言葉遊び

ここでは、言葉遊び に関する情報を紹介しています。
『徹底的』という言葉がある。
「テッテイテキ」と読む。
この言葉はどうも徹底されていないような気がする。
最後の一文字『き』がバランスを損ねているのだ。

『テッテイテキ』の肝はそのリズム感にある。
なにしろ6文字中の3文字が『テ』だ。
しかも残りの3文字のうち2文字が『ッ』と『-』になる。
『イ』は『テ』の伸ばし音で『エ』と発音するのだ。

ここまでをおさらいしよう。
『テッテーテ』
ほうらこんなにリズミカル。
やっぱり『キ』が邪魔をしている。

ならばどうしたらいいか。
『テッテーテ』ほどのグルーヴ感を生かすなら、やっぱ『ケ』を持ってくるべきだ。
ベンチャーズ世代のお父さんならこの案に乗ってくれるだろう。
これから『徹底的』という言葉は『テッテーテケ』ということにしようではないか。


『雰囲気』という言葉がある。
これは「ふんいき」と読むのだが「ふいんき」だと思っている人が多いらしい。
これはそんなにきつく責められることではないように思う。
というのも『雰囲気』という言葉の持つ、茫漠としたあいまいな状態を、
「ふいんき」の方がよく表しているような気がするのだ。

「ふいん」って日本語にない「ぽいん」とか「ひゅわん」って感じがあるではないか。
どことなく、フランス語の『あんにゅい』に通じるイメージがある。
これをどうにか生かせないだろうか。

問題は最後の『き』だ。
『き』は夏のバカンスのプール横のサマーベッドとフルーツジュースのアンニュイ感を、
黒板を5本の爪で引っ掻いて打ち消すようなとんがった力を持っている。
というのも『き』はその語音だけで殺伐としているのだ。

『き』を伸ばせば「キーッ!」というヒステリックなイメージに、
「キッ」とすればにらみつける険悪なイメージになる。
ここは外国語っぽい、しかもあいまい感を持って、
『ふいんてぃ』と読もうではないか。


『のっぴきならない』という言い方がある。
いったい『のっぴき』ってなんだ。
なったりならなかったりするのもなのか。
似た言葉に『にっちもさっちもいかない』というのがある。
『にっち』や『さっち』はコンビっぽいので、互いに違う方向を指し示しているようだ。

それに引きかえ『のっぴき』は相変わらず正体が不明だ。
何しろ『のっぴきなった』状態で聞いたことがない。
「のっぴきならない状態だったがやっとのっぴきなった」とは言わない。

たぶん『き』が悪い。
省略しよう。
『のっぴかない』と言えばいいのだ。
いや、もっと短くできる。
『のぴかぬ』とすればいいではないか。


今日は土曜だが出勤だ。
だから気が立っているのだ。
しかも、ネタが無くてのぴかぬ状態だったのだ。
昨夜テッテーテケに飲んでダウン絵になりそうなふいんてぃなのをこらえているのだ。





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くらべてみよう
私は落語を聴いたりする。
どちらかというと新作より古典が好きだ。
古典といってもその時代は範囲が広い。
古くは江戸時代から、昭和のものでも古典と言われる噺は多い。
どの時代であれ、電気やエンジンや通信のない時代の風景が楽しい。

当時は今と違って、庶民の楽しみも少ない。
落語に登場するのは、芝居(歌舞伎)・相撲・花見・花火・囲碁・将棋ぐらいだ。
こういったジャンルの言葉が現代にも残っている。
つまり、語源となっているのだ。

『ダメ』という言葉がある。
この語源は囲碁だ。
『駄な目』つまり、よくない一手ということだ。
これは私もよく使う。
世間でもよく聞く、当たり前に使われる単語だ。

子供やペットを「ダメよ」なんて優しく叱っているシーンをよく見る。
「あいつの仕事のやり方はダメだ」などと酷評されている人もいる。
経験はないが、女性のこそばいところに触って「ダメ」なんて、
案外ダメでもなさそうな言い方でたしなめたりされる男性もいるらしい。
「ダメ」という言葉はこのように使い勝手がいい。

この「ダメ」が囲碁以前にはなかったのだ。
もし、誰も囲碁というゲームを発明しなかったら、今「ダメ」は使えない。
「ダメ」がない世界なんか考えられるだろうか。
「今日から『ダメ』という言葉を使っちゃダメ」と言われたらどうしたらいいのか。


ちょっと辞書で「だめ」を調べてみた。
①むだ
②してはいけない
小さい方の辞書にはこれだけしかなかった。
いや、もはや「ダメ」の意味はこれだけでは納まりきらないはずだ。

『ダメオヤジ』も『だめんず』もピンクレディの『SOS』の歌詞も使えなくなる。
歌詞といえば演歌には結構「ダメ」が出てくるのではないか。
ホントはもっと効果的なたとえをしたいのだが、
あまりに普通に使われ過ぎて「ダメ」の例が見つからない。

英語で「ダメ」はなんというのだろう。
先ほどの辞書で調べたら「useless」だそうだ。
この辞書はダメだ。
こんな単語聞いたことない。
英語なら「NO!」とか「BAD!」って意味で使われることもあるのではないか。

普段世間から「ダメ」とよく言われている私だが、
こうまで集中的に「ダメ」を使ったことは無かった。
おかげで「ダメ」の意味が理解できなくなってきた気がする。
これがひょっとして『ゲシュタルト崩壊』というやつか。
つまり、頭の中でその言葉の意味がダメになっちゃうというやつだ。






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言葉が通じるか
誰でも好きな部首の一つや二つはあるだろう。
私の予想する一番人気は『しんにょう』だ。
個人的には、今お腹が減っているので『むぎにょう』の方がそそられる。
『ごんべん』は堅苦しいし『くにがまえ』は味気ないし『のぎへん』は意味が解らない。
『サンズイ』にちょっと加工して『ヨンスイ』があったら支持するのだが。

しかし、何でも嫌いなものの方が目につくようになっている。
例えば、虫なんかは怖がっている人ほど早く見つける。
ピーマン嫌いの子供はチャーハンの中の破片でも目ざとく見つけて撤去する。
同じように膨大な文字の中でも不吉なものほど目に入ってくる。
新聞を読んでいて、ふと気づく部首といえば『やまいだれ』だ。

不思議なものだ。
『やまいだれ』は『まだれ』の斜面に何やら2本生えただけの形だ。
それだけでこんなにインパクトを与えるものだろうか。
不吉なもの、よくないものを察知して避けようとする本能だろうか。

だいたい『たれ』族はちょっと特殊な部首だ。
基本に『まだれ』がある。 
『マイワシ』『マダコ』『マカジキ』など、その種の代表を『ま』が表す。
他にそんな部首があるだろうか。
『まへん』『まがんむり』『まがまえ』『まにょう』なんて聞いたことない。

その特殊な種族の中の『やまいだれ』なのだ。
逆に考えると、なぜ『やまいへん』『やまいがんむり』『やまいがまえ』じゃないのか。
『やまいにょう』なんて、ちょっと病院の小さな窓を思い出してふさわしそうではないか。
いかん、私はちょっと『しんにょう』をひいきしすぎているようだ。


そんなわけで『やまいだれ』の漢字を調べてみたくなった。
寝床に広辞苑をどーんと置き、寝る前の読書と洒落こむ。
広辞苑の後ろの方には、画数順の漢字コーナーがあるのだ。

画数の一番少ない『やまいだれ』の漢字は『疔』だ。
なんだろうこれは。
「ちょう」という読み方しかわからない。
もっと進めてみよう。

続いて発見したのが『疚』で「やましい」と読む。
同じ画数の『疝』は『疝気の虫』で使われる字ではないか。
そこから出てくる出てくる。
『やまいだれ』の漢字で湯呑が作れそうなほどたくさんある。
つまりそれほどまでに、体の具合は人の心配の種だったのだ。

んでまた『やまいだれ』の漢字は、当たり前だが訓読みのえぐいものが多い。
今では使わないような言葉もいっぱいある。
ちょっと紹介もしにくい。
だって病気だもの。

画数が多くなってくるとすごい字がある。
ああ、うわあ、ひぃ。
ワシ、なんでこんなことしているのだろう。





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アレはヒゲだろうね
暑い。
「暑いというから暑いんだ」
なんて言うことを言う人がいるが、言わなくて涼しくなるならいつまででも黙っていよう。
でも、黙っていても暑いのだ。

だから私は「暑い暑い」というのだが、
確かに他人が「暑い暑い」と言っているのを見るのは暑苦しい。
よし「暑い」に似た言葉で涼し気な意味の単語を探そう。
私以外の人は「暑い」の代わりにそれを言えばいい。
ちなみにここまでで「暑い」が入っていないのは1行だけだ。


『夏い』
まったく意図したことが成されていない。
「暑い」と同義語といってもいいだろう。
アホか、ワシ。

『脱衣』
服を脱ぐのだから涼しそうなものだが、脱衣所を思い出してしまって涼しくない。
洗剤と汗とカビの混じった匂いがして、足の裏がべとべとしそうだ。

『殺意』
ある意味涼しげではあるが、自分が持っていたら熱くなるし、
誰かに持たれていたらうっとうしい。

『松井』
ヒデキの方なら“日照り”を思い出して暑いし、
カズオの方なら“アツイアツオ”と脳内変換されてしまう。
可愛らしくて涼し気な松井はあまり知らない。

『あんちん』
確か清姫にすごく熱い目に遭わされたのではなかったか。
字を調べるのが暑い。

『アンニュイ』
フランス語だと思うが、日本語でどういえばいいのかわからない。
調べるのが暑い。

『アデュー』
何語のどういう意味かわからない。
調べるのが暑い。

『What`s Doing』
どういう意味か分からないが、こんなことを訊いてくるやつは、
ヒゲまみれでビア樽みたいなカナダ人に決まっている。

『スカイツリー』
見上げれば太陽がある。
暑い。

『ギャツビー』
語感が暑い。

『パツキン』
熱くなってしまう。

『熊注意』
毛皮が暑い。

『パーツ入り』
必ず失くしてイライラする。

『オチ無い』
さぶい。


調べたら、去年は『蒸し暑い』でこんなことをやっている。
もっとさかのぼったら、今日のと同じことをやっているような気がしてきた。
みんなが「調べるのが暑い」と思ってくれますように。





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くっつくのも暑い
先日の手抜き記事でイラストに大きくひらがなを書いた。
『書いた』と書いたが、この字は当然筆書きしたものではない。
他の絵と同じように輪郭線を描き、『塗る』機能で内側を黒くしたものだ。
だから本当は『描く』の方が正しいのだと思う。

以前ならそんなことを考えもしなかっただろう。
文章を手書きしていたら、なんでもかんでも『書く』で済ませていたはずだ。
ところが、パソコンで文章を書くようになって、漢字をオススメされるようになった。
「こっちの字じゃないの?」とパソコンがいろんな漢字を見せてくるのだ。

これでずいぶん迷うようになった。
例えば『はく』
靴だと『履く』だが、ズボンだと『穿く』だ。
『履く』は履物とか上履きという単語でなじみがあったのだが、
『穿く』は『うがつ』ではないか。
違和感があり過ぎてなかなか使えない。


同じように悩んでいるのが『みる』だ。
できることならなんでもかんでも『見る』で済ませたい。
映画は観て、視察に行ったら視て、患者さんは診て、病人は看る。

そこでふと思ったのだが、夢はどの『みる』なのだろう。
答えは簡単に分かった。
今いくつかの『みる』を打ち込んだとき、変換の標準辞書ってやつで、
『見る』の例の筆頭が『夢を見る』だった。

夢の中ではそれが現実だと感じているのだから『見る』でいいのだろう。
だが、もし夢の中で「あ、これは夢だな」と気づいたとしたら、
それは、脳が創造した作りものだ。
『観る』と表現してもいいのではないか。

そういえば、最近流行りのバーチャルな映像。
なんかジェットコースターと一緒になってビックリするようなやつ。
アレも、その世界にいるように感じているのだから、
作りものであったとしても『見る』ってことなのだろうか。
なんでもいいけど、一度診ている夢を見てみたい。


あ、今「見てみたい」と書いてしまった。
「見てみる」の後半の『みる』は何なのだろう。
この場合、意味的には試してみる、みたいなことだから『試る』とでも書くか。
あるいは、経験してみるっていう意味で『験る』とするか。

あっ、2行前で『試してみる、みたいな』って書いてしまった。
これを私の説に当てはめると、
『試して試る、試たいな』
ってことになってしまうのではないか。

あーめんどくさい。
音読では「みる、みたいな」なのに、
「ためす」と打って「す」を消して「る」を打って、
「ためす」と打って「す」を消して「たいな」を売っている。
あー、間違えた、売っているではなくて打っているなのにギャーもうやめやー!





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診ているんじゃないよ