そろそろ飲みに行きたいものだ、とちづるに話したら、
「月曜日はどうか」と誘われた。
毎週の会議が中止になったのだそうだ。
なるほど、それはちょうどいい。
なにがちょうどいいか。
私の行動ノートを見てみたら、最後に飲みに行ったのが4月23日。
月曜は24日だから1ヵ月が経ったことになる。
私はときどき朝礼で居酒屋でのエピソードを話す。
社長や店長はそれを聞いて私が自粛せずに飲み歩いていると思っているのではないだろうか。
だから一度「飲みに行ってはいない」と朝礼で宣言しようと考えていた。
月曜日なら堂々と「もう1ヵ月以上飲みに行っていない」と言える。
朝礼のテーマは『言葉の変遷』だった。
培われたこじつけ力でネタを考えた。
よし、居酒屋で『アベック』と言ったらMえに『カップル』だと訂正された話にしよう。
その話の冒頭で、「断っとくけど、もう1ヵ月以上行ってませんから」と振るのだ。
この作戦はうまくいった。
飲みに行ってないと前フリし、アベックとカップルの話題に行き、
「若い人とは場所を説明する目印が違う」という話で締めた。
世代の違うメンバーで「あそこに映画館があった」などとちょっと盛り上がって終われた。
しめしめ。
店長がトイレに行く途中で私のところに寄った。
彼は毎日朝礼の話の感想を言いにくるのだ。
だったら自分が小冊子の感想を言えばいいのに。
しかしそんなことよりえらいことを言われた。
「自粛が1週間では自慢にならんよ」
「いやいやちがうちがう、1ヵ月ですよ!」
と訂正したが、私はうっかり『1ヵ月』というところを『1週間』と言ってしまったのだろうか。
だとしたらまったく逆効果だ。
しかし店長の言うことはあてにならない。
確認しなくては。
小柄子ちゃんが来た時に訊いてみた。
「ちゃんと『1ヵ月』って言ってましたよ」
ホッとした。
しかし、小柄子ちゃんはさらに
「そやけどこみさん、1ヵ月は短い。せめて『半年』って言わんと」
ええー、正確を期して正直に言ったのにー。
そんなに盛ってもいいものなの?

↑朝礼の話はたっぷり盛っているけどクリックしてね。
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これまた珍しい「絵」やわ。
んと、「ダンス」に分類しとこ。