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2020年09月

ここでは、2020年09月 に関する情報を紹介しています。
月曜の夜は実家にいた。
母に決定した仏壇の写真を見せ、カステラを食べながら畑の話をしていた。
スマホが鳴ったので見てみると、ちづるからの電話だ。

「不燃物ゴミ(金属)の回収日は今週の水曜やよ」

なんやと!、いつも月初めではないか!
そう思っていたのだが、4週ごとなのだそうだ。
5週目がある月が来るとずれていくのだ。
となると片づけをして出た不燃物を持って帰らなくては。

私の住んでいる区の不燃物の回収は、出されたカゴに入ればOKというシステムだ。
だからラジカセでも炊飯器でも焼き肉プレートでも出せる。
父の遺品を片づけていて、カセットウォークマンだとかサイドテーブルだとか、
謎の充電器だとか座椅子の一部とかがまとめてあった。
急遽それを車に積み込むことになった。

帰宅して電池のモノは電池を抜く。
内蔵電池のモノは分解しなければならない。
私のふるいバリカンも分解してリチウム電池を取り出した。
火曜の出勤時、もうかごが出ていたので全部出して出勤した。


イライラ、イライラ、
昨日持ち帰れなかったものが一つあった。
親父がひん曲げてしまったハンガーラックだ。
これは六角レンチを使って分解しないと車に乗らないのだが、
弟が分解しようとした時合うサイズのモノがなかったので、そのまま車庫に入れたのだ。

当然大きいのだから一番処分したい。
しかも、あのあと親父の小物入れから六角レンチを発見した。
あれが合うのではないかと思っていたのだが、次の日曜にやってみようと思っていたのだ。
月曜の帰る時間、そこからやってみる気力はなかった。

でもやっぱりアレを捨てたい。
「ええい、行ってしまえ」と、やっぱり火曜日も実家に行った。
到着した時はまだ薄明るかったが、車のヘッドライトで照らしたまま車庫を開けた。
六角レンチはピッタリだ。

あ、親父がカラオケテープを入れていたカセットラックも忘れてた。
このカートバッグも要らないのではないか。
なんか古い洗濯物を干すキットもある。
昨日より荷物が多くなったではないか。


おかげで車庫に結構なスペースができた。
これなら親父の部屋の不用品をけっこう持ち込めるだろう。
さて、いったいいつ終わることやら。






↑親父の針がプラプラの目覚ましを出し忘れたけどクリックしてね。




六角は魅力的
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さて、手紙を書かなくてはならない。
父の葬儀の後、父の姉から香典と悔やみの手紙が届いたのだ。
本当なら母に電話をしてもらったら良いのかもしれないが、今はちょっとあてにできない。
かといって、私も電話は苦手科目の筆頭だ。
やはり手紙には手紙で返すのが礼儀であるような気がする。

とりあえず便箋だけは買ってきた。
縦書きの真面目なやつだ。
その後で父の荷物の片づけをしてたら、同じ便せんが出てきたのでイラッとした。
小物という名のガラクタ入れにしている菓子箱の下に敷いてあった。
なぜちゃんと机があるのにそちらに置かないのか。

先週中に出すぞ、この土曜に書くぞ、いや日曜に書くぞ、と何度も決心しながら、
月曜になってしまった。
なんと一週間以上放置してしまっている。
夕食を早めに切り上げ、テレビのスイッチを切って本腰を入れることにした。

まずは字の練習だ。
以前、筆ペンの練習をしていた原稿用紙はまだパソコンの脇に置いてある。
とりあえず、自分の名前、先方の名前、意味のないことを4行ほど書いてみた。
なかなかいけるのではないか。

それでは、便せんに練習書きをしてみよう。
えーと、まず最初の一言は何だろう。
『この度は』でいいのだろうか。
ちづるに「こんな時こそ検索しろ」と言われた。

例文を二つ発見した。
出だしは『この度は』で良さそうだ。
その次、親父は『逝去』にするか『永眠』にするか。
例文が『逝去』は父親、『永眠』は母親になっていたので『逝去』にした。
その後の『に際し』は予想通りだ。

いかん、筆ペンでは汚れてしまう。
縦書きだと右から左へ書くので自分の手で擦ってしまうのだ。
本番はボールペンで行こう。

それにしても例文は堅苦しい。
伯母はちゃんと自分の言葉で書いてくれている。
冒頭の挨拶の後は自分で考えて、ちづるに判断してもらって書くことにしよう。

伯母は父が亡くなる前に会えなかったことを嘆いてくれているが、コロナのせいにしてしまおう。
お礼が遅くなったお詫びは、母の記憶力のせいにしてしまおう。
なにしろ伯母は、親父より年上なのだから健康に気をつけてもらいたい。
そして私の名前。
封筒は無印良品の横書き用だけど、そこは許してもらおう。

ちづるに封をして切手を貼ってもらった。
これを投函したらミッション終了だ。
なんたる緊張感か。
夕方したフォークリフトななめ懸垂より疲れたわい。





↑だとしたらいつ筆ペンを使うんじゃいクリックしてね。





ポスト
ちづるが10時過ぎに家を出るということだったので、
鍵を閉めたくない私は、10時前に家を出た。
もちろん行き先は畑だ。
今日の予定は右端の長い畝、一番深く生い茂ったところの草取りだ。

手前半分は夏ダイコン、奥はオクラが終ってからはずっと放置していた。
ただでも草の生えやすい端っこ、背の高いのは私の胸ぐらいまで成長している。
こうなるとねじり鎌でチマチマやっていたのでは追いつかない。
ヨンホングワを打ち込んで根っこから引き抜くのだ。

クワを打って引っ張ると、大地が動くかの如く草がついてくる。
これを束ねて手で振ったり蹴ったりして土を落とす。
その草はとなりの畝のサトイモの根元に敷いていく。
いちいち捨てに行かなくていいのが幸いだ。
しかし、この作業はパワーが必要だ。

「こんにちは」

うわ、びっくりした。
いきなり頭の上から声をかけられた。

今作業しているところは畑の端っこ、その横には家が建っている。
つまり、お隣さんということだ。
ウチの畑からお隣さんには舗装されていない道が続いている。
もちろん草が生えるので、畑の草刈りをしたときにはついでに草を刈っている。
そのお礼にと、スポーツドリンクと栄養ドリンクをくれた。
ありがたい。

ちょっと休憩して作業を続ける。
空は真っ青だが、風が涼しくてパラソルはいらない。
秋だ。
それでも畝の向こう端までたどり着いた時には、やっぱり汗だくになっていた。
時計を見たら11時半、第一弾のダイコンの間引きをしておこう。

今日草取りをした畝には、家で苗を育てているコマツナやレタス、ミズナを植える予定だ。
トウガラシとナスのあったところはコカブを蒔く。
そこまでできたらほぼ完成で、ヘチマとニンジンが育っているところには、
12月になったらソラマメとスナックエンドウを植えよう。
よし、これで冬の畑の設計図はできた。


家に帰ってシャワーを浴び、インスタントラーメンを食べたら家を出る。
弟が「やっぱり実物を見たい」というので松阪市の仏壇屋さんに行くのだ。
仏壇屋さんに着いてしばらく見学していると、ちづるが合流した。

なぜちづるがここにいるのか。
なんと、やつは仕事がらみの会合で、松阪の料亭ですき焼きを食べていたのだ。
私が草と格闘して、インスタントラーメンを食べているときに松阪肉!
太ってしまえ!






↑で、前回写真を撮った3つ以外の仏壇に決定したのでクリックしてね。




野菜でもない
平日なら、朝ドラのオープンニング曲で仮眠から目覚め、
ドラマを観ながら準備をして、終わったら出勤する。
土曜日は一週間の総集編だ。
仕事は休みだったが、いつもの時間に家を出た。
実家に手すりを取り付けに来てくれるのだ。

実家に着いたのが9時15分前。
それから母に血圧を測らせるヒマもなく業者さんが来てくれた。
業者さんといってもちづるの勤める会社のベテランさんだ。
来るとすぐ手際よく、ほんの1時間ほどで母の部屋からトイレまでの同線に2ヵ所と、
トイレの中に一つ、手すりを付けてくれた。

「これはいい。うれしい。きれい。丈夫。すべすべ。楽」

と母は大喜びだ。
しかし、手すりを付ける話をしたときは「そんなのいらんよ」と言っていたのだ。
そのことを業者さんに言うと、母をたしなめてくれた。

「年寄りはまず『もったいない』次に『まだ自分でできる』って言う。
 できやんようになってからでは遅いんや
 あったら使うやろ。使うんやったら早いうちから使った方が得や。
 家族が付けたろって言うたら、素直に付けてもらえ」

まさに名言だ。
母も「ほんとやねえ」とうなずいている。


時間が早かったので、親父の部屋を少し片づけてから買い物に出かけた。
寿司は4貫しか食べられない母が8貫の助六を買ったから、私は小ぶりの寿司を選んだ。
母がなぜか焼いちゃった豚肉と残りごはんを食べなくてはいけない。
なぜか焼いちゃったアジの干物は夕食に食べてもらおう。
しかし、なぜか切っちゃったカステラはちょっと減らしておかねばなるまい。

食後、親父が食卓で使っていたワゴンを片付ける。
ゴミ袋に余裕があったので、カラオケのカセットテープを入るだけ詰め込む。
口を縛って玄関に置き、母に次のゴミの日に出すように指示をする。
2時、お腹は減っていないが、カステラを減らして帰るとしよう。

残ったカステラにラップをかけ、冷蔵庫にしまったら誰か来た。
弟の奥さんと娘、つまり母にとっては孫、私にとっては姪っ子だ。
姪っ子が「学校が早く終ったからおばあちゃんのとこに行く」と言ってくれたのだそうだ。
なんとありがたいことだろう。
ただ、これで私も帰れなくなった。

まずは手すりの品評会、そしてその後カステラを食べながら母の田舎の話を聞く。
同じ話を繰り返すので、ときどき質問をしたりして話題をずらしていく。
ずらしてずらしてずらして話が元に戻ってきたら4時前になっていた。
2人を帰し、片づけをして、母にいくつか指示をして実家を後にする。

家に着いたのは5時過ぎ。
出勤か!





↑母にカツオのたたきと合鴨スモークを買ってもらったら、
 ちづるがマグロの刺身と合鴨スモークを買ってきたのでクリックしてね。





関係性
9月25日金曜日、
この日をもってお肌ツル子ちゃんが産休に入る。

これまでも、Sちゃんや口数多子など移動や退職で職場を離れる人がいた時は、
ちょいとした食事会などを開いていたのだが、
なにしろ主役が妊婦さんだし、コロナ騒ぎも収束していないのでそれは取りやめになった。

ツル子ちゃんがお休みの日の朝礼で、替わりに何かプレゼントをしようという声が上がった。
なにしろ出産ということで、私と店長は蚊帳の外だ。
女子三人が相談して、プレゼントは定番のおむつ、
それだけではあまりに地味なので、花束も贈ることになった。


おむつは店長の奥さんが事前に用意してくれるらしい。
花束はお得意様の花屋さんに注文する。
事情を説明したら協力してくれることになった。
当日配達なのだが、ツル子ちゃん以外の人をこっそり呼んで渡してくれるのだ。
そのときは他の誰かがツル子ちゃんの気を引いて気付かれないようにする。

問題は保管場所だ。
ツル子ちゃんは在庫管理もしているので倉庫のあちこちを動き回る。
となると、一番安全なのは私の機械の裏だ。
ここならツル子ちゃんが見に来る心配はない。
だから腕立て伏せなどができるのだ。


当日の朝、私が出勤するとすでにおむつは機械の裏に置かれていた。
花束が届く時間はわからないが、こちらはいつでも受け入れOKだ。
花屋さんは顔なじみなので、ウチのメンバーの事はわかっている。
誰が受け取り、誰がツル子ちゃんの気をそらす役になるかはそのときの配置次第だが、
私は粛々と受け取って隠すだけだ。

私たちは8時半出勤だが、EDさんとツル子ちゃんは9時出勤だ。
全員が揃ったところで事務所に集まり朝礼が始まる。
間もなく抜けるということでしばらく前から進行役はツル子ちゃんだ。
朝の挨拶の後、店長からの連絡事項。

「え~、長い間一緒に働いてくれたツル子ちゃんが月曜日から産休に入り……」

と話し始め、感謝の気持ちを伝え、安産を祈り、みんなで拍手を贈った。
そして最後の最後に、

「で、プレゼントはどうするの?」

ぎゃー!
なぜそれを言う!


夕方、ちょうどお客さんが途切れた時に全員が事務所に集まり、
店長の謝罪の後、ささやかな贈呈式が執り行われた。






↑暗黙の了解なんてこの世にないのだからクリックしてね。




交代ではない
シルバーウィーク、秋休み、呼び名はいろいろあるけど、この時期の4連休はありがたい。
天気的に満点とは言い難いにしても、ダイコンの第二弾を蒔くことができたのは大きい。
実家の片づけも少々進んだし、仏壇も見に行けた。
独りになってしまった母のところにも、誰かがいる時間が長くとれた。

が、休みが長いと休み明けの出勤が辛い。
仕事は溜まっているだろうし、体はなまっているだろう。
ブログの更新も決まった時間までに終わらせなければならない。
ともかく生活を出勤モードに切り替えよう。


やられた。
シャッターの前にハトのフンが落ちている。
やつらは人間が休みだということを知っているのだろうか。
この数を見たら、しばらく滞在したことがわかる。
また巣作りをねらっているのかもしれないから用心しなくては。

ほうら来た。
やつは頭が悪いから、こっそり来たつもりでも「ほほー」と鳴いてしまう。
それが聞こえたら職場から走っていき、ぱぁん、と手を叩く。
すると驚いてバタバタと逃げていく。

「ハトですか?」

小柄子ちゃんも心配そうだ。

「うん、前みたいに繁殖されたら大変だから何か対策を考えなければいかんな」

ぴよ。

「もういますね」

「おるね」

なんということだろう、もうすでに繁殖しているではないか。
「ダイコンの第二弾が蒔けた」と浮かれていたが、こちらの第二弾の方が進んでいる。
四日間で産んだ卵が孵るなんてことがあるだろうか。
いや、そんなことはあるまい。
だとしたら、その前からひっそりとここにいたのか。
で、見つからないようによそにフンをしに行っていたのだろうか。

それよりも、このハトは前と同じハトなのだろうか。
あるいは、前回巣立ったヒナが、大人になって帰ってきたのだろうか。
だとしたら、ツバメのような帰巣本能が働いたのか。
そして、この一族の繁殖場所となってしまうのか。

いや、なんとしてもそのサイクルは断ち切らなければならない。
二度と営巣できないハードな対策を実行するのだ。

まずは巣立ちしてもらわなければ。






↑今度は落ちてきてほしくないぞクリックしてね。




ショック
父の部屋はえらいことになっていた。
元々モノが多い上に、老人ホームから戻ってきたものを全部放り込んだし、
祭壇を作った表の部屋にあったテレビや引き出しなども入れたからだ。
まず、ここを少々片づけることにした。
母が「窓も開けられん」と嘆いたからだ。

父の入所時にウチから持って行ったテレビ台と小机、買ったカラーボックスはウチが引き取った。
スキマに積んであったほこりだらけの段ボール箱はほぼ要らないものだったので捨てて、
そこに表の部屋から持ってきた引き出しを置いた。
ちなみに4段ある引き出しの中身はすべて西部劇のDVDだ。


天井近くまである棚を整理した。
薬やらチラシやら空箱やらを捨てて、あちこちに散らばっているものをまとめたい。
ともかく部屋の、いや、家のあちこちから出現するものがある。
文庫本、小銭、ビデオテープ、写真、裏の白いチラシを切ったメモ。
息子が紙屋で美しいメモをあんなにあげたのに。

弟とビデオテープをまとめていたときのこと、
小さな収納の扉を開けた弟が「あっ」と声をあげた。

「どうした、またビデオか?」

「ベータ……」


そしてさしあたって一番に処分したいのが衣類だ。
老人ホームから持ち帰ったものが大きなゴミ袋に2つある。
ホーム入所時や入所後に買ったモノがほとんどだから結構新しいのだが、
もちろん誰も着られないのだから処分するしかない。

ただ、記憶を自由に操る能力を身につけた母は、その日の気分で言うことが違う。

「どうせ私も着られへんのやから処分したってくれ」

「私は和裁洋裁をやっていたからこんなものでも使えるかもしれん」

気持ちが処分になっている日に持ち帰りたい。
ちょうど都合のいい日が近づいていた。
私の住んでいる地区で衣類のリサイクルの日が近づいていた。
私は母にプレッシャーをかける。

「衣類を出す日があるから、それまでに検品して必要なものだけ取っといて」

この追い込み作戦は成功した。
おそらくめんどくさくなった母は「もうええか」状態になり、
衣類はそのまま処分できることになった。

あとから「あれはもったいなかった」と言い出さないか心配したが、母は、

「窓が開けに行ける」

とウキウキだ。






↑衣類はタンスや押し入れにまだどっさりあるのでクリックしてね。




似合わぬ
天気が良くて涼しくて、絶好の畑日和だけどお彼岸だ。
ちづる家の墓参りに行った。
夏の暑すぎが原因なのか、今年は彼岸花が少ない。


その帰り、仏具店に行ってみた。
四十九日までに父の仏壇を買わなければいけないと言われている。
とはいえ、仏壇の知識は全くゼロだ。
どういう基準で選べばいいのかわからないし、どの店に行けばいいのかも見当が付かない。

ちづるが良いことに気が付いた。
先日、友人Fがお線香をお供えに持って来てくれた。
この袋に、仏具店らしき名前が印刷されている。
それを検索してみようというのだ。

ホームページを見てみたら、なんとネット販売もしているではないか。
仏の世界もどんどん進歩しているようだ。
そういえば、父の臨終を確認するのに、お医者さんは瞳孔をスマホのライトで照らしたし、
祭壇に供えるお膳は、全てがフリーズドライのインスタントだった。
ともかく、その店の感じが良さそうだったので、地図を頼りに行ってみた。


店の前に立ったが、敷居が高くて入りにくい。
“厳か”というのだろうか、店内は静かで暗くて人がいない。
意を決して自動ドアをくぐると、どこからともなく案外若い店主が現れた。
仏壇を見たいと伝えると、奥の展示室に案内された。

希望はなるべく小柄でスリムな物。
とはいえ上半身だけのじゃなくて、いわばワンピースのやつがいい。
漆黒と金ぴかのツートンより、最近流行りの家具調の地味なのにしたい。
これは母や弟も同意見だ。

幸いウチの宗派は質素派なのだそうだ。
たくさん並んでいる中から細目地味目のを見て回る。
ビックリするような斬新なのもあるし、お値段もピンキリだ。
私の一存で決めることもできないのでカタログがないか訊ねたら、
メーカーカタログはあるけど、お気に入りを写真に撮っても構わないと言ってくれた。

3種類ほど撮影して、弟にはその写真を送り、実家に行って母には見せてみた。
一応、見聞きしたことを説明しようとするのだが、これがうまく言えない。

「これは、LEDライトでご本尊を照らしてくれるらしい」
「これは拝んでもらう時、舞台を前に引っ張り出せる」
「これは扉がガラス製だから常に中が見えている」

果たしてそれがメリットなのかもわからないが、とりあえず覚えてたことを言う。

ただし、買うのはこの店だと決めた。
店主の説明はわかりやすいし、店の雰囲気がハデハデしくなくていい。
工房を持っているので位牌の彫りも早くしてくれそうだ。
そしてなにより、他の店を見たら迷う要素が増えるに決まっているからだ。






↑写真はあるんだけどねえクリックしてね。




箱
ちょっと仮眠過ごしてしまったので9時15分に家を出た。
家を出て9時オープンのホームセンターに飛び込もうと思ってたのだから、
およそ30分も遅れてしまった。
急がなくてはいけない。

即日種蒔きをしたいので、プランター用の培養土を使おうと思っていたのだが、
『野菜畑に混ぜ込む土』というのが売っていたので6袋買った。
ダイコンなんて畝間でもアスファルトの隙間でも育つのだから濃い肥料はいらないだろう。
私用にスポーツドリンクと麦茶も買った。

畑に到着。
先日雨が降る前に敷いておいたブルーシートをはがす。
作戦は成功、シートの下は濡れていない。
シートは畑の一番奥、繁茂している雑草の上にひろげて干す。
雑草が初めて役に立った瞬間だ。

シートに隠されていたのは3本の畝。
キュウリとゴーヤとオクラを片づけた跡だ。
背の高い作物の根元には草がはびこっている。
まずはその草取りだ。

きれいになったら、牡蠣殻石灰と、買って来た土を撒く。
畝跡だから土が柔らかいと期待して、そのまま耕して混ぜ込む。
まずは畝の中心を4本グワで掘り起こしていく。
植えるのがダイコンだから、センターは深く耕さねばならない。

向こう端まで行ったら、次は右側の土をセンターに寄せるように混ぜていく。
右利きだからどうしてもこちら側がやりやすい。
端っこまで行ったら方向転換して反対側を寄せていく。

この段階で畝は盛り土のようになっている。
これをレーキで整える。
まず上を均し、次に左右の方をなでていく。
これで草の根っこや土のダマが取れる。
最後にもう一度天を均して出来上がりだ。

ここまでやって時計を見たら、もう正午に10分前だった。
熱中症になっていると思われたら困るので、ちづるにLINEを送ってから種蒔きを始めた。
およそ5センチ間隔に指で10個の穴を開け、種を一つずつ入れていく。
穴を10個と決めているのは、そうしないとどこまで種を入れたかわからなくなるからだ。

数えてみたら1畝に約100、トータルで300の種を蒔いた。
レーキで土を寄せて穴を埋めていく。
ジョウロで水をやって完成だ。

美しい

右隣りは雑草のように見えるが、4割ぐらいはニンジンが混じっている。
向こう側にスマホの電波状態みたいに見える3本の黄緑はダイコンの第一弾だ。
その向こうの丸いのはシソ、右の背の高いのはヘチマ。
さらにその奥が、ブルーシートを広げた雑草の森だ。

ああ~、もっと畑したい~
なのに連休は今日まで。
そして墓参りなのだ。






↑大雨が降るらしいので種が流れてしまいませんようにクリックしてね。




暑いから
久しぶりにいつもの居酒屋に行った。
ちょっと行く時間が遅くなったので、カウンターは予約と先客でほぼいっぱい。
一番端っこ、坊主頭Fの隣に座った。

彼といっしょになるのもずいぶんご無沙汰だ。
積もる話なんかをしていて、一瞬だったが私は気付いた。

「こいつ今『国勢調査』のことを『国勢調シャ』と言ったぞ」

でも私はスルーした。


誰かが大皿の『鮭のムニエル』を注文した。

「あっ、皮のないやつや」とFが言った。

前日にこれを注文して皮がないことに不満を持ったらしい。
私も鮭の皮は好きなので、Fには賛成だ。
でも、それもスルーした。

「女将、これからは剥いだ皮はこいつに食わせたってくれ」とFの向こう側のKYさんが言った。

「そうやそうや、残飯係やからな」と私も乗った。

Fはキャベツの芯が好きなので、キャベツを使い終わると彼に提供されるのだ。


私は『イワシの丸干し』を注文した。
そのあとで、Fが『おいしいたけ』というシイタケのマヨネーズ焼きを注文した。
女将さんが来て「オーブンの都合で先にシイタケが焼きたい」というのでOKした。

しばらくすると、奥の座敷のお客さんが『おいしいたけ』を注文する声が聞こえた。
Fと女将さんが私の顔を見ている。
ハイハイわかりました。

待つ代わりに『落花生の塩ゆで』をサービスしてくれた。
もちろん私に権利があるのだが、FとKYさんの三人でシェアした。

残りの落花生と、落花生の殻が同じぐらいの量になった時、
Fがうっかり殻の方を食べようとしたので、二人でツッコんだ。

「あー、やっぱり残飯が好きなんやー」

「キャベツの芯と鮭の皮と落花生の殻で残飯盛り合わせかー」

するとFが反撃してきた。

「ふーん、まだ丸干し食べられへんくせにー」

今だっ。

「ふーん、『国勢調査」のことを『国勢調シャ』って言うたくせにー」

「聞いとったんか!」

「寝かせとったんや」

「そういうとこ、好き」

居酒屋とは、みんなアホになりにくるところなのだ。






↑案外スキをみせられない緊張感があるんだけどクリックしてね。




イスはどこへ
〈これまでのあらすじ〉
金曜の夜に大雨が降り、土曜の午前中の畑作業が絶望的になったわし。
日曜にも雨の予報が出ていたので、午前中に母を買い物に連れて行き、
夕方畑周りの草刈りをする予定にしたのだが…

まだ若い
 畑のへちま


生ゴミを持って畑に行った。
やっぱり畑はシトシトだ。
これでは土をいじることはできない。
しかし、草刈りならできそうだ。
一日お日様に照らしてもらって、夕方刈りに来るとしよう。

11時ごろ実家に着き、すぐにスーパーに出かけた。
温かいご飯が少しと冷蔵庫に残りごはんが二つとあったから、お昼はこれを食べよう。
年寄りこそ筋肉が弱るからタンパク質が必要なのだと聞いたのでおかずにささみカツを買った。
母が「助六を買う」と言ってきかないので1パックだけ買った。
どうせ半分は私が食べることになるのだから、これと残りごはんを一つ消費しよう。

お昼を食べていると、みそか寄席に一緒に行っている友人FからLINEが入った。
先日亡くなった父へのお供えを持って行ったが留守なので玄関に置いてきたというのだ。
後になってこれは私の家のことだとわかったのだが、私は実家の玄関を見に行った。
当然だが何もない。
郵便受けを見てみたら、郵便局の不在配達票が入っていた。
葬儀に来られなかった父の姉からの書留だ。


1時半、ちづると手すりを見積もってくれる人がやってきた。
昨日の記事では『業者』と書いたが、実はちづるの会社関係の人なのだ。
手すりをつける位置を見てもらっている間に、ちづるに不在配達票を見せた。
ちづるは私のスマホを使い、ピポパとなんかをどうにかした。
これで再配達してもらえるらしい。

ちづるたちが帰り、父の荷物を片付けていると、母がおやつにしようと言った。
残りごはんを一膳と助六寿司を半分とささみカツを全て食べてお腹いっぱいだったが、
お供えの甘いものを消費しなくてはならない。
お茶を飲みながら、母に説明をした。

「もうすぐ郵便が届くから、このハンコを押して、モノは引き出しにしまっといて」

「ええ~、それまでおってくれよ~」

結局、私が実家を出たのは3時半を過ぎていた。
もう草を刈るのは無理だ。
でも帰りに畑に行った。
どうしても、日曜午後に草刈り、月曜にはダイコンの種蒔きをしたいので、
ダイコンスペースに雨除けのブルーシートを掛けに行ったのだ。

これ以上天気予報に変更がありませんように。






↑そして久しぶりに飲みに行ったのでクリックしてね。




危険
やったぁ、4連休だ。
つい最近連休を取ったけど、それとは自由度が違う。
計画的に、効率的に、有意義に使わなければもったいない。

4日間の天気は、土日月火が、晴・雨・晴・晴、の予報だった。
ちなみに、曇りは勘定に入っていない。
雨が降るか降らないか、畑仕事ができるかどうかだけで晴と雨に分けている。
となると、キュウリを片付けた後を耕して、第二弾のダイコンの種を蒔くとしたら、
土曜日しかないということだ。

もう一つ農的な仕事といえば、畑の駐車スペースと前の道の草刈りをしなくてはならない。
ただしこれは、土が濡れていたり、少々の雨が降っていてもできる。
自分がしぶきでびっしょり濡れることさえ我慢すればいい。

で、予定が立った。
土曜の母の買い物を午後にずらし、朝から畑に行く。
日曜は雨だし、ちづるがパーマ屋さんに行くというから実家の片づけ。
月曜は敬老の日で、弟一家が実家に行くだろうから草刈り。
火曜はお彼岸だから墓参りだ。


が、いつもの如く天気予報が言うことを変えてきた。
なんと4日間とも晴れではないか。
普段なら苛立たしい予報変更ではあるが、そういうことなら大目に見よう。
それにしても畑作業は朝の方が好ましい。
予定はそのままで、買い物は午後になると母に伝えておこう。

もう一つ伝えなければならないことがある。
母のために手すりをつけることを決めたのだが、業者さんが土曜の午後に見積もりに来る。
だから土曜は、畑>昼食>見積もり>買い物、という段取りになるのだ。
金曜の仕事のあと実家に行った。
行くといってあったのに、母は夕食を食べ始めていた。

同じことを3度ほど説明して、紙に赤マジックで書いたものを食卓に置いて実家を出た。
それから5分後の自動車専用道路にて、
どしゃ降りやないか!


これで予定の立て直しだ。
畑が濡れているから、やっぱり朝から実家に行き、夕方草刈りをしよう。
土日の2日間で乾燥させて月曜に種蒔きをしよう。

あっ、日曜の予報に傘マークが付いとるやないか!
なんや、この半日ぐらい喜ばせるヌカ予報は!
となると、畑を乾かすために火曜が畑で、墓参りを前倒しにするか……

電話がかかってきた。
見たら実家の母からだ。
何事だ!

「暦を見たら明日は仏滅やから手すりは日を変えてほしい」

こんなんで予定が立つか!






↑母には「見積もりだけだから」と納得してもらったのでクリックしてね。




晴れろー
そろそろおめでたい話題も書こう。
事務所の女子、お肌ツル子ちゃんが来週いっぱいで産休に入る。
納期やら在庫やらを気にせず、穏やかに過ごして丈夫な赤ちゃんを産んでもらいたい。


それはおめでたいとして、あとに残された者たちは忙しくなる。
女子の補填はなく、今までのメンバーで店を切り盛りしなくてはならなくなる。
6人だったスタッフが、店長、奥さん、小柄子ちゃん、EDさん、わしの5人になるのだ。
もちろん一人一人の負担は増える。

実は私の負担はとても軽い。
なにしろまったく別の仕事だから、応援することができないのだ。
店が忙しい時に頼まれたら商品を出したり、お客さんの車に運んだりするぐらいだろう。
店長は腰が良くないし、パソコンにかかりっきりだから、
女子3人が大忙しになるはずだ。


いや、忘れていた。
社長と部長がこちらに席を作ったのだった。
予定では半日ずつぐらい、ここに居座るような話になっている。
彼らがお客さんの対応などできるはずもない。
店の商品のことも、在庫のありかも知らないのだから。

となると、仕事のヘルプは見込めない。
なのに、なんらかの指図をすることは間違いがない。
新しい方式を思いついたりして「これ、やってみて」とか言うに違いない。
もはやこれはストレスでしかない。
負担は一人減った分以上になる。


ということで女子はさらに大変になる。
EDさんは入社して一年足らずだ。
店のことはかなり慣れてきて戦力になっている。
しかし、倉庫の方の在庫のことはまだわかっていないことがあるらしい。

棚の上の方にある紙を取るのが怖いというので、移動することになった。
厚さの順に収納されているので、よく出る商品が高いところにあったりする。
脚立に上って大判の紙を取り出すと、両手が使えなくなる。
これは確かに怖いだろう。

で、私がよく出る4種とあまり出ない4種の棚を入れ替えた。
どれとどれを入れ替えるか、店長と奥さんの相談はケンカ腰になっていたので、
「決まったら私が入れ替えますから」
と言って離れていた。

しばらくはこの作業を指示されることが増えるだろう。
それは構わないのだが、店長はこういうことを言ってくるのは、必ず夕方ギリギリなのだ。
まったく“長”の付く人ってのはどうしてこうなのだろう。
再来週からは、7人中3人が“長”だけど。






↑朝礼も長引きそうだしクリックしてね。




しかも少
火曜日に早退して以来、先週はずっと休ませてもらっていた。
その前日の月曜日はあの大型台風で騒いでいたのだから、ずいぶん昔の話のような気がする。
とりあえずひと段落着いたので、徐々に元の生活に戻していきたい。


この月曜日は出勤した。
ということは、ラジオ体操もトカゲウォークも逆立ちも復活だ。
よく考えたらしばらく全然運動していない。
ただ疲れていただけだ。
疲れていたし、月曜は結構忙しいので筋トレはできなかった。

元に戻ったのはお昼ごはんだ。
しばらく仕出しやスーパーの弁当が続いていたのでなつかしい。
魚肉ソーセージとサラダチキンが。
この数日、運動をせずごはんを食べていたのに体重が少し減った。
筋肉が減ったに違いないので、タンパク質は重要だ。


火曜日はまた休みを取った。
昨日書いたように、久しぶりに畑に行った。
こちらは天気も関係するのでよけいに懐かしい。
畑が懐かしいということは、草ボーボーということだ。

実はこの日、もう一つ大事なものが復活した。
居酒屋だ。
仕事が休みだと早い時間に入れるので、挨拶がてらに軽く飲んできた。
ちょうど常連が揃い、いいストレス発散になった気がする。


水曜はもちろん出勤。
この日は筋トレをすると決めていた。
しかし、夕方時間ができても、体が鈍っているからなかなか動き出すことができない。
よし、腕立て伏せは敷居が高いから、下半身を鍛えるバックランジからやろう。
体が温まったら腕立て伏せもできるはずだ。

バックランジを4セット、腕立て伏せを3セットした。
やってみて感じる筋肉の衰え。
きっと2日後には恐ろしい筋肉痛に襲われることだろう。
とはいえ、運動とタンパク質でカラダを取り戻さないと、健康診断が近いのだ。


そこへ強敵現る。
帰りに実家に寄った時、いつも通り母と軽く夕食を食べた。
家でビールが飲みたいからほんの少しだけにしたつもりだ。
が、今一番豊富なのは、お供えにいただいた甘いものだ。

モナカ、どら焼き、あんこ餅、カステラ、こんなものがたくさんあり、
しかも賞味期限が健康診断より前だ。
甘いもののない生活はいつ取り戻せるだろう。






↑血糖値は問題ないはずだけどクリックしてね。




横にある
一気にいろんな手続きを済ませようと休みを取ったのだが、
年金事務所の予約が取れなかったので少し時間ができた。
とはいえお昼前には家を出なければならない。
よし、出勤のつもりで早く畑に行き、早く戻ってくるとしよう。

畑はひどいありさまになっていた。
停車スペースも前の道も草の海で、車の底専用洗車機みたいになっている。
もちろん入っていっても車の底はきれいにならないから、手前の道端に駐車する。
草刈機で刈ってしまいたいが、それは連休にとっておこう。
今日の予定はキュウリとゴーヤの始末だ。

天気はとてもいいのに、もうそんなに暑くない。
一番気持ちのいい季節だろう。
道具はたいしていらない。
腰に付けたカゴに、鎌とはさみと軍手があればいい。
笠に首タオルに腰にカゴ、まさに本職のいでたちだ。

作業は簡単、キューリとゴーヤのツルをネットからひっぺがし、
鎌やはさみで刈り取ってネットを裸にしていくだけだ。
いやいや、簡単というのは説明するのが簡単というだけで、
実際の作業はかなりめんどくさい。

ツルはネットのあっちに行ったりこっちに絡まったり枯れてたり、
バネみたいにクルクルしがみついていたりする。
それを左手で引っ張って、ネットギリギリのところで鎌で刈る。
太いところやまだ残っているゴーヤの実ははさみで切る。
これは案外軍手を付けていない方がやりやすい。

うがー、やっちまった。
素手で腐ったゴーヤをつかんでしまった。
とても気持ち悪いが手を洗う水はない。
ぬるぬるはツルになすりつける。

ネットがだいたい裸になったら、ネットと竹の支柱を分離する。
土に打ち込んであるストッパーを抜き、固定ロープをほどき、
あちこち止めてある針金を取り、くぐっている竹を抜く。
このネットは安物なので捨てる。
だったらツルごと捨てれば早いのに、と思うかもしれないが、ツルの方はサトイモに敷くのだ。

あとは骨組みになった竹の支柱を分解するだけだ。
ビニールひもは鎌で切り、結束バンドはまた使うから丁寧に取る。

ぎゃー! ひもと竹の隙間に何かが産卵しとる!
いや、これはさなぎだ。
きもちわる。


この2畝が更地になったのが10時20分、ちょうどいい時間だ。
今度ここを耕して、ダイコンの第2弾でも蒔くとしよう。
ああ、風も空も気持ちよく、ストレスのない畑は居心地が良い。
ただし、居心地が良いのはやつらも同じらしい。
そりゃもう、蚊にくわれまくり。






↑ツルモノネットは設置できたときも撤去した時も気持ちいいのよクリックしてね。




越冬するのか
月曜日は出勤して、今日また休みをもらった。
役場への届け、銀行口座の変更、年金のこと、ケータイの解約など、
平日でないとできないことがたくさんある。
今日はと弟一家と分担して、そういうことを片付ける予定だ。

一日で目途をつけるつもりが、予約が必要だったり日にちがかかるものがあったりで、
予定通り進まないことがわかった。
なので、午前中は畑に行けそうだ。



最初に葬儀社に連絡を取って打ち合わせをしているとき、
「ちゃんと滞りなくできるのだろうか」と途方に暮れた。
そんな時、相談役の叔父がやってきて、

「終わらない葬式はない」

と断言してくれた。
確かに「あそこの葬式、途中で止まって三日になるわ」なんて話は聞いたことない。
私がどんなにうっかりしてても、ちゃんと日程通りに終わると思ったら楽になった。
これからは私が若い世代にそういう助言をしてあげられるようにならなけれはいけない。

そんな葬式ベテランの叔父でもどうにもならないことがある。
「へ~、ここではそんな風にやるんや」
それぞれの土地の風習というやつだ。
叔父もまだ勉強中なのだ。



母、3日間のうち4食が助六寿司。


通夜のあと、弟と二人で夜伽のためにホールに泊まる。
祭壇の隣で一杯飲みながら、父を偲んで思い出話などを語る。
弟と二人だけでこんなに長く話をするのはいつ以来だろう。
が、

「ワシはこういう感じでやっている」

「それならここをこうした方が効果があるんとちゃうか」

なぜ祭壇の前で腕立て伏せをしているのだろう。



告別式から初七日法要。
厳かに式は進んでいくが、喪主の頭の中は『喪主挨拶』のことでいっぱいだ。
そしていよいよそのときがくる。

「本日は、お忙しい中……」

おそらく、ほとんどの喪主は、最初の一言のキーを間違える。



さて、こういう経験をして、私は葬式の参加者には“やさしさ”が必要だと思った。
そのやさしさとは、

1、「○○してください」と言われたら、遠慮したり譲り合ったりせず、すぐ動く。
2、芳名カードの故人とどういう関係かを示す項目はちゃんと書く。
3、葬式を終えて出勤した人と挨拶した時、「ウチの場合は」と昔話をしない。






↑しばらくはご遠慮したいと思っていますクリックしてね。




よく聞け

3泊

9月8日、父の居る施設から「呼吸が浅くなってきた」と連絡があった。
数日前から「良くない」「ヤバい」「近い」と言われていたので、
会社を早退して、母を連れて面会に行った。
本当はコロナ騒動の影響で面会は禁止だったのだが、
最期を迎える前ということで会わせてもらえることになっていた。

母が声をかけても父が反応することはなく、ただ荒く呼吸をするだけだった。
母は、父の腕を撫でながら「やさしい手」と言っておいおい泣いたが、

「おっても仕方ないから帰ろか」

というので連れて帰った。


翌日、出勤したが、帰っていいと言われたので、畑に行ってダイコンの発芽状態を見て、
いくつか買い物してから実家に行った。
母と食事をした後、提出しなければならない書類があったので父の施設に行った。
そのときも会わせてもらえたが、血圧が上が67まで下がっていた。

帰宅して夕食前、施設から電話があって父が亡くなったことを知らされた。
私が最後の面会をして2時間後だった。
弟に連絡し、ちづると施設に行って対面。
お医者さんに死亡診断書をもらってから実家に向かった。
電話で伝えて、卒倒されても困るからだ。

もちろん玄関は鍵がかかっていたので、秘密の裏口から入った。
母に伝えると、

「やっぱりあかんだか」

と受け入れてもらえたようだ。
一人にするのが心配だったので、その日は私は泊まることにした。
葬儀社に霊柩車の予約をし、父を迎える準備をして、
シャワーを浴び、一杯飲んで、座布団を並べて寝た。

翌日、父が帰ってきた。
ちょっとだけ自宅に戻って準備をし、その日も私は実家に泊まった。

その翌日、午前中に父を納棺。
夕方出棺、そして通夜。
その夜はホールに弟と夜伽で泊まった。

翌日の朝、火葬。
戻って葬儀。
なんと喪主だ。

母を一人にするのはちょっと心配だったが、大丈夫だというので4日ぶりに家で寝た。
ウチの寝床があんなに素晴らしいものだったとは。






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寝てたい
お知らせ通り、先日父が亡くなってブログを休ませていただきました。
知りたくないとは思うけど、事の顛末を書いておこうと思います。
なにしろ、こみの日記だし。


4月1日、実家に電話をしたがつながらない。
電話に出ない、ではなくて、つながらないのだ。
不審に思って、仕事が終ったあと実家に行ってみた。

電話が繋がない理由はコンセントが抜けていたからだ。
ファンヒーターのコードに足を引っ掛けて、二股ソケットごと抜けたらしい。
それはいいとして、父の様子がおかしかった。
母は「さっきまでしゃべっていた」というが、いかにも気分が悪そうだ。
意識はあるのだが、話しかけても返事をするのが辛いらしいので救急車を呼んだ。

診断は尿路感染症でそのまま入院となった。
父は膀胱の力が弱っていたので、カテーテルというのを使って定期的に尿を抜いていたのだが、
それを徐々にサボるようになっていたらしい。
病院の血液検査で異状がなかったので軽く考えていたようだ。


感染症はじきに良くなったが、入院している間に足が弱ってしまった。
なので、リハビリ専門病院に転院した。
この時に、膀胱に直接管を通して尿を袋に溜める方式になった。
この状態で自宅に戻るのは無理なので、3か月以内に入れる施設を探さなければならない。

幸い、良い看護付き老人ホームが見つかり、7月にそちらに入所することができた。
ちなみに、入院中はコロナウィルスの影響でほとんど面会はできなかった。
退院前に打ち合わせに行ったとき久しぶりに会った。
ホーム入所後には母とも久しぶりも面会をした。


リハビリ病院からホームへの引継ぎ事項に“足のむくみ”があった。
腎臓の機能が少し弱っているのが原因、つまり尿由来ということだ。
通院していた病院の先生が、
「カテーテルでときどき膀胱をカラにしないと腎臓に来るぞ」
と注意していたのが当たったとしか言いようがない。

盆を過ぎてから、むくみがひどくなり歩くことができなくなってきた。
そのまま徐々に数値が悪くなり、弱っていって、9月9日の午後6時半ごろ亡くなった。
何日も前から聞いていたので驚きはしなかった。
死亡診断書は老衰。
「病気に負けたのではなく、天寿を全うしたということです」
とお医者さんには行ってもらった。

享年92歳。






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起きたぞ

連絡

父が亡くなりましたので、ちょっと休ませていただきます。
私はもったいながりだ。
特に、洗い物に関してもったいないと考えることが多い。
洗い物といえば二種類ある。
食器と衣類だ。
そのどちらにもモッタイナーを発揮する。

たとえば食器なら、
夕食のおかずが冷や奴、朝の弁当の残りの炒め物、サラダ、だったとしよう。
おつまみが足りなくなって干物を焼くことになったら、
それは食べ終わった炒め物のさらに乗せたい。
新たな皿に乗せたら洗い物が増えるからだ。

少しだけ残っているごはんを片づけてしまおうと思ったら、それは冷や奴の器によそう。
冷や奴といえば、わが家では伊勢うどんのたれで味付けをする。
当然汁が残るのだが、ごはんをよそうとなれば汁があっては困る。
これは流したりせず、薬味や天かす、生卵などを入れておつまみとして食べてしまう。
むしろ伊勢うどんのたれの味が付いたごはんがうれしいぐらいだ。

まだ飲み足りない、豆やあられでもうちょっと飲みたいという時は、
常に近くにあるメモを1枚ちぎり取り、フチを折って小皿代わりにする。
袋から直接食べると手が汚れるからだ。
もちろん、モノによっては小鉢を使う時もある。
そのときは「小鉢って便利」と思う。


衣類の場合、
たとえば脱ぎっぱなしの短パンがあったとしよう。
もちろん、居酒屋や買い物ぐらいならそれを穿いていく。
しかし、それだけで洗濯した方がいいだろうか。
汚れるか汚れないかはともかく、一度畑に穿いていってから洗おうか、と思う。

休日の朝から畑に行ったとしたら、もうズボンは汗だくだ。
ちなみに、うっかりボールペンを入れたまま洗濯してしまって、
ポケットあたりにインクが染みついてしまった会社の作業ズボンを畑用にしている。
午後も畑に行かなければならないとしたら、これをもう一度穿けばいいのではないか。
なにしろ、また汗だくになるのは決まっているし、インキ漏れズボンはそれだけなのだ。

しかし、たいていこれはちづるに阻止される。
となると洗濯してあるきれいなズボンを午後のためだけに汚さなければならない。
午後は疲れているからそんなに大層な作業はしない。
そんなときのために、短パンをその辺に脱ぎっぱなしておくのだ。


そんな私の上を行くのが、私の母だ。
日めくりの紙が折って置いてあった。
ちょっとゴミでも捨てるときのために取ってあるのだそうだ。
もちろん包装紙やレジ袋、プラ容器などもちゃんと保存している。

先日実家に行ったとき、洗面台に水が溜めてあったので何か訊ねたら、

「まだきれいな水やから」

ということだった。
絶対何かに使ったに違いないのに。






↑袖を一度通したら洗濯するって人はそんなに自分が汚いと思っているのでしょうかクリックしてね。




見つけたら拾う
朝、寝室を出て外を見ると大雨だ。
昨夜は風の音で夜中に何度も目覚めさせられた。
台風は九州の向こうだというのに、三重県でこのありさまだ。
なんと凶悪な台風だろう。

家を出る前はどしゃ降りだったのに、玄関を開けたらやんでいた。
これも日ごろの行いの良さだろう。
会社までは再びどしゃ降り。
車はひさしに近いところに停めて会社に走り込んだ。

タイムカードを打ってぞうりを靴にはき替え、傘をさして外に出る。
駐車場入り口のカラーコーンを片づけなければならない。
雨は小降りだったが風が強く、傘の操り方に苦労しながらコーンを移動させたが、
ズボンのすそはびしょぬれになってしまった。
これではノボリはもちろん、ワゴンも出せないだろう。


店の中にも水が入っていた。
自動ドアの密閉性に問題があるらしく、時化ると店内に水たまりができることがある。
こんな時は入り口を開け、私が窓拭き用のハンドワイパーで水を掃き出し、
奥さんと小柄子ちゃんがぞうきんで拭いてくれる。
雨がひどくなってきたので自動ドアは使わず、
お客さんもシャッター横のドアから出入りしてもらうことにした。

再び時化降りになったころ、9時出勤の二人が来た。
朝礼が済んだら、また水が入ってきていたので、総出で応急処置をする。
早番の女子二人はニヤリ。
この水の始末はいつも出勤してすぐするので、9時の二人はこの状況を知らないのだ。
「いつもこんな苦労をしているのだぞ」と知ってもらういいチャンスってことだ。


雨風がひどいので運送屋さんが来た時以外はシャッターを閉めていた。
我が社の配達の人は気の毒に、車一杯の荷物を積んでいたのに、
降り方がひどいので納品を昼からにしてくれと言われたそうだ。
という話を聞いた時には、雨はやみ、空が明るくなっていた。
だからシャッターを半分開けておいた。

仕事をしていると、ドドドドッと『和太鼓でギネスに挑戦』みたいに地鳴りがしてきた。
これはいかんとシャッターに走る。
凄まじい雨が斜め45度に降って入口がえらい事だ。
外に出してもいないワゴンが洗車状態だ。
あわててシャッターを閉め、ワゴンの吹き掃除だ。

これは少々天気が回復したように見えても油断はできない。
『天使降臨』のように光が射してきたとしてもシャッターは閉めておこう。
ややこしい天気め。

とはいえ、この天気のおかげで帰りにワゴンやノボリを片付けずに済んだ。
母も来なくていいというので、まっすぐ帰宅できる。
なんだか案外涼しいぞ。
よし、久しぶりに部屋でダンベル運動をしよう。






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もう
「まずは黙って最後まで聞きなさい」
という前置きで教えてもらった話だ。

私の住んでいるところは、今でこそ伊勢市の一部となっているが、
平成の大合併までは独立した“村”だった。
田んぼや畑の多い農村地帯で、土地を持っている人が多かった。

ところが、どこの農家でも同じだろうが、あとを継ぐ人があまりいない。
ご両親が亡くなったり、あるいは存命中でも農業をやめてしまうところがある。
すると農地は放置され、草に飲まれて荒れ果ててしまう。
そんな土地があちこちにできていた。

そういうところには、マンションやアパートが建つ。
遊んでいる土地があるとお誘いがあるらしい。
さて、ここにも同じような成り立ちのアパートがあった。
大家さんは50代の男性で、両親は亡くなり、結婚もしていない。

ここに一人のおばあさんが住んでいた。
けっこうな高齢だったので、この大家さんも気にかけていたようだ。
そうしている間に、二人は親しくなっていった。

となるとおばあさんというのはおせっかいをしたくなるものだ。
独り身でいる大家さんのことが心配になってきた。
なにしろ真面目で地味でおとなしく、女性に積極的になるタイプではなさそうだ。

「彼女はいないの?」

「いません」

「好きな人は?」

ここで大家さん、なぜかおばあさんに打ち明けた。

「○○という居酒屋にいる、20代ぐらいの女の子」


○○とは、私がここでいう『いつもの居酒屋』だ。
ということは、

Mえではないか!


ということは、大家さんは少なくともいつもの居酒屋に行ったことがある人だ。
もし、ボトルキープでもしていたら誰かわかるだろう。
それはあまりに気の毒なので、素性がわかる部分は伏せて、
ちょうど女将さんとMえしか店にいない時にその話をした。

2人とも私と同じようにびっくりしていた。
「この話、そこに行くの?」と。

ちなみにおばあさんは、
「20代は無理やからあきらめようね」
と慰めたそうだ。






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ワザだ
土曜日は計画的に動かなければならないと思っていた。
金曜までは不安定な天気で、日曜は確実に雨。
貴重な晴れの日だ。
しかも畑に肥料を混ぜ込んでからベストタイミングの2週間。
なんとしてもダイコンの種を蒔いておきたい。

あれは数年前、まだまだイケる、と思っていたナスやピーマンが台風にやられ、
仕方なしに片づけて、例年より早くダイコンを蒔いたことがあった。
この時のダイコンが大豊作だったのだ。
種袋の説明を読んだら、なんとお盆過ぎから蒔くことができるではないか。
それまでが出遅れていたのだ。


朝、早めに家を出て畑に寄る。
母へのお土産にナスとオクラを収穫する。
ホームセンターに寄ってダイコンの種を買う。
去年の残り種もあるのだが、本年度の第一弾なのだから新品を蒔いておきたい。
蒔き時が8月下旬から9月下旬というお徳用サイズを買った。

実家に行き、母を買い物に連れて行き、一緒にお昼を食べて、
ちょっと棚の片づけなんかをして2時頃に帰ってきた。
まだ日がきつかったので、落語なんぞを観て時間をつぶし、3時ごろに家を出ることにした。

その前に種の確認だ。
今日買った分だけでは足りないような気がする。
去年の残り種も持って行こう。
ダイコンの種は5センチ間隔で穴を開けて蒔いて行く。
新しい種と古い種を交互に蒔けば、間引きの時に自然と悪いものが除かれるはずだ。

あっ、去年の種の蒔き時は10月下旬から11月下旬になっているではないか。
この種ではなかったかと種入れの中を探すともう一袋あった。
『蒔き時、3月下旬~5月下旬』
夏ダイコンではないか。

これはいかん。
現場で足りなくなってあたふたするのはいやだ。
近くのホームセンターで買っていこう。
もう大袋は必要ないだろうから、小さいのを2袋買った。
種メーカーは違うが、蒔き時は8月半ばから9月いっぱいだ。


5メートルの畝2本とその半分の畝2本に5センチ間隔に種を蒔いた。
最初に買った大袋の種を半分も使わなかった。
まあいい、キュウリやオクラを片付けたら、第2弾、第3弾と蒔くのだから。

で、このネタを書くために、種袋の説明を再読して気付いたことがあった。
『去年の種の蒔き時は10月下旬から11月下旬』
と書いたが、これは収穫時期だった。
蒔き時はちゃんと8月下旬から9月下旬だ。
そりゃそうだ、なにしろ去年蒔いたんだから。
もう。






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夢見る
最近パソコンがお疲れで、動きが遅くなってきた。
歳を取ったのかもしれない。
それは、まだ若くてピチピチな私にとってイライラの素だ。

今のところで一番のイライラは右クリックだ。
私はヨンホンゲの絵を描いたあと、縮小して使っている。
元サイズの絵は保存して、縮小版は消してしまう。
この『消去』をするのに右クリックすると、青い輪っかがグルグル回っていて、
動作表示窓(というのか)がなかなか出ない。

ふと、画面の一番上を見ると『反応していません』といういやな言葉が出ていることがある。
私は、今お読みのこの文章を『メモ帳』に書いているのだが、
書き終わって保存しようとしたら『反応していません』が出て、書いたものが消えてしまい、
激烈に荒れ狂ったことが何度かあるのでこれがとてもきらいなのだ。
だから今では書き終わったらまず全文をコピーするようにしている。

こうなったらパソコンをちょっとでも軽くしたい。
こないだ突然画面に『エッジ』というものが現れたのだが、
今使っている『グーグル』のやつから乗り換えた方がいいのだろうか。
そしてグーグルを消したら多少は軽くなるだろうか。
その前に『インターネットエクスプローラー』は消してもいいのだろうか。


てなことを書いているが、私には去年の暮れに買った新しいパソコンがある。
買ってひと月ほど経ってから初充電し、それ以来6回ほど電源を入れてみたことがある。
こいつを使うようにした方がいいかもしれない。
なにしろこれはタッチパネルだから、ペンタブレットを使わずにお絵かきができるのだ。

起動させたら、青い画面が出て『休止モードに入ります』と出た。
どのボタンも反応しない。
『反応していません』の文字も出ない。
キーッとなって強制終了した。

これを何度か繰り返してから、説明書を見てみた。
充電しろということだった。
こうして買ってから9カ月たって二度目の充電をした。

今度は美しい景色の画面が現れた。
パスワードを入れろと出たので入れる。
『パスワードが違います』
これも大嫌いなことばだ。

3回間違えたのでしばらく使えなくなってしまった。
なんでだろう?
ちょっと探したら『脳』と書いたメモが見つかった。
やっぱりあのパスワードだ。
とすると大文字にする場所が違うのだろうか。

そこから2昼夜、まだ使えていない。






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底なし沼か
ウチの会社は8月が決算月だ。
最終の土曜日に棚卸しをおこなう。
とはいえ一日でできることではないので、8月は空いた時間に着々と進めていた。
おかげで空き時間の筋トレがずっとできずにいた。

棚卸し明けの月曜日、もう何もジャマされることはない。
堂々と…やっていいかどうかはともかく、筋トレをする時間がとれるようになった。
とはいっても一日にほんの数分だ。
たっぷり余裕の時間がないと、体を動かそうという気分になれないのだ。


月曜日は腕立て伏せをした。
火曜日は足とおしりの運動、バックランジをした。
水曜日は体を動かそうという気分になるほどの時間がなかったのでお休みだ。
木曜日には、おしりにキョーレツな筋肉痛が来た。
トイレに座ったり、机にもたれたりするだけで「ひい」と声が出るほどだ。

これがうれしい。
やった運動が筋肉に効いている証拠なのだ。
うれしくなって木曜の夕方には、チョー久しぶりの運動、
フォークリフトにつかまって体引き付け運動をした。
二日後には確実に広背筋が筋肉痛になるはずだ。


こんなにも健康的な日常に暗雲が垂れ込め始めた。
なんと、社長と部長が定期的にこの職場にやってくるようになるというのだ。
すでに店長の部屋に工事を施して、専用の席まで作られている。
社長の思惑では、最終的には本社の事務機能をこちらに持ってきたいらしい。

部長は私より若くて気さくな人だ。
私が筋トレをしていても「お~、熱心ですね~」ぐらいしか言わないだろう。
実は社長には腕立て伏せしているのを見られたことがある。
そのときも怒られることはなかった。
そりゃ、腕立て伏せなんてタバコを吸う時間より短くて、タバコより健康的なのだ。

しかし、社長が大嫌いなことがある。
道具を本来の目的以外の使い方をすることだ。
わかりやすく言うと、私がフォークリフトにつかまって運動をしていたら、
それは確実にキツイ注意を受けるということなのだ。

だから、以前フォークリフトで頑張っているのを店長に見られた時も、

「社長には見つからないようにな」

と言われた。
なにしろ社長は足音を立てずに突然来る。
だから私はフォークリフトを倉庫の奥に向けて、
一回体を引き付けるたびに、ひょいと顔をあげて外を確認しているのだ。
ああ、あごを引いたまま集中したい。






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敵多い
日曜日、買い物に行くのに玄関でちづるを「まだかいな」と待っていた。
すると奥からちづるの声が三連発。

「メガネ、ここに置いてあるけどいいの?」

「ちょっと、財布も忘れとるよ」

「車のキーもここにあるやないか!」

このように私は忘れっぽい。
特に行き先によってカバンを替えた時に問題が起こる。

出勤は着換えなんかも持つから大きめのカバンを持っていくが、
飲みに行くときにはできるだけ身軽になりたい。
畑にはメガネは必要ないが、買い物して実家に行くならエコバッグが必要だ。


飲みに行く約束ができた。
いつもの居酒屋ではないが、家からの距離は同じぐらいだ。
7時集合なので、一旦帰宅してシャワーを浴びてもラクラク余裕だ。

定時で終わり、車で帰宅した時は6時にもなってなかった。
庭の植物に水をやる。
ちづるに「やるときはたっぷりやるように」と言われているのでたっぷりやる。

さて、玄関の鍵がない。
そうだ、昨日買い物にいったとき、ポーチに移し替えたのだった。
ちづるに鍵を借りに行かなくては。
ちなみに、今日行く居酒屋はちづるの会社の近くだ。

LINEで『鍵忘れた』と送って置いたが、ちづるの会社に着いても既読になっていない。
会議があるといっていたから、始まってしまっているのか。
だとしたら電話をかけるのは良くない気がする。
さらに数本のLINEを送るが反応はない。

こんなことなら会社で着替えておけばよかった。
そのために着替えを置いてあるのだから。
よし、ちづるはあきらめて会社に行こう。

幸い誰にも見つからずに職場に入ることができた。
タオルをすすいで体を拭き、スーッとするやつでもう一度拭き、
常備の中で一番オシャレなTシャツに着替えた。
下が作業ズボンなのは仕方がない。
再びこっそり会社を出て、自宅へ車を置きに行く。


案外早く終了して帰宅。
ああっ、玄関の鍵がない!
そりゃそうだ。





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なにをして
日曜日はちづると二人で私の実家に行った。
実家はお隣の鳥羽市で、無料になった自動車専用道路を使うと20分ほどで着く。
着いたらまずは確認作業だ。

日付入りにしてもらってある薬を飲んであるかどうか。
血圧を測ってノートに記入してあるかどうか。
そして冷蔵庫と郵便物入れだ。

郵便物入れに何か難しそうなものが入っていた。
これはちづるに見てもらわなければならない。
どうやら医療費の還付金があるらしい。
手続きをしなければならないので持ち帰りだ。


マイナンバーが必要だということがわかった。
しかし、実家に届いたはずのマイナンバーが記された郵便物は行方不明だ。
となると、住民票を取るしかない。
母が市役所に行ってくれたら話は早いのだが、平日に母を連れていくのは無理だ。
ちづるが委任状を作成してくれた。

締め切りが近いのでさっそく行動に移す。
つまり、私が昼休みに鳥羽市役所に行くのだ。
昼休みギリギリ一杯、間に合うだろうか。
少しフライング気味に会社を出て、カレーパンを食べながら車を走らせる。
幸い市民課の来客は少なかったのですぐに書類を提出した。

「マイナンバーが必要ですか?」

「はい」

「でしたら、ご実家の方に郵送という形になります」

魚肉ソーセージをかじりながら車をぶっ飛ばして会社に戻り、
仕事が終ってから実家へ行く。
薬と血圧と冷蔵庫と郵便を確認してから、母に注意事項を伝える。

「明日かあさって、大事な郵便物が届くからちゃんと郵便物入れに入れておくように」

「わかった」

ということは明日か明後日も実家に来なければならない。
そして届いた住民票を持ち帰り、ちづるに書類を書いてもらう。
その書類は郵送すればいいらしい。
鳥羽市役所に。

で、還付されるのが900円。






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同レベル
9月は始まったが、まだまだ秋は始まらない。
みそか寄席も始まらない。
始まるのは、台風シーズンばかりなり。

本来なら、八月は東京から林家正雀師匠がおいでになって怪談というのが恒例だった。
しかしそれもお流れ。
もう何回とんだのだろう。
生の落語を聴いていないし、友人Fにも会っていない。


とにもかくにもカレンダーだ。


ゴンドラ9月


えーと、ベニスのゴンドラのつもりなのだが、地味だ。
本当はうっすら背景を描いていたのだが、余計にどこだかわからなくなり、
ごちゃごちゃするだけだったので省いてしまった。
それを数字でごまかそうとしたのが見え見えだ。

そうそう、いつも今ごろだ。
自分で描いた絵や文章を時間が経ってから見直してみると、
「なんじゃこりゃー」と赤面することがある。
考えてみたら、私のやってることは、

「一番赤面するのは何か月目でしょう」

という実験をやっているのと同じではないか。
結果は出た。
9カ月目だ。
なにしろ、夏は派手な絵が描けるから、特にそう思うのかもなあ。




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