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顔見ねば見せねば

母が施設に入所して三日。
直で家に帰って夕食までパソコンしたり、送別会に出席したりと普通の生活を楽しんでいる。
とはいえ、まだまだ実家や施設に行かなければならない用事はいくつもある。

GW初日、二日酔いだったのでお昼前に家を出た。
久しぶりの中華料理店でお昼をいただき、ホームセンターでカラーボックスを買って実家へ。
鍵を開けて中に入ると、玄関には母のスリッパと返却予定の歩行器があってハッとする。
雨戸を開けて風を通し、仏段に線香をあげる。

入居の日に持って行くつもりで忘れていたものを集める。
イスに座った時のための足乗せ、今日の日にちと曜日がわかる電子日めくり。
なにか拭きたくなるかもしれないからぞうきん。
なにか書きたくなるかもしれないからメモとペン。

1時を過ぎたので、戸締りをして施設に出かけた。
到着すると、三人のおばあちゃんが外で座って花を見ていた。
スタッフさんがこちらを指差して何か言って、振り返ったのが母だ。
今はまだ面会は外でということだったから都合がいい。

「ワシのこと、覚えとる?」

「覚えとるよ」

当然だという顔で答えるが、今まででも「あんた誰」と何度も言われているのだ。
ともあれ覚えていてくれたならうれしい。
おだやかな表情でニコニコしているから居心地もいいのだろう。
荷物を部屋に運んでいるとスタッフさんが来た。

入所当日はやはり帰りたがったらしいが、次の日からはすんなりいっているようだ。
案外早く慣れていくかもしれない。
誰もいない家にいるより、常に話相手のいる環境はうれしいはずだ。
と思っていたらスタッフさんが来た。

「じゃあ、お迎えが来たから帰ります」

と母が言い出したらしい。
外にいたおばあちゃんたちを食堂に誘導したので、見つからないように帰ってほしいとのことだ。
次回は「おじゃまします」と言って部屋で面会したいものだ。






↑私の部屋よりきれいなところなんだからクリックしてね。




顔見せ
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[ 2023/04/30 06:35 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

目的は送別じゃなく

昨夜は送別会だった。
昨年の三月いっぱいで退社した元店長と奥さんの。
コロナで延期になっていたのを一年越しで実現したことになる。
というか、合併前のこっちグループでの宴会なのだ。

元店長、いや、元社長ご夫妻に本社から元上司T、О川、N岡。
ウチの店舗から小柄子ちゃん、お肌ツル子ちゃん、ED子さん。
そして合併後に社内結婚したI夫妻。

本当は、別部門に居て本日退社のSちゃんも参加してほしかったのだが、
そちらでの送別会があるということで不参加なのが残念だ。
ともかく、このメンバーで集まるのは久しぶりだ。
まずは会ったらお互いの健康状態を報告、てな年になってしまった。


2時間飲み放題の宴会が終わって解散。
N岡とI夫妻といつもの居酒屋で二次会だ。
そのあとラーメンを食べに行くことになった。
うわーい。


で、今朝、ズボンとベストは脱いでいたが、帽子もかぶったままで寝ていた。
よくぞラーメンに行ったことを覚えていたことぞ。

きょうは夕方から雨の予報。
母の施設にお届け物と畑を耕すのを、どちらを午前か午後か悩んでいたのだが、
どちらも午後になる予感。
いや、耕さない予感。





↑貴重な農耕日なのにクリックしてね。





しんどい
[ 2023/04/29 07:34 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(3)

新鮮な一日

朝起きて、トイレ、うがい、食卓に着く。
体温を測りながら見守りカメラのアプリをクリックするが反応しない。
そうだ、もう電源を切ってあるのだった。

前日、母を施設に連れて行くときに持って行った小テーブルとイスの段ボールを車に積む。
会社の段ボールといっしょに処分してもらうのだ。
出勤したら、休ませてもらったお礼とうまくいった報告をする。
仕事中も見守りカメラはピポとも鳴らない。

昼休みは車で雑誌を読んだ。
前日、母の入所は午前中に片付き、実家を片付けて帰宅したのが2時ごろ。
平日の午後に時間ができたのだけど、さっきまで雨だったから畑には行けない。
なので、読みかけだった小説を一気読みしたのだ。
そして二日したら連休だから、新しい小説にかからずに雑誌にした。

雑誌とは、買ったのに読めずにいた『ターザン』だ。
未読が2冊あったのでちょうどいい。
こんなのを読んでいると筋トレもしたくなってきた。
以前行っていたジムが5月から夜の部がなくなるので自宅トレーニングか。

そういえば、もう仕事のあと実家に行かないのだから車で通勤する必要はない。
連休が明けたら自転車通勤を復活させよう。
体が慣れてきたら徒歩通勤にしたい。
帰りに飲みに行ってもいいのだ。

定時、もう帰ってもいいのだ。
なのに「本当に帰ってもいいのかな」とちょっとためらってしまう。
なにしろ、今年になって自宅に直帰するのは初めてだ。
信号が赤だったのでいつもの国道には出ずに、裏道から帰宅した。

家に着いてもまだ明るい。
久しぶりに雨戸が開けてあった。
作業服を着替えたが、なんだか時間を持て余す。
7時になったら録画じゃない『プレバト』が観られる。
冷蔵庫のカツオのたたきが待ち遠しい。






↑今日はコロナで延期されていた店長夫妻の送別会よクリックしてね。




踊る
[ 2023/04/28 06:45 ] ワシのこと | TB(0) | CM(5)

ラストデイ

私とちづるが実家に行くと、母は朝ごはんを食べていた。
着替えてもらわねばならないのだが、食べ終わるまで待とう。
私が隣に座っていると、母が話しかけてきた。

「今日はどこ行くの」

「伊勢」

「ああそうか」

デイサービスは伊勢ではないのだが、なぜか母は伊勢だと思っているのだ。
でも、お出かけの日だと思っていてくれるのはありがたい。
ましてや新しい住処となる施設はデイサービスのお隣なのだ。
「やっぱり行きたない」と言われると困るので、雨が降っていることはナイショだ。

「やっぱり私はやめとこかな」

いやいやいや、今日だけは行ってもらわないと困る。
ちづるが着替えさせている間に私は荷物の積み込み。
母を玄関に誘導してきて、いかにも今雨が降り始めたようなふりをして車に乗ってもらう。

施設の玄関前に横づけすると、スタッフさんが出て来てくれた。
母はそのまま共有スペースの食堂に連れていかれ、私とちづるは荷物を運びこむ。
昼食間際になってしまったので、母には会わずに帰ることにした。
「一緒に帰る」とか言い出されても困る。
帰りがけ、ガラス張りの食堂を外から見たら、さっそく他の入居者たちと話し込んでいた。


まだ片づけがあるし、洗濯機も回していたのでいったん実家に戻る。
ごはんは二人分でちょうどおわり、チンするおかずをなるべく片づける。
食後、私が本を読んでいたら、ちづるが新聞屋さんとガス屋さんにお断りの電話をしていた。

しばらくしたら誰かが玄関のチャイムを鳴らした。
出てみると新聞屋さんのお姉さんだ。
早速集金に来てくれたのかと思いきや、どうやら車があったので寄ってくれたらしい。
しかも「実は私今日が最後で…」てなことを言うではないか。
なんたる偶然か。

あと、偶然と言えば、洗面所のハンドソープがこの日でちょうどなくなった。





↑すごく深く寝た気がするクリックしてね。





燃え尽き
[ 2023/04/27 06:57 ] 身内のこと | TB(0) | CM(8)

前日

翌日は有給休暇を取ったので、残ってる人に「よろしく」と頼んでから実家に向かった。
仕事が終わってから実家に行くのはこれで最後だ。
とうちゃくすると、母が妙な位置で立っていた。
何かをしようとして立ち上がって忘れてしまったらしいが「よう来てくれた」と迎えてくれた。
もうすぐ夕食なので食卓の席に座らせる。

冷蔵庫の食材も翌朝の分だけあればいいので食べ放題だ。
というほどは残ってなくて、とりあえず母の好物、手羽と新タマネギとシメジの煮物を作る。
これはいつもの器に入るだけが明日の朝食用で、残りが夕食のおかずになる。
電子レンジ物で肉じゃがと塩サバとシューマイがあったのでどれが食べたいか訊いたらシューマイを選んだ。
あと、カボチャの煮物とピリ辛キュウリとインスタントみそ汁でいいだろう。

母はさっそくカボチャを湯飲みのお茶に入れ、シューマイはみそ汁に浸けた。
どうやら熱いものは冷まし、冷たいものは温めたいらしい。
子の習性も施設のスタッフさんに伝えておいた方がいいだろう。

食後、私が洗い物をしていたら、母がトイレに行きたいと言い出した。
ついてすぐおかしな位置に立っていた時「トイレ行く?」と訊いたら拒否したのに。
このタイミングでトイレに行くと、寝る前に行きたがらないのではないかと心配だが、
「行きたい」というのを行かせないわけにはいかない。
寝るのが遅くなっても今日はお付き合いしよう。

せっかくトイレに行ったので、そのままパジャマに着替えてもらった。
コタツに入っておっさんたちが料理を作る番組を一緒に観ていた。
8時前になったら母がウトウトし始めたので「もう寝るか」と訊いたら「寝る」という。
「寝る前のトイレに行くか?」と訊いたら素直に「行く」と言った。

トイレが済んだら寝室へ誘導する。
天気が悪いのでヒザが痛むらしい。
やっとのことでベッドに腰かけたので、ちょっとお話をする。

「ヒザが痛い人を見守ってくれる施設ができて、新しくてきれいな部屋をもらえて、
 その部屋にトイレも洗面もあって段差はなくて、ごはんも出してくれて、お風呂も入れてくれて、
 ずっと看護師さんと介護士さんが見守ってくれていて、そこがいつものデイサービスの隣で、
 顔見知りの人がいっぱいいるんやけど、そこへ入ろか」
と数日前からほのめかしていたことをはっきり訊いた。

「入る」

よかった。
明日はワシとちづるさんが朝から来るからな。
今日はデイサービスで疲れたやろからゆっくり寝てな。
ほな、おやすみ。

と寝かしつけるのもこれが最後。





↑よりによって雨に風クリックしてね。





起床
[ 2023/04/26 06:48 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

トータルで考えよう

母の介護で毎日実家に行くという話をすると、
「それはキツイなあ」と同情してくれる人がいる。
確かに自分の時間を取られてキツイことはキツイのだが、果たして以前の方が楽だったのか。

以前はデイサービスの前日と休日だけ行っていた。
それが、母が一晩中こたつに居たり、畳に横になって起き上がれなくなったりしたから、
寝床に寝かしつけることにしたのだ。
起きられなくなった母を見守りカメラで発見して夜中に飛んでいくよりは楽だ。

せめてヒザがこんなに痛くなければ寝転がっても起き上がれるだろうし、
お風呂に入るのも苦労しなくていいはずだ。
しかし足がもう少し元気だった時、外に歩いていって警察に保護されたことがあった。
その時私はお酒を飲んでいたので、弟の運転で迎えに行き、何やら書類を書かされたのだった。

母もちょっと前までは自分でごはんが炊けたのだが ふたがはち切れそうなほどいっぱい炊いた。
もちろんおかずも作れたが、みそ汁で卵をたくさん煮ては煮詰めて焦がした。
電子レンジが使えたときには、袋菓子をチンしてあわや火事になりかけたこともある。

集金に支払いができたころは、財布を隠すので発信機を付けたことがあった。
もういないおじいさんのお小遣いをテーブルに出していたりもした。
私からの電話に出られたころには、通販で一万円越えの健康食品を買ったことがあった。
自分で電話を掛けることができたころは、2万円分の寿司を注文したことがあった。

今、母はトイレに行ける、ごはんがよそえる、お菓子やパンが食べられる テレビを付けたり消したりできる。
時々間違うけど着替えも自分でできる。
むずかしいことはできなくなったけど、私たちが言うことはたいてい素直に聞いてくれる。
冷たい手で触った時と、紙パンツを脱がすとき以外はほとんど怒らない。
「よかったー」と「うっれっし」が口癖で「ありがとう」がちゃんと言える。

さて、できたころとできなくなった今では私たちにとってどちらがキツいのだろう。
新しい何事かが起きるとダメージは大きいが、それが続くと慣れてくる。
トータルのキツさはずっとおなじなのではないか。
それを私は『キツ量保存の法則』と呼んでいる。

これが言いたかっただけでした。





↑こちらの体力が落ちてるけどクリックしてね。





ケツ
[ 2023/04/25 06:27 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

パワーが頼り

9時半に家を出て畑に行った。
スナックエンドウの収穫だ。
先週と比べると実がたくさんできていて肥えている。
これだけ育っていたら筋が取りやすいだろう。
また母にやってもらおう。

マメ


途中で買い物をして実家に行く。
お昼を作っている間に、母にエンドウの筋取りをしてもらう。
うどんとのり巻きとエンドウで昼食だ。
早めに食べ終わり休息。
ちづるが洗濯物を干し終わったら一旦帰宅する。

20分仮眠したら2時、畑に行く。
長期予報を見ると連休も晴れ間が少ないらしい。
母の入所で休みを取った水曜も、どうやら雨が降るようだ。
となると、この日のうちに畑に掘った溝を埋めておかなければならない。
実家の夜の部に出かけるのは5時過ぎだから、時間の猶予は3時間だ。

溝


   ↓

完了


できた。
ちなみにこれは見た目より大変なのだ。
溝を掘った時に出た土を戻すのなら簡単だ。
だがそれでは溝部以外の土は硬いままだ。
だから溝の側面のなるべく低いところからクワで崩していき、その土を真ん中に寄せる。
つまり、溝を埋めつつ、残りのスペースも耕したのだ。

帰宅して着替えて実家に向かう。
ひょろひょろで。





↑影で時間の経過がわかるでしょクリックしてね。





ダウン
[ 2023/04/24 06:35 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(2)

夕方の部と夜の部

リアシートをたたんだ私の車には、タンス型収納ケースとカラーボックス。
ここにテレビとふとんを積み込むのは無理だ。
で、予定を変更した。
母の施設入所の契約は13:30の予定だが、午前中に一度荷物の運び込みをさせてもらおう。
電話を掛けて都合を聞いたらOKとのことだった。

というわけで、ウチから直接施設に向かう。
新しく買ったものなど、ウチで用意したあれこれを部屋に入れさせてもらう。
それからスーパーで買い物をして実家に行く。
母を着替えさせ、昼食を食べて、母にはこたつに移動してテレビを観てもらう。

ちづるが事前に玄関横の部屋に用意してくれた荷物を積み込む。
ちづるは母の寝室にあるテレビの線を抜いて拭いてくれた。
それを私が運んで、衣類と衣類の間に挟んで安定させる。
これで積み込みは完了だ。
ちづるが洗濯物を干し終わったらちょうど1時、出発しよう。

無事契約が終了し、荷物を部屋に納めたら3時。
必要だと思ったイスとテーブルを見にホームセンターに寄って帰宅。
甘いものを食べて仮眠。
5時過ぎに起きて、実家夕方の部に出発だ。

着替え、夕食、そしてコタツでテレビを観ていたら母がウトウトし始めた。
8時前だからちょうどいいぐらいの時間だ。
寝る前のトイレに行ってもらい、寝室に誘導。
寝かしつけて帰宅。


さて、これで予定は終了だと思っていたのだが、お昼に実家でいるとき電話がかかってきた。
この日はМえが企画した飲み会の日。
母の入所がこれより前だったら参加しようと思っていたが、間に合わなかったので不参加にした。
これにお怒りの電話だ。
なんでも不参加者続出で3人になってしまったらしい。

家に帰ったら連絡する約束をさせられ、8時半ごろにLINEを送った。
「今から来なさい」という返事だ。
参加者には二軒目、私は久しぶりのいつもの居酒屋ということになった。





↑カラオケなしだったので元気ですクリックしてね。





ドロボー
[ 2023/04/23 07:23 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(2)

乳酸菌をお摂り

「お久しぶりです」

会社にヤクルトさんがやってきた。
この人は気の毒だった。
前任者から引き継いだとたん、お断りさせてもらったのだ。
ちょうどN岡が本社に異動になって買う人が私とED子さんだけになり、
ED子さんも来るから何となく買っている感じだったのだ。

しかもそのお断りされた日に、三輪バイクの固定レバーに触れてしまって転倒。
荷物が重くて起こせないので、我々が手伝ってあげたのだ。
あのヤクルトさんが、どうやら新商品のカタログを持ってきたらしい。
おそらくだが、気温も上がってきたし、よければまたよろしくってなことだろう。


さて、私はこのヤクルトさん、というかその前のヤクルトさんから血圧に良いヤクルトを購入していた。
『プレティオ』とか言うのだったと思う。
ED子さんから「買う人がいないから断ってもいいか」と訊かれた時、
私だけが買う、そのために来てもらう、というのも悪いと思って同意した。

というのも、実家で母がヤクルトを2人前ずつ買っていた。
母は一切飲まないので、私がもらってきて飲んでいた。
私は、出勤してヤクルトを飲み、お昼にプレティオを飲んでいたのだ。
この実家のヤクルトのひとつをプレティオに替えてもらった。
これで私の血圧安定は維持されたのだ。

が、この度母が施設入所が決まり、当然ヤクルトはお断りすることになった。
私の血圧安定の基礎が揺らぐ。
どのぐらいの効果があったかはわからないが、きっと運動をした方が効き目があるだろう。
なのに、通っていたジムの夜の部は廃止されるのだ。


事務所にカタログを置いたヤクルトさんはやっぱり断られていた。
それでも「時々寄らせてください」とお願いしてたところをみると売り上げが芳しくないのだろう。
まあ最後だし、と思って「プレティオある?」と声をかけた。
すると「うああああ」と苦悶の表情を浮かべ、

「すいません、今日は持ってないです。来週持ってきます」

ありゃ、しまった。復活させてしまった。





↑売り切れでやめていたゴマ麦茶の箱買いも復活しているのでクリックしてね。





行列
[ 2023/04/22 06:53 ] 健康 | TB(0) | CM(4)

緊迫の土日前

実家にいくと母はコタツの椅子に居て、よちよち食卓にやってくる。
暖かくなってきて多少楽なのかもしれないが、それでも膝は痛そうだ。
座ったら夕食の用意をしながら施設の話をほのめかす。
いいところだから、顔見知りがいるから、膝の面倒見てくれるからと勧めていたら、
少し乗り気になってきたらしい。

「今度、見に行ってみよか」
と誘ったら「そうやな」と言った。
このぼんやりした雰囲気で当日は連れて行くことにしよう。
おそらく、お出かけだと言えば勝手に病院かデイサービスだと思うだろう。


準備は着々と進んでいる。
ちづるは毎日生活必需品を買って来ては名前を書いている。
母のベッドの布団は持って行くため、古いのと入れ替えてくれたらしい。
ハイザーの米がなくなったが新しいのは入れず、袋から測って炊くことにしたらしい。
いろんなことがまとめに入りつつある。

私は車に積んであった農具をおろした。
車のリアシートをたたんで荷物が積めるようにしなくてはならない。
今日は昼休みにホームセンターでタンス型衣装ケースを買ってこなければならない。
明日が荷物の運び込みなのだ。

ちょっとひやひやなのが、母の気づかないうちに布団とテレビを運び出さねばならないことだ
母がこたつに居たら運び出しの姿がガラス戸越しに見えてしまう。
たぶん、見えても気づかないだろうが。


さて、今日はデイサービスなので実家に行って準備をしてから出勤だ。
早朝実家も、今日を含めてあと2回。
いよいよ感が増してきた。
すんなりいきますように。





↑本番の水曜は休みを取ったのでクリックしてね。





のん気
[ 2023/04/21 06:22 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

あいつと呼ばれる私

むかしむかし、サボテンが人と会話できるというニュースが世界を駆け巡った。
電極をつないだサボテンが、刺激に対して反応を示したというのだ。
それはサボテンの感情である、というような研究結果が発表された、んじゃなかったかな?
あまりにも自信がないので、この情報はフェイクの可能性が高いと前置きしておこう。

それにしても、植物に感情はあるのか、という疑問には興味がある。
なぜなら私が野菜を育てているからだ。
例えば、私がポットの苗に水をやるのを忘れていたとしたら、
彼らは嘆き、苦しみ、私のことを呪うのではないだろうか。
ポットの底の穴から細い根を伸ばしているのは、何とか一滴の水をと手を伸ばしているようだ。

収穫はどう思われているのかオクラの収穫を例に考えてみよう。
我々はオクラがいい大きさになったらハサミでちょん切って収穫する。
そのオクラは、そのまま置いておけば、成長して種の鞘となるはずなのだ。
オクラとしては、これが残虐な行為でなくてなんなのか。
子孫を増やそうと作った種が、できるたびに切り取られていくのだ。

葉物、実ものはともかく、芋類や根菜はさらに厳しいのではないか。
だってその収穫は、その個体の死をいみするのだ。
ダイコンは引っこ抜かれたら終わり、ジャガイモは掘り上げられたらジ・エンドだ。
「こんなに育ったよ。おいしく食べてね」なんてのんきなことをいうだろうか。

手厚く育てられる野菜ですらそうなのだから、目の敵にされる雑草たちはどうだろう。
なにしろ草取り、草刈り、草むしり、草抜き、草焼き、草粉砕、すべて手当たり次第の虐殺だ。
野菜は手厚く保護され、その周りの草たちはともかく刈る、刈る、刈る、なるべく根から取る。
まさに根こそぎ、人は彼らをできることなら抹殺したいと思っているのだ。
逃げることのできない彼らにとって、ヒト族のこのふるまいはどのように見えているのだろう。


さて、私は職場でお湯を沸かす。
お昼のオートミールと午後のお茶のためだ。
メモ用紙にのりを塗るための刷毛を洗うのにもお湯を使う。
飲み残したポットのお湯、刷毛を洗った白濁したお湯はどうするか。
私は裏庭に出て、一番目立つ雑草に掛けることにしている。

中心の茎をねらって、なるべくゆっくり、根と茎の接点が煮えるようにかける。
残っているお湯の量が少なければ、それに見合った雑草をチョイスする。
ポットの残り湯は温度も低いし量が少ないからよみがえってくる雑草もあるが、
刷毛を洗ったお湯は表面をのりがコーティングするので致命傷を与える、と思っている。

さてさて、お湯の容器を持って裏庭に出た私、
植物たちからはどのように見られていることだろうか。

「うわ、あいつや」
「その残酷な方法をやめろ!」
「抜くなら抜け!刈るなら刈れ!」

それでもやつらの成長の方が早いのだ。






↑私が草取りをしないと除草剤を撒かれるのだけどクリックしてね。




うっかり
[ 2023/04/20 06:20 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)

聞いていただくタイミング

母の施設入所が決まり、相談して日程が決まり、
まずは弟に報告し、会社を休ませてもらわなければならないので朝礼で発表した。
発表されていない関係者は、母だけだ。
おそらく嫌がるだろうから慎重に伝えなくてはならない。

施設は火曜と金曜に通っているデイサービスのすぐ隣にある。
だから一つの作戦が練られた。
事前に荷物を運んでおき、母はいつも通りデイサービスに行き、
そのまま家に帰らずに施設の部屋に行ってもらうという案だ。

しかしケアマネさんはこう言う。
「嫌がるかもしれないし忘れてしまうだろうけど、一応ちゃんと伝えて来てもらった方がいい」
例の作戦は楽かもしれないが、だまし討ちをするみたいで少し心が咎める。
それにその日は自分の車で連れてきたいと思う。

てなわけで、少しずつ刷り込んでいくことにした。
ヒザも痛いし転んだら危険だからそういう施設に入ることも覚悟しておきなさい。
母は「そうやねえ」と聞き分けの良いふりをすることもあるが、
家事全般を自分でこなしていると思っているところもある。

やはりヒザで攻めた方がよさそうだ。
ヒザが痛いのは体感しているのだから、そちらをケアしてくれるところという設定で行こう。
夕食を食べた後、寛いでいるときに話を振ってみた。

「今、ヒザが痛いやろ」

「痛ないよ」

計画は頓挫した。
その椅子に座るまでもよちよち歩いて「痛い痛い」と言っていたくせに。
何か気配を察知しているのだろうか。

その後、トイレに行くときにヒザが痛いと嘆きだした。

「ヒザ痛いやろ。そういうのを楽に生活させてくれるところがあってな…」

「痛い痛い」

本当に痛いときはそれどころではなさそうだ。
ほんのり痛い時を狙って話そう。





↑昨夜は「暗くなって実家に帰れないからここに泊まる」と言ってたけどクリックしてね。





虫の仕業
[ 2023/04/19 06:38 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

まずは慣らしで

なんだかんだで緩和が進んでいる。
お国が率先して「マスクはずせ」「観光行け」というのだ。
わが伊勢も休日には県外ナンバーの車が多くなってきた。
そして私の身の回りでも宴会したくてうずうずしていたやつらが活動的になり始めた。

まずは会社。
わが社は数年前に2社が合併して今の形になったのだが、
その前の会社のメンバーで飲みに行こうという話が持ち上がった。
過去にも何度かこの集まりはあったのだが、今回は大義名分がある。
一年前に退社した店長とその奥さん、前の会社の社長夫妻の送別会だ。
なにしろ当時はコロナ真っ盛りで、何の送り出しもできなかったのだ。

そして居酒屋の常連。
以前はバイトの女の子を連れてあちこち飲みに行ったものだ。
いつもの居酒屋では学生だったバイトの子が卒業して上京してしまったので、
むかし来ていた子をヘルプで来てもらっている。
今なら懐かしのメンバーで行けるということだ。

最後は筋トレ仲間。
と言っても、居酒屋のバイトМえと友人Qちゃんの三人だ。
人数が少ないからフットワークが軽くて行きやすい。
いつも行っていた飲み屋に久しぶりに行って会議をしたいというのだ。
なにしろ、このメンバーで行っていたジムが夜の部を廃止するというのだから。


会社と居酒屋は日程が決定した。
ただし、私は出欠を不明としておいた。
なにしろまだ実家に行かなくてはならない。
仕事のあと実家に行くと、母を寝かしつけるのが8時だから、帰宅して出かけると9時ごろになる。
休日前を狙っているが、休日は朝から実家だから夜中まで遊んでいるわけにはいかない。

もう一つ、私の体力の衰えがある。
コロナ騒動が始まってから3年以上、私も年を取り無理が効かなくなってきた。
実家に通っていたからお酒量も減っていて、そちらも弱くなっている。
今週末予定の居酒屋の方は、母を言い訳に断ってしまおう。
やつらは深夜までカラオケに決まっているのだから。





↑お金を使わない体質になってしまったのでクリックしてね。





慌てています
[ 2023/04/18 06:23 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)

決断

もうずいぶん昔のこと、盆だか正月だかゴールデンウィークだかで実家に集まった時のこと、
母がちづるや弟の奥さんに、私の幼いころの話をしていた。
ともかく〝悪いことボウズ”で近所の人に怒られてばっかりだったという話だ。
で、こう続けた。

「近所の人が怒鳴り込んでくると嬉してねえ」

みんなが「嬉しい?」と訊き直すと、

「元気な証拠やないか」

と言った。
ちづるが「なるほどそれでこういうやつが…」とつぶやいていたのはともかく、
だったらこちらも母が元気なうちはできることをしてやらねばと思っていたが、
やっぱり施設に入所してもらうことになった。

膝が悪くて不安定だし、電子レンジや湯沸かしポットも使えなくなってきているたので、
ケアマネさんに相談したら話がうまい事進んだ。
お世話になっているデイサービスのすぐ横にある施設に空きができたということで、
そこから今のデイサービスにも通えるらしい。
スタッフに顔見知りが多いからなじみやすいだろう。


というわけで、いろいろと準備をすることになった。
用意をするのも大変だが、いろいろとお断りもしなければならない。
まったく読んでなかった新聞もついに辞める時が来た。
20年のお付き合いがあるというヤクルトさん、もう血圧ヤクルトは手に入らない。
置き薬屋さんがちょうど来てくれたらしくて、ちづるが持ち帰ってもらった。
干物を売りに来てくれていた魚屋さんにも言わなければならないし、
回覧板のことなんかもあるからご近所にも連絡が必要だ。

その代わりたくさんのことをしなくてよくなる。
まず、たくさんのことをしに実家に行かなくてもいいようになるのだ。
ひとつだけ心配がある。
車で熱唱する時間が無くなるので、声が出なくなるのではないだろうか。






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ケツではない
[ 2023/04/17 06:49 ] 身内のこと | TB(0) | CM(4)

嘆きのシーズン

雨が降りおった。
あ~あ。
畑の草を取って、溝を掘って、その溝に取った草や終わった野菜を放り込んだのが2週間前。
この溝を埋めて、耕して、肥料をやって、夏野菜の準備に取りかからねばならないのに。

先週の日曜には、花壇で咲き誇っていた山東菜や伸びてきたサンチュを回収し、
畑に持って行ってその溝に放り込んできた。
それを一週間乾燥させて、と思ったらこんなことだ。


積み込んだ
無理やり車に積み込んだ花壇の山東菜


例年だと、私はゴールデンウィークに夏野菜の種蒔きをする。
ずいぶん昔だが、ひどい寒の戻りがあって、多くの畑で早植えされた苗が枯れたことがあった。
その時私は植え遅れていて助かったのだ。
それ以来、スロースタートをモットーにしている。

しかし、あんまりのんびりしていると植え付けが梅雨の時期になってしまう。
今でもたまの雨でこんなにやきもきしているのに、それより雨率が多くなるのだ。
なんとかそれまでにどうにかしたい。

で、以前から言っているが、トラクターのお世話になれないかという目論見がある。
これが、溝が掘ってあるとお願いできない。
埋めてあったとしても、埋めてすぐだと重量のあるトラクターは危険だ。
埋め戻したところだけ極端に柔らかいから、タイヤがめり込んで傾いてしまうのだ。
表面が全体にいじってあるから見た目では判断できず、落とし穴…いや、落とし溝になってしまう。

だから埋め戻したらその勢いでほかのスペースもクワで耕してしまうか、
埋め戻した後、雨でも降ってかたまってもらいたい。

あー、どっちにしたところでなんにもうまいこといってないー!





↑スナックエンドウだけ収穫しにいくよクリックしてね。





落とし穴
[ 2023/04/16 07:10 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(2)

母は膝が悪くて不安定なよちよち歩きなので、時々手を貸さなければならないことがある。
トイレでスリッパを履き替えるとき、外出で車に乗るとき、イスやベッドに座るときなどだ。
で、私の手を取った母は必ずこう言う。

「ぬくたい手」

毎回びっくりしたように感心し、時には私の手を頬に当てて「気持ちいい~」とケラケラ笑ったりする。
それがある日、トイレに入るのに手を貸した時にこう言った。

「あいかわらずぬくたい手」

記憶があるのか!
なにしろ母の忘却力は凄まじい。
今飲み込んだおかずをもうひとつ取るのに「これ食べてみよ」というぐらいだ。
『あいかわらず』ということは、私の手はいつもぬくたいと認識しているということではないか。


金曜日はデイサービスの日なので、朝から実家に行き、
「どこ行くの」「デイサービス」「それどこ」「伊勢」「どんなとこ」「体操やごはん食べるとこ」
「どこ行くの」「デイサービス」「それどこ」「伊勢」「どんなとこ」「体操やごはん食べるとこ」
「どこ行くの」「デイサービス」「それどこ」「伊勢」「どんなとこ」「体操やごはん食べるとこ」
という会話を繰り返しながら準備をする。
ちなみにデイサービスの場所は伊勢ではないのだが、そう言わないとわからないのだ。

なのに、仕事が終わってから実家に行くと、母が「今日はちづるさんが来てくれた」と言った。
ちづるは昼間に掃除や洗濯をしに行ってくれ、母が帰ってくるまでいてくれるのだが、
だいたいいつも覚えていないのにこの日は覚えていたらしい。
デイサービスに行ったことは覚えてないというのだが、
「今日はチョッキで寒くなかったか」と訊いたら「寒くなかった」と答えた。

夕食の時には「父ちゃんらが来てうまいことしてってくれたらしい」という話をされた。
内容は薄ーい夢物語だが『父ちゃん』という単語を聞くのは久しぶりだ。
そろそろという時間になったら「寝る前はトイレに行かないかんでね」と自分から言ったし、
トイレから出たら「こっちの部屋やね」と着替えの部屋に誘導なしで入っていったし、
「車(歩行器)は一番奥やね」とこちらが言わないうちにいつものようにしてくれた。

なんだろう、何かの線がつながったみたいだ。
これが〝春”ってやつか。





↑洗い物をした冷たい手で薬を塗った時は「ビンタするぞ」と怒られたけどクリックしてね。





暗い
[ 2023/04/15 07:13 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

人は横になる

実家に行くと、母のスリッパはコタツ部屋の入り口にあるのにいつものイスに姿がない。
奥の寝室で寝ているのかと思って行ってみると、半分に折った毛布の下で小さくなっていた。
私の気配で起きたのか、目は開いていたので体調を訊いてみる。
するとか細い声で、

「足が痛いからどこへも行かれへん」
「ごはん食べたくない」
「私のことは気にせんといて」

頭が痛いとか気分が悪いとかいうことはなさそうなのだが、起きたくはないらしい。
とはいえ、トイレには行ってもらわなければならないし、ごはんも食べてもらいたい。
見守りカメラの履歴を見ると、1時間ほど前にトイレに行ってから寝たようだ。
これは一回この状況を忘れてもらった方が設定が変わっていいかもしれない。
なので私は「ごはんの用意ができたら呼びに来る」ということにした。

ちづるがお昼に作ってくれたおかずがあったので、チンする炊き合わせとインスタントみそ汁でいいだろう。
明日の朝用に、牛肉とほうれん草を炒め、玉子を絡めた。
お湯も沸かしたし、ごはんはある。
これで準備オーケー、母を呼びに行こう。

「晩ごはんできたよ」

「ばんごはん?」

「調子悪くない?」

「調子悪いことない」

「気持ち悪ない?」

「気持ち悪ない」

「ごはん食べられる?」

「なんぼでも食べられる」

元気やないか。

この後母は自力で起きてきて、トイレに行って食卓に着いた。
モリモリ食べる母にもう一度体調のことを訊いてみよう。

「ワシが来たときベッドで寝とったやろ」

「そうやっけ?」

めでたしめでたし。





↑この後早めに眠くなり、さっさとトイレに行って、素直に着替えてくれたのでクリックしてね。





かお
[ 2023/04/14 06:28 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

できんの達人

食卓に居た母がトイレに行くというので、歩行器をそばに持って行ってやった。
母は膝が痛いので苦労して立ち上がる。
私はトイレ手前のドアを開けて待つ。
すると母が「行けへん」と言った。

そんなに膝の具合が悪いのかと思ってどうしたのか訊ねたら、

「腰がテーブルにつっかえて行けへん」

だそうだ。
ヨコにずれろや、とは思ったが、人も年を取るとそれだけのことができなくなるのだ。


母のことを笑ってはいられない。
私にも衰えの魔の手は迫ってきている。
思ったことがどんどんできなくなってきている。

私は毎朝ラジオ体操をしている。
あの音楽を口ずさみながら自分だけでやっているのだが、
途中で話しかけられるとその続きができなくて、最初から早回しでやらないと思い出せない。
最近は全く邪魔が入らなくても、ジャンプする運動で手足を開くタイミングを間違うようになってきた。

モノをよく落とすようになった。
落としたものを拾おうとしゃがむ。
拾うつもりなのに空振りをしてしまう。
拾ってないのに立ち上がってしまう。

朝、顔を洗う手順を間違うようになってきた。
水を出し、手に水を溜めて、顔を洗おうとしたのに間違って口に含んでしまい、
うがいをして、手を受けて、その手に水を吐き出して、慌てて手を洗い、水を止め、
タオルで手を拭いてから、顔を洗ってないことに気付く。

こんなことばっかりだ。
同じようなエピソードはいくらでもある。
もっと面白い話もたくさんある。
それが出てこない。





↑ホントは別のエピソードを書こうと思っていたんだけどクリックしてね。





危険
[ 2023/04/13 06:32 ] ワシのこと | TB(0) | CM(3)

テレビに意味を求めない

夕食が済んだ後、私が洗い物をしていると、母はすぐ横のこたつの部屋に移動した。
この部屋はガラス戸が取り払ってあるので食卓の続き間みたいになっている。
母はこの部屋のこたつのイスが好きだ。
このイスで足だけこたつに突っこんで、テレビを観たりテレビを観ずにただ座っていたりする。

ちょっと前までは、夕食が終わっても食卓にずっといて、私がヒマになるとおしゃべりをしていた。
昼間ずっとこたつに居るからあきているのかもしれない。
私としてはトイレに行かせやすいのでその方が都合がいいのだが、
最近はコタツでテレビを観ることが多くなった。


母が情報番組の天気予報コーナーのクイズを観て大笑いした。
そちらを見ると母が振り向いてちょいちょいと手招きをする。
なのでそばまで行って「なに?」と訊くと、

「あんたなにしとんの?」

おもしろかったことを教えてくれるのではないのか。
ちょうど用事が終わった後だったので、私もこたつに入ってテレビを観ることにした。


母はテレビの内容はほとんど理解していない。
ちづると『笑点』を観ていた時も、観客が笑うと一緒に大笑いするが、
そのあとで「なに言うとるかさっぱりわからへん」と言っていたそうだ。
なのでさっき笑っていたと思ったら、すぐウトウトしていることもある。

小栗旬の顔がモノクロでアップになるCMや、USJの大きな鳥が出るCMは「やらしい」そうだ。
これは、気色悪いという意味だ。
クイズ番組で困っている人を見ると「こっち向いて怖い顔しとる」という。
アイスクリームのCMでは「みんなおなじもの持っとる」
『スプラトゥーン』というゲームのCMには「なんじゃこりゃ」だが、そりゃそうだろう。

昨夜は看ていた6時台のニュース番組が終わったら、動物と子供の面白映像が始まった。
しまった、母はこれだけは食いつくのだ。
なにしろ意味が分からなくてもかわいいし面白い。
途中ウトウトすることもなく、ずっと指差して笑っている。
いつもの寝る前のトイレに行く時間を20分も過ぎてやっと別コーナーになった。

そのタイミングでテレビを消して、母を誘導してトイレにいかせ、パジャマに着替えさせて寝室に行かせる。
茶碗に一杯のごはんを食べたのだが、もう腹が減ってきた。
7時からは30分番組にしてもらえないだろうか。






↑音がうるさいのは嫌いらしいのでクリックしてね。




無意味
[ 2023/04/12 06:59 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

親子でセット

金曜日はデイサービスの日なので出勤前に実家に行かなくてはならない。
時間がないので玉子かけご飯をガサガサッと食べて家を出た。
案外早く実家に着くことができ、母の着替えもスムーズに進んだ。
母の朝食の用意をしたら、ごはんがまだたくさんあったし、時間にも私のお腹にも余裕がある。
母と一緒に納豆で二度目の朝ごはんをいただくことにした。

10:00 バナナ

お昼前にパン屋さんが来たので土日ように4個ほど買った。
その中の味噌カツサンドがお昼用だ。
お昼にここのパンを食べるときはスープだけ、と決めていたのにうっかりオートミールを入れてしまった。
食後に本を読みながら炒り大豆をかじっていたら満腹になってきた。

3:00 魚肉ソーセージ

仕事が終わった後、また実家に行く。
ナスの味噌和えと煮物の残りにインスタントみそ汁では寂しいと思ってとろろを作ってみたが、
母は「ひやかい」と言って食べなかった。
私は食べて行かないつもりだったので、ノンアルコールビールととろろを飲んだ。

さて帰り道、なか卯で親子丼を食べてみようか、イオンで刺身を買って帰るか悩んでいたら、
こないだ作った鶏ハムが残っていることを思い出した。
だったら帰宅しなければならないから、カツオのたたきがあるかどうかイオンに寄ってみよう。
カツオはなかったが刺身を買って、鶏ハムと春雨サラダで日本酒を飲んでしまった。


さて、昨日月曜日は、いよいよ『なか卯』に行くことにした。
酒を飲んでダラダラしてしまうより、ガッと食ってピュッと帰って休肝日にした方が健康にいいはずだ。
実家での飲食はノンアルコールビールとシューマイだけだ。
夜9時前の『なか卯』は、ドライブスルー以外にお客はいなかった。

狙いは親子丼とはいからうどんのセット、ここはメカで食券を買わなければならない。
これが私には難しい。
親子丼はすぐ出るのだが、はいからうどんとのセットがどこにあるのかわからない。
外に大きなポスターを貼って宣伝しているのだから、もっとわかりやすくしたらどうか。
おろおろしている間に次の客が来て抜かされてしまったので、出てきた『鶏塩うどん』をセットにした。

体重最重、血圧爆上がり。






↑次は『山ワサビざるそば』にしようと思ったよクリックしてね。




急ぐ
[ 2023/04/11 06:21 ] | TB(0) | CM(4)

なんだか前倒し

日曜日の朝は最高のお天気だった。
畑に行ってスナックエンドウの収穫は、早すぎたのか20個ほど。
そのまま草取りをしたかったが、実家に行かねばならないのでわずかな収穫を持って帰宅した。

実家に到着、パジャマの上に洋服を着ていた母を着替えさせ、エンドウの筋取りをしてもらう。
それを茹でて、初収穫の味見をした。
そのまま昼食に取り掛かる。
母はすごい早朝にごはんを食べてしまったから空腹のはずなのだ。

私とちづるはみそ汁とサラダだけ。
久しぶりに中華料理店に行く段取りだ。
母の食事が終わってしばらくおしゃべりをした後、用事があるからと言って実家を出た。
中華料理店でお昼を食べて帰宅。

ちょっと仮眠して畑衣装に着替える。
花壇で咲き誇っていたアブラナ科のやつらを引っこ抜いて車に詰め込む。
こいつらも畑の掘った溝に埋めるのだ。
そのあとは草取りをして、それも溝に放り込んできた。
4時ごろ帰宅して仮眠。

休日の夜は6時ごろに実家に着くように出発するのだが、5時前に見守りカメラに反応があった。
母がごはんを山盛りよそっているではないか。
おかずがないから「どうやって食べよ?」と悩んでいる。
コンロにお昼のみそ汁の残りがあるのだが、それには気付かないし気付いたとて任せられない。
ええい、出発しよう。

到着したとき、母はごはんをほぼ食べ終わるところだった。
おかずはシャウエッセン、温めずに皮を剥いて食べていた。
すぐにみそ汁を温めて出す。
多いというので私と半分こした。

さて、私たちの食べるごはんはない。
時間は『笑点』の始まるころ。
いつもの寝る用意をする時間まで2時間もある。
どうしたものか。

そしたら母が6時半ごろに寝たいといいだした。
寝てもらえればありがたいのだが、あまりに早く寝ると3時間後くらいに目を覚まし、
一晩中こたつに座っていたりする。
どうしたものか。

間をとって7時ごろから寝る準備を始めた。
まあ、普段より30分早く帰れるのだからありがたいと言えばありがたい。
しかし、腹は減った。
帰りにスーパーでおつまみを買って帰り、やっぱり飲み過ぎるのであった。





↑早寝早起きは良いことだけどクリックしてね。





こまった
[ 2023/04/10 06:54 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

ABD対応ツール


私は毎日とてもどうでもいいことを考えている。
例えばこのブログのネタだとか、朝礼で読む小冊子へのコメントだとか、
百円ワゴンで売るメモ帳に付ける一言などだ。
そのせいで意味のないことを深く考える癖がついているのかもしれない。


私は正当なおっさんであるために英語、というかアルファベットが苦手だ。
ただでも苦手なのに、最近はなんでも省略して、アルファベット3文字にするから理解できない。
しかもそれがピンからキリまで、国家間の条約からアイドルグループにまで多岐にわたる。
おかげでETCとATMなんて理解しているものでさえごっちゃになってしまうことがある。


私は知識がとても偏っているので、普通の人が当然知っていることを知らないことが多い。
スポーツは『オフサイド』を理解してないし、車なら『レクサス』がわからない。
ちなみに『レクサス』を書くために「日本の高級車」で検索したぐらいだ。
困ったことに私が知らないジャンルの中に『パソコン』も入っている。
おかげで普段のネット生活でも絶えず困っている状態だ。

①+②+③
なぜだか忘れたが、私は『対応ツール』について考えていた。
おそらくインターネットをしていてこの単語が目に付いたことがあったのだろう。
「対応ツール…対応ツール…」と考えているうちに別の単語が浮かんできていた。
それが『ABD』だ。
気がつくと頭の中は「ABD…ABD…」に代っていた。

ふと気がついて「ABDって何の略だろう?」と考え始めたのだが思い当たらない。
ただ、『ABDに対応するツール』のことなのだとは分かった。
なんで私はこんなことを考えているのだろう。

ABD対応ツール…ABD対応ツール…

エービーディー たいおう ツール…
えーびーでー たいおう つーる

はっ!
「エビで鯛を釣る」だー!





↑どこで気付くか試されているのですよクリックしてね。





ツール
[ 2023/04/09 06:48 ] 言葉遊び | TB(0) | CM(2)

便利は不便

もう冬ではないので、長袖の作業服はやめてポケットの多いベストを着て仕事をしている。
右の胸には二つのポケットがあり、これがスマホとメガネにピッタリだ。
ただし、このベストはもう十数年も前にもらったものでかなり古くなっている。
生地は丈夫で痛んでいないのだが、ポケットのふたを止めるマジックがダメになっている。
もはやふたは空きっぱなしの状態だ。

これではスマホが心配だ。
実際左胸のポケットからは、目薬やリップクリームやボールペンが良く落ちる。
うっかりトイレに水没、なんてことになったら目も当てられない。
なんとか策を講じなければ。

幸いスマホのポケットの上にはプラスティックのリングがついている。
スマホケースの方にもリングがあるので、これをつないでおけば安心だ。
そうそう、去年も同じことを考えて使っていたカラビナがあるのだ。
『S』の形の両側にふたの付いたタイプで、これならベスト、スマホ、どちら側でも外せるから便利だ。

便利と書いてすぐにこんなことを言うのはなんだが、便利なのだが不便でもある。
ポケットとリングの距離が短すぎてカラビナを外さないととてもスマホが出しにくい。
でも人間の心理として、とっさに電話に出るときやちょっと天気予報を見るぐらいならそのままで使いたい。
顔とカラビナも近すぎて、老眼の身ではこれを外すのも難儀なのだ。

そういえば、いいものがあったはず。
鍵や財布を付けておき、使う時はワイヤーがびよーんと伸びるやつだ。
これでスマホと胸のリングを接続すれば、落とすこともなく、使う時はびよーんとすればいい。
接続するカラビナもSのやつでは長くなるのでD型のやつに替えた。

が、これも不便だった。
びよーんとできるなら人間の心理としてカラビナを外したくはない。
でも昼休みにスマホを足に乗せてみながらパンを食べていると、
ワイヤーの力で引き寄せられて足から落ちてしまうのだ。
もちろん床まで落ちはせず、椅子と床の間でびよんびよんしている。

他にもどうしてもスマホをはずさなければならないときはある。
その時、スマホのリング側を外せばいいのだが、このワイヤー野郎のフックはとても外しにくい。
ともかく両手が必要になるのだ。
となるとめんどくさくてつい胸のカラビナから外してしまう。
するとスマホにはワイヤー野郎とカラビナがじゃらじゃらついている状態になってうっとうしい。

せめてカラビナを胸のリングの方に残してくればいいのだが、そうはならないのが人間だ。
先ほど起床して、寝室から降りてくるときも、パジャマの胸ポケットからじゃらじゃらぶら下がっていた。
いったいどうしたらいいのだ。
それより、今日の話の内容は伝わったのか。





↑どうせすぐにこのベストも暑くて着なくなるに決まってるんだからクリックしてね。





のびる
[ 2023/04/08 07:01 ] ワシのこと | TB(0) | CM(4)

予定はどこで変更するか

『プレバト』の日だから早めに帰りたい。
そう思いながら実家に行った。
母はいつも通りこたつのイスに座っていて「トイレ行くか?」と訊くと「行かへん」と答える。
手を洗って確認作業。

コンロにはちづるが作っておいてくれた手羽とダイコンの煮物があった。
冷蔵庫を見るとお惣菜のナスの揚げ出し。
これと手羽ダイコンの半分、プラスインスタントみそ汁で夕食にしよう。
手羽ダイコンの残り半分が母の明日の朝食だ。
私はごちそうが待っているからそれらをちょっとつまみながらノンアルコールビールでいい。

母が椅子から立ってこちらへ来た。
「トイレ行くか?」と訊くと「行きたい」というので誘導する。
台所に戻って、手羽はコンロ、ナスは電子レンジ、みそ汁はお湯と一気に温められるぞ、
などと考えているときにふと思いついた。
このまま母に着替えてもらおうか。

普段だと寝る前にもう一度トイレに行ってもらい、そのあとパジャマに着替えさせる。
これが時間がかかるのだ。
なにしろ母は寒がりで脱ぐのを嫌うのに、紙パンツまで交換してもらわねばならない。
先に着替えておけば何時に眠くなってもトイレだけ行ってベッドに直行できる。
私はナスを温める前に、母の脚を拭くタオルと電子レンジにかけた。


母がうまいこと着替え部屋へ誘導されてくれたので、着替えと足の保湿剤塗りが完了した。
あとパジャマのボタンを留めるのは自分でできるはずだから、
私は保湿剤でぬるぬるの手を洗いに行くことにした。

はっ、なんだこの煙は!
うわーしまった!手羽ダイコンを温め始めていたんだったー!

で右往左往している姿を見守りカメラでちづるに見られていた私。






↑鍋はそりゃあもうクリックしてね。




煙
[ 2023/04/07 06:31 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(2)

残ってないパターン

母を寝かしつけたあと、テーブルには食べるものを用意しておく。
朝食用のおかずを一つ、万が一すごく早く起きたときのために電子レンジで温めておく。
その横には茶碗を伏せて置いておく。
ごはんは母が自分でよそう、ときもある。

もう一つ、お菓子用のカゴがあり、そこにビニール袋に入れたパンやバナナやお菓子を入れておく。
母の二度目の朝食用なのだが、こちらが先に手を付けられることも多い。
とりあえず、お腹が減った状態でいるのはかわいそうなので非常食のようなものだ。
お昼はちづるが行ってちゃんとしたものを食べさせてくれる。
ごはんさえあればなんとかなるものだ。

夕方、私が行ったらお菓子カゴにはビニール袋に入ったスティックパンがひとつだけ残っていた。
と思ったらそれは丸裸にしたバナナで、皮はメモ用紙の上に置いてあった。
母がこたつから移動してきて、そのバナナを食べ始めたのでお茶を淹れてやることにした。
そしたら、急須の中は細かく折ったスティックパンとバナナでいっぱいではないか。


さて、昨日は実家でちゃんと夕食を食べて休肝日にする計画の話を書いた。
しかし、その逆の状態の日もある。
この日はごはんが1膳分しか残っていなかった。
もちろんそれは母の分となり、私はおかずをつつきながらノンアルコールビールだ。
しかもこの日は母がなかなか寝ようとしなかったので空腹状態で実家を後にした。

ちづるに連絡して家の食料状態を訊ねたら、野菜ズープしかないという話だ。
この空腹で味のしない野菜汁だけというのは悲しい。
となると選択肢は二つしかない。
何か買って帰るか、どこかで食って帰るかだ。

買って帰るならちづるから預かっているイオンカードで支払いができるが、
帰るまでに時間がかかるし、必ずビールやお酒を飲んでしまうだろう。
食って帰るとしたら『なか卯』の親子丼とうどんのセットだ。
カロリーオーバーだし血圧にも良くないが、休肝日にはできる。
そして何より時間の節約になるのだ。

迷った挙句、イオンで買い物をして帰ることにした。
ひょっとしたらまだ安くなったカツオのたたきがあるかもしれないと思ったのだ。
残念ながら売り切れだったので、冷凍の焼き鳥とポテトサラダを買って帰った。
そうそう、日本酒も買ったので、もちろん飲んだ。
野菜ズープは食べなかったが、カップ麺を見つけて食べた。

体重やや重、血圧やや高。






↑今日は『プレバト』の日だからクリックしてね。




わずか
[ 2023/04/06 06:42 ] | TB(0) | CM(3)

作戦は理解した

4月3日で今年の一冊目の健康ノートがいっぱいになった。
わざわざ見返したりはしないのだが、気になることがひとつ。
なんと3月は一回しか休肝日をとっていない。
27日に「休肝日をとっていない」というネタを書いたのだが、それからもとらなかったのだ。

酒を飲む、が習慣になってしまったのだろう。
健康ノートを書いている者がそんなことでどうする。
ちなみにノートの最終ページには一目でわかるように休肝した日だけを書くコーナーが作ってある。
だから休肝率がとても分かりやすいのだ。
さらにちなみにその前のページは読み終わった本を書いてある。


ともかくこれではいかんとおもい、最終日である4月3日は休肝日にした。
休肝どころか、実家から帰った後は何も食べなかった。
もちろんそれは母との夕食でお腹がふくれたからだ。
あちらできっちり食べて家で控えればちゃんとしたダイエットになるかもしれない。

この日の夕食は、私が作った豚肉と小松菜の炒め物、ちづるが買ってきた焼きそば、
煮豆、私がコンビニで買ってきたコーンサラダ、あとごはんと母にはインスタントみそ汁を作った。
もちろんノンアルコールビールはお茶代わりに飲んだのだが、アレはアルコールだけでなく、
カロリーも糖質もゼロなので〝無”扱いなのだ。

母は豚コマ炒めとみそ汁でごはんを食べ、私は煮豆と焼きそばをつまみながらごはんとノンアル。
母は焼きそばもコーンサラダも食べなかった。
ならば片づけなければなるまい、と私は焼きそばを平らげて満足してしまったのだ。
よし、明日も実家で満足して休肝日にしよう、とその時は思った。

翌日の実家での夕食は、ちづるが作った豚肉とダイコンの煮物、前日私が買った揚げ出し豆腐、
あと、私がノンアルとコーンサラダ、母にはインスタントみそ汁でごはんを食べた。
焼きそばがない分ちょっと物足りないが、口が寂しかったらノンアルの飲み直しでもしよう。

と思って帰宅したら、ちづるがおかずにしたお惣菜のエビチリが三つ残してくれてあった。
ああ、こんなものがあったらアルコール入り飲料を飲みたくなるではないか。
かといってエビ三つではおつまみは足りない。
なので、豚モヤシ炒めを作ってしまった。
しかも乗せた目玉焼きが割れてしまったので、黄身を無駄にしないために残っていたごはんを入れ、
それを食べるためにイワシの生姜煮缶まで開けてしまった。

寝る前に測った体重はやや重、今朝の血圧はやや高。





↑畑の回数が少ないので読み終わった本は緑で書くことにしましたクリックしてね。





ノンアル
[ 2023/04/05 06:17 ] | TB(0) | CM(2)

ヒーローに不向きな名前

土曜だったか日曜だったか、実家からの帰り道、ちづると話していて、
子供のころの学校の図書室の話題になった。
それがきっかけで私の読書歴の超初期のころのことを思い出した。
ひょっとしたら初めて小説と接した時の体験かもしれない。

アレはたぶん小学校の3年生ごろだったと思う。
私の通う小学校は山の上にあり、その坂道を降りたところに図書館があった。
小学校に入学したころは木造の古い建物だったが、それが新築された後だからそのぐらいの年代のはずだ。

新しい図書館に、海外のSFシリーズがあった。
確か30巻近くあったと思う。
白い棚の下から二段目に並んでいたことまで覚えている。
おそらく『ちていたんけん』や『たいむましん』もあったのだと思う。
はっきりあったと覚えているのは『しんかいのかいぶつ』ぐらいだ。


実はもう一つ、もっとはっきり覚えているタイトルがあるのだが、それは読んでいない。
巻数の順番に読まずに興味あるタイトルから読んでいったので、最後に興味のないのが残った。
それでも読まなかったのは3~4冊だと思う。
その中で読もうかやめようか迷いに迷ったのが『たたかうフューチャーメン』だった。
迷い過ぎてタイトルを覚えてしまい、それが今まで記憶に残っているのだ。

どうして読まなかったのか。
それはもちろん『フューチャーメン』がなんだかわからなかったのだ。
大人になった今ならこれが『未来マンたち』という意味だということは分かる。
しかし、小学校低学年の子供がそんなことを知っているはずがない。

小学校低学年の男子なら『なんとかマン』は大好きだ。
ただ、それが複数になると『メン』になるなんて誰が想像できようか。
その理屈でいったらゴレンジャーなんか『カラフルメン』ではないか。
それよりも、トータルで『チャーシューメン』に似すぎている。
外食といえばカレーと寿司しか知らない世代だが、『フューチャーメン』からは食べ物感が出過ぎている。

そもそも、カッコいいヒーローにはいかにも弱そうな『ふゅ』や子供がふざけたような『チャー』はつかない。
なんというか、英語という言語が、小学校低学年男子に向いていないのだ。
彼らにとって『たたかうフューチャーメン』というタイトルは、
見ず知らずのふやふやしたおいしそうなものがたたかうらしい、ということしか想像させない。

と、子供だからという感じで書いてきたが、今見ても情報量の少ないタイトルではないか。
逆にどんなストーリーなのか気になってきたが、もうその図書館はない。





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ふたり
[ 2023/04/04 06:15 ] 懐かしの話題 | TB(0) | CM(5)

のどかな格闘技

金曜日はハードだった。
母のデイサービスの日だったので、実家に行って母の着替えなどの準備をしてから出勤。
定時まで働いて、もう一度実家に行き、この日は普段より早めに寝かしつける。
帰宅してソッコーでお出かけ。
みそか寄席だったのだ。

帰りにコンビニでおつまみを買って、家で一杯やってたら、やっぱり寝落ち。
夜中に目を覚まし、慌てて風呂に入って、寝室で本眠。
これはえらいこっちゃ、土曜は朝から畑に行くつもりだったのに。

一応普段通り起床したが、やっぱりしんどい。
それに時間的な制約もきつすぎる。
畑とはいえお隣に家があるので、休日のあまり早い時間から騒がすのは申し訳ない。
そして10時ごろには実家に出発しなければならないのだから、作業時間は短い。
ええい、午後に賭けて仮眠しよう。

母と昼食を食べてからいったん帰宅。
2時過ぎに畑に向かう。
畑はもちろん草まみれだった。

草まみれ


草はねじり鎌で根元を削り、草のじゅうたんをめくるようにしていく。
畑のセンターから両側に草を寄せるのだ。
夜も実家に行かねばならないので、5時に終了。

草取り


この日も母が早めに寝床に入ってくれたので、帰宅してからちづると飲みに行った。
翌朝、この日は午前中も畑に行くつもりだったがしんどい。
午後に賭けて仮眠し、実家に行き、昼食後に帰宅して畑に向かう。
スコップで畑のセンターに溝を掘る。

溝堀り


この溝に刈った草、育ちすぎた山東菜やサンチュを放り込む。
来週には処分穴の物といっしょに埋めるのだ。

ゴミ捨て


実家夜の部、帰宅して一杯、バタンキュー。





↑来週も雨が降りませんようにクリックしてね。





ダウン
[ 2023/04/03 06:46 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(2)

ジャマ者は始末しろ

我が家では、洗濯されたいものは自分で洗濯カゴに入れることになっている。
作業服と畑で汚れた服は別カゴだ。
洗濯されたものは、たたまれて私の衣類引き出しの前に置いておかれる。
タンスではなく、半畳の押し入れに入った衣類ケースだ。
分類してこれにしまうのは私の役目だ。

この役目はつい後回しにされがちだ。
引き出しがカラになったらこの山から着るものを取ればいいし、
私が占拠する和室のことだから、ちづるも文句を言わないからだ。
それが今、キーボードを打っている私のすぐ横なのだ。

じゃまだ。
それよりせっかく選択されたものにほこりが積もっていくような気がする。
なぜそんなに放置されるかといえば、着ないものが増えてきたからだ。
そうだ、衣替えしよう。


ともかく暖かくなった。
一番着なくなったのは長そでのヒートテックだ。
なにしろ肌着だから何着もある。
それを集めながら、パンツ、タオル、作業服、手ぬぐい、マスク、シャツをタンスにしまっていく。

その洗濯ものの山は、ミルフィーユのように何度も繰り返される。
私が脱いだものをちづるが洗ってくれて干してくれてたたんでくれるのだが、
ちづるは洗濯部屋のテーブルにこれを少し溜めておき、そこそこの量になると持ってくる。
つまり、洗濯カゴがいっぱいになったとこで洗濯をするのでそれが1クールになり、
洗濯部屋テーブルと私の押し入れの前に重ねられていくので層ができるのだ。

和室には1畳の押し入れもあり、ここに季節外れ物を入れる衣装ケースが入っている。
二つあるうちスキマの多い方が下だったので、両方を出してくることになった。
そこに長袖ヒートテックを入れ、薄手のTシャツなど出すものはないか探ってみる。

そんなことをしていると、ちづるが二階から降りてきて、私のことを妙な目で見る。
わかっているよ。
その目は「なんで実家に出発する時間になってからそんなことしとんねん」の目だ。
靴下の分類は後日にします。





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衣替え
[ 2023/04/02 07:26 ] ワシのこと | TB(0) | CM(3)

ちょうど満開の四月

母を早めに寝かしつけることに成功し、普段より15分早く実家を出た。
これで余裕ができたわけではない。
今日で三月も終わり、つまり今夜はみそか寄席なのだ。

私たちが行くのは遅い方の第二部。
下駄箱の履物を見て、第一部のお客さんがあまりにも少ないと思ったら、
大喜利を早めに切り上げて、みんなで花見に行ったらしい。
過去にもそういう企画が持ち上がったことがあるがなかなか開花とみそかの日が合わなかったのだが、
今年は桜が早く咲いたので、五十鈴川沿いの桜はライトアップされていた。

そしてみそか寄席は久しぶりの三人体制。
今までも文我さんの弟子を混ぜて3人だったが、ゲスト二人での大喜利はいつ以来だろう。
そのうち一人が若いころ伊勢に住んでいたというので地元話で大盛り上がりだった。


というわけでカレンダー。

今月もここでの発表になってしまってすいません。
まだ作ろうという意志はあるのだけど、時間がなくてひーひー言ってます。

四月



ごらんの通りテーマは食べ物。
ホントは『ヨンホンゲとトケ井のキャラ弁』というアイデアが浮かんだんだけど、
それを形にする画力がなくてこうなりました。
つまり、描きやすいものを並べたってことです。




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[ 2023/04/01 06:32 ] カレンダー | TB(0) | CM(2)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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