そうそう、最初は「休日の午後に観る映画があればいいのに」って話だった。
録画しておいてある映画は、外国の泣けるタイプのがひとつだけになってしまっていた。
休日に観る、となったらやっぱり何本かある中から選びたいものだ。
録画してDVDに焼いた映画はたくさんあるのだが、ここんとこDVDデッキが調子悪い。
新しいDVDを買うか、ってところから、映画館に行こうということになった。
むかし市内にあった映画館はことごとく姿を消した。
今、映画を観ようと思ったら郊外のショッピングセンターに行くしかない。
仕事が終わってからのレイトショーだとちょっと安かったりする。
さて、今はどんな映画がやっているのだろう。
ちづると話し合った結果、「やっぱりコレは観ておかねばならんだろう」となったのが、
宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』だ。
宣伝をしないという方針になったため、どんな映画なのかはさっぱりわからない。
でもまあ、ジブリはたいてい観てきているのでこれに決まった。
もうそろそろ空いてきていることだろう。
調べたら最後は9時40分からだ。
会社から帰ってシャワーを浴び、夕食にレトルトのカレーを食べ、テレビを観る。
『チコちゃんに叱られる』が終わったのが8時45分だ。
それから出発して充分間に合う。
駐車場にはかなりの車が並んでいた。
なにしろ8つもホールがあって、いろんな映画をやっているのだ。
会場に着くと、なんとポップコーン売り場には行列ができているではないか。
若いっていいなあ。
私ぐらいになると、途中でトイレに行きたくならないように水分は控えねばならない。
映画の始まる10分前にトイレに行って指定席に座る。
『君たちはどう生きるか』は一番小さいホールだった。
7列しかないので、一番後ろの席の真ん中に席を取ってある。
前の席のど真ん中に、毛髪のさびしくなったおっさんが一人で座っていた。
予告編や企業の宣伝が始まる。
ギリギリになって、私たちの列の端っこに働き盛りぐらいの女性が一人で来て座った。
観覧者4人で映画は始まった。
映画が終わって駐車場に行くと、もう車は数台しかない。
始まる時間が遅い上に長い映画だったから私たちが最後だったらしい。
帰宅してすぐに寝た。
翌日は畑に行かねばならない。
この「夕食はカレーだけ」というスタイルを続けた方がいいように思う。

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