ハンカチ代わりに日本手ぬぐいを携帯している私だが、
最近、手ぬぐいの出番が少ない。
なぜなら、最近のトイレの手洗い場には、
傑作発明ジェットタオルが設置されているからだ。
アレを考えた人はすごいと思う。
手を乾燥させるのではなく、水分を吹き飛ばすのだ。
それで短時間でそこそこ手が乾く。
改めて手ぬぐいで拭くまでもなく、ズボンにぬすくっておける水分量だ。
だから、どこかのトイレに入って、
設置してあるのが温風乾燥機だとがっかりだ。
ブオーッと頼りない勢いの温風に手をあて、
揉み擦らなくてはならない。
アレだとせっかちな人間は、まだ湿っている手をズボンにぬすくってしまう。
ただし、ジェットタオルにも弱点はある。
あの狭さだ。
ドラえもんのような肉厚の手のひらを持つわれわれには、
あの間隔はかなりの緊張感だ。
他人がトイレで手を洗った水分が飛び散っているはずの内壁、
決して触りたくはない。
おっさんはトイレで手を洗うときはがさつでせっかちだ。
主婦の皆さんはどうして洗面台がこんなに汚れるのかといぶかしんでいるだろう。
ガーっと水を出してダバザバ洗ってピッピッてするからだ。
こんなに水を飛び散らかすわりに、洗っているのは一瞬だ。
要するに大雑把なのだ。
このがさつで大雑把なおっさんが、ジェットタオルで緊張を強いられる。
足がすくみ血管が収縮する。
この緊張で倒れた人はいないのだろうか。
ジェットタオルには二種類ある。
横から見ると『コの字型』になっていて、両サイドから手をいれ引き抜くタイプと、
箱のように四方が囲まれていて、上から手を入れ、上に引き抜くタイプだ。
コの字タイプはまだいいのだが、箱型はつらい。
慎重に上から手を入れ始めると、まだ途中でジェットが始まる。
ジェットは上から下に向かって吹いているのだろうが、
進入が途中だと、ジェット口より上にある水滴が、
あおりを食らって顔に吹き返されることがあるのではないか。
なによりも、どうせ吹き飛ばすなら、手首から一気にいきたいではないか。
貯金箱は満タンになってから割ったほうが気持ちがいいのと同じだ。
箱型ジェットタオルのスタートは早すぎる。
ジェットタオルはせっかちだ。
ひょっとして、おっさんにあわせてせっかちなのだろうか。
女性用トイレのジェットタオルはせっかちじゃないのだろうか。
うわさで女性はトイレの洗面場でゆったりと優雅な時間を過ごすと聞いているが・・・

↑適度に保湿した手でクリックしてね。
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ゆいままは滅多にあれ使わない。わざわざハンカチ出して拭く
こみさん、あの「ぶおぉぉぉぉぉ~っ」って勢いで4本毛が危険にさらされた事はないのかしら
今日もこれからSAの綺麗な洗面場に行ってきま~す