ご存じの人もいるかもしれないが、
昨日わが社は商工会議所主催のボーリング大会に参加していた。
三人が1チームで、わが社からは4チーム出場した。
そもそも上位入賞が目的ではない。
ゲームを通じて普段会わない本社の人たちと親睦を深め、
本社のカワイコちゃんをチラ見することができて本望だ。
ちょいといいとこを見せてやれ、と思ったが、
無いいいとこは見せることができない。
百人弱の参加者で、52位という見事な平均的腕前を披露した。
賞品はこれ。

『虎虎焼き』と書いて『ことらやき』と読む地元のお菓子だ。
70位だったN岡も同じ賞品だった。
「ボク、去年もこれでした」
なにしろ賞品を提供するのが地元中小企業だ。
毎年同じ賞品が大量に配られる。
今年もバナナに当たった人が大勢いた。
ちなみに、わが社で一番成績が良かったのは、本社のカワイコちゃんで、
なんと12位というわが社が参加し始めて以来の快挙だ。
いいとこを見せられてしまった。
さて、ゲームが終わって成績発表までの時間を待っていると、
「終わったなら場所を空けてくれ」
といかつい顔のおっさんがやってきた。
見れば、旅行にでも行くような大荷物を持っている。
これはおそらくマイボールだ。
それも二つ。
セミプロだ。
場所を空けてまわりを見たら、そんな感じの人が何人かいた。
我々シロートが見守る中、彼らは入念に準備をしている。
指にテーピングを巻き、球を磨き、あとなんだかわからん呪術の儀式のようなことをしている。
利き手にメカニックなオプションを付けている人もいる。
和気あいあいという雰囲気はない。
家族連れやアベックが楽しんでいた時間帯とは空気が違うのだ。
彼らは一人で2レーンを借り、二つのボールを使って休みなしに投げる。
ストライクやスペアは関係ないようだ。
球の曲がり方やフォームを試しているように見える。
投げる瞬間、ヒジがおかしな動きをする通称『関節』
無造作に投げているようですごいカーブを掛ける女性『チャイナ』
年配なのに体格がよく、勢いのある球を投げる『白髪ゴリラ』
おしゃれな『赤チョッキ』
体格が良くてピンクの衣装の女性『アッガイ』
ちなみに通称は全て私が心の中で名付けたものだ。
彼らはこのときを楽しんでいない。
もくもくと練習をするのみだ。
おそらく、我々のレベルとは次元の違うボーリング大会に照準を合わせているのだろう。
なんだかその大会が見てみたくなってきた。
どんなすごいキャラクターたちが集うのだろう。
そこで彼らを応援したい。
ここで会ったのもなにかの縁だ。
「がんばれ、関節!」
「ナイススペア、チャイナ!」
やっぱりボーリング大会でも「お静かに」とか言われるのだろうか。

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