墓参りに行って帰ってきたのがだいたい三時半。
畑に行くような時間はない。
帰りに温泉施設でまったりしてきたので、気力と体力もない。
とはいえ、何もしないでいたらこの季節の段取りが立たなくなる。
で、種蒔きをすることにした。
種蒔きといっても畑に直播きするわけではない。
小さなポットが連結しているトレイに蒔くのだ。
つまりは苗づくりだ。
私が使っているのは7×7で49本作れるやつだ。
冷蔵庫に入れてある種入れを調べてみた。
在庫があるのは、ミズナ、チンゲンサイ、サニーレタス、チマサンチュだ。
あと、ニンジンとゴボウもあったがこれはポットには向かない。
ハクサイとキャベツは季節が違う。
ナス、ピーマン、バジルは四月に蒔く。
とりあえず、葉物四種を蒔くことにしよう。
それぞれトレイ二枚ずつ、98本分だ。
トレイに土をすりきり入れる。
そのあと少しふるい落とす。
耳かきで一マスに3~5粒ずつ種を蒔く。
一か所に固まったら、耳かきで混ぜてやる。
全部蒔き終わったら、その上に薄く土を掛け、
適当な深さに水を張ったコンテナに浸けて、下から水を吸わせる。
ジョウロで上から水を掛けると、土や種が跳ねてしまうからだ。
ミズナを蒔き終えて、浸けている間に次の種を蒔く。
この繰り返しだ。
チンゲンサイを蒔き終わって、ミズナのトレイと入れ替えようとしたら、
まだ水の吸い方が十分でない。
土の表面が乾いている。
めんどくさいのでジョウロで水を掛けた。
でないと、種を蒔き終えたトレイが渋滞してくるのだ。
とりあえず、全部蒔き終えて片づけに入る。
最後に種を持って家に入ろうと思ったが、その種入れが汚れていた。
私は釣り道具の小物入れを種入れにしている。
ケータイより一回り大きいぐらいで、中が細かい部屋に分かれていて、
それそれにフタがあり、密閉性もいい。
なのにどこからか細かい種が漏れてきて、ざらざらしているのだ。
種を処分することにした。
長く保存していた種は古くなって発芽率が悪い。
一旦、種入れをカラにして、ゼロから始めよう。
と思ったが、ハクサイの種は高かったし、
ニンジンとミズナはまだたくさんある。
もったいない気持ちが働いて、この三種は残すことにした。
あとはすべて廃棄だ。
どこに廃棄するかというと、庭の隅にある土捨て場だ。
ここに、使い終わった鉢やプランターの土をまとめてある。
この土は畑に持って行って、野菜くずを溜めてある穴に捨てる。
その野菜くずに溜めてあるものは、畑に埋めるのだ。
そう、ひょっとしたら生えてくるかもしれないという貧乏根性だ。
さて、これで苗づくりが始まった。
今日蒔いた種が植え時になるまでに畑をちゃんとしなくてはいけない。
耕したり畝を作ったりする作業にタイムリミットができたのだ。
ああ、せめて土日が晴れますように。

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またまた、特派員レポートでーす。