次の母の病院の予約は6月の第一土曜だったので呑気にしていたが、
先週、その日は出勤だということに気が付いた。
数年前になぜか社長が言い出した大掃除の日なのだ。
でもまあ、薬は飲み残しの分があるし、一周延ばしにしてもいいかと思っていた。
そしたら第二土曜は母のコロナワクチン接種の日ではないか。
それまでにお医者さんに摂取を受けてもいいか聞いておかなければならない。
金曜日に病院に電話をかけて、予約を一週早めてもらった。
ソラマメをいくらか収穫して実家に行った。
母はソラマメには大喜びだったが、病院には行きたくないという。
予約日が替わったことは、実家に行ったときと電話で毎日言っているが、
どのみちそれは覚えてはいない。
来週だろうが再来週だろうが「いやだ」というのだ。
とはいえ、今回は大義名分がある。
ワクチン接種前の診察という言い訳だ。
母は「市からの命令である」という言葉に弱い。
それでいやいやながらも着替えてお出かけの用意をした。
それでも部屋の明かりを消していたら、
「私はソラマメを剥いとろかな」
などとふざけたことを言って最後の抵抗をする。
あ、ひょっとして…
「今日は注射はうたへんよ」
「そうか」
こうしてやっと出発。
なぜか病院はガラガラで、診察も薬も順調に終わり、スーパーに行った。
最後のお総菜コーナーで、母を寿司を買うと言い出した。
朝、確認したらボールとタッパーに冷ごはんがあるのに、またごはんを炊いてあった。
だからおかずを買って帰り、ごはんを食べようと決めたではないか。
なのにどうしてもというので、いなりとのり巻きとたくあん巻きとツナ押し寿司のパックを買った。
帰宅してまず、ソラマメのさやを剥いて茹でた。
続いて母が通販で買ったウインナーも5本茹でた。
母に寿司を与え、私はボールのごはんを温めて食べることにした。
おそらく卵を煮るために鍋でまとめて作ったインスタントみそ汁も温めた。
「食いねえ食いねえ寿司食いねえ、ウインナーも食いねえ」
と勧めるのだが、母は昔の百姓仕事の話をしながらソラマメばかり食べている。
結局母は、ウインナー2本とお稲荷さんを2個食べただけだ。
私はボールのごはんと残りの寿司とウインナー3本と味噌汁を食べた。
よくもこんなに炭水化物と塩分を。

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えっと、肝心の揚げ足、ぐるっと回ってくるとちょうどいい具合カモ「一周延ばし」
買って満足、そこでお腹いっぱいなパターンやな。
ちゃんと食べてくれる人もおるしな。