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普通のみそかも師は走る

二月も最終日となった。
今日はとても忙しい。

まず、火曜日なので母のデイサービスだ。
7時前に家を出て、準備をしに実家に行かねばならない。
着替えさせて食事させて、8時に実家を出て出勤だ。

今日はN岡が店に出勤する最終日だ。
明日からは本社勤務になるので、選別に買ったお酒とおつまみを持って行かねばならない。
これをN岡に見つからないように社内に持ち込み、
夕方、お客さんが途切れたときに渡して送別するのだ。

会社が終わったらまた実家に行く。
いつも通り母と夕食を食べて寝かしつけてくる。
昨日みたいに早めに寝てくれると嬉しい。

というのも、そのあとがみそか寄席だからだ。
普段だと8時40分ごろ家を出ているから、それまでに戻りたい。

恐ろしいのはいつも早起きの母がまだ起きてこないことだ。
こういう日は、着替えが大変なのだ。






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急ぐ
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[ 2023/02/28 06:13 ] ワシのこと | TB(0) | CM(3)

風のない休日に

母のことやら会社のことやら畑のことやら,困っていることはたくさんあるのだが、
困ったことがひとつある。
それは玄関にあるのだ。

ご存じの方もあるかもしれないが、私の住む伊勢市近辺では、
おそらく伊勢神宮の関係なのだろう、玄関のしめ縄は一年中飾っている。
年末に新しいのに取り換え、新年の何らかの日に古いのを処分する。
よく聞かれるから先に答えておくが、みかんも付けたままだ。

では、処分というのはどうすることか。
私の住む地区では、その何らかの日に公民館横の公園に穴を掘り、
朝から火を焚いてそこで燃やしてくれる。
老人会の人たちがついていてくれるので、我々は穴に放り込んでくるだけだ。


ちなみに私の家ではしめ縄は飾らない。
家を建てたとき、玄関にくぎを打つのが嫌だったからだ。
このしめ縄は実家の分だ。

実家の方でもどこかで処分してくれるはずなのだが、どこかわからない。
たぶん平日だから持って行くことはできないし、母が持って行くことも無理だ。
なので私が新しいのと付け替えたときに預かってきた。
ウチは公民館も近いし、出勤の時に出していけばいいと思っていたからだ。
毎年そうしているのだ。

それがどうして放置されているのか。
ちょうどその時期にコロナにかかっていたのだ。
気がついたらしめ縄を処分する何らかの日は過ぎていた。

こいつはしまった。
こんなことだとわかっていたら、大みそか寄席の時に友人Fに頼んでおいたのに。
彼は伊勢神宮の近くに住んでいて、近くに古いしめ縄を出すところがあるらしい。
でも、大みそか寄席の日に持って行くのは面倒だったし、
地元で簡単に処分できるから彼には頼まなかったのだ。


なにしろ神様関連のものだから、ぽいとゴミ箱に捨てるわけにはいかない。
自分で処分するとしたら、燃やすしかないだろう。
実は以前も自分で畑に穴を掘って燃やしたことがある。
ビニール系のひもやミカンネットを取り、可燃物だけにして火をつけた。

わらの部分は簡単に燃える。
むしろ着火剤みたいなものだが、これだけのわらではミカンと木は燃え尽きない。
特に『蘇民将来』と書いてある下駄みたいな木は、他に薪を足さないと無理だ。
こうなると普通に焚火だ。
今の時代、畑と言えども火を燃やしたら怒られる。

わら部だけサッと燃やして、木部は来年まで持ち越そうか。
木だけなら一年置いておくことも苦にならないだろう。
あとは、みかんか。





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悪さ
[ 2023/02/27 06:40 ] ワシのこと | TB(0) | CM(2)

おかず進化

母のメインおかずは煮物が多い。
私の畑で収穫できるダイコンとサトイモ、冬の定番ハクサイを主体として、
牛肉、手羽、はんぺん、シューマイなどのタンパク質と組み合わせる。

母は生ものが苦手だ。
魚でも玉子でも完全に火が通っていないと食べられない。
私が火が通っていると思っても、それを気持ち悪がることもあるので、
なるべく魚や卵は使わないでいた。

しかし、いずれはダイコンやサトイモの採れない季節が来る。
栄養的にも魚や卵は摂取した方がいい。
そう思って少しずつチャレンジすることにした。

まずはちりめんじゃこをハクサイと煮て、卵とじにした。
保険として、メインおかずがあるときの副菜で作った。
これを母は「おいしいおいしい」と喜んで食べた。

次に、ダイコンを煮るときの相方に、サバの水煮缶を使ってみた。
母は「おいしいおいしい」と喜んで食べた。
むしろサバの身を選って食べていたぐらいだ。


塩鮭が好きなのはわかっていたので、お惣菜で売っている焼いたのを買ってはいたが、
サバの煮つけを買ってみた。
父が生きていたころは二切れ入りを買って父が腹側、母がしっぽ側を食べていた。
なかなか魚もいけるではないか。
ただ、カルシウムを摂れるのは良いが、塩分が強すぎる。

そこで、鯛の切り身を買ってみた。
ずっと使っていなかったグリルで焼く。
味付けはせず、ショウガ醤油をつけて食べる段取りだ。
中までよく火が通るように長めに焼いて出すと、
母は「おいしいおいしい、思いもかけんごちそうや」と喜んだ。


母は魚をクリアした。
考えてみれば昔食べていたのだから食べられて当然なのだ。
となると新たなチャレンジは、昔食べていなかったものだ。
簡単で煮物の代わりになるものとして麻婆豆腐の素を買ってみた。
昨日の夕食は、この麻婆豆腐とダイコンのみそ汁だ。

ただ、麻婆豆腐は箸では食べにくい。
実家では小さなスプーンしか見たことがなかったので探したら、
私が子供のころにカレーを食べていた大きなスプーンをちづるが見つけた。
さあ夕食だ。

母は「おいしいおいしい、思いもかけんごちそうや」と大喜びで食べていた。
ただ、かたくなに麻婆豆腐を箸で、ダイコンのみそ汁をスプーンで食べるのだった。





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古すぎる
[ 2023/02/26 09:53 ] 身内のこと | TB(0) | CM(5)

四本立ての生活

金曜日なので朝7時前に家を出て実家に行く。
今日こそはデイサービスに行ってもらわなくてはならない。
母を着替えさせてごはんを食べさせる間もずっと、

「今日は行くんやで、今日は行かなならんのやで」

と繰り返し唱えて刷り込みを行う。
ホントはお迎えの来る9時までいて送り出すといいのだが、なにしろ私は出勤だ。

9時過ぎに見守りカメラに反応があるが、ちょうどその時間は朝礼中。
朝礼が終わってから確認したら、母もいないしカバンもない。
どうやら連れて行ってもらえたらしい。
ちょいと一安心だ。


夕方、ケアマネさんから連絡があった。
母の足のむくみがひどく、体重が6キロも増えているという。
顔が太った感じはしないから、足に水分が溜っているのではないか。
尿の量が少ないのではないか、ということだ。

尿は出ていると思う。
最近はトイレに誘うと素直に行くようになったし、紙パンツはずっしりしている。
利尿剤を処方されたせいかお茶もたくさん飲んでいる。

とはいえ、体重が増えると膝の負担も大きくなる。
しかし、お医者さんは「やや貧血、やや栄養不足」というから食べさせねばならない。
塩分を控えろというからおやつは甘いもの系だ。
どうしたらいいのだ。

もう一つ問題がある。
母は8時に寝かしつけるのだが、だいたい日が変わるころには起きてくる。
そして、食卓に用意しておいた朝食を食べる。
ちゃんとごはんを食べるときもあれば、おかずだけ食べるときもある。

だったら私が行ったとき、朝食を食べさせてはいけないと思うかもしれないが、
第一朝食から5~6時間は経っているから、お昼まで食べないわけにはいかない。
ちなみに私が行かなくても何かを食べている。
つまり母は、一日四食の生活になっているのだ。


よし、まずは菓子鉢をふたのないものに代えよう。
母はふたがしてあると中に何が入っているか気になるらしい。
何度も何度も何度も何度もふたを開けて中を確認する。
それは食欲につながっているのではないか。
なにもない、と見せておいた方がいいのではないか。

あるいは、伊賀の固焼きせんべいでも入れておくか。






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これも4
[ 2023/02/25 07:45 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)

イマサラ2

火曜日、一月のカレンダー絵でお茶を濁して、
朝から実家に行ってきましたが、
その日、母はデイサービスをサボりました。
私がいる間は「行く」と言っていて、私が出勤した後、
やってきたお迎えスタッフさんには「膝が痛いから行かない」と。

デイサービスは週二回。
火曜と金曜なので、今日も朝から実家に行きます。
なので、二月のカレンダーで、おほほ。

「全体に白々している」
「右下がり」
「トケ井の立ち位置おかしい」
「色塗りが雑」

などのご意見、お待ちしています。



二月




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[ 2023/02/24 06:19 ] カレンダー | TB(0) | CM(3)

春は変化の季節

2月いっぱいでN岡が本社に異動になる。
気がつけばあと出勤日は3日しかない。
えらいこっちゃ。

昨年3月で前店長が退社し、そのあとの店長候補として本社から来たのがN岡だ。
いろいろめんどくさい引継ぎをしてたくさん覚えさせられたと言っていた。
そこへ、大手で修業していた社長の息子が戻ってきて、店長になることになった。

これはどうやら本社の思惑らしい。
本社の方では機械を使えるN岡がどうしても欲しかったようだ。
N岡自身も、パソコンや接客の仕事よりそちらの方が好きなのだそうだ。

ま、それは仕方がないことなのだが、
社長の息子の奥さんも、日時はまだ不明だが別部門に行くことになったらしい。
以前店に居たSちゃんが退職するのでその代わりだということだ。

ということは、ウチの店はトータルで一人減ることになる。
しかも店長が新人だ。
今までも女子たちは大忙しだったのに大丈夫なのか。


さらに、本社で用意していたネット販売の荷物を、こちらで作るようにしたいらしい。
つまり、私がやるのだ。
なんてこった、どれだけ異動や変化があっても、私だけは安泰だと思っていたのに。
ひょっとしたらその態度にヒマそうな感じが出ていたのだろうか。

とはいえ人が減り、仕事が増えたのではたまらない。
で、社長が言うのは、在庫の種類を減らし、簡素化させればいいということだ。
簡単に言うけれど、パソコンの在庫帳や値段票は全部やり替えなければならないし、
お客さんにも説明する必要が出てくる。
女子たちは途方に暮れている。


そして、私にももう一つ仕事が与えられた。
N岡が移動するにあたり、何かプレゼントをしようというのだ。
女子たちが相談した結果、N岡には酒しかない、ということになった。
しかし、女子たちは酒のことがわからない。
だからおっさん、あんたが買って来て、ということだ。

うおお、私はこういう責任がかかってくることが苦手だ。
とはいえ今まで退職や異動があった時は彼女たちがなんとかしてくれていた。
お花や甘いものを用意してくれて、私は自分の分を払うだけだったのだ。

今度の日曜には買いに行かなければならない。
なので今、バレないように世間話を装って、N岡の好みを探っているところだ。





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根を張る
[ 2023/02/23 07:11 ] 納得できん | TB(0) | CM(2)

派手なのに無視される

実家で母によく作るおかずと言えば、
『ダイコンとはんぺんの煮物』『サトイモと手羽の煮物』『ハクサイと牛肉の煮物』
がトップスリーだ。
野菜とたんぱく質の組み合わせが変わったり、ちくわやあげがはいったりするが、
不動のメニューと言っていいだろう。

もちろん私も実家に行ったときはこれらを食べる。
だから、健康ノートには本日の食事として記入する。
しかし、そこには省略されていることがあるのだ。

ニンジンだ。
たいていどれにでも色合いとしてニンジンが入っているのに書かない。
例えば『ハクサイと牛肉の煮物』にシメジが入ったとしたら、
『ハクサイと牛肉とシメジの煮物』と書くのに、そこにニンジンが存在してても書かない。
なぜニンジンはこんなにないがしろにされているのだろう。

さきほど「色合いとして」と書いたが、ニンジンは色合い以上にはなれないのだろうか。
栄養があるということは聞き及んでいるが、栄養よりもあのオレンジ色が重要視される。
よく考えたら、あれだけバリエーションの豊富なみそ汁でさえ、
『ニンジンのみそ汁』というのは聞いたことがない。


ここで私は、同じ赤いものとしてエビ問題を思い出した。
もちろんエビは堂々とメインを張れる食材だ。
しかし、天ぷら界でトップを誇るエビが、なぜ寿司界ではあんなにしょぼい扱いなのか。
ひょっとしたらニンジンにも料理次第で目立つことが可能なのだろうか。

とはいえ、思い出すニンジン料理と言えば、きんぴらとシリシリしかない。
シリシリが本当にシリシリだったかも自信がないほどだ。
で、これらがニンジンがメインかというと、どうもゴボウやレンコンの方が先輩感がある。
そもそもこのニンジン料理自体が、弁当の中の色合いになっている気もする。

では、野菜スティックはどうか。
アレはそもそも、他のメンバーもひっくるめて、食卓の色合いの役目がある。
その中でもニンジンはひときわ目立つ。
ただ、ここでも一番はキュウリだろう。
残念なことに、食事が終わって残されている中でも、あのオレンジ色は目立っている。
なのにあのオレンジ色は『ニンジン色』と呼ばれることはないのだ。


こうなると、逆にネガティブな考え方をしてしまうではないか。
つまり、もしニンジンがあの派手なオレンジ色でなかったら。
ああ、いかん、つい『絶滅』という最悪の言葉を連想してしまう。
だからこそニンジンはあれほど虐げられた立場でも耐え忍んでいるのではないか。

ひょっとして『ニンジン』って『忍の字』からの変化なのだろうか。






↑2月22日ってニンジンっぽいけど『猫の日』に負けるなクリックしてね。




オレンジ

一昨日赤福でしとるがな。


[ 2023/02/22 06:54 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)

あまりにもイマサラな

本当に申し訳ございません。
今になってこんなものをアップしてどうなるというのか。
おっしゃる通りです。

2月中に2月を、
今月のみそか寄席の翌日に3月を紹介できるようにしたいと思います。

んで、今日は母がデイサービスに行く日で、
朝から実家に行くので、これでごまかしたいと思っています。
すまんことです。





一月





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[ 2023/02/21 06:07 ] カレンダー | TB(0) | CM(3)

レバーがチャーシューのように

今年になって50日が過ぎた。
ここまで休肝日は13日、およそ4日に一度のペースだ。
とても健康的でいい感じだ。

が、とても精神的に良くない。
飲みたいのを我慢してストレスが溜まっているわけではない。
むしろ、もっと酒量を減らせたはずなのにと思っている。
ただ、どうやら私は休肝日にがんじがらめになっているらしい。


例えば昨日の実家での夕食。
ごはんは炊飯器にあったのを3人で分けたので少ない目の一膳。
おかずは、ハクサイとちりめんじゃこの卵とじ、
お昼の残りのサバの煮つけ、ワカメのみそ汁。
そこにノンアルコールビールを一本だ。

食べ終わった時はお腹の具合がちょうどいいぐらいだった。
これで終わりという生活を続けていたら、素敵なダイエットになるだろう。
なにしろこのノンアルコールビール、糖質とカロリーもゼロなのだ。
しかし、この量だとあとで必ずお腹が減る。
なのでコンビニに寄って、おつまみとおにぎりを買った。

あるなら食う、食うなら飲む。
さて、アルコール入りのビールを飲むか、もう一本ノンアルコールビールを飲むか。
そんなときに限って、見守りカメラがのそのそ起きだしてきた母をキャッチする。
せっかくさっき寝かしつけたばかりなのに。
ええい、アルコールを飲んじゃえ。

で、普通のビールを開けてしまう。
でもここまでは良いのだ。
良くないのはここからの私の考え方だ。

「アルコールの入ったビールを飲んでしまったのなら、
 健康ノートに『休肝日』と書くことはできない。
 だったら今日は焼酎も飲んでおかないと損だ。
 なぜなら、肝臓は出勤日になったということだからだ」

こうして私は飲まなくてもいい焼酎まで飲んでしまい、
どうかすると寝落ちして深夜に目を覚ますような事態に陥ってしまうのだ。

「でも、健康ノートを見たらこの日はビールだけやったってわかるんとちゃうの」

とちづるに言われたのだが、それは違う。
私は食べたものはこまめに書いているのだが、
アルコールに関しては飲んだか飲んでないかしか記していないのだ。





↑タイトルは「縛られてる」ってことだからクリックしてね。





転んでない
[ 2023/02/20 06:59 ] ワシのこと | TB(0) | CM(4)

甘党になりなさい

土曜日は母の月に一度の通院日だった。
特にどこかが悪いわけではなく、どうにかならないように診てもらっている感じだ。
今回は以前の検査の結果を聞く。
ケアマネさんから足のむくみのことを連絡してもらったのでその話もあるだろう。

検査の結果、あんなに食べているのにやや栄養不足気味、やや貧血気味。
鉄分も少し数値が低いらしい。
なのでタンパク質やほうれん草を摂りなさいということだ。

足のむくみは、一番良くないのが座ったままでいることらしい。
腎臓は健康だというので一安心。
トータルで、加齢によるバランスの崩れだそうだ。
ただし、塩分は控えるように、と。


こいつが難しい。
なにしろ母にオートミールや煎り大豆を食べさせておくわけにはいかない。
母は濃い味付けが好きなのだ。
シューマイでもコロッケでもポテトサラダでもしょうゆをかけたがるので、
私が「これは味がついている」と言ってそのまま食べさせている。

なんといっても、今はメインおかずが煮物だ。
ダイコン、サトイモ、ハクサイのルーティンに、
牛肉、手羽、はんぺん、ちくわなどを組み合わせている。
味付けはほとんどが麺つゆなのだが、なにを煮るときも最も薄い割合いにしている。
麺つゆならおでん、白だしならお吸い物の味付けだ。

足がむくみ始めたころから、さらにそれを薄めるようにした。
代りに酢を入れてみたり、だしを増やしたりした。
ショウガで風味を増やしてみようとも考えている。
酢やショウガはなんかよさそうではないか。

困るのは間食だ。
母は堂々と「私はめったに間食をしない」と宣言しているが、
買い物のたびに買うお菓子たちが、次に来たときには激減している。
しかも、甘いお菓子よりしょっぱい系を好むようだ。

とはいえ、あれば何でも食べている。
どうせ何を食べたかは忘れてしまうのだから、これからは甘いものにしよう。
そればかりでは嫌になるだろうから、三重県名物『田舎あられ』は買ってやろう。
これはあられなのだがとても味が薄いのだ。
良い名物が地元に会ってよかった。

そうそう、診察が終わって退室した時、お医者さんが大きい声でこう言った。

「赤福食わしといたらええ」

母は血糖値は正常なのだ。





↑ちづるはおはぎが嫌いクリックしてね。




赤福

[ 2023/02/19 07:55 ] 身内のこと | TB(0) | CM(6)

研ぎ澄まされたひとこと

最近母は成績が良い。

「まだ寝ない」と意地を張ることがあまりない。
8時に寝て9時に起きてずっとこたつ、なんてことがなくなった。
自主的にトイレに行くようになった。
先日など、一度深夜に起きてトイレに行き、もう一度寝床に戻ったではないか。
なんとおりこうなんだろう。

これは言い聞かせとメモが少しずつ効果を表してきたのだと思う。
トイレの件に関しては、

「お医者さんが足のむくみはおしっこを出すことが一番だと言っている」

という呪文をそりゃもう飽きるほど唱えていたからだろう。


そしてメモ。
母が起きて一番に行く食卓の端に「起きたらトイレに行く」と書いて置いてある。
母は文字があると読む習性があるのだが、ほぼ既読スルーだった。
なのに最近はこれを見てトイレに行ってくれているようだ。

こたつには「入ったらスイッチを入れる」と「もう一度ふとんで寝る」がある。
これは、できればふとんに戻って寝てもらいたいが、
こたつに居たいのならせめてスイッチをオンにするのだぞ、という思いがある。
だから、たまにだけど、母が寝室に戻ったらうれしいのだ。


しかし、なんといっても一番効果があったのは、
トイレに向かうドアに『トイレ』と書いて貼った事だろう。
母が食卓に着いたときに真正面に見える位置だ。
これで「トイレに行かねばならない」と「トイレはこっちにある」の二つを表す。
これを貼った日を境に、といってもいいぐらいのタイミングでトイレに行くようになった。


が、ある日食卓で母とくつろいでいたら、何やらぼんやりした感じでこう言った。

「砥石…ってなんやろねえ」

何を言い出したんやろこの人は、と私は思ったのだが、視線を追ったら明白だ。
母は『トイレ』と書いてあるのを『トイし』と読んだのだ。
なんで最後だけひらがななんや。
それより、なんで『トイし』やと思っているのにトイレに行くようになったんや。

状況が変わると嫌なので、そのまま貼ってある。

といれ






↑「検査したからな」と言ったら「せんたろうさん?」と聞き返されたぞクリックしてね。





よそ見
[ 2023/02/18 07:05 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

朝やん

うおおお、しまったー。
目覚めたら3時じゃないか。
母がデイサービスに行くから、朝から実家に行かねばならないのに。

なにしろ昨夜は『プレバト』だったし、
そのためにカツオのたたきがあったし、
弟にもらったええ日本酒があったし…

で、慌てて風呂に入って寝て、
いつもの時間に起きてきたら、
ちづるは風呂に入るとこだった。






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えらいこっちゃ
[ 2023/02/17 06:09 ] 寝る | TB(0) | CM(3)

手作り書斎

ざざざざ寒゛い~~~
昨日が寒の戻りピークだと思っていたのに、さらにその上を行く寒さになった。
なにしろ屋根に白いものを乗せて走っている車がいるぐらいだ。
そういえば、何年か前にこの土地に似合わない大雪が降ったのもバレンタインだった。
まだまだ気を抜いてはいけないのだ。

辛いのは日光も足りないことだ。
この明るさだと暖房の効いてない車を天国ホットにすることはできない。
せっかく南向きに停めてあるけど、昼休みに車に行くのはやめておこう。

となるとワシの巣にこもるしかない。
食パンとオートミール粥を食べてから機械の裏に移動する。
ここはエアコンの真正面なのだが、暖かい空気は上昇気流になってしまう。
なので薄らエアコンの風以外には電気ストーブだけが頼りだ。

機械と棚に挟まれて、後ろには熱を逃がさないように板を立てる。
椅子は下からも温まれるようにメッシュ素材のものにしている。
作業服の上にジャンパーを着て、棚に大豆とゴマを置いて本を読む。
この状態だとそこそこ暖かい。

弱点は太ももだ。
電気ストーブの位置は低いので、すねはやたら暑くなるのだが太ももは荒野の寒さだ。
そうそう、何年か前は寝袋に入っていたっけ。
その前は段ボールで机的なものを作ったっけ。

机的なものがあると、電気ストーブの暖気が天板の下に溜って太ももが温かい。
しかし、昼休みになってからそんなものを作っていては、
貴重な読書&昼寝時間が削られてしまう。

机的なものに進化する前は、普通の一枚のボール紙だった。
ただし、紙屋にある全判は、1100×800ミリという大きなものだ。
これを太ももを覆うようにかまぼこ型にして掛けていた。
いや、カマボコの中に入っていた、という方がふさわしいだろう。

イメージはこたつなのだが、傍目に見たなら煙突に入っているようなものだ。
なにしろカマボコはただの丸めたボール紙だから安定が悪い。
端っこをガムテープで椅子に貼り付けることになる。
本は読みにくい。
あと、昼休みが終わった時がややこしい。

あの銀紙みたいな非常用防寒シートは使えないかと思っている。






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カマボコ
[ 2023/02/16 07:01 ] ワシのこと | TB(0) | CM(6)

悪いものを欲する

あー寒い、ひー寒い、ぷー寒い。
暖かくなると思ってダイコンの葉をへつったのに、いったいこの風の冷たさはなんだ。
これぞまさしく〝RETURN KAN”寒の戻りというやつだ。
紙も水も金属も空気も触りたくない低温だ。

そこへ追い打ちを掛けるようなもひとつのショック。
メガネケースにメガネが入っていないではないか。
家に忘れてきてしまったのだ。
非常用に置いてあったのは百均の老眼鏡。
強度4でツルが短いのでかけたとたんにド近眼になってしまうシロモノだ。

午前中はガマンしてそのメガネで仕事をしていた。
しかし不便で仕方がない。
せめて古本屋の親父の様にずらして掛けることができたらいいのだが、
それだとピントが合わないし、落ちてしまう。
ええい仕方ない、昼休みに家に帰ろう。

こんなに寒い日なのに、日差しだけは満点だ。
ああ、昼休みは車でホクホクと本を読む予定だったのに。
片道8分を無駄にして、家に向かった。
ちづるは実家に行ってくれているのでどっちにしろ一人昼めしだ。


しかし、家には楽しみがあった。
先日、居酒屋の帰りに買ったカップ麺だ。
あの『どん兵衛かきあげうどん』を食べることができるのだ。
こんな寒い日は汁もの麵ものに限る。
そしてなんといってもジャンク感。

思えば淡白な食生活だ。
朝はごはんと玉子納豆と野菜ズープ。
昼は魚肉ソーセージか食パンとオートミール。
昨日の実家では、ダイコンとちくわの煮物、シューマイ。
帰宅してからは、ダイコンとサトイモとこんにゃくの茹でたの、ワカメと玉ねぎ。

うおー、もっと脂っこくて味が濃くて毒々しいものが食いたいんじゃー!
先日も、実家の帰りにガソリンスタンドに寄っていて、
向かいの『なか卯』に飛び込んでしまおうかという衝動に駆られた。
健康も大切だが、時にはストレス発散もしなくてはいけない。

卵を入れたどん兵衛、汁まできっちりいただいた。
しまった、食後の読書で口に入れておくゴマがないんだった。






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腹いっぱい
[ 2023/02/15 07:00 ] | TB(0) | CM(2)

粗トラブルにはあわてない

日曜日、実家に行くと母の顔がおばあちゃんになっていた。
また入れ歯を外してしまったらしい。
おそらく母の歯茎が痩せたのであろう、フィットしなくなって気に入らないらしい。
「もういらん」とか言って捨ててしまおうとするから注意しなくてはいけない。

着替えやら洗濯やら食事の用意やらと同時進行で入れ歯を探す。
どうせこたつの定位置あたりにあるだろうと思ったのだが、
以前発見された引き出しにもゴミ箱にも紙包みにもない。
代りによからぬものを発見した。

母が短い睡眠時間で起きてくるのはお腹がすくからではないか、と思った私は、
フリーズドライの梅粥というのを買ってみた。
寝る前にちょっと食べさせてみようかと思ったのだ。
フリーズドライを選んだのは、半分に切れば少量作ることができるからだ。

その残骸が見つかった。
どうやらお菓子として、歯のあるうちにサクサク食べてしまったらしい。
開封された袋の中にはわずかな粉しか残っていなかった。
ま、全部食べたということは気に入ってもらえたということだろう。
よかったよかった。


ちづるはちづるで「オーマイゴッド」になっていた。
「ちょっと」と呼ばれて食卓に行くと、差し出されたのは急須だ。
ふたを取ってみたら、前日作り置きしたハクサイと牛肉の煮物が入っている。
ラップをかけて、母が朝食べると思って置いといたやつだ。
なぜ?とか、何のために?なんて考えても仕方ないのだが、そう思ってしまう。

しかし、ものは考えようだ。
急須に入っているということは汁気を切りやすい。
充分汁を出してから、生ごみ入れに捨てることができた。


入れ歯は寝室のゴミ箱の中にあった。
ありがたいことに上下揃っている。
ちょうどいい、ポリデントしてしまおう。
本当はもっと頻繁にした方がいいと思うのだが、外させるとそれが癖になる。
外している今こそが、きれいにするチャンスなのだ。

いろんな出来事に慣れてきて、ポジティブ思考することができるようになってきた。
というか、このぐらいの出来事は小ネタなのだ。






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のり
[ 2023/02/14 05:59 ] 身内のこと | TB(0) | CM(4)

保存期に入ります

春が近づいている。
こいつはヤバい。
畑のダイコンが咲きたくて咲きたくてうずうずしているのが手に取るようにわかる。
トウが立つ前に収穫して配ってしまわねば。

土曜日、実家に行ったが昼食と夕食の間に、母に用事があると言って一旦帰宅した。
着替えて畑に向かう。
ダイコンの葉っぱを確認したが、まだ花芽が出る感じはない。
とりあえず見栄えの良いところを15本収穫した。
洗って葉っぱを落とす。

ダイコン1


そのまま配りに行く。
まずはいつもの居酒屋のバイトМえのアパートだ。
そんなに食べないだろうと思って前回は2本あげたのだが、
そのうちの1本を実家に持って行ったというので、今回は5本置いてきた。

つづいて居酒屋の女将さん宅に行く。
こちらは店でも使うだろうから8本だ。
今年のダイコンは間引きが間に合わなかったのか、ちょっと短いのだ。
抜いたがちょっと格好が悪い3本が我が家の分になる。

帰宅してそのうち1本を、残っていたサトイモとこんにゃくと茹でる。
味はつけずに、食べるときに味噌やショウガを付ける予定だ。
煮物は実家で食べ飽きているのだ。


日曜も昼食後にいったん帰宅し、畑に行った。
そして決心した。
「葉をへつろう」
これはダイコンの葉っぱを鎌で落とすことを言う。
こうしておくと花が咲かず、しばらく日持ちするのだ。

まだ大丈夫だと思ったが、一週間過ぎたらどうなるかわからない。
それにめぼしいダイコンは、この日の収穫でほぼ採り終わるだろう。
この日は16本収穫した。
10本は会社のみんなに、3本は実家に持って行く。
車に積み込むまで写真を撮るのを忘れていた。

ダイコン2


実家と我が家の冷蔵庫に合わせて8本のダイコンがある。
ダイコンはなるべく空気が入らないように袋に入れておくとかなりもつ。
今週はこれらを煮たりサラダにしたりおろしたりして、がんばって食べるのだ。
そして来週は太いところを冷蔵庫に入るだけ収穫する。

葉をへつったものはもうおすそ分けには使えない。
畑にある葉無しダイコンは我が家で消費するしかないのだ。
だったら干したらどうか、と思うダイコンに詳しい人もいるかもしれない。
しかし、我が家の冷凍庫には数年前の干しダイコンがまだ眠っているのだ。





↑冷凍庫はまだ夏のゴーヤがいっぱいクリックしてね。





保存
[ 2023/02/13 06:57 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(3)

茶番ごはん

あー、飲みに行きたい。
いや、飲みに行かねばならない。
というのも、ちづるが退職したときに、社長さんが餞別で、
「飲んでおいで」とある店に先払いしてくれたのだ。
いつもの居酒屋よりちょっと高級な居酒屋だ。

なにしろ本当はそんな商品券的システムはやっていない。
それを無理言ってしてもらっているらしいので、早く使い切らないと迷惑だ。
何度か行ってあと一回で使い切るという頃、毎日実家に行くようになった。


実家には、平日はちづるが午前中に行って、着替えや洗濯をしてくれている。
私は仕事が終わってから行き、夕食を食べて寝かしつけてくる。
以前、べらぼうに早く寝て、日の変わらないうちに起きだしてきたので、
私が時間調節をして8時ごろに寝るように誘導している。

休日は二人で二回行く。
土曜は昼前に行って、昼食後母に入浴をさせる。
これが長引くとそのまま夕食まで実家にいるのだが、昨日はすんなり話が進んだ。
時間に余裕ができたのでいったん帰宅し、ダイコンを収穫して配った。

そこでちづると相談だ。
土曜日であることだし、ちょっと早めに母を寝かして飲みに行くというのはどうか。
もちろん母が寝付かなかったら放っておくわけにはいかないから中止だ。
とりあえずそっち方向に持って行くように作戦を練った。

5時に家を出て実家に着いたのは20分ごろ。
母にトイレにいってもらい、雨戸を閉めてふとんに乾燥機をかける。
そしてすぐに夕食の準備に取り掛かる。
むずかしいのは配膳だ。

なにしろ私たちはこれから飲みに行くのだから、お腹を膨らましたくはない。
しかし母は自分だけが食べて私たちが食べないというのは不審に思うだろう。
だから私たちはあまり食べないで、食べている感を出す。
おかずは煮物が2品、これを三人でつつくという体にした。
みそ汁はそれぞれに用意し、母はごはん、私とちづるはノンアルコールビールだ。

で、食後、なんとなくけだるく眠い空気を作っていく。
「お腹がふくれると眠いねえ」とカマをかけると、母も「眠たいな」という返事だ。
とはいえ6時台に寝ていたのでは早すぎる。
「眠いけどまだ寝られない」という雰囲気で、眠さをミルフィーユしていく。

7時になって行動開始。
まずは私が母をトイレに誘導し、そのあとちづるが着替えさせる。
そして私が「ふとんポッカポカ」という誘い文句で母を寝室へ。
その間にちづるが明日の準備をする。

作戦は成功、8時前に家に着き、それから歩いてその店に向かった。
普段なら開店早々に行っているので「遅い時間ですね」と言われ、
これこれこういうわけでなかなか来られなくて、と事情を説明することもできた。
で、おいしいものをいただき、先払い分を使い切り、ボトルもなくなった。
「あいつら、もう来ないな」と思われているかもしれない。





↑帰りにコンビニで買ったカップ麺は食べなかったぞクリックしてね。





思う
[ 2023/02/12 07:57 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(3)

知らないうちになっている

昨日は金曜日、会社にヤクルトさんとパン屋さんが来る日だ。
血圧を下げるヤクルトとパンを4つ買った。
甘いパンとカレーパンは土曜の朝の我が家用だ。
残る二つは味噌カツサンドとチーズの乗ったパン、どちらかをお昼に食べる。
普段なら味噌カツサンドなのだが、なんとなくチーズの方を食べてみた。
チーズカレーパンだった。

というわけで、実家から帰宅して味噌カツサンドが残っていた。
実家では軽く一膳のごはんを食べただけなのでまだ腹は減っている。
この味噌カツサンドでノンアルコールビールを飲んで終わりにした。
これが今年12回目の休肝日だ。

41日中、12日が休肝日ということは4日に一度以上の休肝率だ。
電卓で計算してみたら、3.4日に一度、30%の休肝率だ。
両方計算したのはどっちをどっちで割ったら率が出るのかわからなかったからだ。
なんでもいいけど、会社への出勤もこのぐらいの率にしたい。


お酒量が減っているということは、おつまみも減る。
母と一緒に食べることが多いから、おかずは淡白なものになりがちだ。
そのせいか体重が微妙に減ってきた。
いいのか、健康すぎるのではないか。

と思いきや、血圧はやや高めだ。
コロナで休んでいた期間は、マイ健康食を摂取しなかったのでもっと高かったが、
(オートミール、血圧ヤクルト、ハイカカオチョコ、ゴマ麦茶、バナナなど)
出勤するようになってそれらを復帰したらちょっと下がったようだ。
なのでこの高さは気温の低さによるものだと思われる。


今一番弱っているのは手だ。
まずはおなじみのアカギレ。
会社では冷たい水で何度も手を洗い、実家ではお湯で食器を洗う。
どちらにもゴム手袋を用意してあるのだが、それではダメな時があるのだ。

一昨日は梱包ひもを切っていて人差し指の背をカッターナイフで切ってしまった。
なかなか派手にやったので絆創膏を3度替えねばならなかったほどだ。
そのあと今度は左って小指を何かで突いた。
なにで突いたのかはわからないのだが、紙に血がつくからすぐわかる。

そして昨日は左手の甲をどこかにぶつけて出血した。
どこにぶつけたかはわからないのだが、また紙に血がついたから気づいた。
見つけたとき「どのキズからの出血や」と両手を探したわい。

この出血の原因がわからないというのが、一番良くない症状だという気もする。






↑大ボトルのオロナインがまもなくなくなりそうだわクリックしてね。




脱毛
[ 2023/02/11 07:08 ] 健康 | TB(0) | CM(2)

短いLINE

夕方、ちづるから3本のLINEが入った。

「ダイコン炊いた」
「刺身買うた」
「食べずに待っとる」

これはとても省略された形なので、本当は深い意味がある。

「実家で母用にダイコンのおかずを作ったから今夜は料理はしなくてよい」
「今夜は『プレバト』の日なので観ながら食べる刺身を買った」
「なのでなるべく早く帰ってこい」

ということだ。


幸い母も「今日は早く寝ようかねえ」と言い出した。
とはいえそれは7時前、いくらなんでも早すぎる。
これは食後の眠たさだから、このタイミングで寝たらすぐ起きてくるだろう。
とはいえ私も早く帰りたい。
なので7時15分ごろ寝かしつけの準備に入った。

ホットタオルで顔を拭かせ、トイレに誘導し、着替えさせて寝室に連れて行く。
ふとんには乾燥機をかけてあるからぽっかぽか、という誘い文句だ。
ここのところ、母は案外素直に誘導されてくれている。
母がベッドに横になったら、毛布とふとんをかけて明かりを暗くする。
「起きたらトイレ」と「早い時間だったらふとんに戻る」を呪文のように繰り返す。

さて、まだ7時15分だ。
明日の準備をチャチャッとして帰宅。
っというタイミングでLINEが入った。
見てみるとどうやらちづるらしい。
らしい、というのは、メガネを外していたから読めないのだ。

名前はなんとか判別できたが、内容まではわからない。
なんだか一文字みたいなのだがなんだろう。
ええい、まさに玄関を出るというタイミングでLINEしおって。
リュックを降ろし背面のポケットからメガネケースを出しメガネを出してかける。
このメガネは一番新しい良いメガネなので、まだ大事にしているのだ。

「卵」

どういうことだろう。
もう一つ読んでいないLINEも入っていた。

「卵がないので明日の朝納豆に入れたかったら実家からもらってきて」

ううむ、それはやっぱり必要だ。
で、もう一度家の中に引き返したのだった。






↑また寝落ちしちゃったよクリックしてね。




急ぎ
[ 2023/02/10 06:16 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(4)

ブラックな利用法

やっぱり2月はちょいとヒマだ。
ヒマといってもやろうと思ったらいくらでもやることはある。
むしろヒマなときにやっとかねばならない仕事は多い。

残り紙が溜っていたのでメモを作ることにした。
髪の側面に糊付けをして、厚さ4~5センチに切り分ける。
百円ワゴンで売ったり、サービス品としてお客さんにさし上げたり、
時には私がもらって行って知り合いにあげたりしている。

メインは色物、厚さによって分けてある色上質紙は虹のようにカラフルで一番人気だ。
他に和風な雲竜入りの紙と、壁っぽい柄のある紙、そして黒があった。
黒メモを作るのは久しぶりだ。
役には立たないはずなのだが、ワゴンに置いておくと売れていく。

ワゴンに置くときは一言宣伝文句を添えておく。
『悪の組織用』『ブラック企業専用』『秘密を書いてもバレません』
『書いたメモは記憶しておいてください』『お相撲さん厳禁』


メモが欲しいという知り合いにあげるとき、一冊入れておくと目立つから話題になる。
以前、女の子にあげたとき、こう言われた。

「えーこんなのいつ使うの~」

「電話しながらペンを持って『誰かメモ~』と焦っている人にサッと渡すのだよ」

と教えてあげた。
これは結構ウケる。

「こんなもん、どうするんじゃー」

と言っていたおっさんにも「女の子にあげてこういうとウケる」と教えてあげた。
後日、

「こんなもんいらんって言われたやないかー」

と怒られるところまでが1セット。


しかしちゃんと使っている人もいるらしい。
ある人はわざわざ白マジックを買って普段使いにしたと言っていた。
白マジックは薄い紙には向かないと思うのだが。

一番のツワモノは若い女の子なのだが、まったく普通に使っているらしい。
仕事のメモをこの黒メモに黒いボールペンで書いて人に渡すのだそうだ。
光の加減によっては読めるから、もらった側に苦労してもらうということだ。
その方が丁寧に読むかもしれない。

できるかどうかもわからないカレンダーだが、真っ黒な月があってもええかいな。





↑黒ック、じゃなくてクリックしてね。





悪事
[ 2023/02/09 06:52 ] 世間話 | TB(0) | CM(2)

夜行性に関する実験

仕事が終わってから実家に行く。
母の血圧を測って夕食。
時間つぶしの会話をして、トイレに行ってもらい、
着替えさせて寝室に誘導し、寝かしつけて帰宅する。
これが私の平日の夕方の過ごし方だ。

理想は7時半ごろトイレ、着替えのなんだかんだで8時就寝だ。
本当なら、勝手にトイレ行って勝手に着替えて、好きな時間に寝てもらえばいいのだが、
いや、こないだまではそうしてもらっていたのだが、それができなくなってきた。
一晩をこたつで過ごしたり、起き上がれないくせに畳に横になったり、
4時ごろに寝て8時ごろに起きたりするから、我々が誘導することにしたのだ。


しかしこれもうまくいかない。
寝かしつけて帰宅したら、ちょっとの睡眠で起きてくることがある。
最短記録は15分だ。
我々がまだ帰りの車に乗っている時間に起きてきたこともある。
そして朝まで、こたつに居たり、食卓に居たりする。

なぜ起きるのか。
寝心地が悪いのか。
起きる日と起きない日の違いを何とか発見したい。
かんがえられる要素は二つ、ふとんの温度と照明の明るさだ。

母は部屋の明かりを点けたままで寝たいというのだが、
それが原因で起きてくるような気がする。
なので部屋は豆球にして、ガラス戸越しの廊下の明かりを点けることにした。
しかしこれは、あれこれ試した結果、どちらの場合でも起きてくることが分かった。

ふとんはときどき乾燥機をかける。
その日はもちろんホッカホカだから寝やすいはずだ。
母もその日はとても喜んでいるので、最近では毎日1時間ほどかけている。
それが暑いのではないだろうか。
これも試してみたが、どちらでも関係ないようだ。

と思っていたのだが、母が昨日こんなことを言いだした。

「ホッカホカやのに布団を二枚も掛けたらもったいない」

母は、毛布の上に普通のふとんと羽毛布団をかけて寝ているのだが、
これが重いのか、あるいはホッカホカであってほしいけど暑いのかもしれない。
なので昨日は羽毛布団を無しで試してみた。
が、やっぱりすぐ起きてくる。
今夜は重い方の布団を無しで試してみよう。


あと、もう一つ困ったことがある。
母の動きがゆっくり過ぎて、見守りカメラの動体検知に反応しないことがあるのだ。
レーザー警報網のお宝を狙うルパン三世か。






↑何時に起きてもまず食事しているのでクリックしてね。




見張り
[ 2023/02/08 06:46 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

そんな名前に誰がした

『密室黄金時代の殺人』という本を読んだ。
第二十回『このミステリーがすごい!』大賞の文庫グランプリだそうだ。
サブタイトルは『雪の館と六つのトリック』という密室殺人盛りだくさんの小説だ。

小説内でも説明されているが、密室殺人というのは時代遅れ感がある。
なによりも「なぜ密室にしなければならなかったか」という理由付けが難しい。
密室なんかを作るより、死体を見つからないところに遺棄する方が楽なはずだ。

この理由付けをこの小説では編み出した。
設定は、犯人がはっきりわかっているのに密室の謎が解けなかった殺人事件に、
無罪の判決が出た日本、だ。
つまり、密室トリックを誰にも説かれなかったら罪に問われない世界なのだ。

というわけで、この小説内では6回も密室殺人が起こる。
その内容はなかなかバラエティーに富んでいて面白い。
しかし私はそのことよりも、この作者の別の発明に感謝したい。
それは、登場人物のネーミングだ。


ミステリーには架空の人物がたくさん登場する。
小説だからありがちで地味な名前は少なくて、
突拍子もないキラキラネームの人物が多い。
この小説も「なんじゃそりゃ」な名前のオンパレードだ。
が、とても分かりやすいのだ。

とある会社社長は『社(やしろ)』
医師の『石川』、神父の『神崎』と設定が名前に含まれている。
ただし、無理やり感は否めない。

探偵の『探岡(さぐりおか)』
マネージャーの『真似井』
メイドの『迷路坂』
支配人の『詩葉井』
これならいちいち登場人物票を見なくてもだれがだれかわかるからありがたい。


もし、この小説に私が登場するとしたら、なんと名付けられるだろう。
紙屋だから『神谷』なんてかっこいい名前ならうれしい。
やっぱり『四本家』みたいなことだろうか。
そういえば大昔『こみ』という駅が愛知県にあるのを知って見に行ったことがあったっけ。
その話はまた後日。






↑時間もオチもなかったのよクリックしてね。




あわて
[ 2023/02/07 06:27 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(4)

二種類で一冬

朝、9時に家を出て畑に行く。
まずは竹チェック。
スナックエンドウのネットを張るのに何本の竹が必要か確認する。
夏にキュウリに使った竹はもう劣化しているので新しいのを買わねばならない。
でも横棒に使えそうなのは何本かあったので支柱用が4本でいいだろう。

それからダイコンを8本、サトイモを3株収穫。
格好の良いダイコンを3本と、サトイモの大粒なところを弟の家に届けて帰宅。
ダイコンとサトイモを持って実家に行く。

母はお菓子なんかを食べてそんなにお腹が減っていないらしい、しめしめ。
11時半ごろ、小粒なサトイモを皮ごと茹でて食卓に出す。
皮を剥きながら味噌をつけて食べる通称『キヌカツギ』だ。
母の大好物でもあり、私の仕掛けた罠でもある。

案の定、母はパクパク食べている。
私とちづるは食べているような感じでいるがあまり食べない。
ちょうど正午に母が最後の一個を食べ終わり「お腹ポンポン」になった。

「じゃあワシたちは用事があるのでちょっといってきます」

「いってらっしゃい」

というわけで一旦帰宅、の前に久しぶりの中華料理店に行った。
私の昼食は麻婆飯とシューマイだ。
ああ、外食ってステキ。
食後はホームセンターで竹を4本買って帰宅する。

仮眠はせずに畑に向かう。
竹を組んでスナックエンドウの畝にネットを張る。
ダイコンを12本収穫、これは月曜に会社に持って行ってやる分だ。
サトイモを2株収穫、これはこっそり小柄子ちゃんにだけあげる。
お子さんがウチのサトイモを食べてキヌカツギのファンになったそうなのだ。

帰宅しても仮眠はしない。
前に採ってあったサトイモとダイコンを剥いて切って茹でる。
味はつけない。
平日に実家から帰った後、味噌やショウガを付けておつまみにするのだ。
母用にたくさん煮物をするので塩分を摂りすぎなような気がするからだ。

「それにしてもダイコンとサトイモがあってよかったなあ」

とちづるがしみじみ言った。
確かに、これが無かったら母のおかず用にも毎回なにかを買わねばならない。
だとしたら結構な出費になるはずだ。
もちろん我が家の家計にもかかわってくる。

しかし間もなくダイコンの花の咲く季節がやってくる。
サトイモもあと10株ぐらいしか残っていない。
さて、夏野菜ができるまでの間、なにでつなぐかが問題だ。
冷蔵庫には去年のゴーヤがたくさん冷凍してあるが、母はこれが嫌いなのだ。





↑常にダイコンが玄関に転がってるんだけどクリックしてね。





ふさふさ
[ 2023/02/06 07:07 ] 家庭菜園 | TB(0) | CM(2)

つめこみ土日

土曜日、10時に家を出て実家に行き、母の着替えと洗濯のあとスーパーへ、
と言う予定だったのに、10時まで仮眠してしまった。
当然すべてが30分遅れになる。
それでも母の膝がちょっと良い調子だったので、それ以上遅れることなく買い物を終え、
0時半に昼食を始めることができた。

しかしこの日はもう一つ大仕事があった。
母を入浴させることだ。
コロナやらなんやらでちょっと間が空いたからうまいこと行くかどうか心配だ。
母は自称風呂好きなのだが、いまの膝の状態だと実家の浴槽の深さが怖いらしい。
さらに、寒いから裸になるのが嫌なのだ。

まず、風呂の話を出した段階で不機嫌になった。
風呂前のトイレに行くのを嫌がり、服を脱ぐのを嫌がり、お湯の温度に文句を言う。
それでも何とか入ってもらえたので良しとしよう。

次の問題はなかなか出てこないことだ。
実家の浴槽は構造上お湯が冷めやすい。
しかも追い炊きができないので、熱いをお湯を足すしかないのだが、
その温度調節が母にはできないのだ。

しかも、出るときにも膝が問題になる。
ちづるがかなり誘導してくれたのだが、最後の脚が浴槽をまたげない。
結局バスタオルで巻いて、私が引っ張り上げることになった。
服を着せて3時半だ。

さて、これからどうするか。
一旦帰宅して4時、6時に夕食にするには5時半に家を出ることになる。
だったら大したことはできないし、実家にいた方がよいのではないか。
私はこたつで本を読み、ちづるは編み物をはじめ、
母はちづるに「なに編んどるの?」と400万回訊ねることで時間を潰した。

夕食、片付け、時間つぶしのあと、7時半に母をトイレから着替えに誘導し、
8時前に寝かしつけて帰宅した。


さて、本日日曜日の予定は、朝から畑に行って収穫と支柱の確認。
来週暖かくなるというから、ダイコンが咲き始める心配があるのだ。
10時に実家に行きお昼ごろいったん帰宅。
明日会社に持って行く分の収穫と、スナックエンドウのネット張り。
そして夕食ごろに再び実家行きだ。

なのに、土曜帰宅後酒を飲み、寝落ちして目覚めたのが3時。
それから風呂に入って寝て、起きたのが7時前。
さて、仮眠をせずに畑に行けるかどうか。






↑一番したいことは仮眠かもクリックしてね。




ポーズ
[ 2023/02/05 07:59 ] ある日の出来事 | TB(0) | CM(5)

こみがよませてあげるから

母のことをかわいそうだと思うのは、思ったことができないところだ。
例えばガスコンロは煮詰めたり焦がしたりということが何度もあったので、
元栓を閉めて使えないようにしている。
それを「コンロの調子が悪くてみそ汁が作れない」と言っていた時は気の毒だった。
しかし最近はもう料理をすること自体を忘れてしまったようだ。

やりたいことができないのも悲しいが、やりたいことがないのも寂しそうだ。
時々見守りカメラを確認すると、母がテレビも付けずにこたつに居る。
食卓でテーブルに突っ伏していることもある。
何かヒマつぶしになるような趣味はないだろうか。

母は目に付いた活字を読みたがる習性があるので、
本を読むのが一番いいと思うのだが、それはちょっと無理だろう。
小さい文字は見えないし、読みながら忘れていくのだからどうしようもない。
マンガや絵本だったらどうだろうか。


そこで思いついたのがヨシタケシンスケさん。
私がわざわざ紹介するまでもない超人気有名絵本作家だ。
以前、小柄子ちゃんに貸してもらって3冊ほど読んだら面白かった。
絵がマンガチックだし、複雑なストーリーもない。
これなら母も読めるのではないか。

とりあえず本屋さんの絵本コーナーに行ってみた。
人気作家さんだからあるあるある。
私がいいと思っていたのは『かみはこんなにくちゃくちゃだけど』だ。
母が唯一笑うお笑い芸人は『錦鯉』だ。

「あれ見て、あのぎょろ目」

と言って見ただけで大笑いしている。
見た目が面白いのが一番簡単でいいだろう。
見本があったのでちょっと読んでみたら、ちょっと母には難しそうだった。
で、選んだのが『あつかったらぬげばいい』だ。

これは本の左ページが「○○だったら」で、右が「こうすればいい」という構成だ。
いわば2コママンガみたいなものだ。
どこからでも読めるし、ストーリー性はない。
これを買って食卓に置いてきた。

母は最初、チラシや広報と同じで表紙の文字だけ読んでいた。
でも私が手に取って読んでみると、興味があるらしくのぞき込んでくる。
母の前に開いて読ませてみると、声に出して読みながらページをめくっていく。
私に「○○って書いてある」と教えてくれたりもする。

それ以来、時々目に付くと開くことがあるようだ。
昨日は私が洗い物をしているときに「こんなものがある」と紹介してくれた。
そろそろ次のを買ってこようか。
ともかく私が読んでみたいので。





↑お年寄り用絵本が開発されてもいいのではないかクリックしてね。





遠目
[ 2023/02/04 07:27 ] エンターテイメント | TB(0) | CM(4)

元気かもしれない

コロナで十日ほど動かなかったのが良くなかったのだろう。
血圧が上がってきた。
家にいるとどうしても血圧ヤクルトやハイカカオチョコレートを摂らなくなる。
去年、買いに行って売り切れていた時以来、ゴマ麦茶もやめている。

やっぱり続けていたものをやめると影響が出るようだ。
ただし、今年はすでに10日も休肝日をとった。
1月が終わったところだから、ほぼ三日に一度の割合だ。
そのせいか体重の増減はあまりない。
痩せたと思ったのは、コロナ初日の熱が出た日だけだった。


職場に復帰して一週間。
血圧はちょっと下がってきた。
やっぱり体を動かすのが良いのだろう。
職場は家と比べたら格段に寒いのだが、歩くだけでも体を動かす。
家だとどうしても寝転がってしまうのが良くない。

で、さらに健康を得ようといらんことを考えてしまった。
ちゃんとした運動をしようと。
またちょうど仕事が少なくて時間が余っていたのだ。

まずは腰回し、そしてタオルを持って横曲げ、それぞれ100回。
血圧に良いと言われているストレッチを一通り。
この辺でちょいと体が暖まる。
で、スクワットを20回×3セット。

これがなまっている体に効いた。
3セット目をやっている最中に太ももが攣りそうになった。
たいていどうにかなるとしたら運動後なのだが、運動中だ。
なんとか3セットを完了。

つづいて腕立て伏せを、と思ったら、腕立て伏せの姿勢になっただけで太ももが。
体を休ませてから腕立て伏せを何とかやり終えた。
これで心地よい筋肉痛を得られるだろう、と思っていた。

二日後、太ももの筋肉痛は尋常でないことになっていた。
朝、起き上がるのに苦労し、階段を下りるのに苦労し、母と同じよちよち歩きだ。
ともかくしゃがむことはできない。
大人になって以来、最強の筋肉痛ではないか。

しかし人は喉元過ぎれば熱さを忘れる。
今一番痛いのは、あかぎれだ。





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ない
[ 2023/02/03 06:20 ] 健康 | TB(0) | CM(2)

ビューティフルサンデー

二月の頭と言えば節分だ。
私はお昼休みに煎り大豆かじりながら読書をするのだが、
普段はその炒り大豆を売っていないスーパーもこの時期だけは大々的に陳列している。

そんな大豆に、節分関連だが、節分と全く関係ない季節に思い出がある。
今も一緒にみそか寄席に行っている友人Fが家に遊びに来ていた時のことだ。
その日は天気が不安定で、雷が鳴った。
すると母が、節分の時の豆を持ってきて食べろと言う。
初雷の時に節分の豆を食べると雷に当たらないという言い伝えがあるらしい。
そのために、節分の時の豆はちゃんとキープしてあるのだ。

友人Fは感激して、その時のことを覚えているのだそうだ。
彼の家ではそういうイベントをしないらしくて新鮮だったらしい。
私はそんな出来事は忘れていたのだが、あるとき彼にその思い出話をされて、
そんなこともあったかと記憶し直した。


さて、そんな母なのだが、最近はすっかりそういうことも忘れてしまったらしい。
野菜百姓で育ったはずなのに、野菜の旬とかもわからなくなったようだ。
ただ本人が「そういうことがわからなくなってしまった」と嘆いているので、
わからなくなったということはわかっているのだ。

確かに母は、季節、年月日、曜日、時間などの感覚が曖昧になった。
日めくりもめくっていないし、デイサービスに行く日もわかっていない。
なので、食卓の母の席の正面には電子カレンダーを置いてある。
日にちが一番大きく表示されるやつだ。
そこに私が書いた『火曜と金曜はデイサービス』とメモが貼ってある。

母はこのメモをよく読む。
指差して確認しながら声に出してしょっちゅう読んでいる。
その日も同じように、まるで初めての様に読んでいるので質問をしてみた。

「なあ、今日何曜日かわかる?」

「さて、何曜日やろねえ」

「考えてみ」

「うーん……さん曜日?」

ささささん曜日?
『サンデー』とごっちゃになったのか?
でも日曜日でもないし。
ついに新しい曜日を作り始めたのか。
どんな字やねん。





↑8日目にはクリックしてね。





どこへ
[ 2023/02/02 07:05 ] 身内のこと | TB(0) | CM(2)

気がつけば二月

朝、出発前になってごね始めた母をうまく連れ出してくれたお迎えスタッフさん、
ありがとう。
うたた寝をせず、久しぶりに体を動かした母は、自分から、

「今日は早めに寝よかねえ」

と言い出してくれた。

かといってあまりに早く寝てしまうと、本日中に起きてしまったりする。
なるべく引っ張って、でも普段より15分ほど早くベッドに誘導した。
実家を出たのは7時45分。
帰りにガソリンを入れて、余裕をもって間に合った。


みそか寄席のゲストは、なんと3年ぶりという桂三歩さん。
歯無しの話と、泥酔エピソードで沸かせてくれた。
懐にどれだけ小物が仕込んであるのだろう。



というわけで、今日から2月だ。

二月



今頃表紙でどうする。





↑普段通り起きたので30分仮眠しますクリックしてね。



[ 2023/02/01 06:19 ] カレンダー | TB(0) | CM(5)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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