やっぱりアプリではダメだ。
カロリー計算のアプリをインストールをしたけれど、全く使い方がわからない。
私はなんでもて取り足取り教えてもらわないと理解できないタイプなのだが、
アプリの使用説明なんて道端のお地蔵さんよりそっけない。
『よくある質問』を見てみたが、質問が高度すぎてついていけない。
やはり『紙屋は紙』だ。
『餅は餅屋』みたいに使っているが、意味は逆だ。
ともかく私にふさわしいのは、本とノートなのだ。
ペラペラめくって調べて、すらすらとノートに書いていくのが肌に合っている。
本を買おう。
本屋に行った。
さて、私の望む本は何売り場にあるのだろう。
とりあえず『健康』の辺りに行ってみた。
『栄養学』なんてコーナーがあるからここではないか。
あったのは1500円もする分厚い事典のような本だった。
ありとあらゆる食材の成分表だ。
確かにこれならカロリーも脂肪も塩分もすぐわかる。
しかし、私はマンガンやカリウムや得体のしれないアルファベットの成分なんか知りたくない。
これは違う。
となると、これはどうやら私と背中合わせになった棚ではないか。
私の後ろで一人の女性ががんばっている棚は『ダイエット』のコーナーだ。
チラチラと盗み見てみる。
スタイル抜群の女の人がボディライン丸わかりのピチピチ薄布衣装で、
なにかを強調しようと複雑なポーズをとった写真の表紙の本ばかり平積みになっている。
これは困った。
そんな本たちの前で私のようなおっさんが仁王立ちになっていたら通報されるかもしれない。
これはちづるに頼んで探してもらおう。
カロリーを消費する方の本売り場でちづるを見つけて経緯を伝えた。
「それなら『糖尿病』のコーナーを見てみなさい」
と、ありがたいお言葉をいただいた。
さっそく探しに『健康』の売り場に戻ってみた。
なんと『栄養学』の一歩横にあるではないか。
しかも便利なハンドブックサイズのものが3種類も。
モノがモノだけに、3種類から選べるならより取り見取りと言っても過言ではない。
『パッと探せる糖質量ハンドブック』というのを選んだ。
カロリーだけでなく、タンパク質、脂質、塩分まで表示されていて願ったり叶ったりだ。
ただし、当然ながら一番大きく表示されているのは糖質なのだ。
この本は家専用だ。
会社に持っていったりしたら、痛くない血液を探られたりしそうではないか。

↑糖質で考えるとバナナもサトイモもよくないのねクリックしてね。
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