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口から先に生まれて。

日付は変わってしまったが、今日は5月の最終日。
毎月恒例みそか寄席の日だ。
トリの噺家さんのネタは「舟弁慶」
私の好きなネタだ。

この話に登場するおかみさんが面白い。
もう休むまもなくしゃべるしゃべる。
この人の演じ方で、この話のデキが左右されるといっても過言でない。
今日、このおかみさんのような人に出会った。

昼休み、また中華そばを目当てにとある食堂に入った。
店にいたのは店のおばちゃんと、食事中のおじさん。
そして、そのときすでにしゃべっていたおばあちゃんだ。

とりあえず、メニューをさっとチェック。
おばあちゃんの後ろの席に座りながら中華そばを注文した。
その瞬間、おばあちゃんが振り返り、
「この店の中華はおいしいんやんな~」
ちょっとビビって「へぇ」とだけ返事をした。

そのおばあちゃんは、厨房に入っていったおばちゃんに、
いかにここの中華がおいしいかを大声で語っていた。
店の隅っこに冷水機があったので、セルフなんだと思い、
水をくんできたらおばちゃんがお茶を運んできた。
「は~はっは」とおばあちゃんは大笑いして、
「ここのお茶はおいしいんやんな」
そのあと、店のお茶をペットボトルにもらう話を始めた。

店の人が厨房に入ると、そのおばあちゃん、
自分のテーブルの横にある水槽の鯉にしゃべり始めた。
「お前よかったな。ここに連れて来てもろてよかったな」
続いてその横の亀に
「お前大きくなったな、元気か」
そのあと私に向かって、
「ワタシはな、この亀がこんな小さい頃から知っとるんやに」

更に話は続く。
家が川の近くなので、亀が産卵に来る話。
77歳にもなると、朝目が冷めたら『生きてた』と思う話。
うなぎは好きじゃないけど、うなぎパイは好きだという話。

私の中華そばが運ばれてきた。
「なんやあんた、冷やし中華と違うたんか?
 てっきり冷やし中華やと思て話ししとったわ。
 きのう、酒でも飲んだんか。
 あんたは普段どこへ飲みにいくんや」
いつの間にか、店の人との会話に戻っている。

私が中華そばを食べている間に、3回は
「ありがとう、ごちそうさん」
と言ったが、店を出るのは私のほうが先だった。

ちなみにこの店の名前。
なぜか「安全地帯」と言う・・・



s-sizuka.jpg

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[ 2006/06/01 01:12 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(3)
安全地帯
そのおばあちゃんの周りは危険地帯のようですけどねi-229
[ 2006/06/01 10:55 ] [ 編集 ]
こみさんはまだいいじゃない
食べ終わったら「ごちそうさま~」とその場から離れられるんだもの。
逃れられないのは「お店の人」
σ(=^・^;時々その立場の人になります。
「いい加減おしゃべりヤメテ出て行け~」とは口が裂けても言えません。
お顔は(^^)心の中で箒を逆さまに立て・・・(^^;;;
[ 2006/06/01 19:53 ] [ 編集 ]
とほほ
ニキティさん>
最初に話しかけられた瞬間、
「あ、危険地帯に足を踏み入れた」
と思いました。
ひとりで4人がけのテーブルに座るのは悪いかなと、気を使ったのが失敗でした。

猫団子さん>
確かにお店の人は逃げられないもんね。
危険地帯が向こうからやってくるんだもんね。
ウチのお得意さんでもいます。
ときどき仕事場にやってきて、毎回同じ話をしていく人が。
失礼ながら、その人の対応は上司となすりあいです。
[ 2006/06/02 05:35 ] [ 編集 ]
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こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
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