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南の国から居酒屋へ

ここでは、南の国から居酒屋へ に関する情報を紹介しています。
きのうはおでんが恋しくて飲みに行ってしまった。
その店には、おでん以外にもおっさんをとりこにするアイテムがある。
そう、看板娘だ。
女将さんの孫娘、小学一年生のみーちゃんはまさにみんなのアイドルだ。

ランドセルを座敷に放り出しては女将さんに怒られ、
お店でシャボン玉をしては怒られ、
気に入らないことがあってふてくされては怒られている。
店の二階の自宅に行くときには、ちゃんとあかんベーをしてくれるし、
お客が私一人の時には、折り紙を教えてくれるし、
最近流行のなぞのおもちゃの説明もしてくれる。

そのみーちゃんが、今日はお店に顔を見せない。
女将さんによると、長女一家が帰省しているのだそうだ。
あらまあ、一人娘だと思っていたお姉さんは次女だったのか。

みーちゃんのいとこは、7歳5歳4歳の男の子と2歳の女の子。
今回一緒にこられなかったが、お父さんはオーストラリア人。
つまり、ハーフだ、ハーフ。
女将さんの長女さんはオーストラリアに留学し、
そのまま向こうで結婚してしまったのだと。

そこへおっさん二人組の常連さんがやってきて、
二階のこどもたちを店に呼んだ。
酔っ払ってた私は一気にハイテンション。
だってその子達は、ノーヒトミシリの外人なんだもん。

女将さんの話によると、日本語はある程度わかるらしいのだが、
話すことはできないらしい。
外人とも子供とも接する機会の少ない私。
ご機嫌を伺う唯一の手段が「なにかあげる」だった。

そのこどもの集団の中に、偶然にも顔見知りのみーちゃんがいたので、
そら、おるわいな、
「ほれほれ、みーちゃん、飴ちゃんあげよ」
と、袋ごとあげてしまった。

あげるときに、
「プリーズギブミー飴ちゃん」
などと訳のわからんことを言ってしまって、
横にいた常連のおっさんに、
「飴ちゃんはキャンデーや」
と指摘されて、おおそうであったなどとすっかりパニックだ。

やがてみんな二階に引き上げていったが、
4歳の男の子が居残って、私の後ろの座敷に座ってゲームをしている。
私といえば、ハイテンションで酔っ払いでパニック状態。
「あーうードゥーユーなにしとんの?」
ちゃんと語尾は上げた。

なんらかの返事はもらったが、あいにく私にはわからない。
そのとき、懐に小風呂敷があることを思い出した。
買い物をしてエコバッグを忘れた時のために持っていたものだ。

「これあげよ」
するとその子がにっこり笑って何か言った。
たぶん「これなに?」的なことなのだと思う。
それがまたベリーデリシャスかわいいのだ。
なので、
「ディスイズジャパニーズフロシキ」
と説明してあげた。

「フロシキ?」
彼は確かにそう言った。
人生で初めて英語が通じた瞬間だ。
もはや私は浮かれまくり。
彼のゲーム機を指差して、
「イッツつつんでキュッ」

なんと、想いは通じるものだ。
彼は、
「アリガト」
と言って二階に上がっていった。
その余韻だけでもう一本飲めそうな気分だった。

しばらくすると、お兄ちゃんが降りてきた。
私のカバンを突っついて何か言っている。
弟に話を聞いたのか、何かほしいと言っているようだ。
何かあげるようなものがあっただろうか。

この小さくたためるエコバッグは?
「NO」
私が昼休みに包まっているインド風の布は?
「NO」
指先の開いた手袋は?
「NO」

そうか、あの風呂敷は唐草模様のリバーシブル。
和風テイストがウケたのかも知れない。
でも、もうなにもないよ~。

すると彼は、欧米特有のオーバージェスチャーで、
ため息をつき肩を落とすと、
「お~ぅ、なんだい、がっかりだよ」
とあからさまに落胆して去って行った。

まさかこんなシチュエーションに出くわそうとは。
これからはカバンにこけしでも入れておこう。




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コメント
この記事へのコメント
さりげなく「ベリーデリシャスかわいい」って!
食べちゃだめよ~(笑)
いやー、それにしてもそれは可愛い光景だったでしょうねえ(*´∀`)
「イッツつつんでキュッ」がツボにはまりました。
2007/12/06(木) 01:24 | URL | みみ #-[ 編集]
あははは
金髪やん!
...(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!

2007/12/06(木) 12:50 | URL | のん太 #bzMoh9KQ[ 編集]
~だけど
弟に聞いてみたら演算の計算式に使う記号?らしいどすえ。
そこまで聞いて落ちましたけど・・・。
どっちみちワケわかんないし。
英語は任せてね。専門なので、ホッホッホ!・・・で今どきこけし・・・。
2007/12/06(木) 13:24 | URL | STマコト #-[ 編集]
みみさん>
いや~、デリシャスでした~
ず~っとニコニコしてて、
私の言うことにいちいち反応してくれるんです。
あの子が風呂敷包み持ってる姿がみたかったなあ。

のん太さん>
ちょっと染めてみましたの。
バックが薄い色だと目立たないので、
思い切って派手にしました。
今度はパーマをかけてみたいなあ。
4本に。

STマコトさん>
『エンザンノケイサンシキ』???
多分私の住む三重県にはない言葉ですね。
しかし、弟さんは数学で、マコトさんは英語が専門なんてどんな一家なんでしょう。
ああ、あの時あの居酒屋にマコトさんがいてくれたら、もっと意思の疎通ができたのになあ。
2007/12/07(金) 00:00 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
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