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アナログに対応せよ

ここでは、アナログに対応せよ に関する情報を紹介しています。
さて、手紙を書かなくてはならない。
父の葬儀の後、父の姉から香典と悔やみの手紙が届いたのだ。
本当なら母に電話をしてもらったら良いのかもしれないが、今はちょっとあてにできない。
かといって、私も電話は苦手科目の筆頭だ。
やはり手紙には手紙で返すのが礼儀であるような気がする。

とりあえず便箋だけは買ってきた。
縦書きの真面目なやつだ。
その後で父の荷物の片づけをしてたら、同じ便せんが出てきたのでイラッとした。
小物という名のガラクタ入れにしている菓子箱の下に敷いてあった。
なぜちゃんと机があるのにそちらに置かないのか。

先週中に出すぞ、この土曜に書くぞ、いや日曜に書くぞ、と何度も決心しながら、
月曜になってしまった。
なんと一週間以上放置してしまっている。
夕食を早めに切り上げ、テレビのスイッチを切って本腰を入れることにした。

まずは字の練習だ。
以前、筆ペンの練習をしていた原稿用紙はまだパソコンの脇に置いてある。
とりあえず、自分の名前、先方の名前、意味のないことを4行ほど書いてみた。
なかなかいけるのではないか。

それでは、便せんに練習書きをしてみよう。
えーと、まず最初の一言は何だろう。
『この度は』でいいのだろうか。
ちづるに「こんな時こそ検索しろ」と言われた。

例文を二つ発見した。
出だしは『この度は』で良さそうだ。
その次、親父は『逝去』にするか『永眠』にするか。
例文が『逝去』は父親、『永眠』は母親になっていたので『逝去』にした。
その後の『に際し』は予想通りだ。

いかん、筆ペンでは汚れてしまう。
縦書きだと右から左へ書くので自分の手で擦ってしまうのだ。
本番はボールペンで行こう。

それにしても例文は堅苦しい。
伯母はちゃんと自分の言葉で書いてくれている。
冒頭の挨拶の後は自分で考えて、ちづるに判断してもらって書くことにしよう。

伯母は父が亡くなる前に会えなかったことを嘆いてくれているが、コロナのせいにしてしまおう。
お礼が遅くなったお詫びは、母の記憶力のせいにしてしまおう。
なにしろ伯母は、親父より年上なのだから健康に気をつけてもらいたい。
そして私の名前。
封筒は無印良品の横書き用だけど、そこは許してもらおう。

ちづるに封をして切手を貼ってもらった。
これを投函したらミッション終了だ。
なんたる緊張感か。
夕方したフォークリフトななめ懸垂より疲れたわい。





↑だとしたらいつ筆ペンを使うんじゃいクリックしてね。





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コメント
この記事へのコメント
神妙に読んでて…絵!?
無事届きますように。
2020/09/29(火) 07:04 | URL | 猫団子 #mQop/nM.[ 編集]
ホンマにお疲れさまでした

高齢の伯母様宛
お父上の御香典のお礼いう、一生に一度のシチュエーション
縦書き
右から左へ
(袖で擦る、いうリスクが常に付き纏い、書き出しの方失敗してげんなり、
最後の一行でなったら、もお…)
そらー、気ぃが重たい、ウチの体重並みに重たい
パソで書いて印字はあかんとしても、
せめてかいらしい図柄の便箋やったら、
読む人の目ぇがそっちゃへ行ってくれて助かるんやけど、
あの白い便箋あきません

こみさんは字ぃやレイアウトがお上手やからまだエエですわ

こないだ2か月がかりで書いたんは、
40年続いたボランティア団体の活動終了のお知らせ
すでに引退しはった大先輩方へは親がめと同世代
内容がそれぞれ異なってましてん
鶴の機織りみたいにげっそりとなりました、亀やけど
2020/09/29(火) 07:53 | URL | かめ #-[ 編集]
猫団子さん>
気楽に読んでくださいな。
内容とかできはともかく、肩の荷が下りました。
すべてLINEで済ませてもらえないかなあ。

かめさん>
こんな時ばかりは筆上手でいたいと思いますわ。
まるで礼儀作法の実地試験を受けているような緊張感でした。
字も我流だし、レイアウトなんて白便箋にはうろたえるばかり。
2か月がかりのお手紙とは大変でしたね~
いったい何枚書かれたのでしょう。
もう会ってしゃべった方が楽ですな。
2020/09/29(火) 23:13 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
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