この日初めてやってきた。
今までのは花粉症じゃなかったのだ。
そうそう、目の痒さも鼻水の量もくしゃみの回数も、ピーク時はこうだった。
目の周りと鼻の下は摩擦で痛くなり、耳の奥の脳みそまで痒い。
もう花粉ブロックのスプレーでは無理だ、薬を飲まなくては。
夕方、顔を洗って鼻をかんでマスクをして実家に向かう。
玄関に食卓の椅子があり、奥で母が膝が痛くて「行かなならんとこに行けない」と嘆いていた。
『行かなならんとこ』とはどこかと問うと「行かなならんとこ」だというので、
「今日は行かなならんとこはないよ」となだめると「ああよかった」と落ち着いてくれた。
膝が痛かったら椅子を運ばない方がいいと思うのだが。
こんな感じだったのでドキドキしたが、この日の母は素直に早く寝てくれた。
なにしろ『プレバト』の日だからありがたい。
帰宅してカツオのたたきとゴーヤチャンプルで一杯やりながら俳句の査定を観る。
そのあとのニュースを見ながらウトウトして、12時過ぎに風呂に入って寝た。
寝る前には2021年が使用期限の花粉症の薬を飲んだ。
朝5時、ふとんの中で両足をつま先までピンと伸ばす伸びをした、というのは無意識化のことだ。
なんで無意識なのにそんなことがわかるとかというと、次の瞬間に左足が攣ったからだ。
それもつま先ではなくふくらはぎ。
思わず「いたたたた」と叫んでしまったが、ちづるは居間で寝てしまったのかいない。
こんな時は足首を伸ばすのか曲げるのか。
ここで無意識化のことを思い出す。
伸ばしてなったのだから曲げなくては。
それでちょっと楽になったかと思ったら、今度は太もも内側だ。
こちらはふくらはぎほど痛くはないがどの体制になったら楽なのかわからない。
最終的にベッドの縁に座って時計を見たら、5時過ぎだったのだ。
こんなキョーレツなのは久しぶりで、今もちょっと足を引きずっている。
さて、なにが悪かったのでしょう。
1、古い花粉症の薬
2、母の膝の呪い
3、かつお、あるいはニンニクの摂りすぎ

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今日の記事で一番共感できた文章は「耳の奥の脳みそまで痒い」でしたわ。