というわけで、今日も実家は午前午後方式を取り入れた。
要するに、実家でお昼ごはんのあと家に戻り、夕食前に実家にまた行くのだ。
昨日は、いつもの居酒屋の女将さんとМえに野菜をお届けした。
今日は、明日会社のみんなにあげるダイコンを採りに行く。
それも第二弾、つまり後から蒔いた方のダイコンだ。
ある意味、やっと収穫の時期を迎えたといっていい。
秋、私はここに種蒔きの様子を紹介した。
去年4本だった畝を5本にして種蒔きしたと。
で第一弾が5畝、第二弾が7畝、ダイコンのスペースとしてできた。
欲を出してたくさん収穫しようと考えたのだ。
ま、その考え方は良い。
限られたスペースで収穫量を増やすのは、農業の本道でもある。
あらゆる業界がそうであるはずだ。
低コスト、ハイ収穫。
日本語と英語のバランスが狂っていたって、その考えは間違っていない。
ただ、ダイコンも生き物だ。
狭い生活範囲、ということは植物にとっては栄養摂取の縄張りの狭さということになる。
アスファルトの割れ目からでも根性で育つダイコンなのだが、
お隣もダイコンだと、根性の取り合いをして、それぞれが小ぶりになるらしい。
しかも、収穫といったら、大きく育ったものから採っていくのが王道だ。
大きく育ったものから採っていったら、小さいものが残るのが当然だ。
前回、あるいは前々回におすそ分けしたものと比べると小さくなっている。
これでは、残り物を差し上げているような感じになるではないか。
だったら大きくなるまで、肥料をやっておいておけばいいのだが、
今年に限ってはそんな悠長なことを言っていられない事情がある。
このダンティーな気候のことだ。
ちなみに『ダンティー』とは『暖冬』を西洋っぽっくほのめかした形容詞だ。
今秋には4月上旬レベルの暖かい日が来るというではないか。
脳のないダイコンはきっと騙される。
そしてうっかり花を咲かせてしまうのだ。
このことを農業界では『トウが立つ』と表す。
トウが立ったらダイコンはおしまいだ。
人様にさし上げることはできない。
サラダにして『だいこんワカメダイエット』に使うこともできなくなる。
ああわあわあわ~、寒くなって~
でもそれはいや~、寒くならないで~
いや、おでんのおいしい寒い冬が来て~
いやいや、ダイコンサラダのおいしい夏が来て~
今日は実家から帰宅して一杯飲み、明日は母がデイサービスなので、これを書いています。

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