仕事がとても忙しい日だった。
その上、自分で余計な仕事を作ってしまった日だった。
終わってからスーパーで買い物をして実家に行った。
ボイラーの音がうるさいと思ったら、お風呂のお湯がザーザーあふれていた。
お風呂にお湯を溜めながら、そのお湯を洗濯機に移すポンプが突っ込んであった。
ごはんがなかったときのことを考えて、5個入りのいなりずしを買って行ったのだが、
炊飯器にはまだごはんが保温されていた。
土曜に行ったとき大量に炊かれていたのがまだ残っているのだ。
とりあえず、インスタントの吸い物と、牛肉とハクサイの煮物を作って、
いなりずしをいただくことにした。
3個目のいなりずしを私に譲った母が「ごはんを食べる」と言い出した。
牛とハクサイの煮物をおかずにしたくなったのだろう。
母が勧めるので私も少し食べることにした。
炊飯器には軽く一膳分のごはんが残った。
私はこう考えた。
このごはんは私が食べてしまった方がいいのではないか。
明日これを母が食べたら、また母が炊くことになる。
今日のうちに片づけて、新しいごはんを適量私が炊いていった方がいい。
で、私は帰宅してから何も食べず、めでたく50回目の休肝日にすればいいのだ。
疲れて帰宅した。
ちょうど8時でテレビの番組が切り替わったが、あまり観たい番組がない。
何か録画してある番組を消費しようということになった。
こういう時は、何も考えず、ぼーっと観られるものがいい。
『孤独のグルメ』の再放送を録画したものを選んだ。
ご存じこの番組は、ドラマ仕立てではあるが、主人公がうまそうにモノを食うだけだ。
この日選ばれた店は、大皿料理の並ぶ定食屋だった。
注文したのはおかずを大皿から3つえらぶ三品定食。
鴨と青菜のマリネ、ぶりダイコン、ナス味噌、それと単品でコロッケをプラスした。
それをとてもうまそうに食う。
みそ汁は具沢山、ごはんは一回おかわり無料。
なんだか腹が減ってきた。
なんだか勢い付いてしまって、もう一本観ることにした。
選ばれたお店は鰻屋。
まずはホロホロ鳥の刺身、焼き鳥2種、スープ。
遅れて出てきたのがウナギのオムレツで、締めにうな丼だ。
この主人公は下戸という設定なのだが、隣の席のおやじが酒を飲んでいる。
つまみは焼き鳥からウナギの白焼きだ。
ああもうたまらん。
ちづると協議の結果、9時を大幅に過ぎているが、一杯飲むことにした。
アジを焼き、ハムカツを温め、作り置きのダイコン葉の炒め煮を出す。
日本酒がないのが悔しいところだ。
こうして50回目の休肝日はまたもや延期となった。
そして、健康診断は明日。

↑最後のコーナーで原作者が煮卵と焼き豚食ってたのは腹立つクリックしてね。
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