうな額だったのにおごってくれた。
1号はすぐお金を出してしかもこちらからは受け取ってくれないので気が引ける。
それで私はこの網焼き屋さんに1号を誘いだしたのだ。

なじみの店に行くと顔が利く1号が払ってしまう。
だから、初顔の店に行き、スキを突いて私が支払う段取りだ。
かといってみんなで行って「ワシにまかせとけ」という経済的余裕はない。
だからいつもの居酒屋を待ち合わせ場所にせず、
うまく誘導して二人っきりで行くことに成功した。

それができたばかりで噂になっていた店だったので3号も行きたかったようだ。
私たちが二人でその店に向かっているのを5号が見ていて、
それをいつもの居酒屋でしゃべったので3号にばれた。
で、いつものように主導権が1号だと思って、1号に不満を持ったようだ。

話しがそれたが、そういういきさつがあったので3号も誘ったのだが、
「その日は用事が」と断られた。


数日前、別の常連から電話がかかってきた。
「ホワイトデーどうするの?」
1号が女子たちを焼き肉に連れていくという噂を聞いたそうで、
そんなことまでしなくてはならないかと心配になったのだそうだ。
「私は小さいお菓子を買うだけ」と教えてあげたら安心していた。

逆に心配になったのが1号だ。
14日に来る客来る客が甘いお菓子をぶら下げている。
なんと一緒に焼き鳥に行くはずの私まで。
だって私は、焼き鳥屋に行こうと誘われたが、それがお返しだとは聞いてないのだ。

だからだろうか。
開店から閉店近くまで6人で飲み続けたのに、また1号が全部払ってくれた。
これでまた私はお返しを考えねばならなくなり、
4号が3号抜きで飲みに行く段取りをしている。
ややこしくなりそうだ。






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眠いよ~