昼休み前から昼休みの準備は始まる。
まずは保温水筒のお湯の温め直しだ。
ティファールのポットで沸騰し直させ、もう一度水筒へ。
これでカップ麺やスープを作る。
ティファールに休んでいる暇はない。
次には湯たんぽ用のお湯を沸かす。
今度は水からだから時間がかかる。
この分を計算して、昼休み前から準備を始めるのだ。
12時数分前、作業用のテーブルを移動させ、キャンプ用の折りたたみ椅子をセットする。
足元に段ボールを敷き、寝袋を広げる。
お湯が沸いたら湯たんぽに満たし、タオルで巻いて寝袋の足先部に入れる。
これで環境は出来上がりだ。
下半身だけ寝袋に入って食事を始める。
食事は三段階に分かれている。
最初はおにぎりやパン、時には保温容器に入れたごはんなどの主食だ。
それを食べ始める前に、カップ麺やスープにお湯を入れておく。
主食が多い時は軽いスープ、少ない時はカップ麺とバランスは考えている。
主食を食べているときは、ツイッターを読んでいる。
汁物の時はメガネが曇るのでそれに専念する。
そして最後に魚肉ソーセージだ。
これで筋トレ用のタンパク質と、カルシウムを摂っている。
ソーセージタイムには読書を始めている。
読書はだいたい12時35分から40分の間までに、切りのいいところでやめる。
そこから昼寝だ。
ヘッドホンで音楽を聴きながら、頭まですっぽり寝袋に入ってかなり深く寝る。
そして12時58分のアラームで起きる。
さて昨日、魚肉ソーセージを食べ終え、本を読んでいるときだった。
なにかあちらの方で女子の話し声が聞こえてきた。
ひとりは事務所のSちゃんだ。
「たぶんまだ大丈夫やと思う。
このぐらいの時間やと、まだ本を読んでるはず。
でも、もしかしたらもうミノムシみたいになってるかもしれん」
Sちゃんが棚の向こうからひょいと顔を出す。
「あー、まだ大丈夫やったー」
そう言ってもう一人の女の子を呼んだ。
おお、印刷部門で働くべっぴんさんではないか。
我が社は、本社、私のいる店舗、印刷部門の三つに分かれていて、場所も離れている。
だから、他の場所にいる人とはめったに会わない。
その女の子がウチの店長に用事があり、ついでに私のところに挨拶に来てくれたのだ。
半ミノムシでいるところに。
それにしても、事務所には私の昼休みの習性が全てばれていることがわかった。
あまり早くから準備にかかるのはやめておこう。

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足元に段ボールを敷き、寝袋を広げる。
お湯が沸いたら湯たんぽに満たし、タオルで巻いて寝袋の足先部に入れる。
これで環境は出来上がりだ。
下半身だけ寝袋に入って食事を始める
食事前にこれだけの根気
凄い努力ですね
ところでお仕事の状態はどうでしょうか