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ジュエリーお椀小皿付き

食事の仕方も変わったものだ。
昔なら、おいしいものをいただいたら「おいしい」と言っていたのが、
最近では「ヤバイ」なんて表現したり、
最上級になると「宝石箱や~」と叫んだりもするらしい。

実際に宝石箱に匹敵する料理というのはあまりない。
なぜなら、宝石箱には宝石以外は入っていない。
それも自分のお好みのジュエリーだけを入れているはずだ。

お好み、という言葉が出たからお好み焼きミックスで例えてみよう。
イカ、宝石だ。
ブタ、宝石だ。
エビ、宝石だ。
でも、粉とキャベツは宝石ではない。

そもそも、お好み焼きは“箱”じゃない。
宝石箱を名乗る限りは、密閉された器でなくてはならない。
その中にお宝がザクザク入っていての宝石箱だ。


もっともその名にふさわしいのが『茶碗蒸し』だ。
あの小さな入れ物のふたを開けると、次々に現れる金銀パールたち。
「でも、あの玉子がプルプルしたとこは宝石じゃないじゃん」
と、お好み焼き派の人は言うかもしれない。
そう、あれは宝石ではない。
宝石を覆うベールなのだ。

先日、ちづると行った居酒屋でいただいた茶碗蒸しは、まさに宝石箱だった。
ふたを開けると、まず目に飛び込んでくるのは黒い琥珀と呼ばれるシイタケだ。
その横にはグリーンの結晶、ミツバ。
そして、ユズのかけらが瞬いている。

縦長の宝石箱を上から順に掘り出していく。
シイタケの下から出てきたのは、高級リングの材料ともなるイカ。
サファイアと並び称されるピンクのサーモン。
グッと大人びた、ブラックとホワイトの背中合わせ、アナゴ。

ここへきて予想外の大物が出てきた。
食の世界のルビーともてはやされる、梅干しの登場だ。
これで全体が梅干しに染められないところが、
全ての宝石の個性の強さと、宝をチョイスしたシェフの腕前なのだろう。

そして、この宝石箱の一番底に眠っていたのは、なんと貝柱だ。
しかも、真珠を生み出すアコヤ貝の貝柱だ。
これは冗談でなく本当だ。
形は勾玉、プリプリコリコリの食感がたまらない。

シェフも自信満々だ。
「茶碗蒸しというのは自由なんですよ。
 ギンナンが入ってなきゃならないとか、そんな決まりはないんですよ」

その通り!
宝石に満たされているならば、それは宝石箱以外の何物でもないのだ!

でも、ギンナン…





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歯ごたえのアクセント
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[ 2015/01/16 06:40 ] | TB(0) | CM(7)
スゴイの食べたんですねぇ
どこの和食どころ?と読み返して、居酒屋でですか。
おそらくギンナンは梅干しと相性が悪かったんでしょう。

一遍食べてみたい。
[ 2015/01/16 07:10 ] [ 編集 ]
銀杏のない茶碗蒸しは… ヨンホンゲのないこみさんみたいだ!

居酒屋でなく、料亭みたいですね。

しかし、銀杏のない茶碗蒸しなんて…

それはそれで、シェフ(板前)さんご自慢の料理のひとつだと思うのだが、
ヨンホンゲのない(ぬけた)こみさんみたいでもの足りない!
“けれども、足んねえものがある~♪” といいたくなるのだ!

銀杏のない茶碗蒸しは… ヨンホンゲのないこみさんみたいだ!
[ 2015/01/16 08:22 ] [ 編集 ]
そういえばふた昔まえ、そのものズバリ

「宝石箱」

という商品名のカップアイスが売られてたなあ……。

ナツカシス。
[ 2015/01/16 11:38 ] [ 編集 ]
かみの毛ドッカに いっただよ… 兄(あん)さはもっと寒いだよ~♪

銀杏のない茶碗蒸しなんて…
“けれども足んねえものがある”とつぶやいていたら、
小学生の頃、よく唄った「もずが枯れ木で」を思い出した。

わたしの覚えている「もずが枯れ木で」を紹介しよう。
(うろ覚えなので正確でないことをご諒解下さい)

 「もずが枯れ木で」

 みんな去年と 同じだよ
 けれども足んねえ ものがある
 兄(あん)さのあたまの かみが無ェ
 ゴッソリあたまの かみが無エ
 かみの毛ドッカに いっただよ
 カガミが なみだで くもったよ
 もずよ寒いと 啼くが良い
 兄(あん)さはもっと寒いだよ~♪

かみの毛ドッカに いっただよ… 兄(あん)さはもっと寒いだよ~♪
[ 2015/01/16 12:04 ] [ 編集 ]
みちのくの宝石箱は、イクラにウニ、カニ、サーモンやけど…
梅干しの入った茶碗蒸しは聞いたことない…
どんな味になりますやろか
[ 2015/01/16 15:52 ] [ 編集 ]
猫団子さん>
伊勢コメリの近くのテナントにある『糸川』です。
ここはなかなかいいものを食べさせてくれますよ。
ごはんモノもあるからいかが?

chan.na.oさん>
ヨンホンゲのない私のようでもあり、
ゴホン以上ある私のようでもあるのでしょう。
それにしても私の髪の毛はギンナン程度の存在感なのかい。

ポール・ブリッツさん>
覚えてますよ~
赤や緑の氷が入ってるのよね。
そういえば、マツコ・デラックスがこれが好きで、
なんかの番組で復刻したのを食べていたなあ。
ワシ、食べたことあるんやろか?
[ 2015/01/17 21:53 ] [ 編集 ]
chan.na.oさん>
なんか歴代の紹介された歌の中でも、
かなりいやなタイプの歌だなあ。
原曲からして不安を感じてしまうわあ。
四本の枯れ木でも山の賑わいというのに。

かめさん>
その大将のいう話には、京都には具が梅干しだけの茶碗蒸しがあるそうですよ。
梅干しにはダシが浸みこんでいるのに、汁は梅干し味になってないの。
みちのくの海産宝石箱、たまらんなあ。
しかしなんぼ美味しくても牡蠣は宝石箱に入れられんね。
見た目が。
[ 2015/01/17 21:59 ] [ 編集 ]
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プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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