先日、母が駄々をこねてなかなか寝なかった日以来、食後の行動を考え直してみた。
おそらくこたつの椅子に座ってしまうと、寒いところへ出ていきたくないのだ。
テレビに執着はないようなので、そのまま食卓に居てもらった方がいい。
この作戦は功を奏したようで、あれ以来三日連続寝かしつけに成功している。
夕食は私の方が早く食べ終わる。
母がまだ食べている間に、お惣菜のプラ容器や鍋など少しずつ洗い物を始める。
母が食べ終わったらまとめて食器を洗う。
以前ならこのあと「こたつでテレビでも見よか」と誘ったのだが、あれが良くなかった。
私が誘わなければ母はそこにそのまま座っている。
洗い物のほか、翌日の米を研いだり、ゴミを集めたり、灯油を入れたり、
いろいろやることの合間に母に声をかけて、そこから逃がさないように気を付けている。
時々隣の席に座って、いかにトイレに行くことが大切か説いたりする。
母は足がむくんでいるのでたくさん水分を摂ってたくさん尿を出した方がいいのだ。
飲んでいる薬には利尿作用のあるものも含まれている。
7時を過ぎたら話題を睡眠の方にもっていく。
「お腹がふくれて暖かいから眠くなってきたわあ」
と、半あくびの感じで言うと、母もつられて、
「ホントやねえ」
となってくる。
7時半が近くなると作戦を開始する。
まずはお湯で絞ったタオルで顔を拭いてもらう。
これでさっぱりして動きやすくなったところで、台所の流しまで来てもらう。
うがいをしてもらうためだ。
母の席からほんの数歩だから、これは案外素直に応じてくれる。
立ってしまえばこっちのもの。
そのまま歩行器でトイレに誘導し、着替えさせて寝室だ。
寝室に入ったらベッドに座るしかない。
そしたら横になる方が楽だし、毛布と布団をかけて、明かりを消して出来上がり。
これでだいたいちょうど8時になる。
8時に寝ると、たいてい朝まで寝てくれる。
ただし、それだけ寝ていると濡れている可能性が高い。
が、昨日はなんと自分で着替えてくれていた。
紙パンツもちゃんと新しいのに替えて、用意しておいたパッチとパジャマを穿いていた。
が、まさかそんなにちゃんと着替えると思ってなかったので、上を用意してなかった。
母は濡れたシャツを脱いで、素肌にパジャマを着、その上にベストと上着、
その上にベストとベストとベストを重ね着していた。
ちなみにここで言うベストとは、すべて中に着るものではない。
おそらく寒かったのだろう、ハンガーに掛けてあったのを軒並み着たのだ。
ま、自分でできたのだからほめてやろう。
これを脱がすときとても嫌がったが。

↑出勤するとリズムが壊れそうでクリックしてね。
スポンサーサイト
この調子で進みますように。