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『四人の申し分なき重罪人』

ここでは、『四人の申し分なき重罪人』 に関する情報を紹介しています。
日曜の午後を利用して、やっと『四人の申し分なき重罪人』を読み終えた。
作者は、ブラウン神父シリーズなどで有名なG・K・チェスタトン。
発表されたのは1930年のイギリス。
そう、とても古い小説なのだ。

内容は『誤解された四人のクラブ』のメンバーのそれぞれのストーリーとプロローグエピローグだ。
毎日、昼休みに20分ずつ読んでいたが、全然読み進んで行けない。
埒が明かないと言った感じだ。

なにしろ説明が長い。
たとえば、ある少女がなにかを不穏な空気を感じた場面があった。
それならば「不穏な空気を感じた」でいいのに、これが長くなる。
「それはまるで~」
とはじまって、延々と例え続けるのだ。

『その気持ちは、少女が幼いころに買ってもらった人形の衣装が、
 どうたらであったことを発見したときのものに似ている。
 実際その人形はなんたらかんたら・・・』

このときの気持ちの説明だけで2ページぐらいはたっぷり使うのだ。
はっきりいって、話がそれているとしか言いようがない。
このあと、少女が一言セリフを言うのだが、
どことの会話だったか覚えていないぐらいだ。
話の腰を折るとはまさにこのことだ。


その会話自体もややこしい。
若い泥棒がいきなり、
「王はパンを食べたのさ」
などと言いだす。
そのあとには必ず長い注釈がつく。

※なんとかという宗教書の中に○○という王はなんとかのときパンを食べたという逸話がある。

というような感じだ。
知らんがな。

ともかく宗教的なたとえが多い。
注釈がつかない時は、登場人物が、
「預言者はこう言った」
などと言いだして、興奮した様子で長々と演説をするのだ。
そして、ラストの一行はたいてい
「おお神よ」
で始まっている。


最後にひとつ、ピーコック・クレセントと呼ばれている町の一角の説明文を引用しよう。

『ピーコック・クレセントという名前が付いている理由は、
 月光に青白く映える古典的な印象を漂わせる連続住宅(テラス)の正面を、
 かつて孔雀が闊歩していたからだ、
 などというものではなかった』

なかったんかい!
そんなら言うな!


どうだろう、誰かこの本について私と語るために読んでみようという人はいないだろうか。
ちくま文庫で1000円だが。







↑今日から薄い本を読むのでクリックしてね。





絵のある本がいい
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コメント
この記事へのコメント
その作品の内容は知らないけれど
こみさんの感想を読んで
東野圭吾「超長編小説殺人事件」を連想しましたわ。

トケ井、突いとる場合やないで、叩かんと。
2012/02/20(月) 08:16 | URL | 猫団子 #mQop/nM.[ 編集]
突っ込みどころありそうだしネタ的には良いような気もしますが、
実際には読む気はあんまり湧いて来ないような…。
単純に内容を聞いて面白可笑しくお酒呑みつつ話した方が楽しそう。
何にせよ挫折する事無く読破された事に感動です。
と言う程の感動を覚えたのは、
小学生の頃の夏の課題を終えた瞬間のあの頃に味わったものに近い気がするのだろうと、
ふと思ってみた…と言いたい気持ちもあるけれど、
どうもそれとは違う気もし始めたので、
感動したと言う発言は取り下げておいた方が良いと思いました。^^v
2012/02/20(月) 12:06 | URL | kerokerockers #-[ 編集]
若いころならいざ知らず、
もはやややこしく回りくどい文章を受け付けなくなった我が頭。
頼まれても読みたないです。
おまけに1000円。
高い文庫として有名なちくま。
完読したこみさん、尊敬するわ~。
ちくまの営業妨害してる気もするけど。
2012/02/20(月) 13:00 | URL | ラク太母 #-[ 編集]
貧乏なので1000円は痛い…
1930年と古いものなら青空文庫などで無料で読めないかと
さがしてみたらありました…英語だけれども。・゚・(つД`)・゚・。

http://gutenberg.net.au/ebooks03/0300781h.html

で、ピーコック・クレセントの該当箇所がおそらくここなんですが、

Peacock Crescent was so called, not because its pallid and classical façade had ever been brightened by any peacocks, but out of compliment to the bird which was the royal cognizance of Pavonia, and presumably the origin of its name, and which was represented in very flat relief, with tail outspread, on a medallion at one end of the semicircle of houses.

私も英語あまり得意でないので不確かですが、
こみさんが引用された訳文はけっこう無茶な訳かなあと。
原文自体関係代名詞でだらだら続いていて、
それをこなれていない訳で読むから更に理解が困難なのかなと。

私は海外の小説を読んだ経験ほとんど無いのですが、
なるべく上手な訳の本を探して読めたらなあと実感した記事でした。
2012/02/20(月) 17:24 | URL | 通りすがられ #-[ 編集]
なんやかんや言うて、読んでしもうたやん。
活字恐怖症のわいには、信じられへん。

1000円もろても、誰が読みますかいな。
2012/02/20(月) 22:10 | URL | NANTEI #8g7ZE2Jk[ 編集]
よくぞこのネタにコメントを
猫団子さん>
お、それは怪笑小説のシリーズですな。
いやほんと、たっぷり引き伸ばした感じですよ~
トケ井、たたくなら鐘だからね。

kerokerockersさん>
とりさげるんかーい!
よくぞそれだけ伸ばしてくれました。
これが夏休みの課題図書だったらいいのにな。
だって私は卒業してるから。

ラク太母さん>
ちくまのためにも言っておきますが、
古めかしいけど面白いんですよ~
文章は古めかしいけどアイデアは奇抜。
こういうのを出してくれる出版社がなかなかないのでねえ。
でも、もうちょっと安くてもいいと思いますよ、ちくまさん。
2012/02/20(月) 22:53 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
通りすがられさん>
ぐおおお~、ここのコメント欄にイングリッシュな文章が!
私がなんとレスをしたものか。
翻訳されたのもずいぶん昔なのかも知れません。
ナウな訳ならもっと楽しめたかもしれませんね。
やっぱり小説は風景や状況を思い浮かべたいですから。

NANTEIさん>
面白くなくても、とりあえず最後まで読んじゃうタイプです。
おやおや、活字恐怖症?
では、私が手書きしますから読んでみてはいかが?
英文で。
2012/02/20(月) 23:05 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
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