いつも通りの土曜日。
ちづると実家に行き、母を連れてスーパーで買い物、
買ってきたお寿司でお昼、で、母を説得してお風呂に入ってもらう。
湯船は深くて危険なのでシャワーだけだ。
入浴タイムになるとちづるは表の部屋に行く。
母は人数が多いとお風呂に入りたがらない。
なので誘導は私一人でやる。
椅子のあるタンスの部屋でズボンとシャツと靴下を脱いでもらう。
あとは誘導していけば一人でできる。
そもそも一人でできるのだが、私は「やーめた」とならないように見張っているのだ。
母が浴室に入ったタイミングで、表から人の声が聞こえてきた。
「叔父さんが来てくれた」
うおお、前日が父の命日だったので本家の叔父が来てくれたのだ。
母は風呂に入ったばかり、おそらく1時間ぐらいは出てこないだろう。
私が相手をしなければ。
叔父は無口だ。
共通の話題もない。
母のだいたいの感じを説明し、風呂に入ったのでしばらくかかることを伝えた。
その後、天気とコロナと道の混み具合の話で行き詰ってしまった。
やっと母が風呂から出てきた。
しかしここからも時間がかかる。
「あと少しです」と伝えてからしばらく待ち、
部屋の近くまで来てからトイレに寄り、やっとのことで母が来た。
母と叔父があいさつを交わす。
が、
「誰やったかいな?」と母が言い出した。
説明したら思い出したようだ。
しかしこの後、「誰やったかいな?」「顔は覚えとる」「○○ちゃんやろ」
と、覚えているのか覚えてないのかわからない会話を繰り返す。
しばらくすると脱線してきた。
「同級生やったかいな」「昔遊んだことがあるような」「奥さんも私の知った人?」
脱線だが繰り返す。
叔父が「元気な顔が見えたからそろそろ帰るわ」と腰を上げた。
見送るときに「こんな感じです」と言うとうなづいてくれた。
これで親戚に状況が伝わるだろう。

↑帰ってから母に説明したら「ええっ○○ちゃんやったん?」やてクリックしてね。
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