私はもはやおっさんではあるのだが、まだまだ終わってしまったつもりはない。
自分の将来について、あれをしたい、これもしたいと夢を持っている。
それとは逆で、今まで培ってきた経験から、これはしたくない、
生涯絶対にしない、と思っていることもある。
これらは自分の行動だから自分でそのように生きていけばいいのだが、
生きているというだけで、第三者からの接触というのは避けられない。
誰かにああされたい、こうされたいという憧れもある。
あ、なんか変態っぽい表現になってしまった。
でも、本題はこれではないのだ。
「こうされたい」があれば、当然「これはされたくない」もある。
私にはどんなことがあっても絶対にされたくないことがある。
『救助』だ。
いや、もちろんいざという時には救助はされたい。
救助の中で特別に拒絶したいピンポイントのパターン、ベスト3を発表しよう。
第三位、山。
ニュースで見た。
山での救助はほぼヘリコプターだ。
ロープ一本で吊るされてブランブランしている。
なんと恐ろしい光景だろう。
あんな蛍光灯のヒモみたいな格好には絶対なりたくない。
しかも、場合によってはカンジキみたいなものに縛りつけられる。
もちろんても固定される。
怖い時はせめてその命綱にしがみつきたいではないか。
考えてみよう。
あの頼りないプロペラで空中に浮いている鉄の塊の下にロープ一本でぶら下げられるのだ。
何重に危険なのだ。
山にいるあいだは少なくとも斜面だぞ。
救助という名目の元、あんな恐怖にさらされるのはごめんだ。
第二位、ジェットコースター。
これもニュースで見た。
日本には引力というものがあるはずだ。
なのにどうしてわざわざあんな高いところで止まるのだ。
そこで力を抜いたら、どろん、と下に降りてくるのではないのか。
あんな高いところで偶然止まったと考えるのは無理がある。
あれは救助したい側の何らかな作為があるに違いない。
そのくせ、救助といっても自分で線路脇の階段を降りてくるだけだ。
あれは救助ではない。
誘導だ。
で、誘導されたぐらいであんな華奢な階段に身を委ねることはできない。
下が丸見えだ。
しかも、人がキャーキャー叫ぶほどの高さがあるのだ。
私は降りられない。
線路を敷設したときの逆の手順でコースターを解体して下に降ろして欲しい。
第一位、ロープウェイ。
確かニュースで見た。
ロープウェイでの救助は、床のフタを開けて、ロープで下に降りるのだ。
アホか。
それなら最初から下の道を歩くわい。
そもそもバカを言うにも程々にして欲しい。
「ロープウェイ」って、あのロープを『道』だというのだ。
このネーミングは詐称と断定しても間違いにはならないだろう。
『吊るし箱』と改名しろ。
前も後ろもロープなのに、そこから下にロープで降りるなんて、
横から見たら『T』の字ではないか。
それは別にいいのだけれども。
そんなわけで、私のこれからの夢に、登山、遊園地、ロープウェイは入っていない。
むしろ、したくない項目の方に入っている。
そしてもちろん、生涯したくないのトップも「救助」だ。

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切れただけだから!!
毛根は大丈夫だから!!
安心して落ちて。
っと、トケ井、いろんな道具もってたやん、はよ出しいな。
えっ?重たいんで全部置いてきたって?
あらっ、しゃぁないな。