テレボールペンション

ここでは、テレボールペンション に関する情報を紹介しています。
世の中には不思議なことがあるものだ。
よく神隠しなどといって、あり得ない状況で人がいなくなったりすることがある。
それっきりということが多いが、時には思いもかけない場所で発見されたりする。
昔の人が天狗のしわざだと思ったのも仕方ないだろう。
そんな事が私のボールペンにも起こった。

私は仕事中前掛けをしている。
これが無いと作業ズボンがこすれてすぐに傷んでしまうのだ。
ウエストで縛るタイプで、ひもが長いので一周しても結び目はずいぶん余裕がある。
正面で結ぶとじゃまになるので、矢や左寄りで大きな蝶結びにしている。

右側にはポケットがある。
メジャーとカッターナイフとマジックが入れてあり、小さなボールペンを挟んでいた。
引っ掛ける部分が大きく、バネが効いていてワニみたいに挟めるタイプだ。
これで運送屋さんの荷物を受け取るときサインをしていた。


ある日、サインをしようとしたら、このボールペンが見当たらない。
ポケットの中にも落ちていなかった。
でもこんなことはしょっちゅうあるのだ。
ズボンがこすれて痛むぐらいなのだから、ボールペンが落ちても不思議はない。
自分でどこかに置き忘れていることもある。

ときどきさらわれることもある。
低い位置から紙を出すと、ちょうどクリップの間に入ってしまい、
その紙に乗り移ってしまうことがある。
もちろんその時は、紙にくっついているのだからすぐに気が付く。

たいていは、どこかの棚の隙間に置いてあったり、
掃除の時に机の下から見つかったりする。
だけどその時は見つからなかった。
まあ消耗品だと思い、別の普通のボールペンを使うようになった。


ところが件のボールペンが、突然現れた。
なにかぷらんぷらん感があったので、ふと前掛けの結び目を見ると、
ちょうど輪っかのところにボールペンがぶら下がっている。
ちゃんとワニ式クリップでひもに噛みついているのだ。

これが不思議で仕方がない。
なぜなら、この前掛けは日に何度も取ったりつけたりするのだ。
トイレや筋トレ、あるいはただ緩んできて何度も結び直す。
おそらく回数は二ケタになるはずだ。

紙にさらわれる時のように、ひもが具合よくクリップの間に入ったのだろうか。
だとしたら、ボールペンはどこかに噛みついて固定されていなくてはならない。
転がっているだけだったらひもが当たっても弾き飛ばされるだけだろう。
これはもう、やつが意識を持って噛みついてきたのだとしか思えない。
やつは本当は生きているのだろうか。

そんな彼だが、今はいない。





↑紙に書くし神隠し……なんちゃってクリックしてね。






昨日のを見てない人にはわからない
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コメント
この記事へのコメント
髪隠し
出ておいで~。

ゴメン。またまた読んでる途中いろいろ感想があったはずなのに「紙に書くし神隠し」だけに反応しちゃった。
2016/09/16(金) 07:29 | URL | 猫団子 #mQop/nM.[ 編集]
こみさん
トゲ丼まで隠しては駄目です
私は彼のファンです
2016/09/16(金) 20:58 | URL | りら #sSHoJftA[ 編集]
猫団子さん>
不思議に反応せんかーい.
久しぶりの髪系のような気もするけど。

りらさん>
あらー、ついにはっきりファン宣言してしまいましたね。
彼を隠したわけじゃないですよ。
出てくるのが遅いんですよ。
2016/09/16(金) 22:59 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
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