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深夜のお友達

ここでは、深夜のお友達 に関する情報を紹介しています。
目が覚めた。
もう朝方のような気がするが、小窓の外はまだ暗い。
となりの寝床にちづるは居ないし、尿意から測定すると丑三つ時辺りなのかもしれない。
どうしてそんな時間に目が覚めたか考えたところ、どうやら暑かったようだ。
私はふとんから腕を出し、そのままもう一度寝てしまおうと思った。

その時、

「こみやん」

と呼びかける声がはっきり聞こえた。
一気に100%覚醒する。
もちろん部屋には誰もいないのだから、考えることはホラーに決まっている。
目を開けて周りを確認し、出した腕をふとんの中に引っ込める。
モガモガ動いて丸くなり「うがー」などと声を出してみる。

呼びかけたやつの姿は見たくない。
上に乗っかったりもされたくない。
目以外がびくとも動けなくなる状態はまっぴらだ。
そうだ、こないだの『チコちゃんに叱られる』で金縛りは夢だと断定していたではないか。
夢だ夢だ、夢見とるんやから寝てしまえ。


まさか予知夢ではあるまいな。
誰かの身になんらかの危険が……
だとしたらそれは誰なのか。
数秒前の事なのに、もうどんな声だったかは覚えていない。
ただしそれは男で、私のことを「こみやん」と呼ぶ人だ。

身内親戚なら当然下の名前で呼ぶ。
店長や奥さんは「こみちゃん」それ以外の同僚は苗字にさん付けだ。
会社関係で私のことを「こみやん」と呼ぶのは、本社にいる元上司Tぐらいだ。

となると居酒屋関係か。
スキンヘッド1号は「こみ」だし、一番お年寄りのSやんは「たぬちゃん」だ。
坊主頭Fは「こみやん」派だがまだ若いし、あとは苗字呼びが多い。
いや、オーナーと全オーナーは「こみやん」だった。

しかし、こう考えていくと、私のことを「こみやん」と呼ぶ人は関係性が薄い。
もし、何ぞの時に姿を見せるとしたら私のところではないだろう。
ではいったい誰がなんのために……

なんてことを考えているうちに寝てしまったようだ。
そして寝過ごした。






↑休みの日は気がゆるむのでクリックしてね。




ひどい
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コメント
この記事へのコメント
ぶっ、あははは、オチがそれかい!!
ホラーが一挙に爆笑に変わった瞬間。

(おっ、これは寝過ごし絵が来るかと思ったのに期待を裏切られたわははは)
2021/02/23(火) 12:23 | URL | 猫団子 #mQop/nM.[ 編集]
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