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大切ないつもの時間

しまった!『ターザン』忘れた!
と気づいたのはもう間もなく昼休みという時間だった。
前日に『談志が死んだ』(立川談四楼)を読み終えて、新しい本が必要だったが、
あと二日で休みとなれば、連続殺人鬼が跋扈するサイコホラーミステリー、
なんて翻訳ものに手を出したりしてはいけないのだ。

で、買っただけで放置してあった『ターザン』を一日一冊で2冊読んでしまおうと思った。
なにしろ特集が「年間トレーニング計画」なのだから年初に買ったに違いない。
テーブルのリュックの横に置くところまではいったのに、最後に手に取るのを忘れてしまった。
さてどうしよう。

いつもどおり食パンとオートミールを食べてから、車でずっと寝ているか。
ともかく家に帰ってみるか。
家に帰ると、インスタントラーメンやレトルトカレーを食べることができる。
こないだからちづるがそんなものを食べていると聞いてうらやましかったのだ。
しかし家までの行きかえり、15分程度は損をする。

食パンとオートミールを食べてから畑に行って草取りをするか。
いや、それはない。
あああ、考えている間に昼休みがそこまで迫っている。
うーん、うーん…よし、帰宅しよう!
決めたらなら貴重な昼休みを無駄にしないためにも早く動いた方がいい。


家に着いたらすぐに鍋にお湯を沸かす。
家に帰ると決心した段階で、お昼は出前一丁で固まった。
ここで一つぐらい食べておかないとちづるに全部食べられてしまう。
作りながら、会社に持って行っていた食パンにスライスチーズをのせて食べる。

お湯が沸いたら麺とスープを入れ、冷蔵庫の豚肉とモヤシを追加。
卵は3時用に持って行っていたゆで卵を入れることにした。
大丈夫、3時には魚肉ソーセージがある。
丼に移してゴマラー油とコショウをかけるが、ニンニクはやめといた。

あ~、満腹満足。
さて、この後どうするか。
ターザン読もうかと思ったけど、今からホットカーペットをつけるのもなんだし、
二階の日の当たる部屋は洗濯物が干してあるし、会社に戻って駐車場で寝るのも…

というわけでこたつに入ってパソコンを点けてしまったのだった。





↑次回はレトルトカレーをお楽しみクリックしてね。





仮眠
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[ 2023/03/31 06:19 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(2)

ダンドリング

「お昼の残りの唐揚げしかない」
という連絡がちづるから入ったので、仕事が終わってからちょっと買い物をして実家に行った。
冷蔵庫をチェックすると、多少の食材とチンするおかずは少しある。

考えなければいけないのは、今夜のおかずと明日の母の朝食だ。
母は8時に寝て、超早朝に起きたらすぐにご飯を食べる。
ごはんは自分で炊飯器からよそうので、おかずをテーブルに置いて帰るのだ。

まず、温め直した唐揚げは硬いから私のノンアルコールビールのおつまみにしよう。
タマネギやちくわやウインナーでおかずを作るか、何かチンするか。
よし、買って行ったサトイモ煮を朝食用に置いといて、肉じゃがをチンしよう。
あとはインスタントみそ汁に、煮豆とピリ辛キュウリだ。

母が着席したら次々と食べるものを並べていく。
唐揚げ、みそ汁、ごはん、肉じゃが、そして煮豆とキュウリ。
私のノンアルコールビールが用意できた時には、母はもう唐揚げを食べ始めていた。

「硬いやろ」

「かたい」

一つつまんでみたら確かに母にはちょっと硬そうだ。
じゃあこれは私のおつまみで、肉じゃがの器を母の方に寄せておこう。
それにしても腹が減ったから、私もごはんをちょっと食べよう。
私がごはんをよそって戻ると、なんと唐揚げの皿がカラになっている。
まだ3つぐらいあったはずなのにもう食べてしまったのか?

ちがう、みそ汁に浸けたのだ。
硬いからお湯でふやかそうという魂胆だ。
というわけで、私は肉じゃがのおこぼれと煮豆でごはんとノンアルをいただいた。


さて、洗い物なんぞをした後、こたつでテレビなんぞを観て、7時20分になったら寝る用意、
と思っていたのに、なんとテレビにあまり興味のない母が『有吉の壁』を気に入ってしまい、
寝る用意が8時からになってしまったというおまけつき。






↑サトイモが少なかったのでほうれん草炒めを作りましたクリックしてね。




コケる
[ 2023/03/30 06:52 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

草の季節

あっ、週間天気予報がかわっとる。
それもいい方に。
次の土日は土曜の朝しか畑に行けないと思っていたけど、
なんとずっとお日様サンサンマークが並んでいるではないか。

こうでなくては困る。
なにしろ次の土日はもう4月なのだ。
とりあえず草取りをして、畑に溝を掘って取った草や野菜くずを埋めて、
野菜くず捨て穴の腐葉土や肥料を撒いて耕さなければならない。
これからの時期の畑人は忙しいのだ。

とはいえ、土日も丸ごと畑に行くわけにはいかない。
実家に行くのはお休みにはならないのだ。
となると働く時間が限られてくる。
朝食後から実家に出かける10時頃までと、午後の一旦帰宅の3時間ほどだけだ。
これで予定の作業を終えることができるのだろうか。


で、ちょっと考えていることがある。
先日、私の畑の地主であるちづるの叔父さんが亡くなった。
今は叔母さんが一人で暮らしているらしいのだが、この家は畑がたくさんある農家だ。
叔父さん叔母さんが畑をしなくなってから、やってくれる人のある畑は人に貸し、
借り手のない畑は娘婿さんたちがときどき草除けにトラクターで耕している。

トラクター…ああ、なんて心地よい響き。
アレを何とか借りることができないだろうか。
あるいは、その娘婿さんたちがついでに耕してくれるか。
なにしろ、私の畑の隣は使っていなくて、彼らが耕しに来るところなのだ。
私に「この畑もやらない?」とお誘いもあったが、いきなり倍以上の広さになっては手に負えない。

だから、ついでの時に耕してもらいたいのだが、トラクター乗りは人の畑を耕したがらない。
なぜなら、いくら草ボーボーだとしても、何かが植えてある可能性がゼロではないからだ。
実際ウチの畑は草ボーボーのスキマにスナックエンドウとソラマメが植えてある。
となるとトラクターを借りに行かねばならないか。
しかし私はトラクターの操縦法を知らない。

前の道を通るトラクターを呼び止めて、酒の一升でもさし上げて耕してもらうか。
いわばトラクターのヒッチハイクだ。
でもこのヒッチハイクは本当のヒッチハイクと違って、あとくされなしとはいかない。
なにしろここを通るトラクターは何度でもここを通るのだから。

まあ、それはまた考えるとして、天気予報がもう一回変わるというのだけはありませんように。






↑会社を一日休んでみようかなどと思っているけどクリックしてね。




丸い
[ 2023/03/29 06:54 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(3)

新品ラッシュ

出勤したら私の職場の椅子が変わっていた。
普通のパイプ椅子から、クッションの利いた5又に分かれたキャスター付きの事務イスだ。
驚いていると若店長が颯爽とやってきて、

「イス、壊れてたんで変えました。奥の部屋に余ってたんで」

なるほど、店長室にあったコンピューター用のイスのようだ。
ちなみに先ほど『普通のパイプ椅子』と書いたが、パイプがゆがんで開きにくかったし、
ビニールには穴が開いた普通以下のパイプ椅子だった。
私が脱腸になった時、立ちっぱなしの人がなりやすいと聞いて、
当時の店長の奥さんがどこかにあったのをくれたのだ。

小柄子ちゃんがやってきてその椅子に気がついた。
経緯を説明すると「お金が使えるからなあ」としみじみ。
前店長の時は予算の節約を言われて何もできなかったらしい。
さすがは店を任された社長の長男だ。


そういえば、駐車場入り口に並べていた三角コーンも上等になった。
前のは一番の安物ですぐ壊れてしまったのだが、今は重くて丈夫でクッション性のあるものになった。
店の前に立てていたのぼりのポールも、全部新しいのになった。
こないだまでは、部品が壊れると古いポールの中から使えそうなのを外して交換していたのだ。
それが全部新品、古いのは全部処分され、すっきりした。

「それでええんかい」という気持ちはある。
しかしこれは我々にとって都合のいいことだ。
なにか困っていることがあったら、店長に甘えればいい。
おそらく大抵のものは「じゃあ買いましょう」となることだろう。

私のティファールの湯沸かしポットが薄汚くなってきたんだけど、
私物は無理か。






↑筋トレグッズはもっといいにくいなクリックしてね。




こっそり
[ 2023/03/28 06:25 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(2)

ただいま停滞中

さて、年が明けて以来、私の休肝日数は16日だ。
その16回目の休肝日は3月10日。
それ以来、2週間以上肝臓は働きっぱなしだ。

ちょっと計算してみた。
3月10日は元日から数えて69日目。
割算をしてみたら、4.3日に一回の休肝日をとっていることになる。
健康的だ。
もっともこれは1月後半にかかったコロナの影響が大きい。

ともかく、それから月日は流れ、昨日で今年は85日目。
割算をすると5.3日に一度の休肝日ということになる。
なんとこの2週間の不摂生のおかげで休肝日率が一日減ったのだ。
なんでこんなことになってしまったのだろう。
生活のリズムがそうなってしまったとしか言いようがない。

夕方、実家に行って母と夕食を摂る。
この時ご飯は食べず、おかずをつつきながらノンアルコールビールを飲み、あとは汁物があるかなしか。
で、母を寝かせてから帰宅して、録画した番組を観ながら一杯やる。
さっき『生活のリズム』と書いたが、もはやこれが楽しみになっていると言っていい。
あと言えるのは、ノンアルコールビールの縛りが弱くなったことか。


自宅でまず一杯ノンアルコールビールを飲んだら、この後はごはんを食べるしかない。
なぜなら、もう一杯ノンアルコールビールを飲んでも酔わないし、
そのあとビールやお酒を飲むのなら、最初っからノンアルコールビールは飲む必要がないからだ。
なのにどうして実家でノンアルコールビールを飲んだ後、家でビールやお酒を飲んでしまうのか。
実家では「この後運転するからノンアルで我慢しといてやる」という思い上がりがあるのではないか。

ご飯を普通に食べてしまうと家でのお酒がうまくないし、お茶でおかずというのは難しいし、
何も食べないと母がいぶかしむし、飲み食いなしで録画を観るのは悲しい。
でも以前はそのどれかを選んでいたはずなのだ。
だから、ここまで16日の休肝日が持てたのだ。

いや違う。
母の買い物をするときに、ノンアルを買うようになったからだ。
つまり母のお金で買っているのだ。
ただのノンアルがあるから喜んで飲んでいるだけなのだ。

で、ノンアルコールビールはノンカロリーでもあるのに体重が増えてきたのはなぜだろう。





↑カツオのたたきが半額になってるからかもクリックしてね。





うっかり
[ 2023/03/27 06:27 ] 健康 | TB(0) | CM(2)

距離とスピード

母は自主的に自力でトイレに行くこともできるのだが、
膝が痛くて立ち上がるのが困難だと、紙パンツを頼ってしまうこともあるようだ。
もちろんそれでもかまわないのだけど、回数が過ぎたり穿き方が甘いと漏れてしまうことがある。
なので、私たちが行っているときは時間を見てトイレに誘導するようにしている。

母はたいていこたつの椅子か食卓の上座に座っている。
こたつの椅子に居るときも、私たちが行くと食卓に来る。
その母の席の真正面に見えるのがリビングと玄関を仕切るドア。
その向こうにトイレがあって玄関だ。
このドアには母にわかるように『トイレ』と書いた紙が貼ってある。


私たちが「そろそろ…」と勧めて母がトイレに行く気になったら、
このドアを開け、閉まってこないようにフックをかけて母を待ち構える。
母はよちよちと歩行器を押してくるが、トイレのドアを開けるにはこの歩行器がジャマだ。
なので母がトイレ入り口の手すりにつかまったら、歩行器を受け取って玄関側に後ずさる。
で、十分なスペースができたら、ドアの戸を開けて母に中に入ってもらう。


この時、ちょっとだけ私がひそかなお楽しみにしていることがある。
私が歩行器を受け取って後ずさると、母がちょっと反応するのだ。
後ろを見ずに下がるので、私が玄関に落ちてしまうと思うらしい。

ゆっくりちょっとのバックだと「後ろを気を付けろ」という注意。
もうちょっと早く大きく下がると「危ないぞ」という心配。
素早くギリギリまで下がるとびっくりするのだ。
もちろん左右の壁や柱が見えるから距離感はわかっているし、
母用の手すりが設置してあるから落ちることはない。

母が無気力だったりぐずったりしたときは刺激を与えてやろうとちょっと大きく下がったりする。
すると母は少しハッとする。
ハッとした後、一呼吸置いて「あんた、気を付けないな」と注意することもある。

調子に乗って忍者のようにササッと素早く動いたこともある。
そんな時、母が自分の爪や床のゴミを気にしていてスルーされると、ちょっと恥ずかしい。






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バック
[ 2023/03/26 07:36 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

ちょっと開放

N岡が本社に異動になって間もなくひと月が過ぎようとしている。
そんな彼から連絡があった。
一度飲みに行こうではないか、というのだ。
異動する前に一度行こうと話していたのだが、コロナだなんだで実現できなかった。
世の中も落ち着いてきたし、久しぶりだし、本社の情報も知りたい。

とはいえ、私は実家に行かねばならない。
母を寝かしつけるのが8時ごろだから、帰宅して店に向かうと9時ぐらいになってしまう。
その旨を伝えると「そのあとでもいいですよ」とのことだった。
というわけで、この金曜日に私が早く帰って来れたら、ということに決まった。


そして金曜日、デイサービスに行ってきた母は結構頭がしっかりしていて、
夕食後もこたつに行かず、私とずっとしゃべっていた。
もちろん話の内容は荒唐無稽でつじつまの合わないファンタジーなのだが、
そんな母がこの日に限って「早く寝ないと損だ」と言い出した。
渡りに船とはこのことだ。

母に寝る前のトイレに行ってもらい、パジャマに着替えさせ、寝床に誘導するのもスムーズだ。
お休みを言って、ちょいと片付けて実家を出たのは、7~8分ではあるが普段より早い。
「今から実家を出るけど」とN岡にLINEを送って帰宅の途に就いた。
家に着いたら「今からでもOK」と返事が来ていた。
どこに行こうかと送ったら、電話がかかって来て、いつもの居酒屋に行くことになった。

というのも、ちょうど前日の夜にいつもの居酒屋のバイトМえから電話がかかって来ていたのだ。
ちょうど私がトイレから出てきた母を着替えに誘導するタイミングだったのでスルーした。
それがこの日の夕方にまたかかって来て
「昨日は非常事態やったのに!」
アパートの玄関にゴキブリが出たのだそうだ。


久しぶりに居酒屋までの道のりを歩き、久しぶりの店に入る。
ちょっと遅れて久しぶりのN岡がやってきた。
久しぶりの料理と生ビールで乾杯だ。

で、今朝は久しぶりにどんよりしている。






↑このパターンならまた行ける、と思っちゃったのだけどクリックしてね。




しんどくなる
[ 2023/03/25 07:18 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(2)

のんきな離れ島

N岡が本社に異動になって間もなくひと月が過ぎようとしている。
若店長はがんばっているが、まだまだ分からないことも多くて苦労しているようだ。

しかしN岡が本社に行って良いこともあった。
本社の方でも配置換えがあって、О川が配達メンバーに入ったのだ。
彼はもともと合併前からの同僚でなじみがあるし、なにより段取りが良くて仕事が早い。
今までの配達の人たちの段取りは彼がしていたのだそうだ。
久しぶりにこちらに来たときは「やっぱり外は良い~」と浮かれていた。


昨日はずいぶん久しぶりの大雨が降った。
会社に行くとこの嵐のせいか、店の入り口前にはなにやら吹き飛ばされた松の葉が散らばっていた。
と思っていたら、これが何と大繁殖したミミズのような生き物だ。
早番メンバー総出で、バケツの水で流したり、薬を撒いたりと大騒動だった。
裏に川やら畑やらがあるので、時々生き物が現れる。


夕方、事務所に集まるように言われたので行ってみた。
お得意のパン屋さんが金曜日にワゴン車で売りに来てくれるのだが、
「いつもたくさん買ってくれるから」と言ってパンをたくさんくれたのだそうだ。
ちょうどお客さんが途切れたところでじゃんけん大会だ。

6人が一斉に「最初はグー」
これで決まるのかと思いきや最初の「あいこでしょ」で勝ち負けが分かれた。
なんと私は1等賞になってパンを2個選ぶ権利を与えられた。
夕方の空腹時間帯なので、カツサンド的なのとあんバター的なのをもらった。


さて、このように和気あいあいとした居心地の良い職場なのだが、
4月いっぱいで、若店長の奥さんが他部門に異動することになった。
人の補充はなく、一人減るだけだ。
その穴埋めは「その分仕事を減らす」と社長は言っているようだ。
「ホントに減るのか」と我々は疑っている。
若店長が親子げんかしてこい、と思っている。

私の仕事はあまり変わらない。






↑わたしゃレジはできませんと言ってあるのでクリックしてね。




島
[ 2023/03/24 06:23 ] 納得できん | TB(0) | CM(4)

技術

春分の日だった火曜日は、7時半ごろ家を出て実家に行った。
デイサービスの準備のため普段なら7時前に家を出るところなのだが、
会社に出勤しなくていいからお迎えが来る9時までいられるのだ。
お迎えのスタッフさんと会うのは初めてなのでちょっと緊張する。

実家に着くと、こたつの椅子に座っている母にトイレに行ってもらい、
着替えをさせて、食卓の一番玄関に近い席に座らせる。
かなり早い時間に起きてごはんは食べているので、インスタントのにゅうめんを出す。
食べ終わったら薬を飲ませる。
8時半には準備が完了し、あとは待つだけとなった。


母が食べかけのパンとバナナを半分食べたら車の音が聞こえた。
母に立つように言って、玄関に出てみる。
時々違う人が来ることがあるが、この日はいつもの人のようだ。
ご挨拶をして戻り、母を誘導してくる。
いつもは火の元や持ち物の確認までしてもらっているので、この日は私がなるべく働く。

玄関でバトンタッチした。
スタッフさんは玄関の段を降りるとき腰を持って安定させている。
なるほど、ああすればいいのか。
短い距離だが車までシルバーカーを母に押してもらう。

そうだ、車に乗るときに使う台を持ってこよう。
と思ったが「大丈夫です」と言われた。
スライドドアを開けたシートは結構な高さがある。
どうやるのかちょっと観察させてもらおう。

スタッフさんはドアのところに縦に付いた手すりを母につかませ、右足を手で持って車に乗せる。
私がやったら「痛い」と言われたやつだ。
そこから、膝で母のお尻をぐいと持ち上げたら、すんなり乗ってしまった。
やはり専門家の技だ。

「さすがですね~」と感心すると、
「お母さんが上手なんですよ」と笑って行ってしまった。
ためになるねえ~





↑力任せにクリックしてね。





慣れ
[ 2023/03/23 06:54 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(2)

満たすのは重量系

朝、7時40分ぐらいに家を出て実家に行く。
母を着替えさせて、第二朝食を食べさせ、デイサービスのお迎えスタッフさんに母を渡す。
この人と直截お話ができたのはメリットだった。
それはともかく、片づけをして家に戻る。
ちづると、墓参りに出かける。

墓参りのあとは、昼食を食べにとある中華料理店に向かう。
以前、休日によく言っていた中華料理店ではなく、墓参りの時だけ行く中華料理店だ。
到着したのは、正午に10分前だった。

あうあうあう、久しぶりの外食だ。
なんでもいいからどっかり食いたい。
なにしろここしばらく、正当なお腹いっぱいな食べ方をしていない。
実家でちょっと食べて、家に帰ってから追加で食べるからおなかいっぱい、
という邪道なお腹いっぱいばかりで、心地よい満腹を感じたことがしばらくない。

だからこそ私は、ダイエット界では『悪のコンビ』と言われるセットを注文した。
麺&飯という、メニューを見た段階では欲望自然発火系という組み合わせだ。
麺はしょうゆラーメン、台湾ラーメン、冷やし中華などがある中、『とんこつラーメン』を選んだ。
飯の方はマイブームである『麻婆飯』で決まりだ。

ちづるが頼んだのは、タンタンメンランチ。
タンタンメンとごはんと唐揚げのセットだ。
この店の好きなところは、注文がすぐ出てくるところだ。
ちづるの頼んだセットの唐揚げは、「もも肉の骨を取ったらこのぐらいじゃないの?」
と審議するほどの大きさの唐揚げが3つもあった。

私は満腹を堪能した。
麻婆飯ととんこつラーメンを平らげ、ちゃんとスープまでいただいた。
ちづるに唐揚げを一つ分けてもらったので、ここで満腹。
が、ここでちづるからステキなおすそ分けをいただく。
唐揚げをもう一個とごはんだ。

その程度で音を上げるわけにはいかない。
「スープ飲まなきゃよかったな」と思ったかどうかは秘密だが、おすそ分けもちゃんとクリアした。
あ~は、お腹いっぱいだ。
しかも、久しぶりに感じる、筋肉痛にも似た行動に対する評価としての満腹だ。
ああ、なんだか武士道、潔く心地よいお腹いっぱいだ。

ただし、口の中が痛い目に合う『から揚げ摩擦』は遠慮したい。
胃も口の中も『心地よい』で統一したいではないか。
どこで食ってもなるのだが。






↑今度は親子丼とうどんのセットを食べたいクリックしてね。




めし
[ 2023/03/22 06:54 ] | TB(0) | CM(8)

お休みの日はお願いしたい

春分の日である、お彼岸である、そして火曜日である。
普段の火曜日なら出勤前に実家に行き、デイサービスの用意をしてくるところだ。
デイサービスは祭日も関係ないので今日もある。
これは考えどころだ。

デイサービスのお迎えが来るのは9時過ぎ。
しかし私が会社に間に合うようにするには、実家を8時に出なくてはならない。
なので母にはテーブルの玄関に近い席で1時間待ってもらうことになる。
これが「やっぱり行きたない」と母に言わせるきっかけにもなってしまう。

今日は休日だ。
ということは、9時まで実家にいられる。
母をお迎えスタッフさんに直接手渡しできるのだ。
今日は母にぜひデイサービスに行って欲しい。
私たちは墓参りに行きたいのだ。

もし母がサボったら、土日の休みと同じだ。
私たちが昼前に行って着替え、食事をさせ、いったん帰宅して夕方また行くことになる。
だから一日フリーを確実にして、墓参りから買い物なんかをしに行きたいのだ。
久しぶりに中華のお店で昼食を食べたりもしたいのだ。

しかも、この早朝の実家行きも、普段より1時間遅くていい勘定だ。
いつもの火・金曜日なら7時前に家を出る。
そのために前日にブログ更新の準備をしたり、超手抜きで朝時間を生み出している。
それを慌てなくてもいいということだ。


待てよ。
普段通りの時間に起きたのだから、ブログを手抜きにして7時前に家を出たら、
いつもの8時までに母の用意ができるではないか。
平日と同じように母に1時間待ってもらったら、私の自由時間が1時間増える。
それでもいいのではないか?

いや、今これを書いている段階でもう遅い。
この後カマボコみたいな絵でお茶を濁しても、朝食食べていたら7時を過ぎる。
お迎えを待つにしても、帰ってくるにしても中途半端な時間になる。
そんな時間があったら仮眠をしてしまうのだ。
そして寝過ごしてビックリするのだ。






↑早朝の実家までの道は気持ちいいよクリックしてね。




悩む
[ 2023/03/21 06:39 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

あの頃の探し物

母はもうこんなことはしない、という先入観を持つのは危険だ。
おさまっていた困った習性がときどき頭をもたげることがある。
調子の波で何がよみがえってくるかはわからないから気を抜いてはいけないのだ。

例えば先日は、もうしないと思っていた洗い物がしてあった。
自分の使った茶碗と箸はわかるのだが、なぜか使っていない保存容器まで重ねられていた。
母が洗ったことはわかるのだが、ちゃんと洗えているとは思えない。
だいたい洗い桶にたまった水でちゃぷちゃぷとするだけだ。
となるともう一度洗い直さなければならない。

別のに日、私が煮炊きをしていると、母がぼんやりとこう言った。
「そのガスコンロ、使えるんやねえ」
母が何度も鍋を煮詰めたり焦がしたりするので元栓を閉めるようにした。
そのうち、私やちづるが料理していても何も言わなくなっていたのに、ふいに気付いたようだ。
やはり元栓は閉めなくては危ない。


さて、昨日もちづると実家に行ってお昼の用意をしていると、ちづるが気がついた。

「財布がない」

あら~、久しぶりに聞くセリフだ。
以前は母がやたらと財布を隠すので往生していた。
とはいえ、母の行動範囲は以前よりせまくなっている。
タンス、食器棚、冷蔵庫、引き出し、シルバーカー、座布団の下、こたつなどをざっと探したが見つからない。

でも大丈夫、あの頃何度も悩まされたので、発信機を取り付けたのだ。
親機のボタンを押すと、子機が「ぴぴぴ」と反応する。
すぐ見つかると思ったので使わなかったが、めんどくさいので文明の利器の力を借りよう。
サイフに取り付けた子機の色のボタンをスイッチオン。




久しぶり過ぎて電池が切れていた。
本腰を入れて探すしかない。
3度目の捜索でよくいれていた普通の引き出しから発見された。
奥の方に突っこんであって、そのせいで引き出しが半分しか出なかったのでわからなかったのだ。

試したら、第二サイフとカバンにつけた子機も鳴らなかったので、電池三つ交換だ。





↑探してる間中ずっと母が「なに探しとるの?」と訊いてくるのよクリックしてね。





複雑
[ 2023/03/20 06:50 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

帰り道迷い道

この土曜は母の通院日で、病院に行ったあとちづると三人実家で昼食を食べて一旦帰宅した。
家のことをしたり仮眠したりして、5時過ぎに再び実家へ。
三人で夕食を食べて、8時過ぎに母を寝かしつけて帰路についた。

帰り道、私は迷っていた。
久しぶりにいつもの居酒屋に行ってみようか。
というのも、平日の夜は私一人だが、この日はちづるが一緒にいる。
私を居酒屋におろしてもらって、ちづるに車で帰ってもらうことができる。
一旦帰宅してから徒歩で居酒屋に向かうのとでは30分は違ってくる。

居酒屋に行きたい理由は3つ。
1、久しぶりだから。
2、元歯科助手のバイトKちゃんに母の入れ歯のことを訊きたいから。
3、前回行ったとき、隣の席にいた若い二人連れの女の子が二人ともベロベロになって、
 逃げ出すために常連のKやんが私の分も仮で支払ってくれて別の店に飲みに行ったのだが、
 そのままその日はおごられてしまい、でも私はその日ボトルをおろしたので、
 その分だけでも返すために、Kやんにボトルを入れておきたいから。

飲みに行くなら実家で腹いっぱいになってはいけない。
だから、ほんの少ししか食べなかったのだが、ちづるも家で食べるつもりであまり食べなかった。
だとしたら、どこかでカツオのたたきでも買って家で一緒に食べた方がいいのではないか。

実は居酒屋に行きたくない理由も3つある。
1、録画が溜っているので、それを観たいから。
2、私が行かないうちに、知らない常連が増えているらしいから。
3、会うと「もう一軒行こう」としつこいKやんに会いたくないから。

なのでこういうことにした。
その居酒屋のすぐ近くにスーパーがあるので、居酒屋の前を通って様子を見て、
行きたい感じだったらおろしてもらい、そうでなかったらスーパーに行ってカツオのたたきを買おう。


結局居酒屋には行かなかった。
うっかり、居酒屋の前を通らないコースでスーパーに行ってしまったのだ。
カツオのたたきは売り切れていたが、適当に刺身やお惣菜を買い、
帰りに居酒屋の前を通ってみた。
なんか敷居が高くて入りにくい気がした。  






↑で、寝落ちして3時クリックしてね。




客か
[ 2023/03/19 07:24 ] 居酒屋で | TB(0) | CM(3)

ひたりたいファイブ

バタバタした生活を送っているが、ささやかな楽しみで細かくリフレッシュをしている。
英気を養うというか、まったりするというか、私にとっての至福の時間だ。
「ああもうたまらん」ともごもごしちゃうひと時をランキングにしてみよう。

1位は出勤前の仮眠だ。
朝起きてブログ更新やら朝食やらを済ませたあと、ホットカーペットと毛布に挟まれて仮眠する。
7時半までにその状態に入れたらバンザイ、遅くなると髭剃りが雑になる。
朝の情報番組を目を閉じて聞くでもなく聞きながらの半寝半起き。

終了はNHKの朝ドラの主題歌が終わった時だ。
歌が終わったら起きて出勤の準備を始める。
およそ30分の天国だ。
あまりに気持ちいいので休日にも仮眠するが、必ず寝過ごしてしまうのでよくない。


2位は会社での昼休み。
食事を終えた後、車に行って煎り大豆をつまみながら本を読む。
読むのは本格ミステリーがいい。
文章が変でも、話の進み方がおかしくても、最後にきっとスッキリさせてくれると思ったら気にならない。
ただし「なんじゃこりゃー」と叫ぶ一日が来る可能性もある。

大豆からゴマに移り、気持ちよくなったらここでも仮眠に入る。
ゴマを犬歯ですりつぶしながら暖かいところでウトウトするのは最高だ。
しかし、まもなく暑すぎるという日が訪れるだろう。
うやむやで奪った駐車場所だから、今度は日陰に、というわけにはいかないのだ。


3位は木曜、実家から帰った後、家で『プレバト』を観るときだ。
この日はちづるも夕食を食べずに待っていて、刺身なんかで一杯やりながらダラダラ楽しむ。
そりゃ、カツオのたたきがあれば一番だ。
ただ、必ず寝落ちしてしまうし、あとで喉が渇くし、ニンニク臭くなるのが難点だ。
あとに難点が来るとしても、この時が至福の時なのは間違いない。


4位は、早めに寝床に入れたときのちょっとの読書。
居酒屋の常連さんの中で特撮好きなおっさんが、マニアックな本を貸してくれたのだ。
これを一日に3話ほど読んで寝る。
懐かしの怪獣物の話題は大好物だ。


5位…は、サトイモのキヌカツギを食べるときかな。
皮のまま茹でて剥きながら味噌をつけて食べるのは最高だ。
が、サトイモはもう全部掘ってしまったし、掘って時間が経つとキヌカツギには向かない。
今年はもう終わってしまったのだ。

そういえば畑もしたかったのに、雨が降ってしまった。
ホントは昨日、実家から帰った後、ちょっと居酒屋に行ってみようかとも思っていたのだけど、
それも雨でダメになってしまった。
昼休みの車も雨だと困る。
至福の時って、晴れてないと困るなあ。






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だれだい
[ 2023/03/18 06:49 ] ワシのこと | TB(0) | CM(3)

キョーレツ目覚まし

この日初めてやってきた。
今までのは花粉症じゃなかったのだ。
そうそう、目の痒さも鼻水の量もくしゃみの回数も、ピーク時はこうだった。
目の周りと鼻の下は摩擦で痛くなり、耳の奥の脳みそまで痒い。
もう花粉ブロックのスプレーでは無理だ、薬を飲まなくては。

夕方、顔を洗って鼻をかんでマスクをして実家に向かう。
玄関に食卓の椅子があり、奥で母が膝が痛くて「行かなならんとこに行けない」と嘆いていた。
『行かなならんとこ』とはどこかと問うと「行かなならんとこ」だというので、
「今日は行かなならんとこはないよ」となだめると「ああよかった」と落ち着いてくれた。
膝が痛かったら椅子を運ばない方がいいと思うのだが。

こんな感じだったのでドキドキしたが、この日の母は素直に早く寝てくれた。
なにしろ『プレバト』の日だからありがたい。
帰宅してカツオのたたきとゴーヤチャンプルで一杯やりながら俳句の査定を観る。
そのあとのニュースを見ながらウトウトして、12時過ぎに風呂に入って寝た。
寝る前には2021年が使用期限の花粉症の薬を飲んだ。


朝5時、ふとんの中で両足をつま先までピンと伸ばす伸びをした、というのは無意識化のことだ。
なんで無意識なのにそんなことがわかるとかというと、次の瞬間に左足が攣ったからだ。
それもつま先ではなくふくらはぎ。
思わず「いたたたた」と叫んでしまったが、ちづるは居間で寝てしまったのかいない。

こんな時は足首を伸ばすのか曲げるのか。
ここで無意識化のことを思い出す。
伸ばしてなったのだから曲げなくては。
それでちょっと楽になったかと思ったら、今度は太もも内側だ。
こちらはふくらはぎほど痛くはないがどの体制になったら楽なのかわからない。
最終的にベッドの縁に座って時計を見たら、5時過ぎだったのだ。

こんなキョーレツなのは久しぶりで、今もちょっと足を引きずっている。
さて、なにが悪かったのでしょう。

1、古い花粉症の薬
2、母の膝の呪い
3、かつお、あるいはニンニクの摂りすぎ





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急ぎ
[ 2023/03/17 06:38 ] 健康 | TB(0) | CM(4)

変則には気を付けろ

仕事が終わったら実家に行く。
昼間行っているちづるからの連絡で、場合によってはコンビニやスーパーで買い物をしていく。
実家に着いたら母にトイレに行ってもらい、あちこちを確認。
先日はおかずとご飯をよそった茶碗が炊飯器に入って炊かれていたし、
私のスリッパが電子レンジの裏に隠されていたこともあった。

食事の用意はちづるが作ってくれたり買って来てくれたりしてあるが、
翌朝の分が足りないと思ったら私が何かを煮たりする。
母はものすごい早朝に起きてきて食事をすることがあるのだ。
ごはんは自分でよそえるので、おかず一品はテーブルに置いて帰ることにしている。

そして夕食。
もちろん母は普通に食べるが、私は家で一杯やりたいときはごはんを控える。
そうでなくても残りごはん量が微妙な時は、母の翌朝分をキープしておくし、
残りごはんが少なくて炊かねばならないときは残りを食べてしまう。
食べ終わったら洗い物をする。


さてこの後だ。
食卓で意味のない会話をして時間を潰すことが多いが、時にはこたつに行ってテレビを観たりする。
理想は7時20分ごろに最後のトイレに行ってもらい、パジャマに着替えさせ、
8時前に寝室に行って布団に入ってもらうことだ。

この日は母が予想外の動きをしてた。
私が洗い物をしている間に椅子から立って、着替えをする部屋に行こうとしていた。

「どこ行くの?もう着替えるの?」

「それでもいいねえ」

私は考えた。
なんだかんだで着替えにはとても時間がかかる。
先に着替えが終わっていても、寝る前にトイレに行ってもらえれば問題はない。
母にその気があるんだからとっとと着替えさせた方が賢いのではないか。
と言うわけで、そのままの流れでスムーズに着替えが完了した。

そのあと食卓で意味のない会話をしていた。
普段ならトイレに行くよう水を向け始める7時20分、母がこたつに行きたいと言い出した。
母はそんなにテレビを観たがることはないが、こたつに座るとやはり腰が重くなる。

「こたつに行ってもいいけど、トイレに行く時間になったらすぐ行ってくれないかんよ」

と言ったのに。

母がふとんに入ったのが8時20分。
魚肉ソーセージやら煎り大豆やらを買って帰宅したら、もう『相棒』が始まっていた。
で、一杯やって寝落ちして2時半に目覚めて慌てて風呂に入ったのだった。






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なにもの
[ 2023/03/16 06:40 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

過去がよみがえる

今年は空気中に漂っている微粒子が多いらしくて、花粉症の人には厳しい春だ。
ちょっと気を抜くと、すぐに、鼻が、ムズムズ、して、きて、

「ハ…ハ…ハ…、アチョー!」

失礼、これはカンフー症でした。


というギャグを書いたのは、なんと2013年3月13日だった。
ちょうど10年前、私は今と同じように花粉症に苦しんでいたのだ。

ただし、10年間ずっとではない。
この数年はほとんど症状が出ず、おそらく免疫力の衰えで治ったものだと思っていた。
それが今年は再燃、花粉量が近年最高とは聞いていたが、ここまでひどいとは。
ああそうだった、花粉症ってこうだった、こんなにひどい目に合うのだった、と今思い返しているところだ。


もう一つ、ああそうだったと思い出したことがある。
二日前に衣替えのネタで書いたエビ茶色のベストのことだ。
エビ茶色とは書いたが、かなりオレンジ色に近く、大まかな分類では赤と言われても仕方ないほど派手だ。
それが理由で今まで着なかったのだと思っていた。

仕事用なら多少派手でもいいと、会社に着て行った当日に思い出した。
このベストは仕事に向かないのだ。
だから何度も「会社用に」と着て行っては数日でやめていたのだ。

まず内ポケットの位置が低いので、スマホを入れておくと機械にガチガチ当たる。
なにしろ、内ポケットの底は私のへそぐらいの高さだ。
ベストはボタンをしないから、低い位置に重心があると動いたときに遠心力がかかり振り回してしまう。
そしてポケット内のスマホはあちこちにぶつかるのだ。
しかも口が横向きで、ボタンが小さくて留めにくいので昨日はスマホを落としてしまった。

そして胸ポケットも具合が悪い。
なぜか口が内側に開いていて、右手で左のポケットを、左手で右ポケットの出し入れをすることになる。
両方同時にすれば『Ⅹ』だ。
口が横向きな癖に浅いから、入れたものがぽろぽろ落ちる。
そのせいできのうリップクリームを失くした。

おまけにこのベストは暖かくない。
もちろん気温が高くなってきたからこのベストに替えたのだが、その日から寒の戻りがやってきた。
で、チャック付き胸ポケットのあった防寒ベストは、もう洗濯されてしまったのだ。

今、「ベストなベストを求む」なんて考えてしまったけど、使わないでおこう。





↑花粉症の薬やグッズは進化してたのでクリックしてね。





思い出す
[ 2023/03/15 06:58 ] ワシのこと | TB(0) | CM(4)

ポジティブじゃない一面

母の良いところは「ありがとう」が言えるところだ。
ティッシュを取ってあげたときも、ごはんをよそってあげたときも、雨戸を開けたときも、
ちゃんと「ありがとう」と言う。
寝床に入らせて布団をかけて明かりを消して、私が「おやすみ」と挨拶したときも、
「おやすみ、ありがとう」と返事をする。

あと、食べたものを「おいしい」という。
訊かれたらそういうのではなく、食べながら「これおいしいね」「おいしいおいしい」
食べ終わったら「あ~おいしかった」ととてもうれしそうに言う。
食べ物に関して「おいしい」以外の感情は、熱々の時の「ちんちん」と、
冷たかったときの「ひやかい」だけだ。

他によく口にする言葉に「うっれし」と「よかった」がある。
乾燥機をかけてふとんがあったかいと知ると「うっれし」
私が買い物して実家に行くと「あーよかった」と喜ぶ。
このように母はプラス思考なのだ。


なのにどうして風呂に入ることだけあんなに嫌がるのか。
今まで説得と誘導でなんとかだましだまし入ってもらっていたのだが、
先日はあまりに嫌がるのでこちらが諦めてしまった。
膝が痛くて怖いということもあるのだが、おそらく人前で服を脱ぐのがイヤなのだろう。

先日、私が母を着替えさせていたら、突然何かに気がついたようにハッと私を見て、
「あんた男と違うんか!」と言うので、
うん、まあそうやけど…と認めると、
「女は!」
たぶんちづるのことだと思って、お昼に来たよと教えると、
なにか忘れてしまったらしく「ふ~ん」と何もなかったかのように黙ったけれど、
やっぱり服を脱ぐのはいやなのだろうなと思った。

また風呂へ誘導する作戦を考えなくては。





↑デイサービスが休みだと「よかった」と言う時もあるのよクリックしてね。





あれ
[ 2023/03/14 06:25 ] 身内のこと | TB(0) | CM(4)

都合のいいようにこじんまり

先週はあたたかとたたかった。
つまり暖かかった。
そろそろ衣替えの季節のようだ。
洗濯された冬物は押し入れに戻し、ちょっと薄いものを出してみよう。

まずは作業服の下に着ているベストだ。
今まで着ていたのはフリースの裏地の付いた防寒仕様だったのでもう暑い。
しかし、上着を脱ぐことも多くなったので、ポケット確保のためにほかのベストが欲しい。
ずっと眠っていたエビ茶色のやつを出そう。
赤系統なので派手で着なかったのだが、作業着として着ていたらおかしくないだろう。

つづきましてニット帽だ。
実は私はニット帽はたくさん持っているのだが、真冬ものが多い。
ここしばらくは三種類ぐらいの暖かさの違うのをその日の温度で変えていた。
仕事にかぶっていくのは薄手で古いやつにしている。
会社でフォークリフトに乗るとき、その上にヘルメットをかぶるので痛んでもいいやつにしていた。

でももう耳が隠れなくてもいい。
会社では暑くて手ぬぐいを巻いたりしていたから、耳の出る帽子でもいい。
平日なら耳が隠れても暑くない、おしゃれなやつをかぶってもいい。


……そういえば、この冬はおしゃれなものを全然身に着けていない。
もともとおしゃれなものなんてほとんどないのだが、好きなグッズが眠ったままになっている。
例えば、靴に全く興味のない私が衝動買いしたアウトドアなブーツ。
ついにこの冬は一度も履かなかった。
コロナのせいで飲みにも行かず、遊びにもいかず、毎日実家に行っていたからだ。

上着も同じジャンパーを毎日着ていた。
カバンは会社行きも実家も休日もずっと同じリュックだ。
お気に入りというわけではないのだが使いやすい。
ポケットに入れるものたちも定着してしまっている。

ああそうか、知らないうちにシステマティックになっていたのだ。
そういえば、車にも畑道具以外に、買い物かごやレジ袋、大豆用シェラカップなどが常備された。
知らず知らずのうちに〝便利”が優先されていたのだ。

だとしたら、なんでこんなに忘れ物をするのか。
折りたたみメガネはどこに行ったのか。






↑こたつ周りが一番システマティックさクリックしてね。




わしたち
[ 2023/03/13 07:05 ] ワシのこと | TB(0) | CM(3)

自分で的が絞れない

寝違えた、というか筋を違えた、というか、ともかくどこかがどうにかなって痛い。
首とかだったら場所はわかりやすいのだが、胸のようでもあり背中のようでもあり脇腹のようでもある。
つまり、体の表面ではなく、かなり内側の方を違えてしまったような感じだ。

気付いたのは月曜日。
今週は店が売り出しで、入り口天井にセールの横断幕を付けなければならない。
これが脚立の上でバンザイしなければつけられないのでとても怖い。
この時右手が上がらないことに気がついた。
それを言い訳に、横断幕の取り付けは若店長にやってもらった。

こういう症状は一瞬でなって長く続くものだ。
火曜にはさらに痛くなった。
そ~っとやってみたラジオ体操で、右には横曲げできるが左にできないことが分かった。
むしろ、ちょっと右に傾いだ姿勢の方が楽なようだ。
おかげで小柄子ちゃんに「どうかしたんですか?」と訊ねられてしまった。

痛いのは背中のセンターよりやや左だということがわかってきた。
なのに右手が上がらない。
顔の高さにある機械のボタンを押すことができないぐらいだ。
人の体の配線はどうつながっているのだろう。

水曜日にはちょっと楽になったような気がする。
ただ、あおむけに寝ると背中が痛い。
朝、何とか仮眠をしていたら、今度は起き上がるのにとても苦労した。
横向きにならないと起き上がる体勢になれないのだが、横向きになるのが痛いのだ。

あと、つらかったのが花粉症だ。
年を取って免疫が下がったのか何年も症状が出なかったのに、今年は爆発的にやってきた。
くしゃみをすると背中が痛いので、出そうになると怖くてどこかにつかまらなくてはならない。
で、くしゃみが出た後、痛さで「うあ~」と声が出てしまう。
英語的単語の合体が行われ、「はぁっくしょ~ぬ~あ~」という発音になる。


木金でかなり楽になってきたが、若店長に横断幕の取り外しはしてもらった。
土曜には座椅子に座った母を立たせたり、実家の植木を刈ったりすることができるようになった。
そしてこのぐらいになったらピンポイントでどこが痛いのかわかるようになった。
でも、アホらしいので湿布は貼らない。





↑来週はトカゲウォーク復活するぞクリックしてね。





曲がる
[ 2023/03/12 07:38 ] 健康 | TB(0) | CM(3)

ノールックでいけます

庭につくしが生えてきたし、花壇の菜っ葉が盛り上がって咲き始めた。
目の痒さでもわかる通り、春がやってきたのだ。
仕事中は上着を脱ぐようになったし、ニット帽を手ぬぐいに変更した。
気温だけを考えると過ごしやすくなってきた。

昼休みは仕事場でお昼を食べる。
今までは電気ストーブを足元に置いて小さくなって食べていた。
スライスチーズをのせた食パンか魚肉ソーセージを食べたあと、スープINオートミールをいただく。
このお湯の暖かさでストーブがいらなくなった。

そのあとは車に移動して助手席で本を読む。
人事異動のどさくさで日当たりの良い駐車スペースを手に入れた。
車に備えてあったひざ掛けももういらない。
昨日などは暑くなってきたのでドアを開けて風を入れたぐらいだ。
ああなんて居心地がいいのか。


ひとつ煩わしいと思っていることがある。
私は本を読みながら、タンパク質摂取のために炒り大豆を食べているのだが、
これが袋から取り出しにくくてイライラしていた。
大豆を適量口に入れても、ポリポリやっているとすぐになくなる。
本に熱中するためにも、次の人口がスムーズに欲しい。

しかし、左手で本を構えて、右手で大豆を取るのは難しい。
というのも大豆の入っているチャック付き袋は、私の手を突っ込むには小さいのだ。
ヘタをしたら、というか、普通にテーブルで食べているより車の座席はこぼしやすい。
しかも、こぼれた大豆はシートの境目にはまりこんで、アリジゴクにつかまったようになる。
つまもうと指を突っ込むと、境目が広がって大豆がさらに奥に落ちて行ってしまうのだ。

菓子鉢が欲しい。
そう思っているときに百円ショップでいいものを見つけた。
プラスティック製のシェラカップだ。
こいつは片手で大豆を取るのにおあつらえ向きの形状ではないか。

大豆


こうして私のお昼の生活はさらに快適度を増した。
ちなみに私はこのぐらいの大豆を食べたあと、ゴマを食べる。
ゴマは小さじ一杯ほどを口に入れて、それをプチプチ噛んでいると昼休み中もつのだ。






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落ち着け
[ 2023/03/11 06:31 ] ワシのこと | TB(0) | CM(2)

世界の裏側で

いよいよWBCの開幕だ。
WBCとは『わたがし棒で作るクラブ』の略ではない。
『ワールドベースボールクラシック』という野球の世界大会のことだ。
参加国は史上最多、今まで控えめだった有名選手もこぞって参加するらしい。
もちろん日本もフルメンバーだ。
大リーグから二刀流大谷翔平やダルビッシュもやってくる。
世界一の座を奪還すべく終結した侍ジャパンに日本中が盛り上がる。

のだそうだ。
私は観なかった。
いや、日本が勝てばいいなあとは思っているが、スポーツを観る習慣がないのだ。
だからサッカーもボクシングも羽生結弦も観ない。

朝、新聞を見て私はこう思った。

「あ、『プレバト』ない」

木曜日は『プレバト』の日だ。
実家からの帰り道、スーパーで割引になったカツオのたたきを買って、
録画したばかりの『プレバト』を観ながら遅い夕食を摂る。
これが一週間の楽しみなのだ。

でも、『プレバト』ない。
どうしたらいいのだ。
私は自暴自棄になって、『プレバト』もないのにスーパーに寄り、
半額のカツオのたたきとちょっといい日本酒を、ちづるから持たされているイオンカードで買った。

帰宅して一人カツオをしようかと思っていたら、なんとちづるもまだ食べてないというではないか。
しかも刺身が買ってあるという。
刺身はぶりとカツオのたたきだった。
よっしゃー、と『タモリ倶楽部』と『アメトーーク』の録画を観ながら一杯やったのだ。

なので今朝の私はとてもニンニク臭い。






↑シメに日清焼きそばまでニンニク入りで食べちゃったのでクリックしてね。




これ
[ 2023/03/10 06:22 ] ワシのこと | TB(0) | CM(5)

あの 子は どこ の子

仕事が終わって実家に行くと、母がおろおろしていた。

「あの子らが帰って来やへん」

もう暗くなってきたのに、いつもいる子供たちが帰って来ないので心配しているようだ。
今までに表の部屋にいる子供とかお菓子を食べてしまう子供とかがいると言ったことがあるが、
久しぶりの登場だ。
一応名前を聞いてみたら、私と弟のことだった。
さてどう答えよう。

まずは事実をぶつけてみた。
「それはワシやで」
母はこちらをぎょろりと見ると、鼻でへッと笑って「まっさか」と言った。
とてもつまらん冗談を聞いたとでも言いたそうだ。
ともかく夕食の準備をしよう。

おかずを温めたりお湯を沸かしたりしていると、また「どこ行っとるんやろ」と嘆いている。
次はちょっとあちらに合わせてみた。

「今日は来やへんのと違う?」
「なんで?」
「ワシがおるで」
「そんなことないやろ」

さっきのように蔑まれることはなかったが、まったく意味のない会話だった。

食事が始まってなるべく他の会話をするように心がけたが、
母はときどき謎の子供のことを思い出しては「なにしとるんかいな」とつぶやく。
ちょっとひねった対応をしてみよう。

「もう3月やから、卒業とか進学とかで忙しいんとちがう?」
「ああ、そうかもしれへんなあ」

お、ちょっとイイ感じにつながったぞ。
話のつじつまは合ってないけど。
ともかく心配が残ったままで寝かしたら、またとてつもなく早く起きる可能性があるから排除しておきたい。
この路線で攻めていこう。

と思っていたら、食事が終わるころ、母が突然吹っ切れたようにこう言った。

「まあ、よその子やで自分のうちに帰ったんかもな」

なんや、その設定。






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のんびり
[ 2023/03/09 06:46 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

専門家は堂々と

最近、コンビニやスーパーに行くと『手前取りのお願い』という表示を見かける。
商品棚の奥から新しいのを取ろうとする風潮があるが、それを古いものから消費していこうというのだ。
近頃問題になっていた食品ロスの改善策であるらしい。
我が家では買ったものはすぐ食べちゃうので賛同しよう。
納豆なんかちょっと古い方が粘りやすい。

食品のほかに手前取られにくい商品と言えば雑誌がある。
積まれた雑誌の一番上は、中身確認や立ち読みの大ぜいの人たちに触られている。
食品と違うところは、この雑誌が古いのではなく、痛んでいるところだ。
大勢が触るとどうしても紙に腰が入ったり折れたりしていることが多い。
そう考えると、どうしても上から2冊目を取ってしまう。

しかしこの行動はちょっと後ろめたい。
誰かが私のことを観察していたとしたら、

「あ、あいつ一番上のをさっと読みしてから2冊目をとったぞ」

なんてことがバレるかもしれない。
これはちょっとせこく見られて恥ずかしい気がする。

すぐ詠み終わって捨ててしまう雑誌はまあそれでもいい。
でも読んでいる間だけでも接する期間の長い文庫本だと妥協できない。
きれいな本が欲しい。
でもせこいとは思われたくない。

なので私は文庫本を買う時はガバッと5冊ぐらいを手に取る。
で、本の上下、製本ののりのあたりを観察する。
この時の私の気持ちはこうだ。

「ワシは紙の専門家だ。製本のことだって知識はあるのだ。
 だからワシはこのようにチェックをすることができ、またその権利があるのだ」

周りの人が私をそう見てくれているかどうかはわからないが、そういう雰囲気を醸し出すのが重要だ。
その気持ちになると堂々と良い本を選ぶことができる。
で、買ってきた本の端っこが折れていたりするのだが。





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えっへん
[ 2023/03/08 06:32 ] ワシのこと | TB(0) | CM(4)

食欲はとても

日曜の朝、見守りカメラの履歴を見たら、母は深夜2時ごろに起きたようだ。
これは案外よく寝た方だ。
寝かしつけるのが8時だから6時間も寝たことになる。
年を取ると長く寝る力がなくなってくることは身をもって感じているが、
母は1時間2時間で起きてくることも珍しくない。

母は、起きたらまず食事をする。
私たちが前日帰る前に、食卓におかずを用意しておくからだ。
それを見てごはんをよそって食べている。

見守りカメラの履歴を細かく見たちづるが私に教えてくれた。

「ごはん、茶わんに4杯食べた」

もちろん一気に食べたわけではない。
食べては忘れ、食べては忘れしているのだろう。
デイサービスで体重増加で驚かれたのもそれが原因かもしれない。


いつもの時間に実家に行ったら、母はこたつでシャウエッセンを生でかじっていた。
おやつなのだそうだ。
こたつには茶碗も置いてあった。

食卓を見ると用意してあったおかずはきれいになくなっていた。
その器とは別に茶碗が二つ、普段私とちづるが使っているやつだ。
ひとつにはごはんがお茶漬けのように水分に浸っていて、ナスが乗っていた。
もう一つの茶碗には、水が入っていて赤い油が浮いている。
いったい何がどうなっているのだ。

ハッと気づいたのは、炊飯器が炊飯状態になっていることだ。
残り時間の表示から、30分ぐらい加熱されていたことがわかる。
ふたを開けてみた。
中にはごはんはなくて、冷凍の麻婆ナスがパックのまま入っていた。
お茶漬けの上に乗っていたナスと、茶わんの水の赤い油はこれだ。

この後昼食で母は、うどんにいなりずしを沈めて食べるのだった。






↑4-1で食べたのは3杯だけどクリックしてね。




困った
[ 2023/03/07 05:57 ] 寝る | TB(0) | CM(2)

ラスト芋

とりあえず8時50分にタイマーをセットして仮眠。
起きて準備。
家を出る予定の10時まで畑に行く。

本当なら耕したいところなのだが、畑の大半を占めるダイコンスペースは、
葉っぱを切り落としたあまり良くないダイコンたちが点在している。
おすそ分けするには恥ずかしいが、ちょっとでも長くウチでいただきたいので置いてあるのだ。
これを適当な本数収穫する。
我が家と実家の冷蔵庫に保存して、一週間分の食料だ。

もう一つの仕事はサトイモの収穫だ。
ラストの2株を掘り上げる。
長く楽しませてもらったが、これが最後の作業だ。
クワで掘り上げた塊を、土を落としながら分解していく。


水を汲んできて、まずはダイコンを洗う。
そのあと、水を二つのバケツに分けてサトイモは二度洗いだ。

採った


次はサトイモの選定をする。
なるべく小ぶりで形のいいのを丼にいっぱいぐらい選ぶ。
これは実家に持って行って皮付きのまま茹でて剥きながらいただく。
母に食べさせる今シーズン最後のキヌカツギにするのだ。
選んだサトイモとダイコン4本を小さい方のバケツにまとめる。


そのあと実家に行ったが、キヌカツギをするのは夕食の時。
スーパーの寿司とうどんでお昼を済ませ、いったん帰宅する。
この時間に先週掘ったサトイモとダイコンを煮る。
平日、実家から帰った後いただく作り置き総菜なのだ。

先週掘ったサトイモとダイコンを剥いたり切ったりして鍋に入れる。
味付けは麺つゆ、塩分を減らすため、おでんの割合の更に倍ぐらい薄め、だしの素をプラスする。
これで十分いい味になる。
煮えてきたらこんにゃくとちくわと白はんぺんを入れて15分。
実家の夜の部が終わったら、これで一杯やるのだ。

実家でキヌカツギを食べすぎた。
と思ったのに、帰宅してからこの煮物は食べられるから不思議。






↑今夜はウチでラストキヌカツギよクリックしてね。




着地
[ 2023/03/06 07:04 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(3)

忙しい日は分担して

なにやら予定が詰まった土曜日だった。

夕方4時から車検だ。
なので早めの時間にちづるの車と2台で行って車を預け、お隣松阪市のショッピングセンターに行く。
会社の女子にもらった義理チョコのお返しを買わねばならない。

車検が終わるのが6時ごろの予定なので、いったん帰宅して私の車で実家に行く。
母に夕食を食べさせて、着替えさせて、寝かしつけて帰宅。
録画しておいた7時からの『Rー1グランプリ』を観る。


まあ、何とかなるだろうと思っていたら、えらいこっちゃになっていた。
見守りカメラを見ると、母がこたつの椅子から降りて、地べたに座っているではないか。
母は膝が痛いので地べたに座ると自力で立ち上がれない。
となるともちろんトイレにも行けないのだ。

実家に到着すると、「ああ助かった」という母を二人で椅子に座らせる。
ここからだと一人で立ち上がれるのだ。
ちづるが母を着替えさせている間に、わたしが敷物とこたつ布団を回収。
着替え終わった母に軽い朝食を用意して、ちづるが洗濯機を回す。
母が食べ始めたら、私とちづるはコインランドリーとスーパーへ。
戻ってきて、ちづるがコインランドリーに行っている間に私が吸い物を作る。

三人で昼食を食べたら、私とちづるは帰宅。
2台で出かけ、ちづるの車で松阪市を目指す。
買い物を済ませて車屋さんに就いたのが5時40分。
おそらく私の車が汚すぎたのだろう、なんだかんだが終わったのが6時半だった。
帰宅してすぐに実家に向かう。

ソッコーで夕食にしたが、普段より1時間以上遅い。
結局母を寝かしつけたのは9時前だった。
まあいい、『Rー1グランプリ』は9時までだが、ウチの機械は追っかけ再生はCMが飛ばせないのだ。

で、帰宅したらDVDの様子がおかしい。
何か途中で一瞬の停電的なことが起こったらしい。
ともかくうっかり結果を知ってしまう前に観てしまいたいので、ちづるがディーバとやらに接続する。
その間に私はカツオのたたきを切り、小ぶりのダイコン一本をおろす。

一杯やりながら『Rー1グランプリ』を観て、お風呂が沸くのを待っている間に寝落ち。
気がついたのは2時半だった。





↑母は起きてすぐ朝食を食べているんだけどクリックしてね。





自由
[ 2023/03/05 07:26 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(2)

足技

最近母は案外素直にトイレに行ってくれるようになってきた。
とはいえ、やはりその日の機嫌で行きたがらないこともある。
しかしこちらも慣れてきている。
会得した細かい技術を駆使して、母をトイレに誘導する。

食卓にいる母は立ち上がりやすいから言うことを聞いてくれる可能性が高いのだが、
こたつに居ると椅子が低いし暖かいから出てきにくい。
こういう時は一旦食卓に誘う。
食卓は食べ物があるというだけでなく、みんなでお話しする楽しい場所なのだ。

で、立ち上がった瞬間「あ、トイレ行くんや」と、まるでそうであったかのように声をかける。
なぜ立ち上がったか覚えていない母は、ちょっと迷って「うん」と答えることが多い。
ここで第二の誘導だ。
トイレの手前にあるドアを開けて「ここやで」とトイレのドアを指し示す。
すると「ああそこか」となることが多い。

「近いから楽やな」という時もあれば「遠いから面倒や」という時もあるが、立ってしまえば他に行く所はない。
あとは母が来るのを待ち、歩行器を預かってトイレのドアを開ける。
「あとは一人でできる」と言うのだが、「もう向こうに行っとってもらっていいよ」というパターンと、
「ここで待っとってぇな」というパターンがあるが、私の行動は同じだ。
なにしろ5分ぐらいかかるから、いったん向こうに行って、出てくる音が聞こえたら戻ってくる。


トイレに入るときには、ちょいとした小技を使う。
母は膝が痛くてスムーズに動けないうえ、足がむくんでいるし、
滑りの悪い靴下を穿いているので、スリッパが脱ぎにくい。
トイレに入るのに履き替えるときは、後ろから足で手伝う。

まず左足のかかとを右足に引っかけて脱ごうとするので、後ろからスリッパのかかとをちょっとだけ踏む。
足を引いたときスリッパがついてこないようにするのだ。
右足は左足より痛いらしく動きが悪い。
なのでスリッパを脱ごうとする動きをよく見ていて、足が浮いた瞬間にちょっとだけスリッパのかかとを蹴る。
こうするとスリッパが前に脱げるはずなのだ。

ただ、右足の場合は成功率が高くない。
足が浮いた瞬間、母も足を前に出そうとするので、スリッパのままトイレに一歩入ってしまうことが多い。
こうなるとしゃがんで手で出すしかないのだ。





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けつまづく
[ 2023/03/04 07:07 ] 身内のこと | TB(0) | CM(4)

血圧担当の異動

春は人事異動の季節だ。
2月いっぱいで本社に行ってしまったN岡は花粉症で困っているらしい。
なにしろあちらは森の中、こちらは海から風の吹く地域なのだ。

N岡が居なくなってどんな影響が現れるか、それはまだわからないが、一つ変化があった。
毎週来てもらっていたヤクルトさんをお断りした。
実はN岡が居なくなるとヤクルトを買うのはED子さんと私だけだったらしい。
二人とも何となく買っているだけだったし、時間的にお客さんとかぶることが多かったのだそうだ。
ヤクルトさんも交代したばっかりだったから気の毒だ。

しかし私も考えなければいけない。
最近血圧はやや高めなのだ。
ホームセンターで箱買いしていたゴマ麦茶も、売り切れ以来箱買いをやめてしまった。
時々思い出したように2本ずつぐらい買っているが、忘れている方が多い。
これでさらに血圧に効くヤクルトもやめてしまっていいものか。


ちづるから良い情報が入った。
実家に行っているときにヤクルトさんが来るので会うらしい。
実家では父が生きていたころから二人前のヤクルトを買い続けている。
母は飲まないので、いつも私や弟がもらってきて飲んでいる。

だったらなぜ断らないのか。
実家に来るヤクルトさんは、母が一人になってから声掛けや安否確認をしてくれていて、
数少ない母の話し相手の一人なのだ。
母が識別できる貴重な人物でもある。

で、毎週二人前ずつヤクルトを買って消費に手を焼いているのなら、
そのうちの一人前を血圧ヤクルトにして、私がいただけばよいのではないか。
早速ちづるからヤクルトさんに伝えてもらって、来週からそうすることになった。
母の支払いだから申し訳ないような気もするが、このぐらいは甘えさせてもらおう。

さて、これで私は金曜に来るパン屋さんにしかお金を使わなくなってしまったのだけど。






↑味噌カツサンドなんかを食べるのが血圧に悪いんだったりしてクリックしてね。




ずる
[ 2023/03/03 06:20 ] 健康 | TB(0) | CM(2)

情報

日曜日、母を近所のパーマ屋さんに連れて行った。
30分ほどたって迎えに行くとちょうどできあがったところで、
車に誘導する間に店のおばちゃんが話しかけてきた。

「そやけどお母さん、自分で歩けるんでええなあ」

たしかに、寝たきりになってしまったらえらいことだ。

「自分で食べることだけでもできたらえらい違いやでなあ」

本当に食べるだけではあるが。

「洗い物も自分でするんやでえらいよなあ」

ん?

「時々でも洗濯もしてくれたら助かるよなあ」

さてはウソをついたな。
いや、おそらくまだ家事をしていると信じているのだろう。
先日も食後に食器を洗おうとしたら、
「洗い物は流しに置いといてな。私が洗うで」と言われた。
確かに洗わないではないのだが、たまった水でちゃぷちゃぷってするだけなのだ。

まあ、自分は働いていると思っている方がいいか。

     ※

会社にいると、実家に行っているちづるから連絡があった。

「ごはんカピカピ、水足して炊飯ボタン押したらベシャベシャになった」

ああ、今日の夕食はおかゆか。
仕事が終わってから実家に行き、確認してみたらごはんとおかゆの中間ぐらいの感じだった。
食べられないことはない。

ちづるがダイコンとニンジンと手羽の煮物を作ってくれてあったが、前日のダイコンの煮物がまだあった。
ちくわやウインナーはもう食べられていて、本当にダイコンとニンジンだけだ。
あと買ってくれてあったのが肉じゃがとポテトサラダ。
なぜだ。

夕食はダイコンとニンジンとジャガイモとポテトでねっちょりごはんを食べた。
その反動で、帰りにスーパーに寄ってカツオのたたきを買ってしまった。





↑母は平気で食べていたけどクリックしてね。





でんわ
[ 2023/03/02 06:32 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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