というわけで、メガネ屋さんに行ってきた。
朝刊に売り出しのチラシが入っていた大手安売りチェーン店だ。
ともかく初めてのジャンルのお店に入るのは緊張する。
ベテランメガナーのちづるの陰に隠れて店内に入った。
安売りチラシが入ったせいか、店員さんは受付カウンターで忙しそうだ。
それを幸いと、勝手に並べられたメガネを見て回る。
なにしろ数が多い。
まるでメガネの海だ。
その中から私に似合う一匹のメガネを一本釣りしようというのだ。
目を皿のようにして目からウロコが落ちるような私のメガネに叶うメガネを探した。
気に入ったのがあると試しにかけてみてちづるの評価を仰ぐ。
「似合わん」「ふざけとる」「ありえない」と手厳しい。
慣れてない私はレンズが入る部分の形だけを見て選んでいたが、
なんとメガネにはややこしい選考基準があるらしい。
遠近両用だからレンズの大きいのがいいとか、
ツルに柄が入っているのは女子用だとか、
鼻に当たる部分の形だとか、
軽さだとか、顔の幅に合っているかとか、
「おくれ」「どうぞ」という買い物はできないようだ。
それでもどうにか「レンズとフレームで1万円ポッキリ」からひとつを選んだ。
最終的にそれを選んだ理由は、
「もうそれでええがな」
と思ったからだ。
それを持って受付カウンターに行く。
受付をしたら目の検査だ。
何やら恐ろしげな機械の前に座らされ、見えたものを正直に言えと脅される。
その結果、衝撃的は事実を知らされた。
遠くを見るには全く問題は無し。
ただし老眼が2.5だという。
私はいくつか老眼鏡を持っているが、朝の新聞用は1.0。
部屋用と持ち歩き用は1.5、寝床の読書用で2.0を使っている。
なんと、いつの間にやら進行していたのか。
で、お試しレンズをかけてみる。
遠近両用だとどうしても足元が歪んで見えるそうだ。
それを軽減するレンズにすると、お値段が倍。
安いのでいいですと言って再び受付カウンターへ。
このメガネ、紫外線を90%カットですが3500円出すと99%カットにできますよ。
と勧められたが断った。
今までより9割も減るならそれで十分だ。
ホントは4000円出すと、パソコンのブルーライトも遮断してくれるらしいが、
私は1万円を超える買い物をするとガクガクブルブル震えるのでそれもやめておいた。
「レンズを薄型にすることもできますが、近視がないようなのでこのままでいいですね」
と言われた。
ふふふ、ワシが出さない男だと感づいたな。
さてこれで終わり、と思ったら「目の位置を測ります」と言って、
レンズに線を引いたりシールを貼ったりしはじめ、
それをかけてギョロギョロさせられた。
「では来週の土曜日に出来上がりますので」
やっと放免になって外に出た。
初めてで緊張している上に、思いもかけないことをたくさんさせられてぐったりだ。
こういうのを『眼精疲労』というのだろうか。

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乱視もあるから全部下から三つ目状態。
何センチ離れたら見えなくなるのかわざわざメジャーで測っちゃったわ。
デモね、新聞やら薬の効能書きやらはそのまま読めるのよ。
来週は出来上がりを掛けたカッコイイこみさんが観られるのね。
たのしみだわぁ。