休日にお出かけなんかして、
どこかのお店で食事なんかして、
満腹になっていい気分でいると、
ちづるに襟首をつかまれることがある。
そのままドブにでも捨てられるのかと思って、
「ごめんなさいごめんなさい、
次から注文は単品にします」
などと懇願しようとすると、それは全くの思い違いで、
「ほら、エリがクシャクシャやないか」
と、着るときに内側に巻き込んでしまった上着のエリを直されるのだ。
思えば子供のころからそうだった。
ロケット花火みたいにピューンと飛び出していこうとする私は、
「待て」
と母に支持をされたあと、よくエリを直されたものだ。
女性はどうしてこうもエリに敏感なのだろう。
人通りの多いところで、
「あのおっさん、エリがヘンや」
とちづるに言われても、私にはとっさに誰の事だかわからない。
私にはヘンなエリは見えていない。
錯覚を利用した間違い探しのように、目に見えてても頭に入っていないのだ。
あるいは逆に、女性はエリが見えていないことに反応するのだろうか。
「あのおっさん、エリのあるはずの服を着ているのにエリが見えてない。
いったいどうしたことだろう」
それは例えるなら、省エネルックの羽田元首相を見るような不安感か。
私がエリに関心がないのは、
私自身に私のエリが見えていないからだ。
見えないものには関心は払えない。
だが、よく言われるのは、エリがそんなことになっていて気持ち悪くないのか、
ということだ。
わからない。
衣服自体が触覚に対するある程度のストレスだ。
エリだけに重点を置いて間隔を研ぎ澄ませているわけではない。
見えないうえに感じない。
こんなエリに気をつけろと言われても対処のしようがない。
霊みたいな不確かなものでも、見えるか感じるかはしている。
そもそも、エリってなんのためについているのか。
まさか、男性に対する罠?
わざと巻き込みやすく作ってあって、
女性に、
「あらあらしかたないわねえ」
と言うチャンスを与えるためのもの?
あー
まー
なんというか、
関心がないものなので、話が膨らまんわ~
なんでこんなネタで書き始めてしもたんやろ。

↑エリを正してクリックしてね。
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ネクタイも
プレゼントしたのん、ちゃんとつけてるか
見慣れないのん、してるときは 出所について探りを入れ
選んだった色や柄で自分好みのオトコを演出する
『ちょっと待って…曲がってますわよ』て直したげて恩に着せたり
オナゴがオトコさん管理したり、アピールするためのモンやね
しやけどリアル夫がめの エリにもネクタイにも 自分のエリにも興味の無い、ウチは…