普段の読書は昼休みが主なので、週に一冊のペースだ。
昔は休日に一気読みなんてしたもんだが、今は体力が持たない。
それよりも、読み始めたらやめられないような本に出会ってないのだ。
ところが、久しぶりに見つけたぞ。
読み始めたらやめられない本。
それがタイトルの「封印作品の謎」だ。
先週の日曜に一冊読みきった。
マニアには有名な話だが
「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」「ブラックジャック」
などに封印されたストーリーがあるというのだ。
その理由を作者はよく調べたもんだと思う。
そしてきのう「封印作品の謎 2」を読んだ。
ルポなので小説よりは早く読めるのだが、
これも一日で読みきった。
こちらは前作よりも厳しい封印作品を扱っている。
「キャンディ・キャンディ」「オバケのQ太郎」
「ジャングル黒べえ」「サンダーマスク」
この4作品は、出版も再放送もキャラクター販売も、
完全に行われない状態にあるのだそうだ。
(サンダーマスクの漫画だけは出ているらしい)
「いわれて見れば」だけども、最近どの媒体でもお目にかかったことがない。
こんな大御所の有名作品なのに・・・
この本を読んだ限り、封印の理由はさまざまだが、
読者、視聴者からしたらもったいない話だ。
私自信が封印したものもいくつかある。
一番大きなものは、やっぱり「タバコ」だ。
これをやめたおかげで生活と性質に大きな変化があった。
考えてみれば、タバコって一箱ずつ封印してあるのを、
開封して吸っているわけだ。
うまいこと言ったつもりだが、そうでもないな。
ピンクレディも封印した。
何がきっかけだったかは忘れたが、大嫌いになって、
テレビに出てくるたびに、チャンネルを変えるか電源を切っていた。
おかげで、いまだに『透明人間』以降の歌がさっぱりわからない。
もうひとつ封印したのが同窓会だ。
はじめのうちは何回か出席したのだが、全然面白くない。
大抵不愉快な思いをして帰る羽目になったので、参加しなくなってしまった。
わざわざ付き合いのなかった者とまで会わなくても、
仲のよい者だけで会ったほうが楽しいに決まってる。
これらは自分で封印したのだから問題はない。
しかし、先ほどの本のように他者に封印させられたものは悔しい。
「この食器は洗いにくいからもう使うな」
「この上着は擦り切れているからもう着るな」
「この料理はまずいからもう作るな」
このように、ちづるに封印されたものが多々ある。
でも、私は逆らわない。
文句を言って、玄関が封印されたら困るもの。
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「キャンディ・キャンディ」はきっと原作者と漫画作家とのトラブルのせいだよね。もっかい見たいと思うのだけど…。