いよいよ寒くなってきた。
さすがに会社に行くにも長袖の上着を着るようになった。
でも、その下はまだノースリーブだ。
仕事でちょっと動いたら、肩もあらわな半裸になる。
暑がりってやつは、暑がりな上に意地っ張り。
てやんでぃ、これしきの寒風、って心意気だ。
これに対抗相手がいたならなおさらだ。
対抗相手が現れた。この夏に移動してきたU氏だ。
彼は太っていないにもかかわらず、とんでもない汗かきで暑がりだ。
つい最近まで着替えを持って出社していた。
私の暑がりエピソードを話しても、上司TやО川のように驚かない。
むしろ「そうそうその通り」って感じだ。
こうなると、うかつに衣替えはできない。
念のために厚手の上着を羽織ったりしたら、
「ほほう、その程度の暑がりですか」
などと鼻の左でにやりとされるかもしれない。
それを想像するだけで体温が上がる。
今まではたったひとりの暑がりとして君臨していた私だ。
念のため薄着で出勤していた。
そうはいっても切り替え時がある。
長袖の上着はこの月曜日から着ているのだが、
幸いU氏もその日から長袖だった。
お互い長袖になった言い訳は、
「ご近所の目があるから」だ。
さて、お昼休みは休憩室でU氏と二人で食事をしている。
私は食事を終えると少し本を読み、20分ほど昼寝をする。
U氏はゆっくり食事をし、そのあと部屋を出ていく。
夏場は倉庫の涼しい所で寝ていたようだ。
多分今は車で寝ているのだろう。
寝ると体温が下がる。
暑がりの私も昼寝のあとはちょっと寒いと感じる時がある。
これがよくない。
ゾクッとしたりすると風邪をひく可能性がある。
意地を張って風邪ひきになってはつまらない。
ましてやU氏が出てったあとは、意地を張る相手もいないではないか。
そこで、次のようなだんどりになった。
お昼になったら休憩室に行き、テレビを見ながら二人で弁当を食べる。
私が先に食べ終わり、寝転がって本を読み始める。
U氏が食事を終えて部屋から出ていく。
私はテレビを消し、ホットカーペットをつけて寝る。
ホットカーペットはいい。
暖かくてよく眠れる。
これなら午後も袖なしでオーケーさ。
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わたし寒がりなもので、新鮮なお話でした。