人間の生活リズムは、一日が25時間だと聞いたことがある。
だから何もしないでいると少しずつずれていくのだ。
それをリセットするには、朝日を浴びるのがいいそうだ。
朝の光が人体になんたらかんたらでどうにかこうにかなるらしい。
そういえば実家は朝日が当たりにくい。
母のいろいろな〝ズレ”はリセットされない。
毎日一時間ズレて行ったのかどうかはわからないが、
当たり前の人の生活時間を過ごしているとは言えないようになっている。
以前だと、私が行く日は一緒に夕飯を食べて、
私が玄関を出たら鍵をかけ、表の部屋の窓から見送ってくれ、
そのあとテレビなんかを見て時間を過ごし、良い子が寝る時間になったら就寝していた。
それが最近では、私が到着したときに布団に入っていることが多くなった。
半日有休をもらって行ったときなど、4時半ごろにはベッドの人になっていた。
あんまり早すぎるから起きてごはんを食べようと勧めたのだが、
「もう眠い」と言われたらなすすべがない。
いや、ただ寝ててくれるならさっさと帰れるのだからありがたい。
食事をしないなら帰宅してから一杯やれる。
時間もたっぷりあるし、木曜には『プレバト』もリアルタイムで観える。
とはいえ、人間寝続けることはできないものだ。
ましてや年寄りは、早く寝て早く起きる。
夕方に寝た母は、私が眠るぐらいの時間に起きて動きだす。
そしてごはんを食べたり、こたつに入ってテレビを観たりする。
で、うたた寝したり、床に転がったりしてしまう。
転がったらもう自力で起き上がることはできない。
もちろんトイレにも行けないから、後始末が大変なことになる。
だから見守りカメラで発見したら助けに行かなければならない。
のん気に一杯飲んだりしていられないのだ。
一昨日も、仕事が終わってすぐ行ったのに、母は布団にもぐりこんでいた。
私はすぐに帰り、見守りカメラで様子をうかがう。
すると母はやはり日が変わる前に起きだした。
しかし普段と動きが違う。
なんと歩行器をよちよち押してトイレに向かったではないか。
ちづると二人で思わず歓喜の声を上げてしまったぐらいだ。
そのあと履歴画像で確認したら、こたつに入ったり着替えたりするのだが、
深夜と明け方にちゃんとトイレに行っていた。
なんと喜ばしいことなのだ。
とはいえ、確認はしなくてはならないから、朝からちづるに行ってもらった。
どっちにしろ着替えはしてもらわなければならないのだ。
でも夜や早朝に緊急で行かなければならないことを考えたらとても楽だ。
ちなみに今日私が行ったときは、母はこたつでうたた寝していた。
なので一緒に夕食を食べてちょっとテレビを観たりした。
ということは普段より寝るのが遅い。
トイレに行って適当な時間に寝て、朝まで寝ててくれないか。
そして何よりも、次の日曜、『M1グランプリ』の時はすんなり寝ててくれー!

↑で、昨夜の母は結局ずっとこたつに居たのよクリックしてね。
(今日はデイサービスで朝から実家に行くので昨夜これを書いたのよ)