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ハピババ

仕事が終ってから実家に行った。
母の誕生日だったので、前日酔っ払う前に買ったニットの帽子と靴下を持って行く。
この時期、年配の人に贈るとしたら防寒グッズに限る。
民族なお店のひざ掛けと、スポーツ店のニット帽で悩んだのだが、
ファンシーなお店のこの帽子が一番年齢的に合うと思って選んだ。

最近はスーパーで買い物をしていかない。
私がおかずを買って行くと、いつも残っているから買わないようにした。
何か持って行っても行かなくても、母は何か煮るか干物を焼くのだ。
おかげで実家には6時までに到着するので、一緒にごはんを食べることになる。
母が先に食べていれば、私は食べなくてすむのだが。


私が行ったら、ちょっと前に弟の奥さんと娘が帰ったところだった。
姪っ子、つまり母にとって孫が、クッキーとクリームパンを作ってくれたのだそうだ。
ありがたいありがたい。
それを母が自慢げに見せるので、私のを出すのは夕食を食べてからにした。

ファンシーなお店で買ったからちゃんとラッピングされている。
「ほれ」と渡すと「なんやな」
包みを開けさせると「あっれ」
この「あっれ」のニュアンスはちづるにしかわかるまい。

母は「帽子や帽子や」というだけでビニールから出そうとしない。
なんでももったいながって保存してしまう習性があるので、私が出してかぶらせた。
「すっごくあったかい」と驚いているので「そやろ」と自慢しておいた。

靴下は裏が起毛で、かかととつま先に滑り止めの付いた部屋履きに使えるものだ。
なにしろファンシーなお店で買ったので、
「なんやこの派手な靴下は~」と恥ずかしがる。
スリッパみたいなものだから派手な柄なのだと説明しておいた。

母は帽子を脱いで、靴下と一緒にたたんで置いた。
「あったかい帽子やねえ」
「脱いだら寒い」
「かぶったらあったかいやろねえ」
もうさっきまでかぶっていたことを忘れつつある。

「金曜が大安やから、その日におろしたら土曜の病院とスーパーにかぶっていけるやろ」
「そうやね。大安の日におろして買い物にかぶっていこ」
病院には行かないつもりなのか。

さて、そろそろ帰る時間だ。
『今日来たノート』に姪っ子からの書置きが挟んであった。
クッキーは日持ちするけどクリームパンは早く食べてほしいそうだ。
なので、テーブルに「朝ごはんに食べること」と書いた紙の上に置いた。

「これは孫が作ってくれたんや」
「そうそう、そうやから明日の朝には絶対食べやないかんよ」

母が私のもってきた帽子と靴下を手に取った。

「これも孫がくれたんやったっけ?」

「ワシや、ワシ!」






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[ 2020/12/03 06:58 ] 身内のこと | TB(0) | CM(4)
プロフィール

こみ

  • Author:こみ
  • 三重県在住。
    妻のちづると二人でダラダラ暮らしています。
    晴耕雨読が理想です。
    記憶を自在に操る一人暮らしの母のところへ通ったりもしてます。


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