3月に産休だったお肌ツル子ちゃんが復帰し、前店長と奥さんが退社。
店長の席に社長が座るようになる。
本社には大阪で修業をしていた社長の息子さんと、
あちらで捕まえてきた若奥さんが入社。
研修の後、夏ごろ奥さんが私のいる店舗にやってきた。
『社長の息子さんの若奥さん』と呼ぶのは長いので、ここでは『U子さん』とする。
整頓すると、今私の職場である店舗にいるのは、
店長代理のN岡と、小柄子ちゃん、お肌ツル子ちゃん、ED子さん、U子さん、
そして私の6人だ。
社長は席を作ったもののあまりここには来ない。
この仕組みは暫定的なものだ。
前店長の後を継いでいろいろ覚えたN岡だが、
それを社長の息子さんが受け継いで、N岡は本社に戻るということになった。
もともとN岡は本社で私と同じように機械を使っていたのだが、
彼がこちらに来てから本社はとても忙しいらしい。
で、今月から社長の息子さんが、午後からこちらに来ることになった。
今はN岡に店のことやらコンピューターのことやらを教わっている。
N岡はコンピューターのことがめんどくさいらしく、
早く社長の息子さんに教えて本社に戻りたいと言っている。
が、またなにやら変更するらしい。
社長がN岡をこのままここに置いておきたいと思っているようなのだ。
それもそのはず、息子さんは後継ぎなのだから、いずれは社長になる。
ここの店長だけやっていればいいというわけにはいかない。
だったらN岡がいた方がいい。
本社には新人を入れればいいと考えているようだ。
ただし、本社はそれには否定的だ。
素人が来たら、また一から教えなければならないからだ。
とはいえ、年配の人が多い本社、若返りが必要なのも事実だ。
そして小柄子ちゃんたちは、N岡にいて欲しい。
社長の息子さんも、ここでは素人同然だからだ。
社長の案に乗って、N岡引き止め作戦を考えているようだ。
で、ニヤニヤしているのが私だ。
店長がいなくなり、社長も息子さんが来たらどこかに行ってしまう。
N岡は後輩だし、息子さんはまだ若い。
私を叱る人がいないのだ。
なんたるフリーダムな職場。
小柄子ちゃんにあごでこき使われることさえ我慢すれば、そりゃもうパラダイスなのだ。

↑最近仕事が多いのが不満クリックしてね。
スポンサーサイト
老春(イヤイヤそこまで行かん)壮春かしら。