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2歩下がる日

春眠あたふたとボロネーゼ、みたいなことわざがあったはずだ。
暖かくなってきたこの春の季節は、眠くて頭がぼーっとするというような意味だ。
私もその例にもれず、仕事や買い物や私生活で「うっかり」が頻発している。
それがネタにでもなればいいのだが、それすらすっかり忘れてしまうのだ。


仕事が終わってから買い物をして実家に行った。
いつものスーパーに飽きて、イオンに寄ったら混雑していて普段より遅くなった。
日が長くなって、外はまだ明るかったが、雨戸は閉まっていた。

実家に着くとまず郵便受けを見る。
珍しく新聞が取り込んである。
玄関を開けたら入り口の部屋の前にスリッパがあった。
「こんにちは」と声をかけると「はい」と母の返事だ。
私が来る時間に母がここにいたのは久しぶりだ。

中に入ると「やっぱりあんたか」と母に言われた。

「ということは、ワシが『今日行く』と電話したのを覚えとるのか」

「覚えとるよ」

こんなことは初めてではないのか。
電話はほぼ毎日しているけど、行くといつも「あれ、珍しい」と言われるのに。
そしてさらに、これも久しぶりで、遺影のおじいさんのお小遣いが3千円置いてあった。


奥に移動する。
驚いたことに薬がちゃんと飲んであった。
夕食前に血圧を測ろうとしたら「ノートに書いてないかいな」というではないか。
結局ノートには書いてなかったのだが、だから実際に測ったかどうかはわからないのだが、
少なくとも、測ったような気がするのはいったいいつ以来だろう。

電子レンジには、ほんのわずかだけ残った肉じゃがが入っていた。
これは私がコンビニで買っていったもので、袋の口を切って立ててチンできるのだが、
母には無理だと思ったので『器に出してレンジで〇分』と書いた紙を貼っておいた。
これが残りわずかとはいえ、立てて入っていたのだから驚きだ。
ここまでをどうやって食べたのか知りたい。


私が作った小松菜と牛肉の煮物と、買ってきたお稲荷さんとギョーザで夕食を済ませた。
母がまだ食べている間に、明日のデイサービスの用意をする。
はっ、カバンのポケットに裸の千円札が5枚。
以前はサイフを持って行かないようにというとこうしていたのだが、懐かしい。

次に来る日までの薬を用意しようと袋から出したら、
一本につながっているはずの薬袋が、次の土曜のところで切ってあった。
どういうことなのだろう。
普段は入れてある紙袋さえ開かないのに。

どうしたのだろう、今日の母は。
覚醒したのだろうか。
世の中が春眠の季節だからこそ、なのか。
「買い物のお金払わんと」も4回しか言わなかったし。






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あたたか
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[ 2022/04/21 06:55 ] 身内のこと | TB(0) | CM(3)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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