暑い。
この頭のネジ巻きが狂いそうな暑さに何かチャンスが隠されているとしたら、
それは『痩せる』という長年の願い以外にない。
現に、畑でビーチパラソルとペットボトルと氷嚢が命の頼りという作業をすると、
家でシャワーを浴びるころには2キロぐらい減っていることがある。
これを生かすためにも是非、徒歩通勤をしたい。
汗かきの私がこの季節に歩けば「けんけんぱ」ぐらいの距離でも十分汗をかける。
それが往復25分ずつともなれば、これは立派なダイエットではないか。
ただ、エネルギーを消費したバロメーターが汗ならば、
このダイエット法をためらう原因も汗なのだ。
帰りは家に行きつくのだから構わないが、行きは汗だくになって会社に着く。
仕事前に全身汗まみれではちょっと一日が辛すぎる。
かといって、行きを自転車、帰りを歩きにすると、会社に自転車が溜まってしまう。
以前考えた作戦が、折り畳み自転車で出勤し、帰りはそれを背負って歩く方法だ。
それを実行しなかったの最大の要因は、ご近所の目だ。
背負子に自転車を乗せて歩いている人を見たらなんと思うことだろう。
ちょっと犬の散歩の人と出会っても、挨拶がしにくい。
会社で着替えればいいという人もいるかもしれない。
だが、そうするとパンツを持ち歩かなければならないのだ。
しかもホカホカだ。
冷めたらしっとりだ。
うっかり居酒屋に忘れてきたりしたら、嫌がらせだと思われる可能性がある。
タオルやTシャツと同じように会社で洗濯をするという方法も考えられる。
そうすると、朝の洗濯ロープに並ぶのが、
Tシャツ、パンツ、タオル、靴下となる。
先日、洗濯バサミも買ったので、それは不可能ではない。
しかし、この一人暮らし感を裏のアパートに公開することになってしまうのだ。
で、考えたのが、海パンで出勤する案だ。
最近は膝ぐらいまである大きな海パンが流行りのようだ。
あれなら柄によっては普段着に見えないこともない。
そして、会社に着いたら水をあびるのだ。
そうやって体を冷やせば、仕事前に体がサッパリする。
これはいいアイデアだ。
脱いだ海パンはさっと洗って干しておけば翌日使える。
居酒屋に忘れてきても、海パンなら海水浴がえりと思われるだろう。
どれだけ汗をかいてもいいとなれば、リュックを背負って通勤してもいいい。
荷物を減らすことを考えなくてもいいのだ。
残念なことに、ここにも一つだけネックがある。
またもやパンツのことなのだが、前日、お風呂上がりにはいたパンツを、
海パンをはくときに脱ぐことになる。
一度脱いだパンツは、もう一度ははきにくい。
ましてや、それを持って出勤するのは、リュックがあると言ってもいやだ。
かといって新しいパンツを持って行けば、今までの生活よりパンツの洗濯物が倍になる。
これはちづるに怒られそうではないか。
彼女に言わせたらまったくの無駄パンなのだ。
風呂上がりに海パンをはく、という選択肢もないではないが、
そんなものをはいて寝られるものか。
そんなわけで今も自転車通勤が続いている。
私のダイエット通勤法は常に頭の中でペダルのようにぐるぐる回っている。
ただ、自転車のように前には進んでいかない。
ジムにある自転車マシーンのように空回りなのだ。

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ヨカッタヨカッタ。
あとはこのことが会社に承認されるかどうかですわね。