お昼の野菜の事ばかり考えていて、夕食のおかずがおろそかになっていた。
ちづるの弁当も野菜主体にすることになったので、サラダがドッサリ減る。
鶏ハムも二人が持って行ったから翌日の分しか残っていない。
少し寒いので湯豆腐をしよう。
良いアゲもあるから焼いて辛みダイコンおろしを乗せよう。
それにしても、少々は動物性たんぱく質も欲しいものだ。
冷蔵庫には塩鮭と魚肉ソーセージしかない。
冷凍肉はあるけど、解凍していたら餓死してしまう。
動物性たんぱく質を探していたのだが野菜室も開けてみた。
そうだ、アボカドが買ってあったのだった。
アボカドはいつもの居酒屋でも人気メニューだ。
女子と一緒に飲むことになると、必ずと言っていいほど注文される。
この店では、二つに割ったアボカドをスライスしてわさび醤油で食べる。
つまり刺身の扱いだ。
これはもう、動物性のいってもいいのではないか。
料理の本や番組でも、アボカドは野菜としては変わった扱いをされている。
あの脂っこさやねっとり感がトロ的な要素を感じられるようだ。
エビやマグロと共演して使われることが多いようだ。
だが、わが家には今エビもマグロもない。
しかし探せばあるものだ。
ほんのささやかな動物性だが、たらこがあった。
たらこマヨネーズでアボカドを和えたメニューを見たことがあるような気がする。
これはとても具合がいい。
発見したたらことは、たらこスパゲティの素なのだ。
アボカドを縦四つに割り、種を皮を取ってスライスし、マヨネーズをかける。
これにたらこスパの元を混ぜたら完成だ。
あ、想像してたのと違う。
粉末かと思ってたら練り練りタイプではないか。
これでは半分残しておくわけにいかない。
しかし、一個のアボカドに一人前のパスタソースを使っては濃すぎるように思う。
アボカドは大きくて重いように感じるが、種を取ってボールに入れるとちょっとになる。
だからといって、練り練りタイプのソースを半分残したら、きっと忘れることだろう。
半年後あたりに発見されて「ぎゃー」と叫ぶのが目に見える。
全部入れちゃえ。
やっぱりソースが多い。
なにかで素材側の量を増やしたい。
冷蔵庫を漁ったら、昨日茹でたスナックエンドウを発見した。
これはたらこマヨに合うのではないか。
さて、どのぐらいスナックエンドウを入れたらちょうどいいか。
んーと、んーと、全部入れちゃえ。
夕食のメインができた。
こみ「やっぱりたらこの味がせんなあ」
ちづ「このダマになったとこはたらこ味するよ」
これは料理として成り立っているのだろうか。

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