人間ってやつはやたらと増え続け、地表を覆いつくしてしまった。
陸だけでは飽き足らず、海までがばがば入って行った。
今や、ちょいとスペースに余裕があるのは空中だけだ。
いやいや、結構空中も混雑させている。
でも、所詮は飛べない身。
ハネのあるやつにはかなわない。
鳥の中で一番飛ぶのがうまいのはツバメだそうだ。
トンビやアホウドリのように上昇気流を捕まえて滑空する鳥。
ハチドリのようにホバリングで好きな位置にとどまれる鳥。
フクロウのように、音も立てずに飛べる鳥。
ツバメはそのすべてを上手にこなす。
空を飛ぶもう一種の生物、昆虫。
その中で飛ぶ達人といえばトンボだそうだ。
確かにやつは『つーい』って飛ぶ。
水の上のアメンボのように空を飛ぶ。
あっちへスッと動いては停滞。
またこっちへ来ては鋲を刺したように空に止まる。
まさに自由自在だ。
逆に、飛ぶのが下手な虫の代表はハエだそうだ。
確かにずんぐりむっくりな体に無理やり羽根を付けたよう格好だ。
ハエが現れたら、部屋を閉め切って、どこにもとまれないように追い回すと、
やがて飛び疲れて落ちるという。
笑ってはいられない。
今は空中というシチュエーションで語ったが、
これが地上なら自分はどうだろう。
たとえば、ツバメは最新の流行の衣装で世渡りをできる奴。
トンボなら、最先端のIT技術を使いこなす奴。
そんなイメージだ。
ちょっと前だがたんぼ道で自転車でこけた。
ジャスコのベンチで向こうずねを打った。
ダンボールで手を切った。
花粉でくしゃみが出る。
車のドアを閉めたら静電気にやられた。
あさりを食べたら砂をガリッと噛んだ。
こう考えると、やっぱり私は地上に向いてないのかなあ。
♪ああ人は昔々、鳥だったのかもしれないね
こんなにもこんなにも空が恋しい♪
空では向こうずねを打たないし、
こけないし、
アサリいないし。
それともやはりちづる方式。
ナマコのようにごろごろしてるのがいいのかもね。
なんだか普段と違う感じになっちゃったワシ。

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優雅に広い海を泳いで見たい~♪
でも、怖い魚に追いかけられたらいやだな・・・・
やっぱ地上が一番じゃない???
私もちづるさん方式で((^へ^)v