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ある日の出来事

ここでは、ある日の出来事 に関する情報を紹介しています。
雨で雨で雨、ちょっと曇りで雨。
天気は毎日変わらないが、気温は蒸し暑かったり涼しかったりと変化する。
それに合わせて増えたり減ったりするのが蚊だ。
今日は涼しいからエアコン入らないとカーテンを閉めずにいたら現れるのが蚊で、
蒸し暑い日になったからカーテンを閉めてエアコンをかけると現れるのが蚊だ。

まったくなんといやなやつなんだろう。
両手が使えない時は目に見える場所にとまり、
休憩時間中は耳の周りと飛び回って睡眠の邪魔をする。
一匹倒したと思ったらすぐに次のやつが派遣され、
いないな、と安心していたらどこかがかゆくなる。

この『かゆい』という感覚は不愉快だ。
これが『痛い』なら、

痛い→自分かわいそう→耐えるしかない→かっこいい

となるが、『かゆい』の方は、

かゆい→腹立つ→掻くと気持ちいい→やめると腹立つ

の繰り返しだ。
本当に不愉快なやつだ。
蚊め!蚊め!蚊め!


だが、本当に蚊はそんなにもいやなやつなのだろうか。

昨日、仕事中に右足むこうずねがかゆくなってきた。
「くそう、蚊に食われたか」と思ってズボンをめくって見てみると、
直径1センチぐらいの範囲が擦り傷のようにまだらになっていた。
膨らんではいないようだが、かゆいのでムヒを塗っておいた。

家に帰ってもかゆいので見てみると、鮮やかな梅干しみたいに真っ赤になっている。
直径は2センチぐらいに広がり、よく見ると2ヵ所にぽつりと傷がある。
2回刺したのか、それとも左右から牙が出てかみつくタイプなのか。
どちらにせよ、こいつは蚊なんかよりはるかに厄介なやつだ。
今朝になっても赤みもかゆみも引いていない。

こいつの正体は見ていない。
しかし、こいつが蚊レベルに発生したらどうなることだろう。
両手が使えない時は腕にとまって左右の牙でガブリ。
休憩時間には耳元を飛びまわり、左右の牙でピアスの穴を開けるようにガブリ。
一匹倒したと思ったら、すぐに次のやつが現れ、左右の牙をカチカチ鳴らしてあざ笑う。
なんと恐ろしい世の中だ。

だから、蚊レベルの被害を出すやつは、蚊レベルの密度でいるというわけだ。
めでたしめでたし、ってなるか!






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日の丸
朝、会社のシャッターを開けていてビックリした。
雨だから半分ぐらいで止めようとスイッチのところでボーっとしていたら、
隅っこに何か黒い生き物がいるではないか。
鳥だ。
どうやら昨夜一晩、シャッターの外側で雨に耐えていたらしい。

朝礼が始まると呼ばれた。

「他に連絡事項はありませんか」

「鳥がいます」

朝礼後、みんなで見に行くといない。
社内に入り、段ボールの影に隠れていた。
フォークリフトで荷物を異動させたりするところだから、奥に入られたら困る。
店長がタオルを敷いた段ボール箱に入れた。


おそらくハトのヒナだろう。
シャッター前のひさしの裏にやってきていたハトはあんなに追っ払っていたのに、
知らぬ間に巣を作り、卵を産んで孵していたいたのだ。
もうすでに親バトに近いサイズになっている。

下にフンが落ちていなかったのでちょっと気が緩んでいたのかもしれない。
だいたいハトは常に「ホホー」と独り言を言っているのでわかるのだが、
繁殖している間は無口でいるものなのだろうか。
ここまで進んでいるとは驚きだ。

数日前に「ピヨピヨ」とか「チュンチュン」系の鳥声が聞こえていたのだが、
お隣の松の木からか、ウチの建物からか判断できなかった。
その後、ひさしの裏のような気がし始めたが、その声でハトではないと思っていた。
しかしこれが犯人だと判明した。
ひさしから「ピヨピヨ」聞こえてくると、同じように箱の中から呼応するのだ。


それにしても困ったものだ。
このままだと死んでしまうだろうし、外に逃がせばあっという間にカラスのエジキだ。
ひさしはかなり高いし、巣から落ちたヒナは戻してはいけないと聞いたことがある。
とはいえ、なにも食べていないし、衰弱しているのではないだろうか。

こっそりのぞいてみたら毛づくろいみたいなことをしていた。
けっこう元気そうに見える。
とりあえず水とエサをやった。
エサは私の『クリーム玄米ブラン』の玄米ブラン部を砕いたものだ。


こいつには何度も驚かされたが、一番驚いたのは夕方の店長の言葉だ。

「貰い手がみつかったよ」

鳥好きの知り合いがいて、話したら欲しいということだそうだ。
定時ごろに来てくれて「もらってもいいの?」と言って連れて行ってくれた。

ひさしの裏にまだいるんだけど、いかがですか。






↑店長の人間関係が気になるけどクリックしてね。




南蛮渡来
ウチの店のお得意様は食べ物関係のお店が多い。
飲食店はもちろん、パン屋さん、ケーキ屋さん、お菓子屋さん、
養鶏所に果樹園まである。
おかげさまで、おすそ分けに預かる機会が多い。
ありがたいありがたい。

店長の奥さんが私のところへやってくるのは、仕事か食べ物を持って来てくれる時だ。
もちろん圧倒的に仕事が多いのだが、食べ物の時はパッと見たらわかる。
伝票を持っていないからだ。
昨日の朝10時過ぎやってきた奥さんは、伝票ではないものを持っていた。


奥さん「こみちゃん、よく来てくれるお客さんなんやけど、○○さんってお店知っとる?」

あ、これは食べ物のパターンだ。
奥さんが持っているレジ袋に入っているのは青黒いシルエットだが何だろう。

奥さん「あそこのスーパーの地元産直コーナーによく出品されているらしいんやけど…」

ああ、そのコーナーなら知っている。
野菜から肉・魚、伊勢うどんや伊勢エビせんべいなどのお土産品まで置いているところだ。

奥さん「そこの人が今日も買い物に来てくれて…」

奥さんは説明が丁寧だ。
おすそ分けの場合はその由来を言わなくてはいけない。
せっかくいただいたものをどこの何か知らずに食べていたのでは失礼だ。

奥さん「そのお店はお餅屋さんで、以前ももらったことがあるんやけど…」

餅、これはありがたい。
10時過ぎといえば、朝食を消化してしまったころだ。
おすそ分けでくれる餅といえば、甘いものだろう。
仕事や腕立て伏せをするためのエネルギーになる。
となると、あの色はなんだろう?

奥さん「でも実は、本業は漬物屋さんだそうで…」

漬物?

奥さん「漬物とかお餅とかいろいろいただいて…」

で?

奥さん「こみちゃんは漬物かなって」

こ み「ありがとうございます~」

いただいたのは瓜の糠漬けだった。
それはありがたいのだけど、まず結論から教えてもらえないだろうか。






↑自分で持ってったバナナを食べたのでクリックしてね。




ウキウキ
私は電話で話すのが大嫌いだ。
しかし、四月以降やたら電話がかかってきたリ、掛けなければならない事態に追い込まれている。

四月の初めに父が入院した。
その原因は完治したのだが、なにしろ高齢なのでリハビリのために転院した。
そして、その病院からの勧めで施設に入所することになった。
この間にどれだけの電話を取ったり掛けたりしたことだろう。

ケアマネジャーさんに二つの病院に施設の方。
介護認定で市役所にも掛けたことがある。
病院からは、看護師さん、ソーシャルワーカーさん、事務員さんとバラバラにかかってくる。
そのうえ、母が一人暮らしみたいになってしまったので毎日安否確認をしている。
あー、もう電話はいやだー。


土曜の午後、畑作業を終えてスマホを見たら、2本の着信があった。
1件は病院からだったのであわてて出た。
なにか書類を出しに行かなければならないようだ。
もう1件は、いつもの居酒屋のオーナーからだ。
この後、いつもの居酒屋に行く予定だから掛けなくてもいいだろう。


シャワーを浴び、サッパリして居酒屋に行く。
カウンターには常連さんが一人だけ。
でも、座敷もカウンターも予約がいっぱいみたいで、女将さんは忙しそうだ。
女将さんとオーナーは夫婦なので、あとで訊いてみよう。

女将さんが話しかけてきた。
ごく普通の世間話だ。

「そうそう、オーナーから電話があったんだけど…」

と言ってみようと思ったのだが、ちょっとまて。
女将さんは私の顔を見てもまったくなにも思い出したような気配がない。
オーナー単独の用事だったのかもしれない。
だとしたら「電話してみて」と言われる可能性がある。
もうちょっと黙っていよう。

後の予約の座敷にお客さんが来始めた。
なんだか女将さんと知り合いのような感じだ。
ははん、何かこれに関連した用事だったのかもしれない。
となると、私が電話を返さなかったことで何かが手遅れになった可能性がある。
電話があったことに気付いてないことにしよう。

来たのはオーナー夫婦の娘さん、その友達グループの集まりだったのだ。
だとしたらオーナーの電話とは関わっていないだろう。
いったい何の電話だったのか。
どちらにせよ、私は畑作業以降スマホを見ていない、ということにしよう。

なんてことをすっかり忘れたころにオーナーがやってきた。
素知らぬフリして「こんばんわ」と挨拶すると、

「電話したけどあんたとこの店がやっとるかどうか聞きたかっただけやから気にせんといて」

だそうだ。






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ヘッドホンじゃない

It

いよいよ扇風機だけで快適に睡眠をとるのが難しくなってきた。
リビングのエアコンが数年ぶりに復活し、その涼しさを知ってしまったからなおさらだ。
まだ梅雨だから灼熱の夜を迎えてはいないけれど、それは突然やってくる。
寝室のエアコンは大丈夫だろうか。

動くかどうか、ではない。
動かした時、毒を吐かないかどうかだ。
数年前からフタが閉まらなくなっているエアコン。
点けたら臭いにおいが部屋中に広がるのではないか。
カビの胞子をまき散らすのではないか。

『今年初めてエアコンを稼働させるとき』の注意をテレビで見た。
カビの胞子や匂いの心配があるから慣らし運転をするといいらしい。
その方法は、部屋中の窓を解放して、フルパワーで数時間動かす。
午前中で雨の止んだ日曜日、ちづるはパーマ屋さんに出かけ、
私の予定は『蝶々殺人事件』の残りを読んでしまうことだ。
なんと慣らし運転にふさわしい午後だ。


ちづるが出かけたので、本を読む前にエアコンを点けておくことにした。
寝室の窓は外にちょっとだけ開く小さな風取り窓が二つだ。
だからシャッターを開けてベランダに出る掃き出しを開けよう。
ここを開けるのはエアコンを稼働させるのに匹敵するほど久しぶりだ。

カーテンとガラス戸を開けると、戸のレールに何か良くなさそうなものが目に入った。
それに気が付かないふりをしてシャッターを開ける。
なにか“縄文”とか“インカ”という単語を思わせるものがベランダに転がり落ちた。
それはちづるが帰ってくるまで放置することにして、
エアコンを点け、自分の部屋で読書を始める。


『蝶々殺人事件』を読み終え、引き続き気持ちよく昼寝をしているとちづるが帰ってきた。
耳レーダーだけを駆使してちづるの動向をさぐっていると、私の部屋に来たようだ。
目を開けてちづるに謎の物体の説明をした。
コンビニの太短い方の納豆巻きぐらいのサイズの土塊で、
オカリナみたいにいくつかの穴が開いている。

「あー、これはトックリバチみたいなものの巣やな」

私もそう思っていた。
ベランダに出てみたらわかったのだが、シャッターとの間、ガラス戸の隅にくっついていたらしい。
それが経年劣化で落下したのだ。
割れたところにはさなぎのヌケガラがいくつか並んでいる。
おそらくこの穴の中にもこんなのがあるのだろう。

写真を撮ろうかと思ったが、気持ち悪いのでやめた。
ちづるに処分するように言われたので、ベランダから草だらけの花壇に捨てた。
慣らし運転は終了。
そこから、ベランダの掃除と窓ふきだ。

ま、その虫がフルパワーで活動中じゃなくてよかったと思おう。






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内装は