少し前にいつもの居酒屋で酔っ払ったオーナーと口論になった。
Mえと私が仲良くすると、あの人やこの人がすねるというのだ。
そりゃ一緒にジムに行ったりしてるのだからプライベートな話もするわい。
その人やあの人が女子にウケる話をもってないから行けないのだ。
「そやけどお前、いつも一緒に帰ってくやないか!」
「お勘定してくれへんからやないか!」
確かに私はダラダラと遅くまでいるタイプだ。
でも、そろそろ帰ると言うと「もうちょっといいじゃない」と女将さんが清算してくれないのだ。
これは、徒歩で帰る私を、Mえに送ってもらいなさいという優しさだと思っている。
でもそうやってもめてしまったので、次からすぐにお勘定をするということになった。
で、先週、珍しくカウンターには常連がずらりと並んだ。
早い時間の人達が去った後、まずはスキンヘッド1号が、
「そろそろ行くわ」と席を立った。
しばらくして2号が「お勘定してー」
もう少しして坊主頭Fが「オレ帰る」
こうして私はまた一人取り残された。
しかし、ただぼんやり居残っていたのではない。
誰かが帰るたびに「しまった」と思いながらも、観察をしていた。
そして、どうして私は帰るのがヘタなのかを考えた。
まず、私はタイミングを計りすぎる。
女将さんが近くにいて、話題がちょうど切れ間になって、ホッと息が抜けた時に、
「それじゃ私もそろそろ」
といきたいのだ。
2号のように厨房の奥にいる女将さんに大声で呼びかけたり、
Fのように話の流れに関係なく突然「帰る」ということができない。
誰かが帰ると、雰囲気がざわつくのでそれが治まるのを待ってしまう。
「じゃあワシも」言えるといいのだが、そんなときはまだおつまみが残ってたりする。
結局最後の一人になってしまったのだが、約束通り言ったらすぐにお勘定してくれた。
時間は遅いのに徒歩での帰宅だ。
それでも閉店までいることを考えたらずいぶん早い。
次回こそすごく早く帰ってやる。
それが昨日だ。
1号が早めに帰った後、Fと飲んでいた。
そこへ来たのがMえ大好きX氏だ。
隣に座ったこいつが、仕事の話をし始め、自分の摂った写真を見せ始めた。
Fもうんざり顔だ。
時間は10時前、リンゴちゃんもまだ帰っていない時間だ。
「ほなおあいそ」
こいつがうっとうしいからもう帰るわ、というイメージで言った。
私にとっては、カウンター遅い組の中で一番乗りだ。
次回からもこうやって早く帰ろう。
で、家まで歩いている途中、他のメンバーを残してくると、
なにか噂されてるんじゃないかと心配になってくるのだった。

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「こみさんが帰っちゃったあと大変だったのよ~。」という愚痴が待ってると思う。