季節感のある仕事

ここでは、季節感のある仕事 に関する情報を紹介しています。
まさに今帰らんとする最後の時間、
タイムカードを押しに事務所の入り口から顔を出したとたん、
新しい仕事を仰せつかってしまった。

事の起こりはその数分前、私が店ののぼりを片づけていた時だ。
一台の軽トラがやってきて、駐車スペースに停めずに入り口前にきた。
助手席からおばあさんが降りてきて、慌てて店に飛び込んでいく。
じきにSちゃんといっしょに戻ってきてなにやら話していた。
どうやらいつもお土産を買ってきてくれる、Sちゃんのおばあさんらしい。

それがなんだか楽しそうな会話ではない。
ともかくSちゃんはとても嫌がっているようだ。
おばあちゃんはなだめるように箱を渡している。
私はなるべく遠回りをしてのぼりをかたづけた。


その後百円ワゴンを仕舞いシャッターを閉め、
裏の鍵を掛けて機械の電源を落として荷物を持った。
あとは「お先に」と言ってタイムカードを打てば帰れる。

なのに店長が呼び止めた。
「これ、どうしたらいいと思う?」
それは段ボール箱に入った十数個の立派な柿だった。

「それ、すっごくまずいんです。口の中がしわーってなるほど」

渋柿ではないのか。
そうだとしたら逆に貴重品だ。
Sちゃんは毎年もらうのだが、まずいので捨ててしまうらしい。
なんともったいない。

一応申し上げておくが、Sちゃんとおばあちゃんはとても仲がいい。
お昼もおばあちゃんの家に食べに行くことがあるぐらいだ。
仲がいいからこそ、思ったことを言えるのだ。


店長かどうしたらいいか、と訊くので、そこはやはり干すかさわすかだと答えた。
去年は干し柿を作ったがあれはとても手間がかかる。
皮をむかなければならないし、軒下に一ヵ月も干さなくてはならない。
その間カビが生えないように注意も必要だ。

そこでさわし柿が有力になる。
柿のヘタ部分に焼酎をつけて、密閉して置いておくと、
1~2週間ぐらいで柔らかくて甘い柿になるのだ。

「それはいい。じゃああんた、家で作ってきて」

「店長、ワシ、徒歩です」

そういうわけで、会社でさわし柿を作ることになった。
まず必要な新聞紙…は印刷してないのがある。
それから全体を覆うビニール…は超巨大なのまで各サイズがある。
そして重要なのが焼酎…は「家にあるから持ってくるわ」と店長。

そんなわけで今日は会社で余分な一仕事となった。
いいのか、そんなことで。





↑「飲んじゃダメよ」と言われたけどクリックしてね。






五七五じゃなくて五
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コメント
この記事へのコメント
先ず、ホントに渋柿かどうか齧って確かめてみて
手間はかかるけどいいお仕事じゃん。
どんな柿か、そしてどうなったかまでUPしてねん。

ユウポ子さんに送った”渋柿”が渋くなかったのがとっても残念な猫団子より。
2015/10/29(木) 06:57 | URL | 猫団子 #mQop/nM.[ 編集]
ぬくのがイチバン!

渋柿から渋を抜いてさわし柿にするのはいい。

渋柿を美味しく食べるには、ぬく太字の文がイチバン!
2015/10/29(木) 09:00 | URL | chan.na.o #-[ 編集]
猫団子さん〉
味見してみてよかった〜。
甘柿を密封なんかしたらグズグズになってしまうわな。
ゆうポコさんには渋〜いのを食わせてみたい。
2015/10/30(金) 12:17 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
chan.na.oさん>
『抜く』に関わらせようとする魂胆は丸見えだが、
まったく意味がわからん。
そのせいだろうか、
昼休みスマホでレスをしようとして、
猫団子さんにはできたのに、このコメのレスは拒否られた。
誰かに睨まれているぞ。
2015/10/30(金) 18:28 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
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