最高峰無緊張

ここでは、最高峰無緊張 に関する情報を紹介しています。
今、世の中はやたらオリンピックだ。
なにしろ、走ったり泳いだり戦ったり回ったりと、競技の数がとても多い。
期日内に全部こなそうと思ったら、毎日いっぱいやらなければならないのだろう。

さて、私がどうしてオリンピックに出ていないかというと、
緊張するのが嫌いだからだ。
生涯、自ら緊張するような環境には足を踏み入れないと誓った。
となると、スポーツなんかできるはずがないではないか。

スポーツはどんなものでも緊張する。
特に、始まるときがドキドキものだ。
その中でも一番緊張するのがスピードを競う競技だろう。
短距離走、水泳、スピードスケートなどは、自分の都合でスタートすることはできない。
「よーいドン」の合図に自分が合わせなくてはならない。

球技や格闘技など、相手があるものも自分で勝手には始められない。
たいていは合図があるのだが、それでも相手と息を合わせないと始まらない。
かといって、「はいどうぞ」と譲ると負けてしまう。

もちろん自分の都合で始められる競技もある。
陸上競技の跳躍や投てき、体操、飛び込みなどは自分のタイミングで始められる。
ただ、これらの競技は一瞬でけりがついてしまう。
ああやだやだ。
やっぱり緊張するではないか。


この真逆、緊張感のない始まり方をするのが落語だ。
♪どんどん、つんちゃかつんちゃかつんちゃかつんちゃかちゃんちゃん
というのん気な出囃子がなっている間にのんびり出てくればいい。
座布団に座って頭を下げたら始まりだ。

ここでも緊張することはない。
まず「えー」などと意味のないことを言う。
そこからどうでもいい話をしばらくして、そのあとみんなが知っている話をする。

この世界の頂点、柳家小三治師匠の落語を聴きにいった。
本当はみそか寄席の300回記念特番なのだから、メインは桂文我さんだ。
小三治師匠はゲストなのだが、なんといっても人間国宝。
しかも、マクラだけで本やCDが出るという、のんびり始まる界の王様だ。

そんな至高の芸について、私がえらそうに語ることはできない。
しかし、この経験はいったいなんなのだ。
あんなにゆっくり、脈絡もなくちょっとしかしゃべらないのに、
会場が揺れるほどの爆発的な笑いを引き起こす。
で、本人は、ポーッとした顔でいる。
涙を流して笑ったのに鳥肌がたった。

好きな方のために、昨日の演目をご紹介。

桂まん我 『池田の牛ほめ』
桂文我  『猫の茶碗』
柳家小三治『そこつ長屋』
 中入り
桂文我  『らくだ』
 

あっ、落語の話題なのにオチが無い。





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お時間まで
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コメント
この記事へのコメント
「池田の牛ほめ」だけどんな話か知らない
他の演目については話のあらすじを知っています。
落語って話の筋から落ちまで知ってるのに面白い。演者がスゴイって思います。

「マクラだけで本やCDが出るという」…
さだまさしさんも「噺歌集(はなしかしゅう)」という「ステージトークだけの本やCD集」があるんですよ、同じようなコンセプトのものが、そして需要があるんですね。

こみさんの記事もね、同じネタがなんど出てきても切り口が違うから…時々切り口も同じで…面白い、やっぱ演者の技量だわね。

トケ井の演目は現代音楽「4分33秒」です、きっと。
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/32854
2016/08/12(金) 11:42 | URL | 猫団子 #mQop/nM.[ 編集]
こみさん
落語ネタに持っていくために・・・
長いオリンピックネタなのね
無駄な長さだと思うけどね・・・
2016/08/12(金) 21:05 | URL | りら #sSHoJftA[ 編集]
猫団子さん>
「池田の」ってついてるけど、普通の「牛ほめ」みたいですよ。
貼りだされた演目をそのまま書いたんだけど。
そうそう、さだまさしさんも話術には定評のある人ですよね。
歌とか落語とかの型にはまっていない話ってのがおもしろかったりするのよね。
そんな中に混ぜられたらお恥ずかしい限りです。
4分33秒、聞いたことありますよ。
いえあの、そういうのがあるよってことね。

りらさん>
落語ネタに持って行くために、ってわけではないんですけどね。
オリンピックの緊張ネタを考えてたから絡めたんです。
小三治師匠は素晴らしかったですよ~
書かずにはいられなかったの。
2016/08/12(金) 22:16 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
冗談いっちゃいけねえ(オチがついた(笑))。
2016/08/12(金) 23:13 | URL | ポール・ブリッツ #0MyT0dLg[ 編集]
ポール・ブリッツさん>
うおおー、オールマイティなオチだー
そういえばオリンピックでも使われてましたね。
女子体操の段違い平行棒で、
「そこで上段行っちゃいけねえ」って。
2016/08/14(日) 20:59 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
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