野菜の作り手というのは弱い立場だ。
畑に鍵をかけることはできない。
四六時中見張っているわけにもいかない。
ゴミを捨ててあったり、犬のふんがおいてあったりは当たり前。
野菜を盗まれたり、いたずらされたりしても、泣き寝入りするしかない。
私は趣味程度だけど、本職の人は大変だと思う。
土曜日、私は畑に行った。
ヤマイモが植えてあったところを耕し、
ソラマメとスナックエンドウの苗を植えるためだ。
目的は定植だとしても、畑に行くといくらでも仕事はある。
こんなに寒くても雑草は生えるし、
トンネルを掛けたり、土を寄せたり、収穫したりと、
結構忙しいものだ。
苗を植え付けた後、他にすることを考えながら畑を見回すと、
ハクサイが一個、転がっていた。
外側の悪い葉をはいで、きれいになっている。

さては、泥棒か?
しかし、ハクサイ自体はそこにある。
剥くだけ剥いて置いていくとはどういうことだろう。
そういえば、以前収穫したハクサイが育ちすぎていて、
芯に空洞ができていたことがあった。
取ったものの、それが気に入らなくて置いていったのだろうか。
そのハクサイが植わっていたところを見てみた。
はて?
ハクサイの葉が残ってはいるが、
まるでダイコンを抜いたみたいに穴があいている。

ハクサイを拾って観察してみた。
「な、なんじゃこりゃぁー!」

ハクサイの中身が空洞だ。
芯の部分だけがぽっかりとなくなっている。
このハクサイ、土の中から芯だけ盗まれたのだ。
モグラか?
やつは肉食のはずだ。
モグラ穴を利用するというネズミの仕業か?
ネズミはハクサイを食うのだろうか?
なんにせよ、このハクサイは地中からガリガリかじられ中心をえぐられた。
根のなくなったハクサイは畝の上に乗っているだけだ。
風によって畝から転がり落ちたのだろう。
そのとき接続部をかじられていた外側の葉はきれいに取れてしまったのだ。
ということは、このハクサイ、
外側の葉と芯がないだけだ。
人が食べる部分は丸ごと残っている。
ということは・・・食べられる・・・んじゃないか?
・・・・・・
・・・・・・

↑食べてないからクリックしてね。
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人間の仕業としか思えないw
食べちゃダメですよ?お腹壊しますよwきっと