この土曜日は『掃除の日』で出勤だった。
目的が掃除なので店は開けず、倉庫のシャッターも閉めたままでコソコソ作業する。
朝礼には社長が参加し、
「不要なもの、良くない在庫はどんどん処分してもらいたい。判断は任せる」
とのことだった。
私はまず、前日に施した雨対策を解除する。
小柄子ちゃんがぞうきんを干したいというので裏の窓枠にロープを張る。
それから自分の使っている機械をきれいにする。
倉庫の床を掃く。
店のガラスを水拭きする。
さて、この後どうしたものか。
何もすることが無かったら店の手伝いに行かなくてはならない。
あちらでは値上げのための値札の付け替えが行われているのだ。
あれはとんでもなくめんどくさいのでやりたくない、のだが他にすることもない。
仕方がないので店に顔を出す。
値札の付け替えはしなくてもよかった。
その代わりに、店長がしていた床の拭き掃除を手伝うことになった。
うえ~ん、低い位置の作業は辛いよう。
床掃除が終わり、昼休みを終えた後、小柄子ちゃんに仕事を依頼された。
長一貫袋の処分だ。
これはずいぶん昔、ひじき業者さんが使っていたクラフト紙の大きな袋だ。
機械で貼ることができないので、その技術のある内職さんに頼んでいた。
それが今やその業者さんも内職さんも引退してしまって、ものだけが残っているのだ。
捨ててしまえば早いのだが、やはり内職代も払っているのだから安くてもいいから売りたいという。
とはいえ『長一貫袋』では誰にも通じないから、何か商品名を考えなくてはいけない。
私はきれいなのを10枚ずつ三つ折りにして帯をかけ、一枚の袋に入るだけ詰め込んだ。
そしてポップを貼る。
『断捨離用 そのまま捨てちゃえ袋 10枚100円+税』
この袋、底が30センチ角で深さが40センチもあって自立するのでゴミ箱のように使える。
いらないものをどんどん放り込んで、溜ったらそのまま捨ててしまえばいい。
断捨離をするような人はそんなもの買わないのではないかと思うかもしれないが、
断捨離をしなければならないようになるような人は、
断捨離に便利なものが売っていたら「あ、これいい」と買ってしまうに違いない。
検品ではねたちょっと汚れたやつは私がもらっていこう。
夏野菜の収穫に使えそうな感じだし、
断捨離にも使えるではないか。

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