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目線は上から

ここでは、目線は上から に関する情報を紹介しています。
人類が火を使うようになって、最初におこなった調理は、
やはり『焼く』だろう。
おそらく他の調理法を使うようになるにはかなり長い期間があったはずだ。
それは我々のDNAに刷り込まれた。
だから今でも人間は、網の上で焼かれる素材から目が離せない。

なんといっても肉。
ステーキや焼き肉がじゅうじゅうと音をたて、脂を滴らせている様子はたまらない。
匂いや音にも誘われて目が離せなくなる。

焼き鳥も素晴らしい。
昔ながらの焼鳥屋では、カウンターの向こうで串がクルクルまわされているのが見える。
炭火であぶられた鶏肉は、淡白でのんびりした姿から、
活発で勢いのある焼き鳥へと豹変する。

魚類ではなんといってもウナギがいい。
実際に見る機会はないけれど、テレビで職人さんが焼く姿を見たら、
まるで匂いと煙を感じるかのようだ。
特に、たれがかかった後は唾液腺を往復ビンタされている気分だ。


残念なお知らせがある。
食べ物が焼ける様子は見ているだけでおいしそうだと述べてきたが、
実はほとんどの場合、人が見ているのは焼けている面の裏側だ。
火は下から上にある素材を加熱する。
焼けているのは、火に当たる下側なのだ。

実際、人が目にするのは、焼けた面を裏返して見たときだ。
だから、焼けていく過程はまず見ていない。
火力による食材の変化の一番おいしそうな場面は目にしていないのだ。


確かにいくつかの食材は、火に当たる面より上からの眺めが面白い。
たとえば、焼き貝。
火にあたっている部分は貝殻だ。
牡蠣や大アサリが焼けるのは見ていて楽しいが、
あの姿はどうしても『煮えている』という状態だ。
ちょっとDNAは刺激されない。

ピザというものがある。
あれは石窯の中で、まわりからの熱で焼かれる。
ただ、上からの火というのは、どうしても不自然だ。
炎は下から上に燃えあがり、熱は下から上に昇っていく。
だから、上からの火は『炙る』になってしまうのだ。

ひとつめんどくさい食材がある。
スルメだ。
ヤツは火に乗せたとたん、
「ほーら、こんなに焼けてますよー」
と裏側を見せてくれる。
こちらが「丸まるなー」と叫んでも「ほらほら」とおかまいなしだ。
これはおせっかいでしかない。


たった一つ、下からの火でも見ている側に影響が現れる素材がある。
餅だ。
火に当たる面は少々焦げ目がつくだけで、上に向かってぷーっと膨れる。
横にはみ出すことはあっても、下に膨れることはない。

とはいえ、餅が焼けるさまは、肉やウナギと比べて盛り上がらない。
油も煙も匂いもない。
DNAも整列したままだ。
だから人はあまり注目しない。

そこでやつらは突然膨れるという手段を選んだ。
過熱に対し、徐々に変化するのではなく、いきなりだ。
うっかり目を離していたら、網がえらいことになっていたりする。
きっとやつらはすねているのだ。






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コメント
この記事へのコメント
おはようございます!

う~んそうですねエ・・確かにDNAのなせる技かも・・
好きな人に頼まれもしないのに世話を焼いたりヤキモチを焼いたりするのも、本能がなせる技だったんですね~(´∀`*)ウフフ
余り焼き過ぎると焦げ臭くなっちゃいますけどねw
えっと・・そっちの話と違いましたね(^^ゞ
朝から失礼しました~~~m(_ _)m
2012/01/23(月) 08:18 | URL | ぴーち #-[ 編集]
きゃーっ
おぐしは大丈夫でしたか!?
引っ付いたのを無理に剥がしちゃいけませんよ。


万一くっついて抜けちゃってもダメージを受けていなかったら望みはありますからちゃんとケアするんですよ(^-^;
2012/01/23(月) 12:41 | URL | 猫団子 #mQop/nM.[ 編集]
ぴーちさん>
世話焼きにやきもち、まさにDNAのなせるワザですね。
それも真実の面はなかなか見えなかったりして。
焦げ付くほどになると業を煮やしたり・・・
あ、くどいですか。

猫団子さん>
なんとか一本だけは難を免れましたが、
三本は安否が確認できません。
ああ~、万が一なんて言わないで~
2012/01/23(月) 18:47 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
ああ、なんだか、お餅が食べたくなりました。

明日のおやつはぜんざいにしよう。
そう固く誓うワタシなのでありました。
2012/01/23(月) 22:04 | URL | まんがいんく #-[ 編集]
23日は姫路にいましてん
大阪の叔母がめのお見舞いの帰り、姫路城見学してきましたー

いまは、大規模修繕中
天守閣まるごと、大きな仮建屋をかぽっとかぶしてあって、かぶした中を、スケスケのエレベーターで6Fと7Fにあがると、姫路の街を一望、瀬戸内海まで見える絶景

反対側を見れば、目の前で瓦の葺き替えやらなんやらしてるとこ、ガラス越しに見れますねん

建屋を出たら、氷雨がざーっと
耳も指もちぎれそうな冷たさ
大名屋敷公園の一角のお店に駆け込んで、食べたおぜんざいのお餅ふたつ、ほんまにええ焼き具合やったこと


こみさんのお餅、と言えば
年越しの伊勢神宮やね
香ばしく、無病息災のご利益つき

…来年は、細い餅を4つ用意して
ヨンホンゲの無病息災も…

2012/01/25(水) 01:14 | URL | かめ #-[ 編集]
遅なっとります
まんがいんくさん>
ぜんざいはご無沙汰だなあ~
でも、餅季節のウチに一度ぐらいはいいですよね~
在庫が減ってくるとなんだかさびしくなってきます~
きな粉でも食べたい~

かめさん>
姫路城は改修中だそうですね。
あのお姿が見えないのは残念。
寒さに凍えた後のぜんざい、たまらんでしょうね~
来年は伊勢神宮でぜんざいしてみたろかしら。
無毛息災を・・・あたた、まちがえた~
2012/01/25(水) 21:15 | URL | こみ #tHX44QXM[ 編集]
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