だいたい判明するのは軌道修正できなくなった後なのだ。
めんつゆが一人前しかないことに気づいたのは、
そうめんを8束もお湯に投入してからのことだ。
今からお手製そうめんつゆを煮始めたら、
めんつゆが冷えるまでに、そうめんが冷やしにゅうめんになってしまう。
私は「ざるそばつゆ」や「ひやむぎつゆ」より「そうめんつゆ」が好きだ。
なので、いろんなことに使ってしまう。
玉子焼きの味付けにしたり、おひたしにかけたり、
焼きナスをひたしたり、ニラたまに利用したりする。
したりする、と書いたが、したりしなければちょうど良かったはずだ。
ボーリング大会の商品でもらった20束のそうめんに。
おとついオープンしたスーパーに、きのう行ってみた。
混雑は嫌いなので目視確認だけにしようと思っていたのだが、
雨のせいか、案外すいていたのでかごを持って入った。
お店のレベルを知るためには、いくつかチェックしなければならない。
お惣菜の鶏のから揚げとカツオのたたきを買った。
二日酔いは日暮れまで、とはよく言ったものだ。
おっと、カツオを買ったらニンニクを忘れちゃいけない。
なんと、一個298円もする。
中国産はいっぱい入ってて安いけど、そこはやっぱり青森産。
おつとめ品の198円のにしよう。
家に帰ってカツオを切って皿に盛りつけ、
ニンニクをむいてみたら・・・あ、芽が出てる。
でもだいじょうぶ、
こんなときのために瓶詰めのおろしニンニクが常備されているのだ。
と、ここまできて、ハタと気がついた。
ショウガがない~
私が高校生のときのことだ。
夕食は焼肉だと告知されていた。
なにしろ、ニクニクギラギラ世代真っ盛り。
気分はひゃっほうだった。
そろそろ始めるぜ、というころに母が、
「あ、焼肉のたれがない」
出してきたビンには、底にとごりがあるぐらい。
コンビニもない時代、近所のお店はすぐ閉まる。
気分はもう焼肉だ。
塩コショウや醤油やケチャップ味では納得できない。
すると母がこう言った。
「ビンに書いてある材料を混ぜたら、焼肉のたれができるやろ」
もう食べたい一心だ。
タマネギやらショウガやらリンゴやらをすりおろし、
ゴマやらみりんやら醤油やらを混ぜていく。
分量がわからないので味を見ながらの作業だ。
ボールに結構な量ができてきたころ、母が言った。
「あ、レモンがない」
レモンなんてウチにあったためしはないのだ。
料理長の判断は早かった。
「酢を入れよう」
そしてその日、妙な肉料理を食べたとさ。

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でも、そのこみサンのお母様がまた抜群じゃないですか!
私だったら、あれあこれ混ぜているうちに、買って帰ってきてる気が。
先日手巻き寿司の具を揃え、さてご飯炊けた!
あ・・・お酢使い切ってたんだ。(没)