最近テレビでおにぎり専門店の話題を立て続けに観た。
なんでも都会ではおにぎり屋さんが新規開店ラッシュとなっているらしい。
狭い店舗で営業できるし、初期投資が少なくて済むのだそうだ。
しかもそのおにぎりが「SNSで映える」とかで行列ができるほどの人気だという。
ああなるほど、確かに写真を撮りたくなるようなカラフルなおにぎりだ。
元のごはんが若い女子の髪のようにいろんな色をしているし、
トッピングされた具は大きくて鮮やかだ。
そやけど一言言わねばならん。
おにぎりの具は包み込め。
なんやトッピングて。
どこぞの店では三角のおにぎりをうつぶせにさせて、その上に具がどっさり。
ピザか! カナッペか! リッツパーティーか!
上に乗っているものをスプーンレースのごとく落とさないように食べるというシステムは、
ごはんのカタマリであるおにぎりは分厚すぎて向いてないとわからないのか。
あと、三角のてっぺんにトッピングするタイプ。
一口目で終わりやないか。
おいしいものは取っておくタイプの人は、ソフトクリームをコーンから食べるような苦労を強いられる。
それに、キュウリを丸かじりしているような気になってしまったら、
ヘタをかじった時のように「ペッ」と吐き出してしまうかもしれない。
包み込むタイプのおにぎり屋さんにも一言ある。
具はほどほどにしろ。
先日見たすじこのおにぎりは、半分に割ったら中からすじこがあふれるほど出てきた。
あれではごはんの薄衣をまとった三角すじこではないか。
あんな大量のすじこを一度に摂取したら、痛風と高血圧を併発するぞ。
おにぎりにはふさわしい具の〝小ささ”があるのだ。
だからかじる位置によってごはんでもあり、おかずでもあり得るのだ。
さて、最近の私のお昼はちづるが作ってくれるおにぎりだ。
以前は私が自分で作っていたのだが、大きすぎるし食器を汚すというのでバトンタッチした。
なんでも食器にラップをかぶせてどうにかすると握らずにおにぎりができるらしい。
その方式で作った二個の小ぶりなおにぎりを毎日持って行く。
特徴といえば、四角いことだろうか。
おそらくお茶碗で作れば丸くなるのだろうが、ちづるは豆腐の入っていたパックで作る。
それが具合がいいのだそうだ。
私も四角いとクーラーボックスに納まりがいいのでありがたい。
手に持った時、どっちの角からかじるか迷う、という楽しみもあるのだ。

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