人間のおしりには尾骨と言う尻尾の名残があるという。
どうして「名残」てなことになってしまったのだろう。
使わなかったのだ。
進化とは、進むばっかりではない。
要らない部分は処分されてしまう。
なんてもったいないことをしてくれたんだ、ヒトの祖先。
ほかの生物の尻尾を見ると、
なかなか個性的で、便利で、面白そうだ。
ウサギのようにかわいいの。
トカゲのように切れるの。
ビーバーのように平たいの。
馬のようにふさふさなの。
実際、人間についているパーツでもほかの動物にたとえられる。
カモシカのような足。
シラウオのような指。
猫のような額。
カラスのような行水。
ヘビーな体重。
では、実際人間に尻尾がつくとしたら、
なにのようなシッポがいいだろう。
犬みたいに感情がすっかりばれてしまうようなシッポは困る。
豚みたいな粗末な尻尾じゃ、わざわざつける意味がない。
ワニみたいに強力なのもいいかも。
やっぱりクモザルみたいな便利なのがいいか。
ゴクラクチョウみたいなおしゃれなのがいい人もいるだろう。
私のオススメはちょっと地味。
やはり、見てくれよりも使い道だと考えた。
それは、カンガルーのシッポ。
先日、テレビで見たのだが、
カンガルーはシッポで体を支えて両足でキックができるのだ。
これがあれば、ジャイアント馬場の「32文ドロップキック」も、
もっと長くファンに見せることができただろう。
しかも、椅子がいらない。
そうなると、椅子取りゲームも、ブーブークッションも、画鋲も、
この世からはなくなることだろう。
更に、これは確約はできないが、
神様が「人間にもシッポをやるぞ」と言ったとき、
カンガルーのシッポを選んだとしたら、
おまけに「ふくろ」もついてくるかもしれないよ。
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おまけの袋もちょっと心引かれるけど
便利性ばかりおうのはなぁ
私は狐のようなふっさふさがいいかも。
雪降って寒いときはマフラーにして、
不意なお客には顔で笑ってしっぽで掃除して(笑)
ふふふ。