いつもの居酒屋筋トレ部は最近メンバーが増えてきた。
『筋トレ部』などと正式活動のように書いたが、ただ同じジムに行っているだけだ。
言い出しっぺのMえ、最近ちょっとごぶさたのR子ちゃん、
そして最近通い始めた、Kちゃんの友人Qちゃん。
私がいろんな女子とくるので、同じジムで会う同級生も驚いている。
この女子三名はそれぞれ目的が違う。
Mえは運動神経はいいらしいのだが、体が細くてパワーがない。
介護の仕事では腕力も必要なので主に腕を鍛えようとしている。
家でも鍛えられるように、まずは腕立て伏せができるようになりたいのだ。
だから三種類のダンベル運動を一緒にしている。
R子ちゃんは来春卒業の女子高生。
目的はもちろんダイエットだ。
ウォーキングやランニングのあと腹筋をしたいのだが、起きあがり腹筋ができないらしい。
だから、マットで起きあがらなくていい腹筋を一緒にしている。
お腹の上、下、奥、横に効く4種の運動を短いインターバルで3セット繰り返す。
Qちゃんの希望は胸筋の充実だ。
娘さんに「胸が下がらないように鍛えた方がいい」と言われたらしい。
なので私が教えたのは、ベンチを使ったダンベル運動。
腕を開くタイプと上に突き上げるタイプの2種類を繰り返す。
この人達とジムに通ってわかったのだが、女子は筋トレの仕方を知らない。
そして、教えても自分一人ではしない。
必ず「いっしょにしよー」と言うのだ。
そしてやりながらいろいろと質問をしてくる。
特に質問魔なのがQちゃんだ。
次から次へと矢継ぎ早に思いついたことをなんでも話す。
ともかくダンベルを上げ下げしながらでもしゃべっている。
私は専門家ではないが、好きでやっているので知っていることは教えてあげる。
筋トレ本とミステリーガイドは何度読んでも飽きないので、枕元に常備してある。
「何で筋肉痛になるの?」
「切れた筋繊維が修復されるときに…」
「どんな腕立て伏せがいいの?」
「じゃあ手の幅を広めにして、出来ないうちはひざを付いて…」
「体幹ってどうやって鍛えるの?」
「ならまずこの運動を…」
こんな感じでその都度説明していると、
「こみやんスゴイ! そう言えば娘も同じようなこと言ってたわ」
ちなみにQちゃんの娘さんはサッカーで全国代表を目指すほどのアスリートだ。
なので地元を離れて遠い学校に行っている。
女の子なのに腹筋がバッキバキに割れているのだそうだ。
その娘さんに、電話で私とジムに通い始めた話をしたら、
「こみやん詳しいって。こっちに戻った時はジムに来るから一緒にトレーニングしよって」
若い筋肉フェチと、ケガをしないのが第一目標のおっさんを一緒にしちゃダメです。

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