我が家では揚げ物はしないことになっている。
台所が汚れるし、油はもったいないし、
コロモは余るし、あまりうまくできないし。
というわけで、揚げ物はもっぱら外食だ。
てんぷら、唐揚げもいいけど、
やはり魅力的なのはフライだ。
誰がパン粉をつけて揚げるなんて素敵な方法を思いついたのだろう。
これはまさに料理界の大革命だったのではないか。
五大フライ、といえば、
エビフライ、トンカツ、カキフライ、アジフライ、コロッケだ。
好き嫌いは別として、ホタテフライやイワシフライはやや格下だ。
チキンカツは「トンカツのチキン版」という扱いだし、
ウズラ卵じゃパワー不足だ。
フライ四天王、と言えば、
エビフライ、トンカツ、カキフライ、アジフライだ。
コロッケはおかずとしての喜び度がやや落ちる。
良く言うなら、コロッケはすでにひとつのジャンルだ。
単品料理として扱うには種類が増えすぎた。
フライビッグスリー、となると、
エビフライ、トンカツ、カキフライになるだろう。
アジフライが脱落だ。
同じ魚系のイワシフライやアナゴフライと票を分け合ってしまったのだろう。
本当においしいだけに残念だ。
フライ界の双璧、といえば、
エビフライとカキフライだ。
なんだって?
どうしてここでトンカツが落ちるの?
と言う人に答えよう。
フライとは、揚げたてサックリ感が命だ。
なのにトンカツは、カツ丼、カツ鍋、カツサンドと、
フライ族である誇りを軽んじた。
違う路線にまで手を広げすぎたのだ。
では、フライ界のトップに立つのはエビとカキ、どちらだろう。
それはもちろん、カキフライだ!
えーなんでどうしてエビじゃないの?
という方に答えよう。
エビフライには、食べられない部分がある。
そうシッポのことだ。
もちろん、食べたければ食べればいい。
案外香ばしくて私も好きだ。
しかし、あの口に残る感じはいただけない。
よって、フライの王はカキフライに決定した。
なに? ひいきだ?偏見だ?不公平だ?
当然だ。
きのうわざわざ食べに行ったのだから。
いや~、ホントにうまかった。
先にも書いたが、揚げ物といえば“サクッ”という食感だ。
これは、カキフライだけのものだ。
エビはあのぷりっぐりっ感で『ザグリュッ』
カツはいくら柔らかくても『ザフッ』
アジは『ザスッ』
コロッケは『ザヌッ』
また、カキは火の通りが早いので揚げ上がりが白くてやわらかそうだ。
そこへ赤味の強いケチャップや濃厚ソースが映える。
しかも、今の時期しか食べられないというプレミア感が隠し味となっている。
ああ、家計で食うカキフライ。
ひとりで全部食べたかった。

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って前の記事で思いました(^^)
えび、かき、接線です!うwww私はえび!やっぱり好みはまだお子様味です。
この戦いはいい戦いです。お外で食べるフライは最高ですもの!!!